※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【因縁の】キャプテン正美4【闘い】
[218]キャプテン正美 ◆ZnBI2EKkq. :2010/02/12(金) 21:03:05 ID:??? 修哲監督「南葛の左サイドアタックは…E番の片桐なら問題ない。H魚住も身長は高いが、でかいだけだ。 こいつらの対応は特にない。通常どおりのディフェンスで十分だ。 あとはG番のドリブル突破、B番のシュートか…」 来生「ドリブル突破だって?ボクとどっちが上?」 癖のある髪をショートにし、くるくる回る大きな目を持つこの少女は来生あい。 意外にメカや機械に強い。情報班のひとりでもある。 夜な夜なレオタードを着て、怪盗稼業に身をやつしているかどうかは不明である。 修哲監督「ああ、G番今川のドリブル突破は、ドリブルのレベルだけなら来生と同程度と言えるかもな。 だが、スタミナがないのが欠点だな。守備も担っているようだし、すぐガス欠するだろう。 B番大川のシュートも、攻撃を厚くすれば自陣から出て来れまい。セットプレイだけは気をつけろ。 …というわけで、決勝の布陣は以下のとおりだ。特に多く言うことはない。 こちらのペースで試合を運べば、結果として勝ってしまうだろう」 修哲イレブン『はい!』 【修哲】3−4−3 J−H−− J水田 H来生 −−−−F F滝 −−−−− C−I−G C天満 I井沢 G橋岡 −−−−− −D−−− Dシェスター −AEB− A中本 E高杉 B島田 −−@−− @若林
[219]キャプテン正美 ◆ZnBI2EKkq. :2010/02/12(金) 21:07:32 ID:??? 場面はふたたび変わり、ミーティングが終わったばかりの南葛中へ移動する。 解散となり、正美はみんなと別れ、いつもの通学路を歩き、いつもと同じ曲がり角を折れる。 ??(こちらではない…そなたには行くべき場所がある…) 正美「えっ!?」 神社のときと同様、頭に電流が流れるような感覚があり、周りを見渡すが誰もいない。 でもなんだか今日だけは逆を行ったほうがいい気がする。 正美(べつにちょっと遠回りしても…) 頭でそう言い訳しながら、何か大きな力にひかれるように歩く正美だった。 数回角を曲がると、正美は自分がどこに向かっているのか分かってきた。 正美(いつも行ってるのに、どうして?) いつもの場所…そう、少年少女サッカー場。 そこに近づくにつれ、いてもたってもいられなくなり、しだいに歩調が速くなる。 最後にはダッシュするように少年少女サッカー場にかけこんだ。 そこにあるひとつの人影。 その主は… 正吾「おっ、正美じゃないか。もしかしたら来るかなと思ったら本当に来るなんてな」 正美「お兄ちゃん!」
[220]キャプテン正美 ◆ZnBI2EKkq. :2010/02/12(金) 21:10:12 ID:Dj+x1KkM 正吾「ちょっとボール蹴らないか?」 正美「うん!」 荷物を置いて準備を終えると、さっそく正吾が正美にパスを送ってきた。 正確に正美の足元へとボールが届く。 正美「よーしっ!」 正美がサッカーをしているのも、究極的には、正吾とボールを蹴りあうためだといえる。 だから、小学生のころから数え切れぬほどパス練習をした。 正確に正吾にボールを届けるために。 正吾とのボールのやりとりを一回でも無駄にしないために。 その結果、パスの交換をすれば、正吾の考えていることがなんとなく分かるようになった。 そう… 【分岐】 先着1名でこのスレに 正吾との連携→!card と!のあとのスペースを埋めて書き込んでください。カードで分岐します。 ダイヤ→「????」とすら言えるかもしれない。 ハート・スペード→「以心伝心」と言えるほどに。 クラブ→「阿吽の呼吸」と言えるくらいには。 ジョーカー→ダイヤ+ボーナス。
[221]森崎名無しさん:2010/02/12(金) 21:15:01 ID:??? 正吾との連携→ スペード5
[222]キャプテン正美 ◆ZnBI2EKkq. :2010/02/12(金) 22:46:04 ID:??? 正吾との連携→ スペード5=ハート・スペード→「以心伝心」と言えるほどに。 ---------------------------------------------------------------------------------- そう、「以心伝心」と言えるほどに。 正吾「どうした、正美?何か悩みごとかい?」 正吾の心がなんとなくわかるということは、正吾に正美の心がどことなく伝わってしまうということでもある。 正美「うん…」 正吾「そうか。好きな男の子でもできたのかい?」 正美「ちが…っ!そんなんじゃないよっ!」 正吾「ははは、冗談だよ」 正美「むーっ…」 正吾「ボールは丸いんだ。迷った足で蹴ったって上手には飛ばないぜ」 正美「…うん」
[223]キャプテン正美 ◆ZnBI2EKkq. :2010/02/12(金) 22:48:13 ID:??? 正美「じつはね、前の試合はぜんぜんうまくプレイできなかったの。 一回戦でヘマしちゃったから、こんどはヘマしないつもりだったのに」 正吾「それで、へこんでるわけかい」 正美「うん…わたしはキャプテンなんだから、がんばらなきゃいけないのに」 正吾「いいんじゃないか、それで」 正美「えっ?」 正吾「俺だって、それどころか森崎さんや翼さんだってヘマはしたさ。ヘマしないプレイヤーなんていない」 正美「お兄ちゃんも?」 正吾「そうさ。俺なんてヘマばっかりさ。 考えてみるといい。完璧なプレイばっかりやってて、ミスひとつ許されないサッカーを。 そんなのありえないし、気持ち悪いだろ? 機械じゃなくて人間が、完全にフラットじゃないピッチで、 手じゃなくて足でボールを扱ってるんだ。ミスもするさ」
[224]キャプテン正美 ◆ZnBI2EKkq. :2010/02/12(金) 22:52:45 ID:??? 正吾「率先して失敗してあげる…っていうのも変だけど、正美はみんなが安心して失敗できるようにしてあげればいい。 誰かが失敗してしまっても、正美がカバーすることを信じてもらえれば、 みんなは失敗を恐れない積極的なプレイができるだろうし、 正美が積極的にプレイをしていれば、みんなを信じてプレイしてるってことがきっと伝わるさ」 正美「…」 正吾「どうだい?正美のチームメイトにも、プレイが変わってきたコがいるんじゃないか?」 チームメイトの顔を思い浮かべ、正美はこくっとうなずく。 正吾「ぐいぐい力で引っ張るキャプテンもいれば、正美みたいなキャプテンもいる。 プレイがうまくいったとかいかないとか、それは結果にすぎないさ。 ヘマを恐れて自分のプレイを見失うほうがよほど怖いよ。 ああ、もちろん負けてもいいなんて言ってるんじゃないからな」 正美「わかってる」 正吾「みんなが調子いいときはどんどんプレイさせてあげればいい。 でも試合中ずっといい時間が続くわけじゃない。苦しい時間帯だってある。 そんなとき、苦しい時間帯だってずっと続くわけじゃない、と教えてあげられるのがキャプテンなんじゃないかな」 正美「うん…」 正吾「正しいやり方なんて俺はしらない。 森崎さんは森崎さんのやり方で、それを俺たちに伝えてくれた。 俺も、俺のやり方でチームメイトに伝えてきたつもりだ。 正美も、正美のやり方でみんなに伝えてあげられればいいと思うよ」 正美「うん!」
[225]キャプテン正美 ◆ZnBI2EKkq. :2010/02/12(金) 22:57:14 ID:??? 正吾「よし、元気出たみたいだな。じゃあちょっと勝負してみないか?」 正美「うん!負けないからね!」 正吾「おっと、こわいこわい」 高校生になり、正吾は身長も伸びた。 サッカー選手として大柄なほうではないが、それでも今の正吾は中学一年生の正美よりも頭ひとつ以上大きい。 体つきもがっしりとしてきているし、それ以上に足元のテクニックが以前とは比べ物にならないほど進歩している。 その技術は、まだ高校二年生にして、全国でもトップレベルにあるほどだ。 だが、正吾自身まだ知らない。本当の進化はこれからだということに。 正美は正吾とボールを争い、テクニックの限りをつくしてドリブルで抜こうとする。 奪われたら即座にタックルに向かう。 何度かのプレイがあり、やがて正吾が休憩を申しでた。 正吾「ちょっと休もうか。正美、うまくなったな」 正美「ほんと!?」 正吾「本当さ。びっくりしたよ。 でもな、いくつか鍛えればもっとうまくなれると思うことがあるんだ」 正美「それって?」
[226]キャプテン正美 ◆ZnBI2EKkq. :2010/02/12(金) 22:58:40 ID:Dj+x1KkM 【分岐】 先着1名でこのスレに 正吾の評価→(!dice) +( !dice) と!のあとのスペースを埋めて書き込んでください。ダイスで分岐します。 12→全能力。 11→オフェンス全般。 10→ディフェンス全般。(ブロック除く) 9→パス。 8→カット。 7→ドリブル。 6→タックル。 5→スタミナとせりあい。 4→せりあい。 2〜3→スタミナ。 ※シュートは必ず教えてもらえます。
[227]森崎名無しさん:2010/02/12(金) 23:04:14 ID:??? 正吾の評価→( 6 ) +( 4 )
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24