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【守矢杯】森崎が幻想入り 10話目【嵐の予兆】
[716]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/03(水) 16:02:33 ID:W5wJQlks 挑発的な視線を森崎に投げる幽香。 森崎はこの時気づいていなかったが、幽香は「有利」だとは言ったが「勝つ」とは言わなかった。 無論、勝利する自信が無い訳ではないが、勝つと断言できるほど容易い相手でもない。 幽香のこの言葉は、彼女なりの強敵への賛辞であった。 森崎「……ああ、問題ない」 幽香「それは良かったわ。それじゃあ、私を受け入れるのかどうか、そろそろ決めてくれないかしら? できれば今すぐに。私だって、ここがダメだったら身の振り方を考えなきゃいけないし」 そう言って、幽香は既に冷め切った紅茶を優雅に口に運んだ。 一瞬眉を顰めるが特に文句は出ない辺り、味自体は気に入っているらしい。 森崎「(そうだな。そろそろ日が沈んできたし、ここらが切り上げ時か。 さて、俺の結論は……)」 A 幽香をチームに加える B 幽香をチームに加えない *先に「3票」入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません。
[717]森崎名無しさん:2010/03/03(水) 16:03:23 ID:jNaHrugQ A
[718]森崎名無しさん:2010/03/03(水) 16:03:51 ID:D9Z6kpN2 B
[719]小田ジュニア:2010/03/03(水) 16:03:57 ID:F3qT49+Y A
[720]森崎名無しさん:2010/03/03(水) 16:04:34 ID:jJ9VqT4w A
[721]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/03(水) 20:17:30 ID:W5wJQlks A 幽香をチームに加える 森崎「……判った、是非チームに加入してくれ。これから宜しく頼む」 幽香「ええ、こちらこそ。よろしくお願いするわ、キャプテンさん」 差し出された森崎の手を、やんわりと握り返す幽香。 問題に決着がついたことで、それまで張り詰めていた部屋の空気が一気に緩和された。 中山「ふぅ……上手く話が纏まったようで良かったよ」 中山が開口一番に溜息をつく。 先程からずっと黙って聞いている立場だったが、内心では気が気でなかったのだろう。 メリー「ええ、後は皆に上手く伝えるだけね。どうせそろそろ夕食だし、その時でいいかしら?」 幽香「夕食? 何よ、その時までここに居なくちゃいけないの?」 面倒くさそうな表情を隠しもせずに問い返す幽香。 だが、そんな彼女に対してメリーは更に追い打ちをかけるように続ける。 メリー「……? 何言ってるの、今日からここに住むんでしょ?」 幽香「訳がわからないわ。なんでそうなるのよ」 メリー「なんでと言われても……うちのルールだから、貴方にも従って貰うわよ。ねぇ、森崎?」 森崎「あ、ああ……そうだな(ルールだったか……?)」
[722]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/03(水) 20:20:41 ID:W5wJQlks 家のことになると途端に押しが強くなるメリー。 以前にも「100人くらいこの家に住んでいたら楽しいわね」などと言っていた彼女だが、 仲間になったとはいえ幽香にすら躊躇わずに同居を勧める辺り、どうやらあれは本気だったのかも知れない。 幽香「私はそんなの聞いてないわ、無効よ無効。大体、練習と試合にだけ出ればそれで問題ないでしょ?」 ガタン、と幽香が勢い良く立ち上がる。 付き合っていられないといった感じに首を振り、そのままくるりと背中を向けて玄関へ向かおうとする。 しかし…… メリー「……ねぇ、仲間とは友好的に、でしょう? 大会はもう明後日よ。明日の練習だけで皆と友好を深められるかしら。それとも、もう約束を反故にする?」 もちろん、プライドの高い幽香がそう簡単に前言を撤回するはずが無いという事を見越した上での発言である。 ……が、そうとは判っていても彼女相手にここまでの物言いが出来るメリーもまた只者ではない。 中山「(交渉、メリーさんに任せておいた方が良かったんじゃないか……?)」 幽香「……っ!」 一瞬、今にも跳びかかりそうな形相を見せた幽香だったが、 すぐに冷静さを取り戻し、ガン! というとてつもなく大きい音と共に椅子に座り直した。
[723]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/03(水) 20:22:17 ID:W5wJQlks 幽香「……紅茶、冷めてるわよ。早く持ってきなさいよ」 そっぽを向きながら、ずい、とソーサーごとカップをメリーの方へと押しやる。 幽香「部屋の場所は選ばせてもらうからね。あと、勝手に部屋に入ったら殺すわ」 メリー「ええ、判ったわ。それじゃあ改めてよろしくね、幽香」 幽香「はいはい。……もう良いから、早く紅茶」 幽香がしっしっ、と手を振って追い払おうとするのを受け流しながらにっこりと笑うメリー。 こうして、がんばりフォーレスツにまた新たな仲間が加わったのだった……。 *風見幽香ががんばりフォーレスツに加わりました。
[724]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/03(水) 20:23:23 ID:??? _,,... --──-- 、.,_ ,..:'"´;;;__:::::::::::::::__::::::::`ヽ. /´:::::::::::::::`ヽ/´:::::::`ヽ::::::::ヽ 、_,.イ::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::';::::::::::', . ヽ::::;:::::/:::::/:::::;!::::::::;::::::::::::::::::::::i::::::::::::' /:/:::::;':::::メ、:::/|::::::/!:::::::|::::';:::::::|::::::::::::| レi:::::::|:::/'i`ト、.|__/ |::::::-!‐;ハ:::::ハ::::::::::| ヽ、::!;ハ jり ァ‐rァ‐ r |/::::i:::::::::'; ハ:;7 " . 弋_ソノ|:::::::|:::::::::ハ ,イ:::::ト、 、 ゙ /:::::::}:::::/::::| {::::::|:::\  ̄ /イ:::::;イ:::/::::::ノ )ノi::::/::i`:::‐rァ、 '´ /_|/>レ'=く:( i/ヘ/ヽ|;/fヘ、 / ./X:/ ̄`ヾ 〈 /ヽ」こ|_/X.:.;' ', ∨X:/ i.:.:.:.X.:.Xi | ,'X:/ |:.X:.:.:X:.| ノ ヽ∧ /i.:.:.:X.:.:.:ゝ、_,, -‐〈 \Y `!X.:.:.X',.:.∧ '、 <ヽ |.:.:.:X.:.:∨:/\ | /Xヽ〉=>―‐<イ/X.`:,ノ /X.:.:.:/|.:.:.:X.:.:.:X.:|/X.:.:.:X.:'; /X:.:.:X/:.:;X:.:.:X.:.:.:X!.:.:.:X.:.:.:X';
[725]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/03(水) 20:24:24 ID:??? 【風見 幽香】(かざみ ゆうか) 所属:今昔幻想郷→がんばりフォーレスツ 配置:MF 特徴:本人の嗜好を表すようなラフプレイ 性格:「大量殺戮も遊びの内」などと嘯くほどの危険人物だが、味方のうちはある程度安心。 概要:花を操る程度の能力を持つ妖怪で、自称・幻想郷最強。 周囲からは凶悪な妖怪と認識されており、人間・妖怪問わず恐れられている。 能力は戦闘向きではないが、純粋な妖力・魔力で他者を圧倒する。 良くも悪くも話題性のある彼女ががんばりフォーレスツに加入したことで物語がどう動くのか、 中の人としても楽しみなところである。
[726]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/03(水) 22:37:52 ID:W5wJQlks そして、夕食。 新しい仲間である風見幽香のお披露目は、 順調とまでは言えなくとも、概ね大した波乱もなく進もうとしていた。 メリー「どう? お味の方は」 幽香「……悪くないわ」 最初はメリー宅に滞在することに対して不満そうにしていた幽香も、 夕食のために皆が集まってきてからは敵意を振りまくことも無く、今は静かに夕食を楽しんでいた。 ミスティア「(……むむむ)」 メルラン「(だ、だいじょうぶよね? 森崎もへいきって言ってたし……)」 リグル「(う、うん。多分……)」 幽香の席から最も遠いところで、肩を寄せ合うようにして座っているのはFWトリオ。 彼女たちは真っ先に一番離れた席を選んだものの、やはり気になるのかちらちらと彼女の方を横目で伺っている。 幽香の方も一応好意的に接しようと努力しているのか、 そんな彼女たちに文句を言うでも無く、黙って自分に集まる視線を受け入れていた。 森崎「(あっちの方は時間があれば解決しそうだな。どちらかというと、問題は……)」 森崎はFWトリオから視線をずらし、そのすぐ横に座っているレティの様子を伺った。
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0ch BBS 2007-01-24