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【竹林カップ】幻想のポイズン23【天才の壁】
[101]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 22:56:09 ID:??? 反町がしかし何か忘れているような……と考え込む一方。 永遠亭ルナティックスの面々もまた、オータムスカイズと同様作戦会議を開いていた。 ホワイトボードの前に立ち説明をするは、実質的な永遠亭ルナティックスのキャプテン――八意永琳。 ホワイトボードにはオータムスカイズ主力選手の写真……。 反町、リグル、幽香、妹紅、にとり、レティの写真が貼り付けられている。 永琳「もう一度確認するわ。 まずはあちらのオフェンス陣について。 これはもう、正直な話……あちらの2トップはこっちの数段上を行くほどの能力を持ってるわ。 私の目算では今大会で屈指のFW二人ね。 まあ、まずベジータとうどんげでは話にならないでしょう」 ベジータ「くっ……くそったれぇぇぇ!!」 うどんげ(師匠……はっきり言いすぎです……) 得点王ランキング2位に位置する反町に、反町の影に隠れて目立たないが強力なシュートを持つリグル。 前者は絶対的なシュート力を持ち、後者はポストプレイもこなせる意外に器用なプレイヤーである。 あまりFW陣が優秀とはいえない永遠亭ルナティックスよりも格段に上と言えるだろう。 永琳「次に風見幽香と藤原妹紅。 後者に関してはどこで来るかわからないけど……ボランチかDFが妥当でしょうね」 悟空「へへへ、妹紅と戦えんのか! オラ、ワクワクしてきたぞ!」 永琳「ワクワクするのは自由だけど、正面からぶつかろうとは思わないことね。 彼女のタックルは私でも5割強か6割の確率でしか抜けない程よ。 パスカットも上手いし、ディフェンスでは要注意。 また、風見幽香は全てをこなすオールラウンダーな選手。 キーマンは彼女よ、よく注意しておいて」 うどんげ「師匠、例の両サイドのMFはいいんですか?」
[102]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 22:57:30 ID:??? 永琳「彼女達はそもそもワンパターンの選手だから説明は不要でしょう。 出てくれば必ずサイドアタックからのセンタリングよ。 まあ、橙に関してはまず止められないと思った方がいいから……。 ボールが渡ったら奪いにいかず、ゴール前を固めなさい。 行くだけ時間と人手の無駄よ」 うどんげ(私もそんな事言われてみたい……) 永琳(まあ、問題は彼女達が出てくるかどうかね……ここまで全試合に出てきているけど……。 ドリブル攻勢しか出来ない彼女達が、この試合で2人も出てくるとは考えにくい……) 冷静に自分の能力と相手チームの選手の能力を比べた場合、永琳はまず自分にマークがつくだろうと予想をしていた。 そして、マークがつけば当然それだけ他のディフェンスが疎かになる。 その穴を埋める意味でも、ディフェンスを不得手とする静葉達は出場を見合わせ。 他にディフェンスが得意な選手を出してくるのではないだろうかと分析していた。 永琳(まあ、誰が出てくるか私に何人マークがつくかが問題ね……さて、それはともかく……と) 永琳「最後にこのディフェンスライン、河童のにとりと雪女のレティが要注意人物。 これはもう、慧音が2人いると思った方が早いわね」 慧音「うむ……にとりは私よりブロックに秀でる分タックルで劣り、レティは私と同等と思った方がいいだろうな」 永琳「それに、ここには貼っていない今大会で活躍を続けるチルノも要注意。 体力を多大に消費する代わりに完璧にブロックをする技を持っているわ。 下手なシュートは相手にボールを与えるだけね」 ベジータ「……まるでスター選手のバーゲンセールだな」 永琳「当たらずとも遠からず。 ここにいる選手以外もかなりの実力者達ばかりよ。 ある意味紅魔スカーレットムーンズや八雲一家よりもタチが悪いわ」 永琳の放った言葉に、思わず一同は息を飲む。 永遠亭ルナティックスと同じく、幻想郷に名を知らしめているチーム……紅魔スカーレットムーンズに八雲一家。 それらよりも更にタチが悪いと聞けば、恐怖心に苛まれても仕方が無い。
[103]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 22:58:42 ID:??? 永琳「紅魔なら中盤からロングシュートを撃てば入る。点取り合戦に持ち込んで手数を撃った方が勝ち。 八雲一家ならとにかく相手の貧弱な攻撃を防いでPKでも何でも八雲紫から1点を奪えば勝利。 でも、今回戦うオータムスカイズ相手に必勝の戦略は無い。 ワンマンチームでない強みね」 輝夜「どどどど、どーすんのよえーりん!?」 永琳「ご心配なく、ちゃんと策は考えてるわ。 必勝ではないにしろ、ね」 言いながら、ホワイトボードを裏返し綿密にマジックで戦術を書いてゆく永琳。 輝夜らはその文字を目で追いつつ何とか理解をしようと努め……。 慧音は少し目を細めて何やら考え込むような様子で、永琳を見つめる。 永琳「勝利の為には戦略が勝利の鍵。 駒の数はこちらも決して負けてないわ。 相手にサッカーに必要なのは高いシュート力でもドリブル力でもなく、チームワークだと教えて上げましょう」 うどんげ「は、はい!」 ラディッツ(勝てるかな〜……不安だなー……) 永琳の言葉に一同は賛同、今日の試合で勝って優勝だと盛り上がりつつ……。 そんな中、永琳は控え室のドア付近に立ち尽くしている人影に視線を向ける。 その人影こそが、今回永琳が呼び寄せた紅魔ルナダイヤルズからの助っ人。 今日の試合の勝利の鍵を握る、重要な選手。 永琳(さて、彼女の使うポイントは……)
[104]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 22:59:47 ID:??? 先着1様で、 永遠亭の切り札→!card !とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。 マークによって下記の表に従い分岐します。 JOKER→シェスター「輝夜姫と聞いてー!!」 日本大好きなシェスター、控え室に乱入! ダイヤ・ハート・スペード→永琳(切り札は隠すからこそ意味がある。まだ様子見ね……) クラブ→永琳(獅子白兎……いきなり投入しましょう)
[105]森崎名無しさん:2009/12/30(水) 23:00:08 ID:??? 永遠亭の切り札→ ダイヤQ
[106]森崎名無しさん:2009/12/30(水) 23:17:46 ID:??? おいシェスターwww
[107]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 23:39:33 ID:??? >永遠亭の切り札→ ダイヤQ =永琳(切り札は隠すからこそ意味がある。まだ様子見ね……) ==================================================================================== 永琳(手の内は出来るだけ隠せるなら隠せた方が有利……。 逆転の切り札を最初から見せる訳にはいかないわね) そう判断した永琳は、その助っ人の肩に手を置きつつ……。 こちらに目を向けていた慧音に視線を送る。 永琳(今日の試合……あなた達がどれだけ引っ掻き回せるかが勝負よ) 慧音(わかっている。 ……勝利の為ならば、反則以外でなら如何なる事もしよう。 今は私も、このチームの一員だからな) 永琳ら永遠亭ルナティックスが作戦会議を終えていた頃。 一方で観客席では今大会に出場をしたほぼ全てのチームの者達が観戦に集まっていた。 妬ましパルパルズ、地霊アンダーグラウンド、守矢フルーツズ、紅魔ルナダイヤルズ。 オータムスカイズ、そして永遠亭ルナティックスに惜しくも敗れた諸チーム。 彼女達がそれぞれ試合開始を待つ中で……この観客席の更に上部。 実況席の隣に配置され、選ばれた者しか入れない個室――。 VIP席にもまたこの試合の開始を待っている者達がいた。 幻想郷トップの実力を持つ者しか入れないそのVIP席にいた人物とは……。 魔理沙「くぁ……眠い。 ったく、何で自分が参加してない大会の決勝を見なきゃいけないんだ」 レミリア「…………」
[108]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 23:40:52 ID:??? 昨日まで完徹で研究をしてたから、と大欠伸をするのは幻想郷自称最速のCF――霧雨魔理沙。 そして、優雅に紅茶を飲みながらも静かに待つのは爆発的キック力を持つFW――レミリア=スカーレット。 そう、VIP席でこの試合を観戦しているのは、この二人。 しかし、このVIP席に彼女達を誘ったのは別にまたもう一人いた。 紫「楽しんでらっしゃるかしら〜、お二人さん」 魔理沙「楽しむも何も……まだ試合は始まってないぜ」 事件の陰にやっぱり八雲……でお馴染みの八雲紫。 彼女こそが魔理沙、レミリアを呼び出した首謀者である。 扉を開けて、魔理沙らの様子を見に来た紫に対し悪態をつくのは魔理沙。 彼女としては久しぶりに眠ろうとしていたところに紫に強引にこんな所に連れてこられたのだから当然といえば当然である。 一方、レミリアといえばちらりと紫に目線を向けただけで……特にこれといって激昂する訳でもなく。 ただ、小さくもはっきりとよく通る声で呟く。 レミリア「それで、八雲の。 一体これはどういうつもりだ?」 紫「どういうつもりとは?」 レミリア「決まってる、この状況だ。 私はつまらん試合を見ていられる程、暇じゃない」 紫「あらあら、お友達や従者は観戦に来てますのに……」 レミリア「パチュリー、それに咲夜はあの八意永琳とはライバルに近い関係だ。 あいつが出ている試合が気になるんだろう。 それに、三杉とかいう奴に幻想郷でのサッカーを見せてやる意味もある。 だが、私がこの試合を見る意味は無い。 八意永琳も私の敵ではない、観戦するだけ無駄だ」 魔理沙「っていうか、永琳が強いのは当然つーか今更だしな。 今まで散々見たんだから今更見ても意味無いぜ」 紫「あら……これはとんだ勘違いをされてるみたいね、お二人とも」 レミリア「なんだと?」
[109]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 23:41:55 ID:??? 紫の言葉に初めてレミリアは驚いた様子で……しかし、狼狽する事は無く。 今度は視線だけでなく顔を紫に向けてその表情を読み取ろうとする。 だが、やはり紫はいつものような胡散臭い笑みを浮かべるだけ。 レミリアは小さく舌打ちをしつつ、やや荒々しくカップをソーサーへと置く。 しかし、その次の言葉を受けてレミリア……そして魔理沙は更に驚きに目を丸くするのだった。 紫「これからあなた達が見るのは……あなた達に匹敵する、トップクラスの天才シューター」 レミリア「!?」 魔理沙「はァ!?」 紫(反町君……お膳立ては整ったわ。 果たしてあなたは、幻想郷を引っ張る二人のFWを……。 唸らせるだけの実力を、見せる事が出来るかしら?) 驚く魔理沙らを尻目に、窓からフィールドを見やる紫。 フィールドにはようやく選手が入場をしてきたところだったらしく、魔理沙とレミリアも紫に続き窓の外へと視線を向ける。 紫の言葉は未だに半信半疑ながらも……もしも本当ならばこの目で確かめたい。 魔理沙(私に匹敵する天才シューターだって?) レミリア(私としてはこの黒白と同列扱いされるのも嫌なんだがな……しかし……私に匹敵するほどの実力者だと?) 先着2名様で、 魔理沙の眼力→!card レミリアの眼力→!card !とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。 マークによって下記の表に従い分岐します。 JOKER→魔理沙(なるほど、うどんげの奴か……)/レミリア(兎、お前がNo.1だ……) ダイヤ・ハート・スペード→魔理沙(あいつ……そういや前に助っ人頼みに来た……)/レミリア(ただの人間にしか見えんが……) クラブ→魔理沙(リグル?なんだってこんなでかい大会に……)/レミリア(いつぞやの虫か……もしや、奴が……?)
[110]森崎名無しさん:2009/12/30(水) 23:43:33 ID:??? 魔理沙の眼力→ スペード6
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0ch BBS 2007-01-24