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【教え子に】城山正の挑戦16【教えられ】
[640]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/02/28(日) 01:50:09 ID:kI/A5Uwk 揃いも揃って引きの悪い。毒にも薬にもネタにもなりゃあしないw 飯塚→ カルピス メロン→ グレープフルーツジュース 宮原→ ジョワ 島崎→ ココア ゴニョ→ クリームソーダ 村川→ ホットカルピス 中畑→ ホットカルピス エロ→ ドリンクバー 師匠→ ジョワ 糸井→ メッコール 白鳥→ めんつゆ 山森→ 緑茶 瀬名→ オレンジジュース 赤松→ タブクリア 伊藤→ ラムネ ピボット→ チェリーコーク グリコ→ お粥 大場→ 牛乳 葛西→ ファンタ 木下→ 青汁 窪田→ オレンジジュース 朝比奈→ 紅茶 岡部→ 豆乳 井沢→ プロテイン −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− それぞれ思い思いのドリンクを手に休憩をとる小学生達。 目当ての物が手に入った者想定外のものになってしまった者。 悲喜交々を飲み込んで砂浜は賑わっていた。 すでに誰がどこの学校の生徒だかわからない。 そんな時を引き裂くように悲鳴が上がった。
[641]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/02/28(日) 01:52:57 ID:kI/A5Uwk またもや場面は変わる。 南葛市にある死人も生き返らせると評判の安田記念病院の一室。 病棟の外れにあるその部屋は窓が開け放たれ初夏の風が吹き込んでいた。 だがベッドのシーツは人形に膨らんでいるが身動き一つしない。 それもそのはず、枕に乗せられている頭には白い布が被せられているのだ。 ベッドサイドのネームプレートには 『城山正』 と書かれた紙が挟まれていた。 動かない城山を女性が一人病室の椅子に腰掛けじっと見つめていた。 先着1名様でこのスレに 病室にいたのは?→!card と(!とcardの間の)スペースを埋めて書き込んで下さい。 カードのマークが スペード・ハート→美津乃 クラブ・ダイヤ→白瀬 ジョーカー→師匠ママン がいることになります。
[642]森崎名無しさん:2010/02/28(日) 01:54:50 ID:dSs/PeuI 病室にいたのは?→ クラブ3
[643]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/02/28(日) 02:09:40 ID:kI/A5Uwk 病室にいたのは?→ クラブ3 =白瀬 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 城山「ぐはっ!苦しいって!」 顔にかけられた白い布を吹き飛ばし城山が飛び起きる。 白瀬「あ、起きちゃった?」 城山「起きちゃったじゃねえって!何すんだよ縁起でもない」 白瀬「いやぁ。まぶしいかなーって思ってさ。 それより感謝してよね。道端で倒れて救急車で運ばれそうになってた監督についてきて色々と面倒みてあげたんだから」 城山「そっか。そりゃスマンかった」 素直に礼を言う城山。 白瀬「いいって、いいって。それより良かったね打撲で済んで。スコップ持った暴漢に襲われたんだって?」 城山「ん?ああそうだったな。イテテテ……思い出したら痛くなってきた」 白瀬「大丈夫?そんなんじゃ 野菜炒め定食 食べに行けないね」 城山「なんだって。そんなもん食べに行くんだ?」 白瀬「ボクが食べたいから。知ってる誠意の形って」 けろっと言い放つ白瀬。さっさと退院しておごれと暗に(?)言っているのだ。 城山「……しょうがねえな。入院するよか安上がりだからいいか。 ……ただ後でな。ちょっといますぐは無理だわ。アタタタタ」 シップを貼って包帯を巻いただけの手当てではさすがに痛みまではひかず、城山は再びベッドで悶絶するのであった。 白瀬「おーなーかーすーいーたー!」 今日はここまで。 なかなか怪獣出てこなくてすまんね。多分明日は出てくるはず。きっと多分。 きっとアレが出てくるな、と気がついても内緒にしといてね。
[644]森崎名無しさん:2010/02/28(日) 04:58:48 ID:??? 今回は白瀬がヒロインか
[645]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/03/01(月) 01:47:27 ID:D9Jss9bo 救急車のサイレンが病室まで聞こえてくる。 白瀬「まただ」 城山「また?」 どうにか会話ができるほどには回復した城山が尋ねる。 白瀬「うん。今週になってやたら増えてる。監督が運び込まれてからだけでも3回は救急車来てるよ」 城山「交通事故ってわけじゃなさそうだな」 白瀬「急病でもいたずらでもないみたい。みんな傷害事件だね」 さすがは情報屋を自称するだけあって耳が早い。 城山「……オレみたいに襲われてるってことか。南葛市の治安はどうなっちまったんだ?」 白瀬「あのプレデター婦警さんが片っ端からとっ捕まえてるみたいだけど……」 件数が多すぎてとても手が足りないらしい。 白瀬「んで、葛飾署は県警にプレデター婦警さんの増員要請の検討に入ったみたい」 城山「いっぱいいるのかよ!? とつぜん増えた暴漢対プレデター婦警さんいっぱい……」 モヒカン頭にトゲトゲに身を包んだ暴漢とそれを次々なぎ倒していくプレデター婦警さん。 脳内に映し出されたマッドマックス的映像を振り払う城山。 城山「ったく。どこのB級映画だよ」 白瀬「世紀末救世主に来てもらわないとね」 そこにノックと共に看護婦が入ってくる。
[646]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/03/01(月) 01:49:19 ID:D9Jss9bo 看護婦「失礼します。意識が戻りましたら……」 言い辛そうにしている看護婦の話を要約すると、 『病床が足りないから歩けるんだったら出て行け。ほら三日分のシップだ』 ということだった。 太陽は頭のてっぺんを過ぎたとはいえ、足元の影はまだいくらも伸びていない。 白瀬「さ、野菜炒め定食食べにいくよ」 城山「また微妙なチョイスだな」 白瀬「もう野草は飽きたんだよ。ちゃんとした野菜が食べたい」 城山「サラダとかじゃないのか?女の子なんだし」 白瀬「こちとらウサギじゃないんだ!はっぱばかっかりで腹が満たされるもんか!」 ああやっぱり食生活が安定しないと精神も安定しないんだなぁとビタミンだけじゃなくカルシウムも不足している白瀬を連れ なじみの中華食堂『界王軒』に向かう。 しかし 缶が落ちる音に二人が振り向くとそこには 八百屋「フシュルルル……」 大根を振りかざした八百屋が立っていた。 白瀬「……正気じゃないね」 城山「……やったな。待望の野菜が向こうからやってきたぞ」 白瀬「焼いたり煮たりして味がついてるのがいいのっ!」 八百屋が地を蹴る。 二人は尻に帆をかけて走り出す。 城山・白瀬『たーすけてー!婦警さーんっっ!!』
[647]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/03/01(月) 01:51:51 ID:D9Jss9bo 場面は再び海岸に戻る。 生徒A「フシュルルル……」 生徒B「なっなにする……っ!」 女生徒「きゃーっ!」 飲み物に群がっていた子供達がざわめき、二人の少年を中心に輪ができる。 一人がもう一人の首を絞めているのだ。 教師A「こらーっ!なにやってるんだーっ!」 生徒を掻き分け教師が二人を引き剥がしにかかる。 しかしすさまじい力で締めており教師一人では引き剥がせず、応援の教師が二人三人とやってきて、やっと救出に成功する。 生徒B「ゴホッゴホッ……」 引き剥がされた二人は転がり、一人は涙を流しながら激しく咳き込み。もう一人は呆然と足を投げ出して座っていた。 教師A「はぁはぁ。いったい何が原因なんだ?」 生徒A「……」 教師の尋問を血走った目で見上げていた生徒だったが糸が切れた操り人形のごとくそのまま後ろに倒れてしまう。 教師B「救急車だっ!早く電話を!」 浮き足立つ教師達を生徒達はさらに遠巻きに眺めていることしか出来なかった。
[648]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/03/01(月) 01:53:03 ID:D9Jss9bo 美津乃「やほー。子供達元気ー?」 ダンボール箱を3箱抱えた美津乃が一塊になってグダグダしているSCの子供達を見つけてよってくる。 矢島「あ、ニケのお姉さん」 美津乃「うっす。みんなちゃんとカミュ(水瓶座)飲んでるー? って誰一人飲んでねえっ!せっかく地域貢献のために 格安 でこうやって納品したのに」 段ボール箱を抱えているので手が使えないので顔だけで泣きまねをしてみせる。 師匠「あったか?カミュ」 村川「あったらホットカルピスなんか飲んでねえって。あーあちー」 中畑「ホントホント」 氷を詰めたクーラーボックスから取ってきたのになぜかあったかいホットカルピスを引いてしまった二人。 多分炎天下に野ざらしになっていたのを慌ててクーラーボックスに放り込んだもののうちの一つだろう。 グリコ「飲み物だけまだいいよ。なんでお粥の缶なんかあるんだよ」 エロ「へへーん。おれなんかコーヒーのコーラ割りだぜ!?なんかすっげー筋肉つきそうな、よかーん!」 ジュース組み放題の権利を得たエロが得意げに漆黒の液体を一気飲みして鼻から吹き出す。さらには 山森(……いいなぁ大場くん。牛乳飲んでる。とっかえてもらおうかな……) 手にした緑茶と大場の牛乳を交互に見つめる山森。その脇で 白鳥「ブホッ!ごふゴフごふ……!」 盛大にめんつゆを吹き出す白鳥。 白鳥「……む、麦茶だと思った……」 美津乃「なにその夏休みのひとコマみたいなの」
[649]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/03/01(月) 01:54:36 ID:D9Jss9bo 井沢「このプロテインはお姉さんが寄付してくれたものじゃないんですか?」 井沢が軽くプロテインの缶を振ってみせる。 美津乃「んーん。そんな高いもの寄付してない……。ん?ニューフェイス?」 井沢「井沢です。正式には今週の練習から入団することになります。 先日は兄がお世話になったそうで……」 ぺこりと頭を下げる衛子。 美津乃「(いざわ、いざわ、いざわ……!)あー井沢君の妹さん! いやーお世話なんて……」 たははと謙遜して見せるが顔はにやけている。小学生相手に満更でもないらしい。 美津乃「あ、そーだ。SCで上手くやっていくコツを教えてあげる。 ホラホラ岡部ちゃんも聞いときなさい。他のみんなは知ってるだろうケド……」 一回あっただけのお姉さんなのに名前を覚えておいてくれたことに岡部はちょっとうれしくなった。 美津乃にしてみれば人の顔をおぼえる事なんて商売のイロハのイなのでなんということはないのだが。 美津乃「いーい、シロちゃんは頼っちゃダメだかんね。あの人は施設を借りたり、大会の出場申請をしてくれるだけ。 試合のときはもちろん、練習の時だってそば屋の脇の狸のほうが役に立つから」 本人がいないので言いたい放題。いやいたとしても評価は変わらないが。 美津乃「だ・か・ら。上手くなりたかったら自分で、どうやったら、上手くなれるかを考えるんだよ。 ま、あんなんでも。あんなんだからこそか、ヘンな贔屓だとかしないし色眼鏡とかはかけてないから 女の子でも試合に出してもらえるからね」 井沢・岡部『はいっ!!』
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0ch BBS 2007-01-24