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【まだだ!】キャプテン井沢ζ【まだ終わらんよ!】
[332]キャプテン井沢α ◆Uh398zNy5g :2010/02/08(月) 19:49:57 ID:??? 第二話 ネズミ地獄の恐怖 マサラタウンの南、グレンタウンを望む位置にその研究所はあった。 ジムと同じサイズの敷地を占める、純白の研究所。 ポケモン川柳の第一人者、オーキド博士の住処だ。 そしてそこは同時に、狂気の発信基地でもある。 外の百葉箱の前に一人の研究員がデータ集計のために立っていた 研究員「まったく よくふりやがる雨だな もう春だってのに暖かくならねえのかな はやく観測を終わらせてストーブにあたろう」 チュウチュウ 研究員の頭の上に重い物が乗っている感触と泣き声が起こる 研究員「なんだ?」 研究員は何気なく背後の物を掴む 研究員「げっ! ギャーーーー!ネズミ!!」 研究員はネズミを投げつけるように放す 研究員「なんでこんなところにネズミが?」 ピシャ! 再び研究員の頭の上にネズミが落ちてくる 研究員「わあっ!!」
[333]キャプテン井沢α ◆Uh398zNy5g :2010/02/08(月) 19:52:24 ID:??? ビシャビシャ チュウチュウチュウチュウ・・・ 次々と空からネズミが振ってくる 研究員「わあっ!! 空からネズミが振ってきた!!」 バラバラバラバラ・・・・ すなあらしのようにネズミが一人の研究員を覆う 研究員「ヒイイイイイイイイイイイイイ!!!」 数秒後にはおつきみ山のようなネズミの塊が研究員がいたところにできていた ネズミの視線の先にはオーキド研究所があった・・・
[334]キャプテン井沢α ◆Uh398zNy5g :2010/02/08(月) 20:01:17 ID:??? サトシ「わあああ!!! あっ!」 突如叫び声を上げ目覚めたサトシの前にはおとなりさんのお姉さんがたっていた シゲルの姉(以下シゲ姉)「びっくりしたわ、急に大声を出すんだもん」 サトシ「ちっ 夢か」 シゲ姉「うふふ 大の男が寝ぼけてて夢なんておかしいわ」 サトシ「うっ」 ふと気がついて周りを見ると病院のような清潔な部屋のなかのきれいなベットの上に自分が横たわっていることに気付く サトシ「きみは誰?おれは・・・・・・・?どうしてこんな所にいるんだ?」 シゲ姉「私はシゲルの姉よ あなたは夕べ気を失ったままお爺様に運ばれてきたのよ」 サトシ「お爺様って あの白髪の親父のことか?」 シゲ姉「ええそうよ」 サトシ「そうだ!ジジイ!」 ベッドから跳ね起きる
[335]キャプテン井沢α ◆Uh398zNy5g :2010/02/08(月) 20:02:17 ID:??? サトシ「あいつをとっちめてりゆうをはっきり聞いてやる!」 シゲ姉「じゃあこれはいてから行きましょう」 シゲルの姉は一つの布切れのようなものをとりだす サトシ「?」 サトシはそれを広げることでそのしょうたいをみやぶった! サトシ「パンツ? まさか!」 サトシは自分の股間を見る サトシ「どうしてパンツなんかとったんだよ!」 シゲ姉「だって雨でぐしょぐしょだったんだもん」 ワナワナと震えるサトシと見ないようにするシゲルの姉の顔はオクタンのように真っ赤になった
[336]キャプテン井沢α ◆Uh398zNy5g :2010/02/08(月) 20:07:40 ID:??? 大きな鋼鉄の扉が開く。 目の前に広がるのは、標本室だった。 いくつもの水槽に満たされて泡を立てるサイコソーダの中に、醜怪な軟体生物の切れ端が浮かんでいる。 それらは時折痙攣したように脈動すると、再び静かになる。 サトシ「すげえ設備だな」 サトシの眼前にはカビゴンの剥製があった サトシ「すごいポケモンだ こんなすごい設備、マサラタウンにあっとは驚きだな」 そしてしばらく歩き、とある部屋に入ると一人の老人と研究員がサトシたちを出迎えた オーキド「おお!来たか!サトシ! どうじゃ元気になったか」 サトシ「ききてえことがある」 しかしオーキドはそれを無視してさらに続ける オーキド「おう紹介しよう ここにいるのがキミを三ヶ月みっちり仕込んでくれるというタツヒトという者じゃ」 タツヒト「よろしく」 オーキド「三ヶ月はこいつの指導に従ってもらう 寝起きもこの研究所をつかってくれ 訓練は少し厳しいが君ならたえられるだろう」
[337]キャプテン井沢α ◆Uh398zNy5g :2010/02/08(月) 20:10:28 ID:??? オーキド「タツヒト さっそく今日から始めてくれ」 タツヒト「はいっ!」 オーキド「じゃあサトシ頑張ってくれ もういってよろしい」 サトシ「ポカ〜〜ン」 シゲ姉「うふふ」 あまりのオーキドの話に唖然とするサトシだったが、自分の聞きたいことを思い出し、爆発する サトシ「冗談じゃねえ!なんの説明もしないでおれになにをやらせようってんだ!! はっきり説明しろ!!」 ギロッ てきの オーキドの にらみつける! サトシはひるんだ! オーキド「わけを言っても今のお前にはわかるまい とにかく命令にしたがってもらおう」 そう言い放つオーキドの体からは狂気が漂っている
[338]キャプテン井沢α ◆Uh398zNy5g :2010/02/08(月) 20:48:35 ID:??? オーキド「それから一切の口ごたえをするな 黙ってわしの言うとおりにしろそのほうが身のためだ」 サトシ「くそっ! 俺に!俺にわかるように説明しろー!!」 ビィ〜〜〜〜〜ッ!ビィ〜〜〜〜〜ッ! 同時、サイレンが響いた。 オーキド「ち…もう来たか!」 扉の向こうから覗くネズミに対し、オーキドは扉を蹴飛ばしてはさむことで対応。 サトシ「ん?」 あめがふりつづいているとはいえ 昼にも関わらず窓の外が真っ暗なことに気付く と、同時に窓ガラスが割れ、大量のネズミが飛び込んでくる タツヒト「逃げろ!サトシ!ここは俺にまかせろ! 博士とシゲ姉を連れて逃げてくれ!」 オーキド「サトシ!早く!」 サトシ「オーキド博士!こいつらはなんなんです!」 オーキド「こいつらは…ポケモンじゃ!」 オーキド達は、研究所の地下にある秘密研究所へと入っていく しかしそこにはすでにネズミに食い荒らされた研究員の死体が多数放置されていた
[339]キャプテン井沢α ◆Uh398zNy5g :2010/02/08(月) 21:25:57 ID:??? オーキド「こっちじゃ!」 オーキドが、地下の扉を開く。 そこに広がっていたのは、格納庫だった。 その中心に、一匹のポケモンが天井から吊られた状態で存在していた。 ヒトカゲ とかげポケモン うまれたときから しっぽに ほのおが ともっている。ほのおが きえたとき その いのちは おわって しまう だが、そのサイズは、サトシが知るものとはまったく違っていた。 サトシ「ヒトカゲは小型のポケモンのはず…これは…」 オーキド「これは、ゲッター……ゲッターポケモンじゃ!!」
[340]キャプテン井沢α ◆Uh398zNy5g :2010/02/08(月) 21:55:36 ID:??? サトシ「でも胴体がない 未完成なのか」 オーキド「サトシ、ヒトカゲじゃ、侵入してくる敵を焼き払うのじゃ」 オーキドが手渡したのは一つのモンスターボール。中にかえんほうしゃを覚えたヒトカゲが入っている。 シゲ姉「くるわ!」 サトシ「よし!扉を開けろ!」 ピンポーン!とびらがひらいた! チュチュー!!コラッタたちがなだれ込むように入ってくる グォワワー!!! ヒトカゲの口から放たれた炎はコラッタの群れを一瞬にしてほのおのうずと変化させた 「キキー!!」 サトシ「ヘヘ、ざまあみろ!散々脅かしてくれたお礼だ!跡形もなく焼き殺してやる!!!」 サトシの目は ふかい きょうきに そまっている
[341]キャプテン井沢α ◆Uh398zNy5g :2010/02/08(月) 21:59:38 ID:??? 「ああ・・・・」 サトシ「ん?」 もう一方から人が迫ってくるのが見える。だが体中にネズミが張り付いている。 サトシ「タツヒトさん・・・」 タツヒト「うう・・・・」 サトシ「とまってくれ!!」 聞こえていない。ゾンビのように歩く男に、サトシは恐怖の視線を向ける。 サトシ「ネズミが人間をコントロールしている!!」 シゲ姉「サトシ!兄さんをうたないで!」 あ、やせいのタツヒトがおそいかかってきた! サトシ「兄さんだと!?」 ビビッ! 一瞬怯んだサトシの目にコラッタたちが張り付き、サトシはめのまえがまっくらになった! サトシ「しまった!」 てきの タツヒトのかみつくこうげき! だが、その牙はサトシに届くことはなかった
[342]キャプテン井沢α ◆Uh398zNy5g :2010/02/08(月) 22:05:29 ID:??? ズワーーーッ!閃光がネズミとともにタツヒトを焼き払う シゲ姉「きゃあ!兄さん!」 そこにはリザードンを構えたオーキド博士が立っていた オーキド「サトシ!敵を見たら考えるな!すぐ倒せ!非情になれ!敵はお前が思っているほど甘くない!」 研究員「キキー!!!」 オーキド「サトシ!そいつの死に様をよく見ろ!われわれが戦う敵の恐ろしさを見ろ!」 炎に照らされ、オーキドの顔の陰影が不気味に揺れた。 オーキド「人類以外の生物がどのようにわしの孫を殺したか見ろ! 今のような戦い方をしていれば、次に炎に包まれるのはお前じゃ!そして世界全体なんじゃ!」 サトシ「待ってくれ、俺には何がなんだかさっぱりわからねえ。 俺が炎に包まれるとか、世界全体とか聞き捨てならねえせりふが飛び出すしよ ネズミのような下等生物がなぜこのようなことをするんだ?」 オーキド「下等ではない!!」 サトシのその問に語気をつよめる
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0ch BBS 2007-01-24