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【教え子に】城山正の挑戦16【教えられ】
[731]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/03/10(水) 01:38:58 ID:TwWYitAY 只の自販機コーナーというには充実しすぎた品揃えに目移りしながらも各々飲み物を選んでいく。 大場「……飯塚先輩。それ飲み物なんスか?」 飯塚「おうよ。酢は身体にいいんだぞ。柔軟性が増すからな」 大場(だからって250tも飲まなくてもいいだろうに) 別の一角では 師匠「ジャキン謹製水を飲んだオレはさらに凄いクロスボールをっ!」 糸井「これ以上スキルを持つ気かよ!?」 師匠「と思ったがそんなことはなかったぜ!」 メロン「よかったワロスボールを上げるのはオレだけで十分だし」 ホッと胸をなでおろす所持スキルの少ない面々。 さらに別の集団。 伊藤「……なんでお粥の缶なんて……」 グリコ「それオレもさっき当たった。なんか飲料メーカーの実験エリアみたいだぜ、この辺」 赤松「だからヘンな飲み物が色々出回ってるのか。コレはイケルけどな」 周りを見回せばメッコールだのガムシロップ入り麦茶だの。およそ市井には出回らなそうなものばかりである。 窪田「別に選ぶ自由はあるんだから他のにすりゃよかったのに」 もっともな意見を口にする窪田だが、キャラの薄い伊藤にとっては一発逆転をかけて 【???】のボタンを押さずにはいられなかったのだ。
[732]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/03/10(水) 01:40:09 ID:TwWYitAY 井沢「……なにコレ?」 どこでどう手に入れたのか粉末ジュースを手に途方にくれる井沢。 白鳥「あ〜。粉ジュースか。水入れてストローで飲むんだよ」 言われたとおりに待合室に据え付けてある冷水機で水を注ぎ恐る恐るストローで吸ってみる。 井沢「−−!コーラみたいな味がする!」 カルチャーショックを受ける井沢。彼女もまた修哲の子供なのである。 瀬名「えーこちゃん粉ジュース初めて?もっといろんな味もあるよ。っと私はむぎ茶〜♪」 山森「牛乳ないから私もむぎ茶にしよっと」 となりあったボタンを順に押す瀬名と山森。 瀬名「夏はやっぱりむぎ茶だね〜」 山森「ね〜……ぶっ!」 今度は山森が吹き出す番だった。 よく似たパッケージに隣り合った陳列。山森が選んだのはむぎ茶に酷似しためんつゆだった。 岡部「雑巾借りてくるね」 美津乃「……あんた達、そのコント好きね」 そんな和やかなムードを打ち破る乾いた音。 誰かが缶を落としたのだ。仲間のうちの誰かだろうと気にもしなかったのだが ???「……フシュルルル……」 その声を聞いたとき、待合室は凍りついた。
[733]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/03/10(水) 01:44:29 ID:TwWYitAY その不気味な声を出す男は待合室のはずれで辺りを血走った目で見回すと手近にいた老人に飛び掛る。 騒然とする待合室。悲鳴を上げて逃げ惑う患者に看護婦見舞い客達。 状況はつかめないがヤバそうだと荒事に向かないメンバーを飯塚や島崎が一歩前に出てかばう体勢を取る。 白瀬「こんなとこでもっ!?」 美津乃「年寄りなんか襲わないで私にかかってきなさいっ!」 街中で既に暴漢を目撃している二人は比較的落ち着いており、 白瀬は倒れた車椅子を起こしたり転んだ子供を抱き上げ 美津乃「レーザーブレェェイドッ!」 美津乃は雄たけびも勇ましくバールのようなものを振りかざし暴漢に突進する。 この場面だけを見るとどちらが暴漢だかわからない。 激しい敵意を向けられた暴漢は逃げ惑う者を追うのをやめ、美津乃と対峙する。 美津乃「……ここ病院だから、医者は売るほどいるから、ちょっとくらいやりすぎても……いいよね?」 暴漢「……フシュルルル……」 先着2名様でこのスレに 美津乃の正当防衛(笑)→!card+!dice 暴漢の狩猟本能→!card と(!とcardの間の)スペース&(!とdiceの間の)スペースを埋めて書き込んで下さい。 美津乃のカードのマークが スペード→天空剣・Vの字斬り(+6) ダイヤ→シャリバンクラッシュ(+6) ハート→自己申告制かいしんのいちげき(数字×2) が発動します。 数値の高いほうが勝利します。同数の場合は2回戦になります。(自己申告で勝手に判定してくれても結構です) 今日はここまでなり。スレの残り容量が不安になってきました。このスレ中に終わらないかも。どうしよう。
[734]森崎名無しさん:2010/03/10(水) 01:49:03 ID:??? 美津乃の正当防衛(笑)→ JOKER + 2 容量オーバーはまあ予想どおりかもです 乙でしたー
[735]森崎名無しさん:2010/03/10(水) 01:50:08 ID:??? 暴漢の狩猟本能→ ハートK わ〜お〜ば〜きるだよ〜
[736]森崎名無しさん:2010/03/10(水) 02:03:24 ID:??? JOKERだし超電磁ボールぶつけるんですねわかります それにしてもその内ブルーフラッシュやらコズミックハーレーやらアークインパルスやらオーロラプラズマ返しも使いそうな勢いだぜw
[737]森崎名無しさん:2010/03/10(水) 07:12:22 ID:??? ここでJOKERとはやっぱり主役は違うなあ
[738]森崎名無しさん:2010/03/10(水) 11:11:25 ID:??? 疲労していると文章に・・・ 警備隊時代のダン隊長みたいな最終回になりはしないだろうかと不安
[739]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/03/11(木) 02:17:06 ID:EN4+biWI >>734 予想通りですか。まあ最近文章長いですからね。歯止めが利かない効かない。 >>735 危ういところでした。半端なカードだったら負けてましたね。 >>736 どんな技にしようか勤務中ずっと考えちゃいましたよ。期待に応えられるといいのですが。 >>737 またスレタイが変わるようなことをw実は美津乃さん強い印象がありますが勝率自体は大したことないのですよ。 >>738 ぎくっ!のーこめんとっ!その2 美津乃の正当防衛(笑)→ JOKER + 2 暴漢の狩猟本能→ ハートK ジョーカーにより美津乃勝利 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 暴漢「……フシュルルル……」 呼吸音ともうめき声ともつかない声を上げて光速の左ジャブを繰り出す暴漢。 美津乃「くっ!速い!」 なんとかかわす事には成功するが踏み込むことが出来ない。 白鳥「……素手とバールのようなもののリーチ差があって踏み込めないなんて!」 白瀬「思い出した!あの暴漢、ボクシングのインターハイ代表候補、神田幸志だ!」 知っている人は知っている。知らない人はオリキャラと区別がつかない。キャプテン翼原作で翼と早苗を争ったボクサーである。 キャプテン森崎では登場したかどうかも怪しいが一応南葛市に生息し、それなりのボクサーとして名をはせていた彼だったが ある日ロードワーク中に路地裏から飛び出してきたマーチを避けた拍子に足首をぐねってしまいそれ以来通院していたのだった。 けん制の高速ジャブを繰り出しつつ、コンビネーションで視界外から迫るフックも打って来る相手に美津乃は攻めあぐねた。 美津乃「あんたどこのメキシカンボクサーよ。そんなロングフック打ってくるなんて……」 バールのようなものを青眼に構え相手の踏み込みからのショートアッパーを警戒する。 美津乃「……こうなったら……っ!」
[740]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/03/11(木) 02:18:11 ID:EN4+biWI 一歩バックステップを踏むと手にしていたバールのようなものを神田に向けて投げつける。 白鳥「自分から得物を手放したっ!?」 白瀬「面白い高さに飛んでる!スウェーもダッキングもし辛い!」 ブーメランのようなバールのようなもの、バーメランと化し神田へと飛翔する鉄の塊。 ガードするわけにも行かず大きくサイドステップをして避ける神田。 その隙を美津乃は見逃さなかった。 バーメランを投げると同時に低くダッシュしており肩から神田にぶつかる。それと同時に足を払い転倒させる。 仰向けに倒れる神田の上に一回転して着地する。そして躊躇なく頭を繰り出した。 白鳥「……馬乗りちょーぱん……」 白瀬「子供はここまでーっ!」 眼前でノーカットで行われている凄惨な光景を白瀬は両腕を広げて子供達の目に触れさせないようにした。 あえて残酷ショーを見たいと思う者もおらず、顔を見合わせたままガチンとかゴスッという音だけが待合室に響いた。 これにはボクシングでバッティングに慣れている神田とはいえ一溜まりもなかった。 始めのうちは跳ね飛ばそうと抵抗していたが、膝で腕を抑え込まれ度重なるヘッドバッドの乱打にやがて沈黙する。 美津乃「しゃーっ!インハイ代表候補にベアナックルで勝ったーっ!」 拳を高々と突き上げ、勝どきを上げる。 横たわっている神田はもはやピクリとも動かなかった。鼻骨は粉砕されジャッキーチェンのようになってしまっていた。 島崎「メーディーック!」 師匠「看護婦さーん!」 矢島「救急車!救急車をーっ!」 バタバタと事後処理に走り出すSCイレブン。 美津乃「やーねえ。これは私の血じゃないのに。心配しちゃって」 白瀬「……誰もあんたの心配なんかしていないって」
[741]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/03/11(木) 02:20:42 ID:EN4+biWI 救急救命をやっているだけあってヴァルハラの対応は早かった。 ありとあらゆる蘇生措置を行い神田を三途の川から引き上げる。 死人も治すというのはどうやら本当らしい。 ただし夏のインターハイは絶望的だろう。ボクサー生命も、いや命があっただけもうけものかもしれないが。 そしてSC一行は面倒を避けるため城山の病室に逃げ込んでいた。 総勢29名がひしめく病室は満員電車のようになり人いきれでむせっかえるほどだった。 瀬名「大変!監督の脈拍が360、血圧は400、体温なんと90度です!」 城山「……どこの死に掛けのセブンだよ。だいたいどうやって体温を90度まで計った」 さすがに寝てもいられなくなり背中に枕をはさんで半身を起こしている城山。 ベッドの足のほうには瀬名をはじめ女子達が登って座っている。 美津乃「まだ点滴終わんないの?ぎゅーってしていい?コレ」 城山「やめてくれ。点滴にターボかけんでくれ。 ん?白瀬どうした?」 病室に来てから一言も口を開かない白瀬に話を振る。 白瀬「……あ、ごめん。コレさっきの神田君が飲んでたものみたいなの」 見つめていた『おでんのつゆ』の缶を軽く掲げてみせる。 城山「オレを襲ったスコップの兄ちゃんも飲んでたなソレ」 白瀬「……やっぱり」 それを見て子供達も海岸での記憶を掘り起こされる。 矢島「さっき掃除が終わった時に配られたジュースの中にもあったよ。それ」 飯塚「珍しいから飲もうかと思ったんだよなそれ」
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0ch BBS 2007-01-24