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【サッカー少年】キャプテンEDIT【奮闘記】
[938]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/04(木) 01:58:47 ID:qz7QbQrI ★必殺、俺の必殺技パート2!→ ダイヤ10 +前回までの経験(+2)=★ 10+2=12 J〜Q→「大体分かった」フラグ習得 --------------------------------------------------------------------------- 大前「――見えた!」 長い瞑想の果て、大前は目を開けて立ち上がる。 その脳裏には、幾種類かのダイレクトシュートのビジョンがくっきりと浮かび上がっていた。 大前「まだまだ構想を得た段階だけど……これから猛特訓して、必ず物にしてみせる!」 そう言うと握りこぶしを固め、更なる精進を誓うのだった。 ※ 必殺浮き球シュートのフラグを手に入れました ※ ※ このフラグで手に入れられる必殺技は、以下の通りです ※ ※ オーバーヘッドキック:威力2、消費ガッツ120、高い浮き球、必要必殺シュート経験15(発展性:高) ※ ※ ダイビングボレー:威力3、消費ガッツ160、低い浮き球、必要必殺シュート経験15(発展性:有) ※ ※ ジャンピングボレー:威力4、消費ガッツ200、低い浮き球、必要必殺シュート経験20(発展性:有) ※ ※ クリアボム:威力6(吹っ飛び係数3)、消費ガッツ250、高い浮き球、必要必殺シュート経験30(発展性:有) ※ ※ 前転シュート:威力5、消費ガッツ250、低い浮き球、必要必殺シュート経験30(発展性:有) ※ --------------------------------------------------------------------------------------------- なんとか必殺シュートフラグをものにして7月の自由選択が終わったところで今日はここまで 次回は県大会からスタートです。大前は練習試合の失態から出場機会は無く、実質NPCパートになります 皆さんが退屈しないよう、なんとか工夫したいところです それと次スレの用意ですが、970あたりくらいが目安でしょうかね? では、深夜までのお付き合い、ありがとうございました
[939]森崎名無しさん:2010/03/04(木) 01:58:57 ID:??? 惜しいがフラグgetでよしとしとこう
[940]森崎名無しさん:2010/03/04(木) 02:00:04 ID:??? 乙でした〜 て、ヘディングないんだ クリアボムがそれ?
[941]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/04(木) 02:06:46 ID:??? >>940 そうですね クリアボムはテクモ版4のオールスター専用キャラ・KAZUの必殺ヘッドです 東方サッカーだと名前の通り必殺クリアでしたけどw 4由来の設定が多いスレなので、せっかくなのでこれにしてみました
[942]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/07(日) 01:39:09 ID:??? 〜県大会当日〜 実況「7月も終わりにさしかかり、季節は今、夏真っ盛り! 世の学生諸子は夏休みを謳歌していることでしょうが、スポーツマンに休みはありません。 8月の全国中学校サッカー大会への切符を賭けて、県予選が始まろうとしています! 陽炎揺らめく激闘を制し、更なる熱戦の舞台へ歩を進めるのは、どのチームでしょうか? 常勝の強豪・鳴紋中か? エリート軍団・清栄学園か? 台頭著しい氷潤中も見過ごせません。 さあ、注目の今大会、間もなく開会式です!」 ワアァァァァァァッ!! 実況の煽りを受けて、競技場に詰めかけた観客が歓声を上げる。 観客「今年も全国出場は鳴紋が頂きだぜ!」「いや、氷潤も練習試合の敗戦から猛特訓を行っているらしいぞ?」 「とは言っても、練習試合は一か月前だろ? 付け焼刃がどこまで通じるか……」「何だとコラ、氷潤なめんな!」 「それより清栄に大物の1年生が入ったとか……」「それこそ話にならねーって。いくら上手くても1年じゃ小豆沢には勝てねえよ」 菱野「観客の方々の熱気がすごいですわね……」 落田「そりゃ、公式の大会だからね。練習試合とは気合いが違うさ(へへっ、マネージャーの隣とは思わぬ役得♪)」 開会式の進行を観客席で見守るのは、マネージャーの菱野とベンチメンバーからも漏れたサッカー部の面々だった。
[943]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/07(日) 01:40:31 ID:??? 国岡「……けっ。練習試合でも活躍した俺がベンチにも入れねえって、どういうことなんだよ。 ホントにあの監督は見る目が無いぜ」 渡会「しょうがないだろ。今大会は2、3年がスタメン欄を埋めてるんだ。ベンチにも2年の先輩がいるしな。 1年目からすぐに俺らの出番が来るようじゃ、逆に先輩方の実力が疑われるってもんだろ?」 国岡「チッ……お友達がスタメンだと寛容になれるんだなあ? 美しい友情だぜ。 差をつけられて舎弟に格下げにならなきゃいいけどな?」 国岡の言う通り、何かと渡会と共に行動する事の多い本多は、ボランチからDFに移動してスタメン起用が決まっていた。 それを当て擦られて渡会は顔をしかめる。 菱野「く、国岡さん! そういう言い方は失礼だと思います!」 渡会「いいんだよ、マネージャー。……こいつは同じ1年MFの雪村が出られるのが気に食わないみたいだからね。 ポジション争いに敗れた負け犬の言うことなんか、いちいち聞いていられないよ」 国岡「ぐっ……てめえ!」 菱野「わ、渡会さんも挑発し返さないでくださいまし!」 落田「マネージャーの言う通りだぜ。ここはチームメイトらしく仲良くだなあ――」 国岡・渡会「「落田は引っ込んでろ」」 落田「な、何だよこの扱いは!? 何でこんな時だけ息ぴったりなの、お前ら!?」 渡会「だって落田だし」 国岡「箸にも棒にも引っかからない程度の実力だし」 末松「俺も一芸だけとか言われてるけど、落田にはその一芸も無いわけだし〜」
[944]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/07(日) 01:42:03 ID:??? 落田「ど、どさくさに紛れて末松にまで! うわ〜ん、俺を慰めてくれよマネージャ〜!」 菱野「きゃあ!? そ、そんなことを言われても困りますっ」 両手を広げて迫る落田を、スコアブックを盾に防ぐ菱野。 渡会(噂じゃ、だいぶ前に振られたって聞いたのに、落田も懲りないな) 国岡(ちっ。せっかくヘボGKをからかって憂さを晴らしてやろうと思ったのに、馬鹿に水を差されて興醒めだぜ……。 って、そういや格好の標的がいたっけ。けけけっ……) 一旦は白けた表情で矛を収め掛けた国岡だが、すぐに目先を変えて舌舐めずりをする。 国岡「そういやあ、さっきから一言も喋ってねえよな、お前。なあ、大前くんよぉ?」 大前「(こいつ、最近は絡んでこないと思ってたのに……)……何か用かよ?」 国岡の粘着質な口調からくる苛立ちと不快感、それをこらえながら返事をする。 練習試合で失態を演じ、チームメイトから信頼を失った大前。 彼もまた、ベンチに入ることさえ出来ずに、観客席に座ることを余儀なくされていた。 国岡「いやあ、いるかいないかも分からなかったんで、ちょっと確認に呼んでみただけさ。 居た堪れなくって、勝手に帰っちゃったかもしれないかも……な〜んて、ちょっと心配になったからよ」 大前「(相変わらず、嫌味ったらしいヤツだ……くそっ、ここは我慢我慢)そうかい。意外と仲間思いなんだな」 腹立ちを抑え、軽く皮肉を言う程度にとどめる。 だが、大前の対応がその程度にとどまるだろうことは、国岡にも分かっていたことだった。 国岡「(これくらいは堪える、とは思ってたぜ。けどな――)そうだよ、仲間思いなんだ。俺って。 だからさ、お前も話の輪にくらいは入れてやろうと思ってな。……どうだよ、みんな!」
[945]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/07(日) 01:43:58 ID:??? そう言って、チームメイトたちを振り仰ぐ国岡。そこには――迷惑そうな顔をしたチームメイトたちがいた。 末松「え〜、俺は嫌だよ〜(大前がいなきゃ、練習試合でFW起用されてたのは俺だったんだぞ。 そうすりゃ大活躍出来て、俺にもレギュラー入りの目があったてのに……)」 落田「俺も出来れば遠慮したいね(比良山は何でかまだ肩入れしてるけど、俺は付き合いきれないな……。 この前の事でもう愛想が尽きたぜ!)」 渡会「(国岡も意地の悪いことをする。気の毒な気もするが、ま、庇う義理は無いか)……俺は知らねー」 各人の返事を聞いて、下を向きながらニタリと笑う国岡。 国岡(けっけっけっ……監督やキャプテン、先輩の目がある練習中なら抑えられている反感も、1年しかいない今なら露わになる。 仲良しこよしな比良山の野郎も選手入場でここにはいない。ひひっ、反感の中で誰にも庇われない苦痛を、存分に噛みしめな。 これもチーム内の実力者にばっかり媚を売ってきた報いさ) 大前(国岡の野郎、これが狙いか……! あえてみんなに水を向けることで、俺に孤立感を味わわせるとは。 悪知恵だけは一丁前に働きやがる……) 菱野(あわわ……険悪な雰囲気が何とかなったと思ったら、今度は大前さんがピンチな雰囲気に……。 ど、どうすればいいのでしょう!?) ピリピリとした雰囲気に包まれる観客席の鳴紋陣営。 そんな彼らをよそに、開会式は恙無く進行していく。
[946]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/07(日) 01:45:09 ID:??? 実況「さあ、選手の入場です。まずは県内の試合では無敗記録を更新し続けております、ご存じ鳴紋中学! 不動の10番・小豆沢くんは、今年はキャプテンを務めます。稀代のゲームメイカーとして、いかなる采配を見せるのか? 更には秋季大会から急浮上したストライカー・早瀬くん、華麗なるドリブラー瀬川くんといった個性的な面々も揃っております。 また1年生を多く含んだ挑戦的な選手構成となっていますが、これが吉と出るか凶と出るか? これもまた見どころとなりそうです。 鳴紋中学はシード権を獲得しているため本日の試合はありません。が、彼らの表情をご覧ください! いずれの顔も既に闘志を漲らせているのが伺えるでしょう! 県内王者・鳴紋中、覇者の道行きに油断の二文字はありません!」 観客「小豆沢ーっ! 今年も優勝を決めてくれーっ!」「早瀬ーっ! 頑張れよーっ!」「瀬川ーっ! 彼女返せーっ!」 小豆沢(……これが中学最後の夏。何としても全国へ行く。そして今年こそ勝つ。勝ってみせる!) 早瀬(鳴紋のエースストライカーとして認められ、こうして歓声を浴びていはいるが……足りねえ。もっと上の舞台へ行きてえ。 もっと高みに立って、そこで歓声を浴びてみてえんだ。そのためにも、県内なんかで足踏みしていられねえな) 瀬川(へへっ♪ 歓声を浴びるのは、やっぱり気持ちが良いぜ! 女の歓声と男の罵声は、色男にゃ付き物ってもんさ!) 柿原(ここで戦うのも今年が最後か。……感慨深いものがあるな) 長池(……観客席にいたヤツ。今俺を笑わなかったか? ……笑えよ。……今の俺は晒し者だ……。 選手の列には加わっているが、試合前からベンチ確定の晒し者なんだよ……) 豊原(……長池のヤツ、大丈夫なのか? まあ、ベンチにいれば無害だろうが) 篠田(早瀬は不動のストライカーで、1年には成長株の比良山もいる。……敵は他校だけではないな)
[947]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/07(日) 01:46:12 ID:??? 本条(今年もサブGKか……まあ、1年の渡会が弾かれただけでも良しとするか) 比良山(明日には中学初めての公式試合か。必殺シュートのアイディアをものに出来なかったのは悔やまれるな。 まあいい。今は全力を尽くすだけだ) 雪村(……変な気分だ。あの鳴紋中のレギュラーになって、思いっきりサッカーができるのに、何だか気持ちが弾まないや。 アイツ……あの男と、また戦わなければいけないからかな) 大前(来年……いや、秋には絶対にあそこへ並んでみせる。それまでは我慢だ) やす子(この三ヶ月面倒を見てきたチームだけど、正直、自信を持って全国へ出せるレベルかというと疑問よね……。 大会を通じて、もう一伸びしてほしいところだわ) 実況「続きましてはもう一方のシード校、清栄学園中等部! 昨年度はライバルの鳴紋を前に苦杯を舐める日々が続きましたが、 果たして、今年はどうでしょうか? 近代的科学トレーニングと音に聞こえた指導層のコーチングは、王者の牙城を崩せるのか? 善戦を期待しましょう!」 観客「鳴紋に比べるとあっさりした紹介だな?」「どうも、学校は派手だけど選手は地味目なんだよな……」 清栄応援団「清・栄! 清・栄!」「勝ーてっ! 勝ーてっ! 清・栄っ!」「打倒鳴紋! 清・栄っ!」 大前「シードで今日は試合が無いのに、応援団まで連れてきてるのか……」 国岡「けっ、物を知らねえ野郎だ」 渡会「……(無視)」 末松「……(無視)」 落田「(流石に全スルーは気が引けるよな)あそこは金持ち私立で、理事会やPTAに派手好きなのが多いからな」 菱野「凄い声ですわ。鼓膜が痛いです……」
[948]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/07(日) 01:47:37 ID:??? 清栄キャプテン(惨めな気分だ……今年も小豆沢の相手をしなけりゃいけないってのに、加えて下から金成が突き上げてくる……。 俺、なんでキャプテンになんかなっちまったんだろう。普通の部員なら、こんな苦労せずに済んだのに……) 金成(鳴紋の練習試合の様子からすると、小豆沢以外ならどうとでも料理できるな……だが、ヤツだけはどうにもならん。 ちっ、こうなったら、最後の手段も検討しておくか) 実況「次はベスト4の常連・氷潤中学! 先立っての練習試合では鳴紋に完全粉砕されました。 ですが、あれから猛特訓に励んでいたとの噂。今年は鳴紋・清栄の二強を相手に、どこまで食い下がってくれるでしょう!」 国岡「『あれから猛特訓』だとさ。けけけっ。次にやりあう時は、お前は出場辞退した方が良いんじゃねえの? ま〜た恥掻くかもよ? ま、秋には出られるって保証も無いけどよ」 大前「(構うだけ無駄だ。無視無視)……」 菱野「国岡さん? 公衆の面前でチームメイトを馬鹿にするような発言は慎んだ方がよろしいのでは?」 国岡「……へいへい。マネージャーは偉い偉い」 落田「菱野さんになんて口の利き方するんだ、この野郎!」 末松「なんで落田が怒るのかな〜?」 渡会「……ほっとけ。あほらしい(国岡も、自分が氷潤の連中に追い越されるかもって思わないあたり、おめでたいよな)」 氷潤の6番(『どこまで食い下がってくれるでしょう』? 馬鹿にしやがって……いつまでも鳴紋と清栄の噛ませ犬でいられるか!) 氷潤の2番(短期間の特訓だったが、タックルには充分磨きをかけてきた。もう好きにはさせないぜ、瀬川!)
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0ch BBS 2007-01-24