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【明けまして】小田Jr.の野望7【おめでとう】
[822]森崎名無しさん:2010/02/03(水) 21:55:43 ID:??? ペアJOKERとか初めて見たw
[823]森崎名無しさん:2010/02/03(水) 22:22:48 ID:??? コーチング関係って成功多いね 強とクラリスのデート、快速コンビ、シュート練習、大竹さん指導 いっそコーチングスキル手に入れて下級生の支持狙っていくのも良いのかも
[824]小田ジュニアの野望:2010/02/04(木) 16:56:20 ID:0ZR8UHEs >>816>>817 まさか自分のスレでこんな神引きを見ることになるとは…まさに神です! >>818 代弁ありがとうございます。 >>819 さすがはじめに好感度を出した妹。禁断の愛ルートもこっそり… >>820 おまwwwちょwww >>821 スロットで言うところのフリーズ並みですね。これが4号機だったら… >>822 ですねぇ…自分もまさかこうなるとは… >>823 そうですねぇ。確率上結構むずかしめに設定しているはなのに、皆さんの引きは素晴らしいです。
[825]小田ジュニアの野望:2010/02/04(木) 16:57:31 ID:0ZR8UHEs ジュニアの玉けり→運動値10+(めちゃくちゃ手加減−5)+JOKER 紫乃のじゃれあい→運動値3+JOKER 息子は母に似、娘は父に似るという。…確かにジュニアの顔立ちは比較的母親に似ており端整といっても まぁなんとか通じ、紫乃は今でこそ母親に負けず劣らずだが最初のころはどちらかといえば父親にだった。 それは、顔だけの話であろうか?否。強の才能は娘である紫乃にこそ深く刻まれていたのだ。 残念な事に彼女の性格はその才能を発揮するには全く向いておらず、しかも脳細胞と筋組織が結合する 大事な第一次成長期に大人しい彼女はほとんど動き回る事無く過ごしていたので、その才能は完全に 埋もれていた。 小「よし、それじゃ、まずボールの中心を足の親指で真ん中を当てるようにうってごらん?」 ジュニアは小さな子供にものを教えるという知識はそれほど無いのだが、それでもボールを蹴る楽しさ… ひいては運動の楽しさを教えようと、一番深く考えなくてもいいトゥーキックの方法を簡単に教える。 紫乃「うん。わかったの」 紫乃は生まれて初めてまともに蹴るボールに僅かに興奮していた。それは大好きなおにいちゃんに 構ってもらえる嬉しさなのか。それとも遺伝子に刻まれたサッカーに対する本能がそうさせているのか… それは彼女自身にも良くわかっていないだろう。
[826]小田ジュニアの野望:2010/02/04(木) 16:58:44 ID:0ZR8UHEs ぽん! トゥーキックというのは一番威力がある代わりに細かいボールコントロールや変化が最もつけにくいキックである。 故にジュニアはどの方向にボールが行っても対応できるように、全身のばねでどこにでもいけるように していたのだが、良い意味で予想外な事にボールは真正面、ジュニアのすねの辺りへ正確に飛んでくる。 小「……あれ?俺、紫乃にサッカー教えたっけ?」 それは足でトラップするには丁度いいスピード、高さでありジュニアのインサイドキック並みの精度である。 紫乃「ううん。お兄ちゃんが練習してる風にしたんだけど…間違ってたの?」 ジュニアの呆けた姿を見てどうやらミスったらしいと感じた紫乃は僅かに顔を暗くする。 小「いや。凄いぞ紫乃。まさか見ただけでこんな事が出来るなんて…次は足の内側…この部分で 蹴ってみてくれ」 そういいながら、もう一回確認するようにボールを転がし、自分は更に数歩下がってみる。 ぽ〜ん。 紫乃は言われたようにインサイドで足を振りぬくとそのボールは綺麗な放物線でジュニアの太もも… まるでリフティングをしてくれといわんばかりの場所にボールを出してくる。
[827]小田ジュニアの野望:2010/02/04(木) 17:00:05 ID:0ZR8UHEs 小(…やばい…こいつは本物かもしれない…) ジュニアはやってきたボールを軽く太ももでボールコントロールしながらそう考える。 小「紫乃…ほんとに俺が練習してるの見ただけか?」 紫乃「うん。やっぱり変だったかなぁ?お兄ちゃん?」 小「いや。それじゃ今度は今俺がしているようにボールが落ちないように足でお手玉してみてもらえるか?」 紫乃「???うん。やってみる」 結論から言えば紫乃は生まれながらにボールが友達だったようだ。しかも空間把握能力に優れており、 ボールを直感と予想だけで追いかける事が出来る…所謂天才である。 ぽんぽんぽん… 僅か10分ちょっとレクチャーしただけで、まるでお手玉の達人のようにボールを思ったところに蹴る妹。 その瞳は普段の憂いを秘めた雨夜色ではなく、夜明けの前の希望の色であった。 〜〜〜
[828]小田ジュニアの野望:2010/02/04(木) 17:01:20 ID:0ZR8UHEs 紫乃「お兄ちゃん。見てみて!」 ジュニアがあまりの出来事に喉が渇いてしまい、持ってきた水筒を飲みに僅かに離れた数分後。 そういってやって見せたのは一番はじめにママンであるクラリスがやろうとしていた技である 絶技の一つ、ダブルヒールであった。 クラリス「凄いでしょ?やってみてっていったらやってくれたのよ?」 技を吹き込んだのはママンであるが、教えたのは理屈とどんな技であるかという説明だけであり、それだけで 実行できるような技ではない。事実、ドリブルに関しては上位にいるはずのジュニアでさえ 実践でのヒールリフトはできない。せいぜい遊び半分のアップの時に成功率30%程度でするだけだ。 ぽぽぽん! 軽快な音でボールをいとも簡単にコントロールする美幼女。…それに人が注目するなというのは無理な話である。 反対側のコートで練習していた横山、天野、…それに島田まで何事かとやってくる。
[829]小田ジュニアの野望:2010/02/04(木) 17:02:21 ID:0ZR8UHEs 横山「おい。小田…この子誰だ?」 まず口を開くのは先週の紅白戦で一緒のチームだった横山。 小「俺の妹です。…どう思います?」 横山「どう思うって…お前の妹ならまだ1.2年だろ?」 小「はい。2年生です。しかもまともにボールを触ったのは今日が初めてです」 横山「…信じられん。ボールコントロールならお前より上手いかもしれないぞ?」 小「………」 そしてその会話に入ってきたのは後輩育成に定評のある島田。普段の険悪な仲を忘れたように話に突っ込む。 島田「今の話本当か?本当ならすぐに俺にコーチさせろ。どうせ4年になったらこのクラブに入るんだろ?」 光る原石を見た一流の細工師のように目を輝かせる島田。その瞳は過去の遺恨も打算も無い純粋な コーチとしての瞳である。
[830]小田ジュニアの野望:2010/02/04(木) 17:03:21 ID:0ZR8UHEs 小「…今日だけならいいですけど、妹は怖がりですからそうがっつくと逃げるか泣きますよ?ただでさえ 顔が怖いんですから…」 上級生に対してかなり失礼な物言いだが、島田はそんな些細な事よりも光る原石を磨ける事に心奪われ 一目散に紫乃の前に出る。 天野「あ!それだったら俺にもさせてくださいよ」 こちらも同じように口を挟むが、どうやらこっちはその才能ではなく可愛らしさに靡いているようだった。 小(………大丈夫かね?) 少し心配になったジュニアは出来るだけ防護壁になろうとみんなの仲介役になる。 〜〜〜
[831]小田ジュニアの野望:2010/02/04(木) 17:04:29 ID:0ZR8UHEs そして日も暮れ… 島田「はあ…今日は充実した一日だったな!」 泥まみれになりながらもまるで大きなプロジェクトを完璧にこなしたサラリーマンのように 満足げな島田その他2名が大の字になって倒れていた。 小「紫乃、どうだった?一日体験入部は?」 紫乃「うん。楽しかったの。お兄ちゃんもこうしていたのね」 小さな妹は恐らく初めて汗びっしょりになるまで動き回り、今まで使わなかった神経が再構成されていく 感覚に心地良さそうに身を任せていた。 小「ああ。サッカー楽しいだろ?」 一方ジュニアのほうも島田のコーチの仕方を研究つくし、どうすれば人間は磨かれていくかを理解し、 今度自分より下の人間に教えてやろうと思うのだった。
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0ch BBS 2007-01-24