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【強襲!】キャプテン森崎35【ウルグアイ】
[276]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/24(日) 15:41:33 ID:KrXQwLC6 フライハイト「リョーマ・ヒノか…中々凄い奴だったな」 シュナイダー「ああ。出来ればバイエルンに欲しい位だ」 フライハイト「ビクトリーノはどうだ?ドリブラーとしては申し分無いが」 シュナイダー「FWとしてはシュート力が足りず、MFにしてはパスと守備が出来ない。微妙だ」 感心こそすれど恐れはしなかった者達。 全日本ユース対ウルグアイユースの試合は当事者達だけでなく周囲の者にまで多大なる影響を残す一戦だった。 マチルダ「バカモ〜ン!」 ポコポコポコポコ! ウルグアイメンバー「ぎゃあ!」「いでえ!」「ひいっ!」 マチルダ「なんたるザマじゃ貴様ら!決して勝てない相手ではなかったのじゃぞ!」 ダ・シルバ「痛い痛い痛い〜っ!」 ビクトリーノ「落ち着いてくれよ監督!」 マチルダ「これが落ち着いておられるか!特に火野、あれ程バカにしていた日本相手にこの体たらくはなんじゃ!」 火野「うぐっ…」 マチルダ「貴様ら全員覚悟しておけよ!合宿のやり直しじゃあ!」 ビクトリーノ「(ゲッ、またあの地獄の日々が!勘弁してくれよ…)」
[277]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/24(日) 15:42:04 ID:KrXQwLC6 いったんここまで。ここから次の試合までNPCシーンが多くなります。
[278]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/25(月) 10:16:18 ID:mrgf7Wbb 数分後の全日本ユースのロッカールームは静まり返っていた。 苦労して得た勝利に喜ぶのでも無く、切符を掴んだ決勝に向けて兜の緒を締めなおすのでも無く、 試合内容を反省するのでも無く、醜態一歩手前の結果しか出せなかった日向と三杉を責めるのでも無い。 思惑の差こそあれど、皆がチームドクターに手当てと診断を受ける森崎に目を集めていたのだ。 見上「どうですか?」 ドクター「…疲労骨折の前兆が見られます。このままだと腰椎分離症の恐れがあります」 森崎「ようつい…ぶんりしょうって何ですか?」 ドクター「簡単に言えば背骨の腰の部分がグラグラになっていて、その分周りの靭帯や筋肉の 負担が増して腰痛が頻繁に起きる様になる症状だよ。10代前半のスポーツ選手がなりやすいのだが、 君の場合中学時代とその後にどんどんトレーニングを激しくしていったそうだから遅れてやってきたのかも知れない」 森崎「…じゃあ、結論から聞かせて下さい。俺は明後日の決勝戦に出られるんですか?」 ゴクリ… 森崎らしいズバリとした質問に誰かが緊張の余り唾を飲み込んだ。森崎はそれが自分の喉が発した音でない事を願った。 ドクター「…一般人なら安静にして治療に励む事を薦める所だが、君は一般人ではないからね… お望み通り結論から言おう。『出ようと思えば出られるが、安全は保障しない』。これが私の医者としての答えだ」 見上「つまり、劇的に悪化するかも知れない。あるいは大して悪化しないかも知れないと言う事ですね」 ドクター「はい。我々医者はコンピュータではありませんし、スポーツ医学も万能ではありません。 次の試合に出たら50%の確率で深刻な怪我になる、などと言った都合の良い数字は出せませんよ。 ただ一つ言える事は、昨日のチェックの時点では特に気にしないで良かった程度の腰のダメージが 今は気になるレベルになっていると言う事です。試合で悪くなる事はあっても良くなる事はあり得ませんから」
[279]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/25(月) 10:16:42 ID:mrgf7Wbb 医者のため息混じりの言葉によって重い沈黙がもたらされる。普段は騒がしい全日本ユースの面々も この状況では誰も軽口を叩けず、見上が口を開くまで森崎もじっと黙っていた。 見上「聞いての通りだ森崎。今度はお前の意思を聞かせろ」 森崎「(決勝戦に出るか出ない、か…ぶっちゃけ、今日のザマじゃ俺抜きだったらボロ負け確定だな)」 見上「お前が出場したくないなら、私はその意思を尊重する。決めるのに時間が必要なら…」 森崎「いえ、時間は要りません。俺は出ますよ」 ザワッ… しかしいざ口を開いた森崎の態度は単純明快だった。 見上「ほう…」 早田「お、おい!良いのかよ森崎!?」 葵「ここで無理をしたら取り返しのつかない事になっちゃうかも知れないんですよ!」 森崎「(しめしめ、キャプテンらしさのアピールチャンスだ)」 そのあまりにもスパッとした決め方に周りが返って慌てだすが、森崎は取り乱さなかった。 むしろあざとい計算を働かせる余裕すらあった。 森崎「何を言ってるんだお前ら。ケガをしないスポーツ選手なんて何処にも居ないぜ? それに俺はもうじきパルメイラスのプロになる男だ。大事な試合の為には無茶をするのもプロの仕事の内だぜ」 三杉「…まあ、正論だね」
[280]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/25(月) 10:18:32 ID:mrgf7Wbb 森崎「何より俺はキャプテンだ。キャプテンがケガを恐れていたら誰も戦えなくなるだろうが」 岬「森崎らしいね」 森崎「お前らは黙って俺についてこい。心配すんな、次の試合が終わったらしばらく休むさ」 松山「お前なあ…はあ。先生、今日と明日だけでも出来る治療はありませんか?」 ドクター「湿布を貼り、コルセットをつけてもらう。それと、明日は絶対安静だ」 森崎「ええ〜、コルセット…変な噂が流れちゃいますよ。敵を勇気付ける様な事は…」 ドクター「大丈夫、上着の中に隠せるタイプだ。それ位はして貰わないと私の医者としての矜持に関わる」 森崎「それなら良いかな…」 気丈に振舞う森崎の態度に誰もが「どうせ言っても聞かないんだし…」と諦め混じりの安堵を得る。 森崎が望んだ様な敬意の視線は生まれなかったが、チームの士気はとりあえず安定した。 見上「(確かに森崎を今欠場させる訳にはいかない。何も起こらぬ事を祈るしかないな)」 それは”悪い可能性ばかり考えていてもしょうがない”と言う気持ちから生まれた安心感だったが。 森崎チーム内支持率:44→45
[281]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/25(月) 10:19:18 ID:mrgf7Wbb いったんここまで。
[282]創る名無しに見る名無し:2010/01/25(月) 12:01:55 ID:SQKQv0+a どき・・・どき・・・
[283]創る名無しに見る名無し:2010/01/25(月) 23:09:59 ID:R+txB89b この森崎になら抱かれてもいいw
[284]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/26(火) 17:49:46 ID:G9MD5yx7 ちょっと今後の伏線や予定の見直しをしたいので今日〜明日は 更新できないかも知れません。予めご了承下さい。
[285]創る名無しに見る名無し:2010/01/26(火) 21:31:30 ID:is0dE0f3 乙です 再開楽しみにしてます!
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0ch BBS 2007-01-24