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【反町一樹の】幻想のポイズン25【憂鬱】
[916]森崎名無しさん:2010/01/28(木) 21:27:33 ID:??? ありがとうお婆ちゃん!
[917]森崎名無しさん:2010/01/28(木) 21:28:17 ID:??? ブツ・ソリマチwwwふいたwww
[918]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/28(木) 21:33:16 ID:??? >神様仏様→ ハートK =仏の力が宿る!今日の会席で反町の言葉にちょっとだけ説得力が生まれる! ======================================================================================== 反町を襲った光の雨は、しかし反町にダメージを与えるという事は無く。 まるで母のように優しく包み込み、やがて反町の体内へと消えて行く。 暖かな光を受けてもしばらくは呆然としていた反町だったが……。 何か自分の心に自信が溢れ、徐々にそれが大きくなってゆくのを感じて自然に笑みを零す。 白蓮「はい、これで仏の御心はあなたの心に宿りました。 どうですか?」 反町「……なんだか少し、自信が沸いてきました」 白蓮「そうですか。 なら、とてもよかった……」 本当に嬉しそうに笑う白蓮に対し、頭を下げて礼を言う反町。 勿論、仏の加護を受けたからといってもそれは微々たる影響しかない。 結局のところは自分が頑張らなければならないというのも、わかっている。 だが、それでも受けると受けないとではまるで違うだろうし気の持ち方も変わってくるのだ。 白蓮にお願いしてよかったと思いつつ、反町は外を確認する。 既に日は暮れかけており、もうこれからどこかへ向かうのは危険に思える。 反町(……さて、これからどうしよう? もう家に帰ろうか? それとも……もう少しここで白蓮さんと話でもしてみようか?) A.家に帰る B.白蓮と話をする C.命蓮寺を探検だ! D.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[919]森崎名無しさん:2010/01/28(木) 21:34:54 ID:1l04q4zc A
[920]森崎名無しさん:2010/01/28(木) 21:43:09 ID:yo1NFtEg B
[921]森崎名無しさん:2010/01/28(木) 21:57:57 ID:6SUNBCJ6 A
[922]森崎名無しさん:2010/01/28(木) 22:06:33 ID:SdeagehQ A
[923]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/28(木) 22:57:19 ID:??? >A.家に帰る ========================================================================= 反町(そうだな……あまり遅くなりすぎても危険だろうしな) ここは早めに自宅に帰り、身の安全を守る事が大切だろうと考えた反町。 白蓮にもう一度だけ礼を言い、見送られながら自転車に跨り家路へとつく。 なんにせよ、この命蓮寺は幻想郷においては珍しく安全な場所のようだ。 仏の力はともかくとしても、また来るのもいいかもしれないなと反町は考えるのだった。 白蓮「あらぁ……行っちゃったわねぇ、森町君」 一方、反町を見送っていた白蓮はというと何やら少々残念そうな顔をしつつ。 相変わらず名前を間違いながらも、また来てねと反町には届かない声で呟き。 吹き寄せる北風にぶるぶると身を震わせながら、再び命蓮寺へと戻っていった。 反町に使った秘術の為の巻物を片付け、火鉢のある小部屋へ向かおうとするが……。 佐野「ただいまー」 白蓮「あら、お帰りなさい佐古君」 佐野「……だから佐野だって」 その時、丁度反町と入れ替わるかのようにしてこの命蓮寺の一員。 サッカーチームのキャプテンである、佐野満が帰って来た。 もう何週間も経っているというのに一向に名前を覚えない白蓮に佐野は呆れつつ……。 不意に、どうしてここに白蓮が立っているのかと聞いてみる。 佐野「なんでこんな玄関にいるんスか? 誰か客とか来てたとか?」 白蓮「ええ、大正解。 えーっと……確か海苔町君とか言ってたわ」 佐野「ふーん……。 まあ、とにかく中入りましょ。 ここ寒いッスから」 そう呟きながら、体を抱えるようにして中へと入っていく佐野。 こうして白蓮の名前間違いによって、またもや反町と佐野はニアミスをするのであった。
[924]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/28(木) 22:58:20 ID:??? 反町「ふぅ……寒い寒い。 ただいま……っと」 一方その頃、反町は道中特に何かに襲われるという事もなく無事に家に帰り着いていた。 既に日が暮れかけている最中に自転車に乗って急いで帰って来た為か。 冷たい風を全身に受け、身がちぎれる程に凍えている。 早く暖を取ろうと玄関の戸を引き、居間へと向かうと……何やら既に夕食の準備は整っていたらしく。 反町が入ってくるなり、ヒューイは涎を垂らしながら振り向き早く着席をするようにと促してくる。 ヒューイ「おなかすいたー! はやくごはーん!」 反町「ごめんごめん、それじゃあ食べよう」 手を洗い、反町が着席をすると同時に全員で「いただきます」の号令。 待ってましたとばかりに号令が終わるとヒューイとレティは箸を取ってご飯に齧り付き。 反町も暖まろうと暖かいじゃがいもの味噌汁を啜るのだった。 そうしてしばらく、いつも通りの夕食風景が続くのだが……。 椛「あー……すまねぇッスが、ちょっと飯を食いながらでいいんで聞いてくれるッスか?」 穣子「んあ? 何?」 不意に、椛がよく響くような声でチーム全体に声をかけ。 一同は一瞬箸を止めたり、或いは止めなくても椛に向けて視線を送る。 しかし、そんな中で静葉とにとりは顔を見合わせてどこか残念そうな表情を浮かべ……。 反町もまた、どことなくやりきれないような表情で椛を見る。 椛「……遠回しな言い方は、好かんッスから単刀直入に言うッス。 ……自分、来週の頭からこのチームを離脱するッス」 橙「にゃっ……にゃんだってぇええ!?」 幽香「………………」
[925]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/28(木) 22:59:21 ID:??? 椛の爆弾発言が投下された瞬間、一斉にチームを包むのは混乱である。 橙は口の中身を放出しながら叫び、メディスンとリグルはそれを受けて被害を被りながらもやはり驚く。 妖精トリオも揃って口をあんぐりと開けて呆然とし、リリー二人は顔を見合わせている。 穣子は目を見開きながら、しかしすぐに気を取り直したかのようにして箸を持ち食べ進める。 だが、やはり動揺しているのか箸を持つ手が震えていた。 反町(やっぱり、皆驚いているな……) それも当然といえばまた当然。 決して長いとは言えないが、短いとも言えないオータムスカイズの歴史。 その中でも初期からいた椛が、チームから抜けるというのだ。 妹紅「そ、そんな! なんでさ!? 皆、仲良くやってるじゃない! これからも一緒にサッカーやろうよ!」 熱き友情に目覚めた妹紅は思わず興奮した様子で椛に向けて思い止るようにと説得。 人の輪の大切さを知った妹紅からしてみれば至極当然の行為だったのだが……。 しかし、椛はそれに対してゆっくりと首を振る。 穣子「……なんだっていきなりチームを離れるとか言い出すの?」 椛「いきなりじゃねぇッスよ。 ただ、皆にはいきなりと思われるかもしれねぇッスが……。 なんだかんだで、オータムスカイズも大きくなったッスし。 正直な話、今の自分じゃついていけないってのが現状ッス。 そこに他のチームから勧誘を受けたッスから……移籍をする事にしたんスよ」 穣子「出場機会を求めて、って事ね」 椛「まあ、そういう事ッス」
[926]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/28(木) 23:00:21 ID:??? 競争率が激しいDFの枠の中、椛がオータムスカイズで活躍出来る機会は少ない。 ならば椛を必要としてくれているほかのチームに移籍した方が……。 椛にとっても、そのチームにとっても円満な事である。 オータムスカイズの一同としては甚だ不本意ではあるし、出来る事ならばとめたいが……。 それでも、椛にとってどちらの道がよりよい道なのか。 そして、椛がどちらを選んだのかは既にわかりきっている。 妹紅「ねぇ、何とか考え直そうよ! 実力ならこれからつけていけばいいんだし……」 静葉「やめなさい、妹紅。 ……椛がもう、決めた事よ」 妹紅「う……」 唯一、しつこく食い下がる妹紅だったが……。 静葉に止められ、渋々といった様子でそれ以上の言葉を吐くのをやめるのだった。 椛は静葉を見て小さく頭を垂れつつ……もう一度その口を開く。 椛「あまりお役には立てなかったッスが、元々自分はキャプテン・それに静葉達の手伝いとしてチームに入ったまでッス。 もう大勢のチームメイトがいるッスし、自分がいなくなっても大差ないッス。 自分も新天地じゃ頑張るッスから、皆も気にせず頑張って欲しいッス。 皆なら、きっと幻想郷で一番のチームになれるッスから」 妹紅「うぅ……寂しくなるよ……」 幽香(大勢のチームメイト……ね) ともかく、椛の意思が硬い事。それを何よりも椛が望んでいる事があり。 一同は引き止めたい思いを殺しつつ、椛の離脱を了承。 すぐに穣子、チルノ、そして当の椛が暗くなりかけた雰囲気を盛り上げ。 そのまま食事は続けられるのだが……。 幽香は何やら考え事をしている様子で、あまり箸も動いていないようだった。
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0ch BBS 2007-01-24