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【守矢杯】森崎が幻想入り 10話目【嵐の予兆】
[989]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/05/08(土) 21:40:58 ID:??? 森崎「メルラン、鍵は閉めたか?」 メルラン「バッチリ。それじゃ行こっか」 リグル「オッケー、今からなら歩いても余裕で朝礼に間に合うね」 森崎「……いつもは歩いてじゃ間に合わない時間に出発してるのか?」 ミスティア「いや、まぁその。稀によくあるというか……ちょっとリグル、余計なこと言わないの!」 元気な三人の後ろに森崎が遅れてついて行く形で、一行は幻想入り女学院へと出発する。 森崎家から学院まではゆっくり歩いても30分ほど。始業には十分に間に合うだろう。 ミスティア「にしても、メルランは良いわよね。森崎先生と一緒に住んでて」 一番先頭を歩いていたミスティアが、顔だけ振り返りながらそう言った。 メルラン「そう? ……うーん、小さい時から一緒にいるからわかんないや」 リグル「定期テストの原稿とかこっそり見れたりしない? ……あっ、まさか最近メルランの成績が私達よりちょっとだけ良いのは……」 森崎「……学年が違うだろ。第一、テストの原稿なんかわざわざ家に持って帰らないっての」
[990]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/05/08(土) 21:42:33 ID:??? リグル「むむむ……」 メルラン「あっ、でも家でたまにお兄ちゃんに勉強教えてもらってるから。もしかしたらそのせいじゃない?」 ミスティア「ええっ、ずるいずるいっ! 森崎、それって贔屓じゃない?」 リグル「そうだー、贔屓だー! 格差社会反対ー!」 メルランの言葉を聞き、不平を鳴らす二人。ミスティアはともかく、リグルはただ追従しているだけな気がしなくもない。 森崎「……頼まれれば誰にだって教えるけどな。 お前ら、この前勉強会とか言って俺の家に来た癖に、遊ぶだけ遊んで帰ったろ……」 最初は勉強していたものの、 気がつけば某電車ゲームの99年モードをぶっ通しでプレイ(森崎含む)していた日の事を思い出し、森崎は溜息をついた。
[991]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/05/08(土) 21:43:37 ID:??? ミスティア「こ、今度はちゃんと勉強するから! だからまた遊びに行ってもいいでしょ?」 森崎「その発言からして既に勉強する気がないのが見て取れるが、まぁメルランも居るし来るのは構わん。 だが、それはそれとして敬語を使え」 リグル「やったぁ! 森崎先生って何だかんだで優しいよね。……もしかして、女の子が好きだから先生になったとか?」 メルラン「ちょっ、リグル?!」 森崎「……なるほど、リグルはそんなに生徒指導室に行きたいのか。良いぞ、後で上白沢先生に伝えておこう」 リグル「……へ? ゴ、ゴメンナサイ! もう言わないから! あの人の頭突き洒落になんないからやめてー!」 ミスティア「ちょっとリグル、どこ行くの?!」 意味もなく走り出すリグルに、追いかけるミスティア。そしてそれを笑いながら見守るメルラン。 そんないつもの光景を見ながら、森崎は内心でこう思った。 ……ああ、また今日もいつも通り波乱万丈な一日が始まる、と。
[992]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/05/08(土) 22:37:14 ID:??? ……………… レミリア「……む。幼くて健気なタイプが受けるのかしら? ……意外ね」 パチュリー「比較対象があの宇佐美蓮子と、もはや忘れ去られてるであろう八雲藍じゃあ、少しフェアじゃないわね。 私見だけれど、もう少し様子を見た方がいいんじゃないかしら」 レミリア「そ、そうよね。それじゃあ次は……」 ……………… キーンコーンカーンコーン……コーンカーンキーンコーン…… チャイムと同時に、森崎は自分の受け持ちクラスである3年G組の扉を開けた。 それまで席を立って私語をしていた生徒たちも、森崎の姿を認めると自主的に自分の席へと戻っていく。 森崎「それじゃあ朝礼を始めるぞ。学級委員、礼を頼む」 アリス「はい。起立! 礼!」 学級委員であるアリスが号令をかけると、ガタガタッと皆が立ち上がり、一礼する。淀みの無い動きであった。
[993]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/05/08(土) 22:38:27 ID:??? 森崎「よし、着席。欠席者は……と、なんだ。小町と幽香が居ないじゃないか」 アリス「小町は居ますよ? 突っ伏して寝てますから先生からは死角ですけど。 ……幽香は学校に居るのは見かけましたから、どこかでサボってるんじゃないですか?」 少し苛立たしげに、教卓の正面に座っているアリスが言う。 風見幽香は幻想入り女学院には珍しく、素行があまりよろしくない生徒である。 生徒・教師と、相手を問わずに常にいざこざが絶えず、故に生徒達からは「風見幽香に近付くな」とすら言われている。 優等生のアリスは、そんな彼女の事を許せないのだろう。 実は幼馴染だとか、過去に幽香から手酷い暴行を受けただとかいう話をよく聞くが、その真相は担任である森崎すら知らない。 森崎「(……友達が少ない所はよく似てるんだけどなぁ)」 鈴仙「……先生、顔に出てますよ」 アリス「……?」
[994]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/05/08(土) 22:39:53 ID:??? アリスと同じ前列に座る鈴仙に指摘され、森崎ははっと表情を指摘される。 いくら新米教師とはいえ、生徒に表情を読まれるとはあまりに情けない。 森崎「……ごほん。それじゃあ今日は特に連絡事項は無いから出席確認だけだな。 もう少ししたら一限目の先生が来るだろうから、それまで静かにしているように」 手短にそれだけ言うと、森崎は再びガラガラと扉を開けて廊下に出る。 窓から覗く空は雲ひとつない快晴。教室とは違い、ひんやりとした空気が肌に心地よい。 森崎「(……ふぅ、危なかった。俺って、もしかして表情に出やすいのか? それはともかく、今日の予定は……」 懐から手帳を取り出してページを捲る森崎。 学院教師とはいえまだまだ新米。三年の授業しか受け持っていないので、そう毎日授業があるわけではない。 授業が無い日は終礼まで暇なので学院内で適当に暇を潰す事になるが、今日は…… A 授業がある。 B 授業はない。 *先に一票入った選択肢で進行します。
[995]森崎名無しさん:2010/05/08(土) 22:42:23 ID:sOb1nkpY A
[996]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/05/08(土) 22:48:38 ID:??? あ、テスト云々言わせてしまったから体育教師にできませんね……。 適当に文系教師で良いでしょうか? というか、このスレ中に終わりませんね。見切り発車過ぎたか……
[997]森崎名無しさん:2010/05/08(土) 22:54:39 ID:??? むしろ本編もラブラブ解禁で!
[998]森崎名無しさん:2010/05/08(土) 22:57:48 ID:??? スポーツ理論のテストとか・・・ないかな?
[999]森崎名無しさん:2010/05/08(土) 23:02:20 ID:??? 中高とも体育で筆記試験はあったな
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0ch BBS 2007-01-24