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【サッカー少年】キャプテンEDIT【奮闘記】
[39]キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2010/02/15(月) 19:50:12 ID:??? 独立おめでとうございます。 ポストプレイが得意なら、 ゴール前で様々なチャンスを生かすことが出来ますね。 これから、ポストプレイがますます得意になるのか それとも、他にも長所を作っていくのか、 大前の今後の成長を楽しみにしています。
[40]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/15(月) 22:22:17 ID:??? >>34 服は着て下さいねwそれはともかく、ワクワクしていただけたのなら光栄の極みです >>35 時期的に新田がSCにいてV2を目指している頃なので、シロヤマンが来たらタイムパラドックスがw >>36 出先からのお祝い、ありがとうございます。オリキャラはしっかりと芯を作っておかないとすぐに性格がブレますからね…… 毎回苦労します >>37 小豆沢さんは3年生という設定上出番が短いので上手く描写できるか不安でしたが、そのお言葉で報われた気持ちになれました >>38 キャラ作成時にポストプレイヤーが選ばれた時はどうしようかと思いました。もっと困ったのは必殺パスフラグを立てられた時ですがw >>39 育成の方針は読者の方の選択次第ですからね……どのような道が選ばれるのか、私の方でも楽しみにしています
[41]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/15(月) 23:20:22 ID:??? 〜鳴紋中グラウンド〜 大前たち1年生がサッカー部へ入部してから、一週間が経った。 その間に行われた練習は、小豆沢らの懇切丁寧な指導もあり、十分に効果的なものに感じられる。 だが、その一方で問題も発生していた。 落田「なあ。もう入部から一週間目だけどさ――」 比良山「……今日も監督は来ていないな」 1年生二人が、座る者のいないベンチに目をくれながら囁き合う。 監督は、未だ来ない。 県内トップクラスのチームを率いる身でありながら、入部初日のあいさつで『事情があって不在』と告げられてから、 ずっとその姿を隠し続けていた。 大前「なあ、これってまずくないか?」 雪村「? 何が?」 大前「監督がいないことだよ」 雪村「ああ。そういえば、このチームの監督って見たことないよね」 不安を顔に出す大前に対し、雪村はなんとも呑気だった。 思わず大きく溜息を吐く大前。
[42]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/15(月) 23:21:25 ID:??? 大前「あのなあ、一度も顔を見ないまま長い間監督に留守にされて、気にならないのかよ?」 雪村「大前君って心配性だね。小豆沢先輩たちも上手くやってるし、特に問題は無いじゃないかな?」 比良山「ところが、そう簡単にはいかないんだ」 二人の会話に比良山が割り込む。 比良山「監督のような大人っていうものはな、最終的な責任を取らされるために置かれているんだ。 例えば……仮に、だ。落田が練習中、身の程知らずに格好を付けたドリブルを試して怪我をしたとする」 落田「おい。なんで不名誉な例えに俺を出すんだよ」 比良山「……じゃあ、別のだれかでいい。とにかく俺たちの誰かが練習中に怪我をしたとする。 それが怪我をした本人が原因だとしても、責任というものは部全体の練習を指導していた人に被せられるんだ」 大前「現状の場合は小豆沢さんだな」 比良山「そうだ。保護者や教師からの責任追及、その矢面にキャプテンを立たせることになる。 雪村、もしもお前がそんな立場に立たされたらどう思う?」 雪村「う〜ん……すごく嫌な感じかな。もしそうなるかも、って考えてたら、練習に身が入んなくなっちゃう」 実際にそうなることを想像したのか、雪村が大仰に身震いをする。 雪村「それに、自分と同じ立場の選手の事も責任を持て〜! って、言われても、困っちゃうよ」 比良山「正解だ。キャプテンのコンディション、モチベーションにも影響が出るし、責任の重さは一中学生が負うには過剰だ。 更に言うなら、キャプテン自身の練習量も大幅に減ることになる」
[43]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/15(月) 23:23:36 ID:??? あそこを見てみろ、と比良山は顎で向こうを指した。 小豆沢が、シュートのコントロールに悩む末松を指導している。 小豆沢「……末松君は、まだ蹴り足だけの力でボールを蹴ってる感じだね。 生まれつきの筋力に恵まれて、強いキックを撃つのに工夫が要らなかったから、かえって悪い癖がついてるんだ。 もっと腰を入れて、それから軸足に掛かる体重を意識したら良くなると思うよ」 末松「そうした方がいいのは分かるんだけどな〜。頭では分かるんッスけど実際にやるとなるとどうも……」 小豆沢「じゃあ、軽くお手本を見せてみるから、真似してみてね。……それっ」 綺麗な弾道を描くシュート。 それがゴールネットに吸い込まれるのを見届けると、末松も懸命にシュートフォームの改善に取り組んでいく。 一見すれば、丁寧な指導をする先輩と、それによく応える後輩という絵になる構図なのだが、 大前「……そういえば、最近の小豆沢さんって、ボールを蹴ってる時は大抵誰かに見本を見せる時だよな」 落田「練習の効率を上げるために部員の数を絞ってるのに、肝心のキャプテンが一番新入部員に足を取られてる感じだ」 雪村「自分の練習時間を持てないなんて、僕だったら一日も持たないよ」 比良山「と、いうわけだ。そもそもキャプテンがいかに優秀とはいえ、俺たちより二つ年上なだけで同じ中学生に過ぎない。 指導力にも限界がある。対して清栄学園は、実業団選手の出身の監督の他にコーチも高値で雇い入れていると聞く。 このままでは差をつけられてしまうぞ」 大前「小豆沢さんも中学生、か。そうだよな……あの人、凄く大人びているから、時々それを忘れちゃうんだよな」 落田(ていうか、俺には小豆沢キャプテンよりお前の方が中学生とは思えないぞ、比良山……) 比良山の言葉で現状を認識した1年生一同は、一様に沈鬱な表情になる。 能天気が売りの雪村さえ、表情を曇らせた。 空気を変えるように、比良山が軽く咳払いをする。
[44]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/15(月) 23:25:10 ID:??? 比良山「とりあえず、今は練習中だ。この場で話し合っても、らちが開くまい。 監督の不在期間とそれに派生する問題については、後でキャプテンに聞いてみよう。 それで監督が不在の原因や、いつ戻ってくるかが分かればよし。もし、この状態を解決する目途が無いとしても、 1年の中でも不安を感じている者がいると伝えれば、キャプテンも今の無理を続けず学校に掛けあってくれるかもしれん」 大前「けど、それって、小豆沢さんに余計な気遣いとかさせたりは――」 雪村「大丈夫! 誰かに悩みを分かってもらえるだけでも、気が楽になるものなんだよ!」 雪村がそう言った瞬間、三人の表情が凍った。 大前「……」 落田「……」 比良山「……」 雪村「な、何? 僕、なにか変なこと言った?」 大前「ゆ、雪村が正解らしきことを口にしたぞ!」 落田「どうしたんだよ、雪村! お前は空気を読まないことに定評があるんじゃなかったのか!?」 比良山「……春だというのに、明日は雪か。ここは内陸だから冷えるんだよな」 雪村「???」 ひたすら動揺する三人に、雪村は小首を傾げる。 一時的にせよ、ともかくいつもの彼ららしい空気に戻った。
[45]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/15(月) 23:26:48 ID:??? 〜練習後〜 小豆沢「ああ、監督の事か」 練習後に質問を切り出すと、小豆沢は快く応じてくれた。 小豆沢「実は監督が春休み中に急病になってね。検査が済むまで替わりに僕が部を取り仕切ることになったんだ」 大前「病気だったんですか。それで、監督の復帰はいつ頃になるんです?」 落田「まだ学生の部長が代行している、ってことは、そんなに悪くはなかったんですよね?」 勢い込んで尋ねる大前らに、小豆沢は答えにくそうに顔を背ける。 小豆沢「悪くは……なかったよ。少なくとも病院に行く前は」 比良山「まさか検査で良くない結果でも?」 小豆沢「検査の結果は……僕としても驚きが隠せない結果だったんだけど、」 雪村「え? もしかして重い病気だったんですか?」 小豆沢「すごく、言いづらいことなんだけど……みんな、覚悟して聞いてくれよ」 ……ゴクリ。 誰ともなしに、喉を鳴らして生唾を呑みこんだ。 小豆沢が、口を開く。 小豆沢「……実は、監督はね――」 大前「か、監督は?」
[46]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/15(月) 23:28:05 ID:??? 小豆沢「――オメデタだったんだ」 ………。 ………………。 ………………………。 大前「……はい?」 小豆沢「何度も言わせないでくれよ……。オメデタだったんだ。赤ちゃんが出来てたんだよ」 落田「なにィ!?」 落田が目を剥いた。比良山も、予想外の答えに口をパクパクとさせている。 比良山「こ、ここの監督は、女性だったんですか?」 どうにかそれだけの言葉を絞り出す比良山。 小豆沢「うん。女性だったけどプレイも指導も上手い人だったよ。ただ報・連・相がちょっとルーズなのがね……。 検査の結果がとっくに出てたのに、キャプテンの僕も連絡無しのまま宙ぶらりんだったんだ。 溜まりかねて見舞いに行ってきたら『出来ちゃったから、彼に責任とってもらって寿退職するね』だってさ。 なんでも独身でいきなり身籠ったもんだから、両親と派手に言い合ってそのドサクサに忘れてたらしい」 大前「それはまた……コメントに困る顛末ですね」 落田「しかも辞めちゃうんですか。こんな時期に」 小豆沢「そこはまあ、天からの授かりものだから仕方ないと思って諦めたよ……」 遠い目をする小豆沢。 比良山「ということは、これからこのチームの監督は誰がやるんです?」
[47]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/15(月) 23:29:18 ID:??? 小豆沢「それなんだけどね。先生方も泡を食ってたけど、なんとか新監督に就いてくれる人を見繕ったみたいだよ。 明日着任するってさ」 雪村「良かったー。これで小豆沢先輩も、練習に専念できるようになるんですね!」 小豆沢「新しい監督が部に慣れるための時間もあるだろうけど……まあ、そうなるね。 他に何か聞きたいことはあるかい?」 先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 A.「いえ、ありません」 小豆沢先輩も(精神的に)疲れているみたいだ。今日は帰ろう B.「そういえば、このチームにマネージャーはいないんですか?」 これだけは聞いておかなきゃ男が廃るぜ! C.「そういえば、先輩に妹さんかお姉さんはいないんですか?」 せ、先輩の家族構成が気になるだけなんだからね! 下心とか無いんだからね!
[48]森崎名無しさん:2010/02/15(月) 23:31:33 ID:KBnbWCSs B
[49]森崎名無しさん:2010/02/15(月) 23:43:34 ID:iNVQE3KM A
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0ch BBS 2007-01-24