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【サッカー少年】キャプテンEDIT【奮闘記】
[330]森崎名無しさん:2010/02/22(月) 22:52:49 ID:??? 傍目から見ても分かるほどに逆上してて味方がいるってのもアレな話だなー。 ともあれ明確な敵はこれで3人目か
[331]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/22(月) 23:22:01 ID:givoVoMQ ★広がる波紋?→ スペードA =★ スペード→「それもそうだな……」一人の上級生が国岡に同調した ------------------------------------------------------------------ 2年生A「それもそうだな……」 その2年生が漏らした声は、小さな呟きに留まったため、誰にも聞こえなかった。 だが、確実に国岡へと同調していたのである。 2年生A(3年の先輩方が抜けた後、このまま早瀬のヤツがデカイ顔するのも癪だしな……。 アイツが大前を囲っているみたいに、俺も1年坊を手懐けておくとするか。 幸い、国岡は大前の周りの連中に反感を持ってるみたいだしな……) そして含み笑いを漏らす。 一方、騒ぎの中心では、小豆沢の喝が轟いていた。 小豆沢「……いい加減にしないか! グラウンドはケンカをする所じゃないんだ。 それに国岡、サッカーで勝負を挑んで負けた以上、それを人のせいにするのは言語道断だね。 ましてや監督にまで暴言を吐いたのは見過ごせない」 国岡(くっ……!) 小豆沢「少し汗を流して頭を冷やしてくるんだ。グラウンド20周! 大前、君もだ」 国岡「はい……(へへっ、大前も走らせるのか。今に見てろよ、このチームにふさわしいのは俺なんだ!)」 大前「(ケンカ両成敗、ってことか……示しを付けるには仕方の無いことかもしれないけど、やりきれないな)……わかりました」 小豆沢「わかったなら、駆け足!」 号令に従い、駆けだす二人。 その背を、様々な感情を孕んだ視線が追いかけていた。
[332]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/22(月) 23:24:14 ID:givoVoMQ 菱野「大前さんも走らされるのですか?」 やす子「でないと国岡くんの気持ちが収まらなくて、後でもっと問題を起こすかもしれないからねー……。 ま、丁度いいんじゃない? 大前くん、鍛えこみが筋力優先な所為で、ちょっとスタミナに難があるし」 菱野「……難しいのですね。チームでする競技というのは」 やす子「難しいよ。私も菱野ちゃんより一回り近く長生きだけど、やっぱりまだ難しいや」 そう言い、嘆息する飯地。 やす子(……国岡くんが監督への不満を募らせてせいで、キャプテンの小豆沢くんに裁決を任せざるを得なかった……。 ああ、もう。私ったら不甲斐ないんだから……! もっと監督としてちゃんとしなきゃ!) 落田「国岡のヤツって、前まで雪村のことライバル視してなかったっけ? 何でいきなり大前に突っかかるんだ?」 雪村「え? そうだったの?」 比良山「雪村より組みしやすいと思ったのだろう。……ご覧の結果だったが(そして大前の伸びは、俺としても予想以上だ)」 2年生A(今の空気は、かなり大前よりだな。国岡に話を持ちかけるのは、解散の後だ)
[333]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/22(月) 23:25:14 ID:givoVoMQ チーム内の空気を読んで姦計を巡らす2年生。 その正体は――、 先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。 ★国岡などアンチ大前団の中では一番の格下!→ !card=★ カードの絵柄で正体が変化します ダイヤ→2年生のナンバー2・ストライカー瀬川 ハート→ドリブルに定評のあるサイドハーフ篠田 スペード→バランスのとれたミッドフィールダー長池 クラブ→サブキーパー本条 JOKER→ダイヤの結果に加え、国岡に特訓イベント発生!
[334]森崎名無しさん:2010/02/22(月) 23:26:06 ID:??? ★国岡などアンチ大前団の中では一番の格下!→ クラブ4 =★
[335]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/22(月) 23:52:32 ID:givoVoMQ ★国岡などアンチ大前団の中では一番の格下!→ クラブ4 =★ クラブ→サブキーパー本条 -------------------------------------------------------------------------------- その正体は、サブキーパーの本条であった。 3年に正ゴールキーパーがおり、1年にとびだしの強さに定評のある渡会が入ったことで、 チーム内での立場の確立に苦しんでいた少年である。 本条(3年に正キーパーの無辺山さんがいるうちはいいが、後輩になんぞゴールマウスを預けてたまるか。 国岡を手始めにして、チームを牛耳ってやる! そして、見てろよ、早瀬……来年にキャプテンになるのは俺だ!) 2年生B「ん? どうした、本条。考え事か?」 2年生C「練習、そろそろ再開だぜ?」 本条「ああ。今、行くよ」 脳裏に描く絵図面など露ほども感じさせず、本条はチームメイトの後に続くのだった。 … … … 一方、こちらは3年生である。 柿原「……小豆沢にしては、ずいぶんキツイお沙汰だな? 大前は見逃してやってもよかったんじゃないか?」 小豆沢「柿原なら分かってるはずだろう? こうでもしなきゃ、国岡は抑えられない」 3年生A「うーん……それはそうなんだが……」
[336]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/22(月) 23:53:32 ID:givoVoMQ 3年生B「どうも釈然としないぜ。見た感じ、国岡は騒動屋だ。また何かやらかしそうな気がする」 小豆沢「だからといって、追い出すわけにはいかないさ。ウチは原則全生徒が何らかの部活に参加してなきゃいけない。 公立の中学校だからね。暴力事件を起こしたって言うならともかく、今の段階では反省と成長を促すしかない」 3年生C「あれでも小学校時代は結構なプレイヤーだったんだがなあ……これをきっかけに、また伸びてくれればいいけど」 柿原(とはいえ、大前までグラウンドを走らせるのは、国岡よりの裁定に見える……まさかとは思うが) 柿原が、胡散臭げに小豆沢を見る。 柿原「まさか、ケンカを売られた大前に、売った側の国岡と同じ罰を与えたということは――」 小豆沢「……柿原に隠し事は出来ないみたいだなあ」 小豆沢が、バツが悪そうに頭を掻いた。 3年生A「……どういうことだよ?」 3年生B「えーっと、つまり? 国岡が罰を受けつつも喜ぶように運んだってことは……」 3年生C「ごめん。俺にも解るように言ってくんない?」 柿原「つまり、国岡が腹を据えかねるようなことをしても、我慢しやすいように取り計らったということだ」 3年生C「国岡が怒りそうなこと……まさか」 小豆沢「うん。そうなんだ」 そう言うと、1、2年生に漏れ聞こえないように慎重にその言葉を告げた。
[337]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/22(月) 23:55:50 ID:givoVoMQ 小豆沢「――大会前に3回ある練習試合。その一つで、大前を使ってみたいんだ」 更に、「パフォーマンス次第では、大会でのスタメンもあるかもね」、と付け加えるのだった。 ※ 国岡との対決で見事な動きを見せて勝ったため、知り合いの好感度が上がりました ※ ※ まだ大前には告知されていませんが、月末の練習試合で起用されることが決まりました ※
[338]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/22(月) 23:58:13 ID:givoVoMQ 国岡、本条の登場と小豆沢さんの爆弾発言が飛び出したところで今日はここまでです 今日もお付き合いいただき、ありがとうございました
[339]森崎名無しさん:2010/02/22(月) 23:59:55 ID:??? 乙でした
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0ch BBS 2007-01-24