※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【弱くて】キャプテン三杉【ニューゲーム】
[975]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/15(月) 15:25:47 ID:??? ボルドーキャプテンのピエールは空を仰いでいた。 ピエール「(負けた…グゥの音も出ないほど完全に負けた。)」 フランシス「負けちまったな、ピエール。」 ピエール「ああ・・・フランシスか。そうだな、しかし不思議と悪い気分じゃない。 こんなに全力を出し切った後なのに、闘志が後から後から湧いてくる。」 フランシス「全くだ、このまま勝ち逃げさせる手は無えよな?」 ピエール「そうだ、オレ達はまだまだ強くなる。あいつらの姿を見ていればそれが確信できる。」 ピエールの視線の先にはボルドーの仲間たちがいた。 彼らは悔しそうな態度を隠そうとしていなかった。ただの練習試合にすぎないこの試合、 敗北を心から悔いていた。いや、悔いていたのはこれまでの自分達の姿勢だったのだろう。 今までの試合、ピエールが攻めてフランシスが守れば勝ちは転がり込んできた。国内リーグ での試合、決して手を抜いてきたわけではないが、ピエールがいれば自分が必死にならずとも 勝つことが当然という感覚になっていたのだ。だがビハインドを負って終わった前半戦、 ピエールが抜かれて取られた2失点目、時間が過ぎるうちに彼らの目には再び火が灯った。 ピエールに頼るな、オレが何とかするんだ、という必死さがプレイの前面に押し出されるに至った。 特に左トップのボッシ、CBのギルバート、SHのエルネストのプレーは光っていたといえる。 これを考えれば、この敗戦ボルドーにとって非常に価値のある物に成り得るのであった。 フランシス「怪我の功名ってやつかねえ・・・ありがたいこって。 んじゃ、オレはもう行くぜ。お前もクールダウンは早いほうがいいぜ。」 ピエール「ああ、すまないな。」
[976]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/15(月) 15:27:30 ID:??? 控え室へと歩いていくフランシスの後ろ姿をピエールは頼もしく見送った その後、ピエールはフィオレンティーナの方へゆっくりと近付いていった。 ピエール「ミスギ。」 三杉「ピエール、どうしたんだい?」 ピエール「いい試合だった、感謝する。」 三杉「・・・」 A 「こちらこそありがとう。そうだ、ユニフォームを交換してくれないか?」純粋に健闘を称えあう。 B 「試合は勝ったけれどプレイヤーとしては完敗だ、次は必ず君を抜いてみせるよ。」再戦を誓う。 C 「今日限りフィールドのアーティストの看板は下ろしてもらうよ。」嘲笑する。 D 「ボッシにアモロ・・・強くなっていたね。次はもっと手強くなりそうだ。」ボッシ達に焦点を当てる。 E その他(何かあれば) 二票選ばれた選択肢で続行します(投票はageで宜しくお願いします。)
[977]森崎名無しさん:2010/02/15(月) 15:30:47 ID:yELYhW+6 B
[978]森崎名無しさん:2010/02/15(月) 15:35:48 ID:/fwUqPdI B
[979]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/15(月) 16:26:17 ID:??? >B「試合は勝ったけれどプレイヤーとしては完敗だ、次は必ず君を抜いてみせるよ。」再戦を誓う。 三杉「試合は勝ったけれどプレイヤーとしては完敗だ、次は必ず君を抜いてみせるよ。」 ピエール「謙遜するんだな、フィオレンティーナの得点は全てキミの統率力や陰のプレーが功を 奏した結果だというのに。ハッキリと分かったよ、キャプテンとしては完全にキミの方が上だ。 しかしこちらも負けっぱなしでは終わらないぞ、次の機会ではキャプテンとしてもチームとしても オレが勝たせてもらう。」 三杉「望むところさ。」 この言葉より他、話すことは二人にはなかった。 三杉にはこの勝利に対して驕りは無く、ピエールは敗北に対して謙虚であった。 彼らはサッカーを尊敬し、プレイヤーを尊敬する。 そしてそれが自分達のプレーに返ってくる事を知っていた。 この二人に時を与えれば、さらに強靭で鋭利なプレイヤーとなることは必至と言えた。 ピエール「じゃあな、ミスギ。次はワールドトーナメントで会おう。」 三杉「(ワールドトーナメント・・・。)ああ、再戦を楽しみにしている。」 ズザ、ザ、ザ、ザ・・・ ピエールは三杉に背中を向け、控え室へと戻っていった。
[980]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/15(月) 16:31:43 ID:??? 〜フィオレンティーナ控え室〜 アンザーニ「皆さん、素晴らしい試合でした。不覚ながら久しくなかった感動を覚えましたよ。 大差での勝利ということも然ることながら、皆がよく考え、勝利への意志を示した試合でした。 そしてキミ達はこの結果に満足していない。試合前に言った事をもう一度言わせて貰いますよ。 ・・・・・・キミ達は強い。」 フィオメンバー「「ア、アンザーニ監督・・・(ウルウル」」 アンザーニ「天才は有限である、だが努力は無限である。来年キミ達とまた、今度はコッパ・ イタリア・プリマヴェーラで共に戦える日を心待ちにしています。それでは解散です。」 フィオメンバー「「ありがとうございました!!!」」 バンビーノ「(不思議だ・・・なんでこれほど信頼できるのか・・・)」 マルコ「(ずっと前から見守ってくれたような気にすらなる・・・)」 三杉「(不思議な人だ・・・)」 ブンナーク「(ちくしょう、故郷の爺(じーじ)を思い出すぜ・・・)」 新田「(ウェ、ヒック、グスン・・・)」 これが、フィオレンティーナとボルドーの練習試合の顛末である。 公式の記録に残る事はなく、これを記憶する者も限られた僅かである。 そのうちの一人が観客の席を立った。 ジョアン「さて、舞台に上がるとしよう・・・」 To be continued 〜Captain Misugi 2〜
[981]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/15(月) 16:36:13 ID:??? このスレの更新は終了です。 感想、要望などありましたら適当に書き連ねて下さい。 必ず目を通し、方向性の検討に役立たせて頂きます。 明日の12:00、まだ1000まで到達していない場合は、 私が責任持って埋めますのでどうか御安心下さい。 ではまた次スレでお会い致しましょう、サヨナラ。
[982]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/15(月) 16:37:45 ID:??? あ、そうだ! スレタイ考えて下さった方々、ありがとうございました!
[983]森崎名無しさん:2010/02/15(月) 17:48:37 ID:??? 乙でした。次スレも楽しみに正座で待つ! うめうめ
[984]森崎名無しさん:2010/02/15(月) 19:29:31 ID:??? いい試合だった…、掛け値なしに。 そう、乙だ。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24