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【弱くて】キャプテン三杉【ニューゲーム】
[971]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/15(月) 08:13:33 ID:??? うわ、ageちゃってた。 すみませんです。
[972]森崎名無しさん:2010/02/15(月) 11:06:33 ID:??? 【カルチョの】キャプテン三杉2【流儀】
[973]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/15(月) 15:16:00 ID:??? フィオレンティーナの得点を告げる笛の音が無情に響き渡った。 国内で無敵を誇ったボルドーは大差をつけられ敗北は揺るぎない。 要所要所で圧倒的な強さを誇ったピエールの活躍は誰もが舌を巻くものだった。 しかし、3点差をつけて勝利を目の前にしているのはフィオレンティーナだった。 試合を組んだジョアンもこの結果は予想の遥か外にあった。 無論、自分の計画に対しては一切関係ないものだったが、 得体の知れない気持ち悪さが胸の奥底に湧くのを否定のしようがなかった。 ボルドーの息の根を止めた当のブンナークの様子はと言うと・・・ 喜ぶでもなく、誇るでも相手を見下すでもなく、ただ淡々と自陣へと戻っていた。 今のブンナークからは祝福を拒否する雰囲気が出されており、 メンバーは皆それを感じ取ったかのように寡黙に己のポジションに戻る。 ただ、アシストを上げた三杉だけは「ナイスシュート」と一言告げた。 それに対するブンナークの応えは「ナイスパス」という飾りない言葉だったという。 残りの僅かな時間、ボルドーは試合を捨てることなく懸命に攻めた。 フィオレンティーナも気を抜くことなく全員守備で対し、 ついにボルドーに対して1点も許すことなく試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
[974]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/15(月) 15:24:32 ID:??? ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイ!! ボルドーメンバー『あ、あ…くそ…』 フィオメンバー「や、やったァ!」「勝ったんだ!」「任務完了・・・」 放送「試合終了〜〜〜!!3−0でフィオレンティーナが勝ちました!ピエールくんが支配していた と錯覚する内容のゲームですが結果はご覧の通りです!試合内容を思い出せばフィオレンティーナが 限られたチャンスを十分に物にし、守備をキッチリこなした試合だったように思われます。 それにしてもフィオレンティーナディフェンスの堅さは見事の一言!特にCBの中山くんとGKの ラムカーネくんのプレーはカテナチオの名に相応しいものでした!」 三杉「(勝った・・・か。うん、勝った。けれど・・・)」 約2年ぶりの試合。 相手は世界最高峰の選手を要するフランスチャンピオン。 その試合に三杉淳は勝った・・・ これが彼の新たなサッカー人生の表舞台、その幕開けである。 勝利と言う輝かしい文字がここに記録された。だが・・・ この試合、三杉はピエールを抜く事も止める事も遂に出来ずに終わった。 その悔しい現実が、いずれ彼をさらに高く羽ばたかせるのだが、それはまだ先のことである。
[975]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/15(月) 15:25:47 ID:??? ボルドーキャプテンのピエールは空を仰いでいた。 ピエール「(負けた…グゥの音も出ないほど完全に負けた。)」 フランシス「負けちまったな、ピエール。」 ピエール「ああ・・・フランシスか。そうだな、しかし不思議と悪い気分じゃない。 こんなに全力を出し切った後なのに、闘志が後から後から湧いてくる。」 フランシス「全くだ、このまま勝ち逃げさせる手は無えよな?」 ピエール「そうだ、オレ達はまだまだ強くなる。あいつらの姿を見ていればそれが確信できる。」 ピエールの視線の先にはボルドーの仲間たちがいた。 彼らは悔しそうな態度を隠そうとしていなかった。ただの練習試合にすぎないこの試合、 敗北を心から悔いていた。いや、悔いていたのはこれまでの自分達の姿勢だったのだろう。 今までの試合、ピエールが攻めてフランシスが守れば勝ちは転がり込んできた。国内リーグ での試合、決して手を抜いてきたわけではないが、ピエールがいれば自分が必死にならずとも 勝つことが当然という感覚になっていたのだ。だがビハインドを負って終わった前半戦、 ピエールが抜かれて取られた2失点目、時間が過ぎるうちに彼らの目には再び火が灯った。 ピエールに頼るな、オレが何とかするんだ、という必死さがプレイの前面に押し出されるに至った。 特に左トップのボッシ、CBのギルバート、SHのエルネストのプレーは光っていたといえる。 これを考えれば、この敗戦ボルドーにとって非常に価値のある物に成り得るのであった。 フランシス「怪我の功名ってやつかねえ・・・ありがたいこって。 んじゃ、オレはもう行くぜ。お前もクールダウンは早いほうがいいぜ。」 ピエール「ああ、すまないな。」
[976]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/15(月) 15:27:30 ID:??? 控え室へと歩いていくフランシスの後ろ姿をピエールは頼もしく見送った その後、ピエールはフィオレンティーナの方へゆっくりと近付いていった。 ピエール「ミスギ。」 三杉「ピエール、どうしたんだい?」 ピエール「いい試合だった、感謝する。」 三杉「・・・」 A 「こちらこそありがとう。そうだ、ユニフォームを交換してくれないか?」純粋に健闘を称えあう。 B 「試合は勝ったけれどプレイヤーとしては完敗だ、次は必ず君を抜いてみせるよ。」再戦を誓う。 C 「今日限りフィールドのアーティストの看板は下ろしてもらうよ。」嘲笑する。 D 「ボッシにアモロ・・・強くなっていたね。次はもっと手強くなりそうだ。」ボッシ達に焦点を当てる。 E その他(何かあれば) 二票選ばれた選択肢で続行します(投票はageで宜しくお願いします。)
[977]森崎名無しさん:2010/02/15(月) 15:30:47 ID:yELYhW+6 B
[978]森崎名無しさん:2010/02/15(月) 15:35:48 ID:/fwUqPdI B
[979]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/15(月) 16:26:17 ID:??? >B「試合は勝ったけれどプレイヤーとしては完敗だ、次は必ず君を抜いてみせるよ。」再戦を誓う。 三杉「試合は勝ったけれどプレイヤーとしては完敗だ、次は必ず君を抜いてみせるよ。」 ピエール「謙遜するんだな、フィオレンティーナの得点は全てキミの統率力や陰のプレーが功を 奏した結果だというのに。ハッキリと分かったよ、キャプテンとしては完全にキミの方が上だ。 しかしこちらも負けっぱなしでは終わらないぞ、次の機会ではキャプテンとしてもチームとしても オレが勝たせてもらう。」 三杉「望むところさ。」 この言葉より他、話すことは二人にはなかった。 三杉にはこの勝利に対して驕りは無く、ピエールは敗北に対して謙虚であった。 彼らはサッカーを尊敬し、プレイヤーを尊敬する。 そしてそれが自分達のプレーに返ってくる事を知っていた。 この二人に時を与えれば、さらに強靭で鋭利なプレイヤーとなることは必至と言えた。 ピエール「じゃあな、ミスギ。次はワールドトーナメントで会おう。」 三杉「(ワールドトーナメント・・・。)ああ、再戦を楽しみにしている。」 ズザ、ザ、ザ、ザ・・・ ピエールは三杉に背中を向け、控え室へと戻っていった。
[980]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/15(月) 16:31:43 ID:??? 〜フィオレンティーナ控え室〜 アンザーニ「皆さん、素晴らしい試合でした。不覚ながら久しくなかった感動を覚えましたよ。 大差での勝利ということも然ることながら、皆がよく考え、勝利への意志を示した試合でした。 そしてキミ達はこの結果に満足していない。試合前に言った事をもう一度言わせて貰いますよ。 ・・・・・・キミ達は強い。」 フィオメンバー「「ア、アンザーニ監督・・・(ウルウル」」 アンザーニ「天才は有限である、だが努力は無限である。来年キミ達とまた、今度はコッパ・ イタリア・プリマヴェーラで共に戦える日を心待ちにしています。それでは解散です。」 フィオメンバー「「ありがとうございました!!!」」 バンビーノ「(不思議だ・・・なんでこれほど信頼できるのか・・・)」 マルコ「(ずっと前から見守ってくれたような気にすらなる・・・)」 三杉「(不思議な人だ・・・)」 ブンナーク「(ちくしょう、故郷の爺(じーじ)を思い出すぜ・・・)」 新田「(ウェ、ヒック、グスン・・・)」 これが、フィオレンティーナとボルドーの練習試合の顛末である。 公式の記録に残る事はなく、これを記憶する者も限られた僅かである。 そのうちの一人が観客の席を立った。 ジョアン「さて、舞台に上がるとしよう・・・」 To be continued 〜Captain Misugi 2〜
[981]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/15(月) 16:36:13 ID:??? このスレの更新は終了です。 感想、要望などありましたら適当に書き連ねて下さい。 必ず目を通し、方向性の検討に役立たせて頂きます。 明日の12:00、まだ1000まで到達していない場合は、 私が責任持って埋めますのでどうか御安心下さい。 ではまた次スレでお会い致しましょう、サヨナラ。
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0ch BBS 2007-01-24