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【努力は】幻想のポイズン24【天才を超えるか？】
[795]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To ：2010/01/16(土) 19:22:52 ID:??? ＞Ｄ．解決策についてもっと深く話し合ってみる ======================================================================= 反町（そうだな、解決策について……もっと踏み込んで話し合ってみよう） とにかく現状、どうするのが一番の良策なのかという道しるべが欲しい。 その為にもリグル、穣子を交えているこの場で策について練るのが一番だと判断した反町は。 もう一度、解決策について振り返ってみようと二人に話しかける。 二人もまだ話し足りないことがあったのか、一つゆっくりと頷くとその口を開き。 まずは先ほどの６つの策をもう一度繰り返しながら、補足をしていく。 穣子「まず、『幽香を抜きで姉さん達を説得する』案について……。 これは、本当にお手軽。 やるなら、何なら今日の夜にでも出来ない事は無いわ」 反町「ふんふん……そうだな、俺達だけで話し合うって事だからな」 穣子「成功率もそこまで低くは無い。 ただ、成功しても旨みが余り無いってのが私の予想よ。 はっきり言って、現段階で反町は姉さんにも橙にもそこまで信頼されてないしね」 反町「ええっ！？」 思いがけぬ穣子の言葉に、反町はショックを受けつつ……。 しかし、それも致し方ない事なのかもしれないと納得をする。 そういえば昨日の宴会でも、橙の様子はやや反町に心を許していないというものだった。 尊敬はしてくれてはいるのだろうが、しかし身近な存在とは感じてくれていないのだろう。 反町（これはショックだなぁ……でも、穣子の言いたい事もなんとなくわかるぞ） にとりはともかくとして、現段階で反町が静葉達に説得をしても……。 例え言い分を聞いてもらえたところで、そこまで抑止力にはならないという事だろう。 反町を彼女達が信じていないという事は、つまり反町の言う事を信じていないという事。 そこで再び幽香が奇行などに走れば、更なるバッシングを受けるだろう。
[796]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To ：2010/01/16(土) 19:24:23 ID:??? 穣子「つまり、これのキーポイントはあんたの言葉を姉さん達が信じるかどうかって事。 一回信用されても、幽香がすぐに奇行に走ったら評価は一気に下降ね。 最悪の場合橙なんかは藍のトコに行っちゃうかも」 反町「そ、そうか……」 穣子「次に『幽香を交えて話をする』場合は、さっきのにプラスして幽香の心が姉さん達に通用するかどうかって事ね」 しかし、これもまた難しいといえば難しい。 反町とて、幽香が決して悪い人ではない(いい人でもないが)という事は十二分にわかっている。 だが、一度「悪い奴」と貼られたレッテルを剥がすことは大変に難しく。 幽香がどれだけ誠心誠意にとり達に説得が出来るかが鍵となるだろう。 穣子「それに、場合によっちゃこれも戦争になるかもしれないわ。 幽香がマジギレしたら……」 リグル「うん……そうだね、多分、幻想郷最後の日だね」 反町（さらっと恐ろしい事を……しかし、とにかくこれは幽香さん次第という事か。 でも、一番いいのはこういう当人同士に話させることなのかな？） 穣子「そして、３つ目の『オータムスカイズ全員で話し合う』……。 これは、ある意味うちのチームらしい解決策だとは思う。 チーム方針にも、合ってるしね」 オータムスカイズの方針は、皆で仲良く楽しくサッカーをしようというもの。 それを考えれば、確かにこの策は揉め事を全員で解決しようという辺り。 オータムスカイズ"らしい"解決策とも言えるだろう。 それでも、やはりデメリットの面は非常に大きい。
[797]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To ：2010/01/16(土) 19:25:37 ID:??? 穣子「これに賛同してくれる奴は、本当にこのチームに愛着……要するにあんたに靡いてる奴くらいよ。 そうでない奴は、多分だけど派閥に分かれる。 全面戦争になる可能性も高い」 反町「そうか……穣子の予想では、どうなんだ？ その、派閥とかは……」 穣子「ぶっちゃけ、両陣営もほぼ数ではイーブンになるんじゃない？ 中立になってくれるだろう奴の数も多少なりといるかもしれないけど……まあ、多くは無いでしょ」 ここまで作り上げてきた、オータムスカイズ。 そのオータムスカイズに対して愛着を持っておらず、派閥を作ってしまうというのは……。 やはり反町のキャプテンとしての指揮が悪かったからだろうか？ 思わず落ち込みそうになる反町に、しかし穣子はでこぴんを一つしてから更に話を続ける。 穣子「多分だけどね、姉さん達もあれでオータムスカイズの為にってのが空回りしてるだけなのよ。 そして、それに賛同するだろう派閥の面子は、あんたじゃなくて姉さん達を信じるだろうってだけ」 リグル「幽香もそうだよ。 幽香は、このチームの事をいっつも考えてる！」 穣子「その歯車がちょっとかみ合わなくなってるだけなのよ……。 だから、まあ、あんたがここまで作ってきたオータムスカイズが誰にも愛されてないチームって訳じゃないわ。 いい？ わかった？」 反町「あ、ああ……」 穣子「ならそんな顔しない！ お芋チョップ！」 反町「いたっ！！」 脳天に必殺のお芋チョップを受けた反町。 思わず痛がる反町を穣子とリグルは笑みを作って見やりつつ、更に話を続ける。 穣子「次に『放っておく』って事だけど……まあ、これは早々簡単ににとりや姉さんも何か計画を実行しようとはしないだろうし。 それを考えれば、ある意味間違ってはいない策」 リグル「ただ……多分、放っておくと色々と弊害が出てくるとは思うよ」 反町「うん……そうだな」
[798]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To ：2010/01/16(土) 19:26:45 ID:??? 現状のまま放置すれば、一応表面上は何も問題ないようにはなるだろう。 しかし、それでも内部的にはにとりたち……場合によっては幽香達にもストレスが増えるだろうし。 そうなっては、いつか大爆発をして悲惨な事態になってしまうかもしれない。 現時点でも、竹林カップでは頻繁に作戦などを立案し貢献していた幽香。 思い返してみれば、あの時からにとりなどはそれに対抗するような案を同じく提案してきていた。 どちらかを取るような事を続ければ、一方の反町に対する感情は下がっていく事だろう。 反町「それは確かに問題だ……それに、これは根本的解決にはならないもんな」 穣子「そうね。 ……で、次に『どちらかを追い出す』って事だけど……。 これはもう、一種の博打よ」 静葉・にとり・橙を追い出す。或いは、幽香を追い出すというこの策。 何かが起こる前に事前に追い出せば確かに大きなダメージは受けないかもしれない。 だが、それでも少なくないダメージを負ってしまうのは目に見えている。 どちらの陣営も、既にオータムスカイズには必要不可欠な戦力を持ったメンバーが揃っているのだ。 穣子「それに……私達も、こればっかりは嫌だしね」 リグル「うん……皆でサッカーしたいよ」 反町「ああ、俺もそう思う。 ……とにかく、これは最終手段だな」 リグル「うん。 ……ああ、それで最後……。 『幽香の力をセーブしてもらう』って事だけど……。 これもやっぱり、かなり難しいんだよ」 まず、幽香に力をセーブしてもらうにはそれについて納得をしてもらわなければならない。 無論、リグルと反町、レティや穣子が揃って頭を下げれば渋々ながらも幽香も納得するかもしれないが……。 それでも、リグルやレティ、幽香を慕う者にしてみれば幽香が本来の実力を発揮出来ないというのは。 やはり見ていて気持ちのいいものではないだろう。
[799]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To ：2010/01/16(土) 19:27:50 ID:??? リグル「それに、力をセーブしちゃうと幽香は何も出来なくなるよ。 折角覚えたドリブルも下手になるだろうし、パスだって橙と並ぶくらいじゃないかな？ ディフェンスに関しては、多分橙達以上に下がると思う。 ……多分、総合的に見た場合サンタナとかと変わらないか、ちょっと下まで落ちると思うよ」 反町「そ、そんなにか？」 リグル「うん、だから……提案しててなんだけど、私は反対なんだよ、これ」 幽香が喧嘩サッカーを封印し、大人しくなればその能力は格段に下がり。 技も使えず、能力的には妖精トリオとほぼ同じ程度にまで下がるという。 しかも、それはあくまで力をセーブしているからなのだから。 練習をしてもこれといって技術が上がる訳でも無く、選手としての格は現行のままらしい。 それはつまり、今後幽香をこのチームで飼い殺しにするというのと同義である。 反町（うーん……やっぱり、どれもこれもメリットデメリットがあって選ぶのが難しいな。 ……今すぐに選べって訳じゃないから考える時間はあるとしても。 それだって無限じゃない……。 ……さて、それはともかく次は何を話そう？） Ａ．派閥が出来たら具体的にどういう形になるか聞く Ｂ．この中立派閥の存在は誰かに知られているのかと聞く Ｃ．反町はどのようにすべきか意見を聞いてみる Ｄ．その他 自由投票枠 先に３票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。 ※あと１回会話できます。
[800]森崎名無しさん：2010/01/16(土) 19:37:50 ID:kH8wRs5A A
[801]森崎名無しさん：2010/01/16(土) 19:39:54 ID:76tYWdbY A
[802]森崎名無しさん：2010/01/16(土) 19:41:28 ID:SfO4Aydk A 頭と胃が痛くなってきた 幽香加入のジョーカーな時みたくいかないもんかね…
[803]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To ：2010/01/16(土) 20:03:23 ID:??? ＞Ａ．派閥が出来たら具体的にどういう形になるか聞く ===================================================================== 反町「もしも派閥が出来たら、どういう風になるんだ？」 何事も最悪の事態を想定して動くのが最良だろうと判断する反町。 穣子とリグルもそれは重々承知なのか、すぐさま頷き。 自分達の考え・予測について、色々と話し始める。 穣子「まず、確実に姉さんと橙、にとりは幽香に反旗を翻す……言うなら、『反幽香派閥』を作るでしょうね。 こうなった場合、これにつきそうなのは……まず妖精１。 それに、もしかしたら妹紅も一緒になるかもしれないわ」 反町「妹紅さんも！？」 穣子「あいつは単純な上、姉さんとも仲がいいしね……。 姉さん、弁は立つから……。 そういう点では、多分姉さんの派閥についちゃうかも」 良く言えば純粋、悪く言えば単純な思考回路を持つ妹紅。 今まで人との係わり合いを避けていたせいか、その傾向は凄まじく。 現状の空気すらあまり読めていないのだから困り者ではある。 そこに、言い方は悪いが静葉が上手く説得をすれば確かにそちらに転ぶ可能性は高いだろう。 穣子「サンタナ、ヒューイは読めないわね。 ただ、場合によっては妖精１と揃ってそっちに転ぶかも。 でも、あいつらは反町にも懐いているから……ちゃんと説得は出来るかもしれないわね」 反町「そうか……」 リグル「次に幽香の方だけど、まずメディスンは確実かな。 それにリリーＷ、リリーＢ……今は中立派だけど、事態が深刻になったらレティもそっち側につくだろうね」 反町（レティさんは最悪の場合は幽香さんにつくか……まあ、そうだろうな）
[804]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To ：2010/01/16(土) 20:04:26 ID:??? リグル「それと、チルノもにとりを嫌ってるからまず間違いなく幽香の方に行く。 それにくっついて、大妖精も一緒に幽香につくと思うよ」 反町「そうか……」 チルノがにとりを嫌っているというのも反町にとっては驚きだったのだが……。 それ以上に、これ程までに水面下で派閥構成(彼女達にしても意図的では無いだろうが)がされているのかと思うと。 やはり反町としても気が滅入ってしまう。 穣子「ただ、動きが完全に読めないのが椛なのよね……」 反町「え……どうしてだ？」 穣子「あいつも、にとりたちとは仲がいいけど……割とドライなところもあるのよ。 それに、オータムスカイズにそこまで愛着がある訳じゃない。 最近じゃ試合に出れて無いから、鬱憤や不満も溜まってると思うしね……」 反町（それはつまり、どっちにもつかず、俺達にも協力してくれないって事なのかな？） 穣子（場合によっては、いの一番に離脱する可能性が高いのよね……椛。 ……本当、どうしたもんかしら） ・幽香派閥 幽香、(レティ)、メディスン、リリーＷ、リリーＢ、チルノ、大妖精 ・反幽香派閥 静葉、橙、にとり、妖精１ ・反幽香派閥の可能性あり 妹紅、ヒューイ、サンタナ ・？？？ 椛 ・中立派 反町、穣子、リグル、(レティ)
[805]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To ：2010/01/16(土) 20:05:31 ID:??? 反町（こう考えると……妹紅さんやヒューイ、サンタナに注意を促したり。 椛の動向を見たりした方がいいのかな？ レティさんの動きも気になる……） 穣子「ただ、下手にまだ派閥が決まってないような奴に声をかけても……。 逆効果になる事もあるだろうから、気をつけなさいね」 反町「あ、ああ……わかった」 とにかく、これで大まかな情報は把握が出来た。 最悪の事態……つまり、チームが分裂をするという事になれば……。 どちらかの派閥の多くの者達が、このチームを離れてしまうという事になるだろう。 反町（それだけは、何としても阻止しなきゃな……。 ……さて、それはともかく……まだ話す事はあるかな？ もうそろそろお昼になるけど……） Ａ．話を続ける（午前パート１回分消費） Ｂ．話を終える（残りの午前パートを自由行動フェイズに） 先に３票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。 ※午前の行動回数はあと１回です。
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0ch BBS 2007-01-24