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【強襲!】キャプテン森崎35【ウルグアイ】
[328]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 19:01:56 ID:DHWX9kYG 放送「しかし翼くん一気に二人抜き!素早いフェイントを駆使してからボールを脚で挟んで飛びあがり ポブルセンくんだけでなくカルツくんも抜いてしまいました!魅せます美技!」 観客「おおっ、翼が上がってきた!」「よーしそのままゴールだァ!」 若林「慌てるな!ストラットのマークさえ外さなければそれでいい!」 ハンブルグメンバー『おう!』 ストラット「(下がってボールを受けに行ってもこいつにロングやミドルは通用しない…ここは大人しくチャンスを待つしかないか)」 翼「(俺にDFを全く割かない!?まさか1対1の勝負を誘っているのか?)」 若林「(フッフフフ、来い翼。俺がディアスに受けた屈辱をバネに手に入れた力を見せてやる!)」 翼「(罠か…それともハッタリか…どちらにせよ、体力を節約する為にも接近戦を挑むしかない!)」 ダダダダーッ! 放送「おお〜っと翼くんそのままパスを出さずPA内に切り込んだ!ハンブルガーのDFは 皆ストラットくんについていて彼を止める事は出来ません!ピンチです!若林くん堪らず飛び出した!」 三杉「(ピンチ…?本当にそうなのか?なんだかわざと一対一に持ち込ませた様に見えたが)」 森崎「(ケッ、若林も翼も相変わらず目立ちたがり屋だ。両方ケガとかしねーかな…ん!?)」 ゾクッ! 翼「(!?なんだこれは!)」
[329]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 19:02:24 ID:DHWX9kYG 翼が上手く敵の隙をつき、GKと一対一になり絶好のチャンスを作った。 傍目にはそうとしか見えない光景が誕生した時、張本人の翼は突然凄まじいプレッシャーを感じた。 元々大柄な若林がまるで巨人の様に見える。帽子の下の鋭い眼光に射抜かれ、 自分の全てを見透かされている。そんな感覚に捕らわれたのだ。 若林「(ループシュートだ!)」 スッ… バシュウウッ! それでも翼の体は自動的に役割を果たした。彼の足はドリブルとほぼ変わらない小さな動作で ボールにドライブ回転をかけて蹴りだした。ブラジルに渡ってから自力で編み出した至近距離用のドライブシュートである。 中距離から全力で蹴る物程の威力は無いが、通常のループシュートより遥かに速く取り難い妙技だ。 若林「見切っているぞ!」 バッ! ガシイッ! 次の瞬間さも当然の様にボールは飛びあがった若林の右手に収まっていた。 翼「(馬鹿な…勘だけじゃあんな自信満々の反応は出来ない筈!それなら一体どれだけ早く俺の行動を見切っていたんだ!?)」 森崎「(わ、若林のヤロォ…!生意気な!)」 カルツ「(ホッ。どうなる事かと思ったが、頼もしくなったのう)」 若林「(俺はもうどんな弱点も残っていない。キーパーにとって圧倒的に不利な一対一もだ!)」
[330]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 19:03:49 ID:DHWX9kYG 一旦ここまで。
[331]創る名無しに見る名無し:2010/01/31(日) 19:16:29 ID:SYRGoc0q 唯一対抗できそうなところはPA内からの必殺シュートか ストラットにマークをつけまくってることからもミエミエだけど、 ミエミエすぎて必殺セーブか何か持ってそうな気がする そこまでパワーアップしてたらさすがにバランス悪いか
[332]創る名無しに見る名無し:2010/01/31(日) 19:21:15 ID:Z0p5xxzL 先読みスキルっぽいな 森崎も欲しいところだ
[333]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 21:24:17 ID:DHWX9kYG 放送「ふ、防ぎましたーーーっ!!大ピンチだった筈なのに若林くんはいともあっさりと翼くんの ループシュートを防いでしまいました!守備の連携ミスを帳消しにするスーパーセーブです!」 観客「うおお、すげえ!」「おい、あいつ森崎と互角なんじゃ…?」「失点する気配が全くしないぞ!」 フライハイト「…いや、あれは?」 シュナイダー「誘ったのかも知れんな」 翼「(やるね、若林くん。だけど俺も無策で一対一を挑んだ訳じゃないぞ)」 若林は翼が戻る前に攻めさせようとスローイングでメッツァに渡した。 そしてそれはあっさり通ったが、ドリブルでやや上がった所でメッツァは困惑する事になった。 メッツァ「…何あれ」 ザザッ! ダダッ! ポブルセン「てめえら、しつこいぞ!ついてくんな!」 ドトール「拒否する」 バビントン「君にこれ以上やらせないよ!」 マリーニ「お、俺だって!」 リマ「数の暴力だ!」 ポブルセンが4人もマークをつけられていたのだ。サンパウロはサイドバックのマリーニとリマを中央に寄せておき、 バビントンとドトールと協力して何時でもポブルセンに殺到出来る体制を整えていた。
[334]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 21:24:39 ID:DHWX9kYG メッツァ「(ポブルセンに渡した途端にドドッてやっちゃうつもりか。じゃあ向こう側は…一人。これならいけるかな)」 バシュウウウウッ! ギュルルルルル! 放送「メッツァくんまたサイドチェンジ!もう一度カペロマンくんに…あ、いやアマラウくんが飛びつき…」 アマラウ「こんだけ距離があれば…なんとかなるんだよォ!」 バッ! バチィイン! カペロマン「うへっ、高い!」 メッツァ「げっ…あのノッポ、思ったよりカット上手いや」 放送「弾きましたァー!アマラウくん良い位置を取りカペロマンくんのサイドアタックを未然に防ぎました! このこぼれ球はカルツくんがフォロー…した所に翼くんが迫ってきています!」 翼「行くぞカルツ!」 カルツ「…くそっ!」 バコッ! 翼「(パスで逃げたか。それでもいい)」 若林「(む…早くも手を打ってきたか。これは2点目は期待しない方が良さそうだ)」
[335]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 21:24:55 ID:DHWX9kYG ポブルセンを4人マークでけん制し、カペロマンへのパスはアマラウが遮断。そしてカルツは翼が相手をする。 得点力のある3人を封じ込める為の翼の作戦である。DFラインが高くなりFWのヤラとクラウスが裏を取りやすくなる 危険も伴うが、翼の目論見通りハンブルグは中盤のペースが乱され思う様に攻められなくなってしまった。 放送「前半30分、どうやらハンブルガーは勢いが鈍ってきた模様です。主力のポブルセンくんと カペロマンくんにボールを上手く回せず、更にカルツくんも翼くんにつかれて思う様にドリブル出来ていません」 ガシイッ! メッツァ「あっ!」 マウリシオ「よっしゃあ!」 放送「おおっとここでマウリシオくんメッツァくんからボールを奪いました! そしてメッツァくんのお株を奪うかの様なサイドチェンジ!プラトンくんに渡しました」 プラトン「(あのキーパーが飛び出してこれない位置に上げれば…)」 バコン! ストラット「よし!おりゃああっ!」 バッ!バシュウウウッ! ドガガガガッ! マイヤー・ハーネス・ゴンゲルス・リンツ『ぐああああっ!!』 若林「甘いぞ!」 ガシイッ! ストラット「くそっ!」
[336]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 21:25:31 ID:DHWX9kYG サンパウロの攻撃回数は増え、必然的にハンブルグは攻撃のチャンスを掴めなくなる。 マウリシオ「もいっちょ行くぜー!」 バビントン「マウリシオ危ない!」 マウリシオ「へ?」 ポブルセン「調子に乗るんじゃねえ!」 ズザザザ! ゴガァ! マウリシオ「ぐびゃ!」 放送「ここでポブルセンくんが自ら戻ってディフェンス!パワフルなタックルでマウリシオくんから強引にボールを奪い取り…」 グワアアアアッ! ジウ「えっ?」 ポブルセン「ここから全部吹き飛ばしてやる!」 放送「な、なんとポブルセンくん大きく振りかぶった!こ、これはクリアではなくシュートなのか!?」 バッギュォオオオオオオオオオオオオオオオオン!! 放送「撃った!自陣奥深くから無理やり撃ったーーーーーっ!!」
[337]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 21:26:17 ID:DHWX9kYG 35分頃、業を煮やしたポブルセンが自力でボールを奪い返した後 翼やドトールに近づかれる前に80mはあろうかと言う距離でマーダーショットを撃った。 ドガアッ!ドガアッ!ドガアッ!ドガアッ! ドトール「ぐぐぐ…!」 バビントン「いたああ!」 マリーニ「ぶぼばっ!」 リマ「ひぎゃー!」 ギュォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン! ヒュルルルル… レナート「取るっ!」 バッ! バシッ! ポブルセン「な…なにィ!?」 カルツ「バカ!いくらなんでもそんな距離から入るか!」 カペロマン「まあ、ザコGK相手なら入ってただろうが…」 しかし強力なシュートでもあまりに距離があり過ぎれば威力が落ちて防がれる。 ポブルセンの無謀な試みは徐々にサンパウロが波を押し返してきている証だった。
[338]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 21:27:18 ID:DHWX9kYG 今夜はここまで。また明日お会いしましょう。
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0ch BBS 2007-01-24