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【HPより】ファイアーモリブレム13【容量が危ない】
[380]森崎名無しさん:2010/02/21(日) 18:06:46 ID:??? ミネルバの練習→ スペード3
[381]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 19:59:20 ID:??? ナバールの練習→ クラブ10 10〜8→項目の能力+1 さらに必殺技かスキルを習得! ミネルバの練習→ スペード3 4〜3→必殺技かスキルを習得 ズザザザザーーッ!!シュバッ!ダダダッ! ミネルバ「くっ、流石は紅の剣士。やるではないか」 ナバール「…………」 ナバールのドリブルは体のキレを生かした相手を弾き倒すようなドリブルだった。 そこから相手を弾き飛ばす技術を捨て、避けることだけに集中する… 自身の得意とする『流星』のように分身するようなドリブルを開発したのだ。 ミネルバ「ならば、これならばどうだ!」 クルッ!グッ…ズザザザーッ!ズバシイィッ! ナバール「!」 ミネルバ「フッ…赤い竜の牙(サラマンドバイツ)とでも名づけておくか」 竜が獲物を噛み砕くかのように強烈な挟み込みタックルは、ナバールの華麗なドリブルさえも対処する。 ミネルバ「ふう…なかなか有意義な特訓だったぞナバール。明日の試合、共にがんばろうな」 ナバール「…………」 ナバールはミネルバに返事こそ返さなかったが、僅かに首を立てに振り相槌を返した。
[382]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:00:33 ID:??? ※ナバールの速さが1上がりました! ※ナバールが『流星ドリブル』(威力5 確立1/4)を開発しました! ※ミネルバが『サラマンドバイツ』(威力4 確立1/4 ふっとばし3)を開発しました! ※ナバールとミネルバの互いの評価が上がりました! それからアカネイア同盟軍は早田やビクトリーノたちの指導のもとで充実した練習を続けた。 バーツ「俺の『鳴動』はタックルだけに使うのは勿体無いぜ!このシュートを…受けろォ!」 ドーガ「なんの!この『大盾』と『捌き』を組み合わせたブロックさえあれば…ムンッ!」 ドゴォッ! バーツ「な…なにィ!?」 ドーガ「ふっ…ゴール前のポジションは誰にも譲らんぞ!」 マジ「バーツ、ドンマイ!次は俺とのあのコンビネーションを試してみようぜ!」 マリク「『レクスカリバー』をブーストさせれば…より強い援護が可能になる!うおおおっ!」 リンダ「私も負けてられないわ!ブーストの威力ならこっちの方が上よ!『オーラ』!」 ぶおおおおおおん…ゴヒュウッ!
[383]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:02:09 ID:??? ジョルジュ「トーマス、俺たちのコンビネーションを見せようか」 トーマス「は、はい!」 ダダダダダ…ばしっ、ぽーん…シュバッ! トムス「いくぞ!ミシェラン!」 ミシェラン「おう!兄貴!」 ズザザザザーーーッ…ガシィッ!ドヒューーーンッ! トムス「これが我らの…」 ミシェラン「カタパルトタックルだァーーーっ!」 ドゴオッ! トーマス「うわああああああっ!?」 トムスとミシェランの二人の脚力を組み合わせ、一人が発射台のように屈み、もう一人を勢いよく発射させる。 鉄の塊のような弾丸を受けたトーマスはあっけなく吹っ飛ばされてしまう。
[384]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:04:12 ID:??? ジョルジュ「やはり………こいつのベンチ入りは厳しいか…」 トムスたちの突進に吹っ飛ばされて地面に突っ伏すトーマスを見てジョルジュは頭を抱える。 ミディア「そんなこと言ったら可哀想よ。チャンスは皆に平等にあるんだから」 ボア「しかし、明日の試合はベンチ入りメンバー含め16人しか選ばれぬのだろう? 新参者のわしらが果たして選ばれるかどうか…」 ミディア「大丈夫です。試合を左右するのは何も実力だけではありません。 味方を『鼓舞』したり『指揮』したり…そういうスキルこそ必要になってくるはずです」 ジョルジュ「ふっ…せめてアストリアがいればな。ミディアももっと活躍できただろうに。 熱い絆で結ばれた…そう、たとえばあのマルス王子とシーダ姫のようにね」 ミディア「な、なー!」 ミディアは全身を真っ赤にほてらせながら、からかうジョルジュを追い掛け回すのであった。 ボア「ふぉっふぉっふぉっ。若い者はええのう…」
[385]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:05:20 ID:??? アベル「よぉ、ビクトリーノ。お前と直接対決するのはこれで2度目になるな」 ビクトリーノ「あァ。明日は俺の相棒を連れてくる予定だ。お前と試したあの連携技を 繰り出すことができるほど、二人の息はピッタリさ」 アベル「そうかい。あいにく俺にはそんな待遇の良い相棒がいなくてね…」 ビクトリーノ「……まァ、なにがあったかは聞かねぇよ。俺のいた世界も紛争やなにやら物騒なことが多いし」 アベル「そうしてもらえると助かる。で、俺に個別指導したいことってなんだ?」 ビクトリーノ「俺が相棒を見つけるまで使っていた、個人でも撃てる強力なシュートを教えてやる。 今のお前には、そういう技が必要なんだろう?」 アベル「フッ…明日戦うってのに随分親切な奴だな。黒豹の二つ名が聞いて呆れるぜ」 ビクトリーノ「黒豹ってのは狩りのとき以外は同族に優しいものさ。ほら、行くぜ!」 ※早田たちの指導のおかげでアカネイア同盟軍全員の力と技と守備が+1しました!
[386]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:06:50 ID:??? 山「ふー。すごいな、ここの国の人たちは…スポンジのように俺達の技術を吸収していくぞ」 早田「これだけ覚えが良いと、教えがいがあるってもんだぜ」 カルツ「フッ…しかし、おぬしたちも物好きじゃのう。この企画を考えたのはおぬしたちなんじゃろう?」 ビクトリーノ「明日の試合に森崎が負けたら、俺達のいる世界に連れて帰る…そうなんだろう?」 その言葉に松山と早田は一瞬顔を曇らせる。 早田「なんかなー…違うって分かっていても、やっぱり助けてやりたいと思うじゃねぇか。なぁ、松山」 松山「……俺は、森崎に感謝しているんだ。アイツのおかげで俺は、本当に大事なものが何かを理解して、そして」 松山はそこまで言うとポケットから白い鉢巻を取り出した。慈しむような視線をその鉢巻に向ける。 松山「こうして、どんな手段を使ってでも取り戻してやろうと、決意させてくれたんだから」
[387]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:07:52 ID:??? 凛とした表情で鉢巻を見つめつづける松山を見て、カルツは首をかしげながら口を開く。 カルツ「……その鉢巻がお前さんにとってどれほどの価値があるかは分からんが、 そのこととモリサキを『助ける』ことにどんなつながりがあるんだ?」 早田「詳しいことは明日話すさ。俺たちはもう戻れないところまで来ちまったんだ」 松山「ああ。『あの二人』が強攻策に出る前に、俺たちが森崎を連れ戻す。 だから明日の試合は絶対に俺たちは森崎に勝たなくちゃいけないんだ。 カルツ、ビクトリーノ。俺たちに…力を貸してくれ!」 カルツ「詳しい事情を話してくれないのはなんだか気にかかるが…まァ、チームメイトの頼みは断れんわな」 ビクトリーノ「俺はただ、強敵と戦えるだけで満足だ。俺の相棒の『ダ・シルバ』も同じことを言うだろうさ。 よーし、明日は派手にハットトリックでも決めてやろうか!」
[388]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:09:02 ID:??? その夜。心中穏やかではない森崎はボールを抱えて夜の平原へと足を運んでいた。 本来ならば明日の試合に備えて睡眠をとらなければならないのだろう。 だが、今の森崎にはそんな冷静な判断を導き出す余裕すらなかったのだ。 森崎「ハァ…ハァ…くそっ!駄目だ!こんなんじゃ…とてもじゃないが明日の試合は途中で力尽きる!」 全力のセービングを2回も発動させれば、後は自分はゴール前にたつ置物と化すだろう。 そうならないように、こうして基礎体力を高める特訓を繰り返しているのに、練習に身を入れようとするほど、集中が途切れる。 森崎「早田…あの自信に溢れた顔は何を意味しているんだ?なぜか…なぜか分からないが 嫌な予感がして止まない。明日はただの親善試合。なのに、どうしてこんなに不安になるんだ……!」 ズザザザザザーッ!バシィッ! 森崎「………ハァ、ハァ…げほっ!ごほっ!」 スッ… マルス「苦しそうだね。これを飲みなよ」 背後から降りかかる声に森崎は慌てて振り返る、夜空の満月に映える青髪と整った面持ちが神秘的に見えた。 森崎「マルス…王子」 マルスから渡されたのは薄い青色の薬品『特効薬』だった。 すぐに一ビンを空にする森崎。みるみる疲労していた体力が回復していった。 マルス「一人での練習は効率が悪い。僕も付き合うよ」 森崎「……悪いな」
[389]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:10:37 ID:??? ズシャッ!バシィッ!ダダダダッ!バゴォッ! 森崎「へへ…なんだか不思議な感覚だぜ。時間が遅く感じる。本来ならもう朝日が出てもおかしくない時間のはずなのにな」 マルス「気のせいだよ。まだまだ時間はたっぷりある。落ち着いて練習を重ねていこう」 森崎「あ、ああ……」 森崎とマルスの静かな特訓は続く。森崎は無限に続くかのような長い時間の中で キーパーとしての練習だけでなく、フィールダーとしての練習も行った。 マルス「そこだっ!」 森崎「おうっ!すぐ回すぜ!」 マルス「OK!」 バシッ!ぽーん!ボコッ!ビシィッ! 二人の間を何度も、月光に照らされたボールが素早く行き来する。 その間は徐々に狭まっていき、そしてふわりと浮き上がる。 マルス「ここだ!森崎!」 森崎「うおおおおおおおおおおっ!!」 ずあっ!ドゴォッ!ブシュルルルルルルルッ!ズギャンギャンギャンギャンギャン!!! その軌道は全く先が読めない。これから二人に訪れる様々な試練を案ずるかのような軌道を生んだ。 ずしゃあああああっ!ブズンッ!どしゅううううう………
[390]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:12:06 ID:??? ネットを突き破り、ようやく大人しくなったボールに二人は駆けより、仰向けになって天を仰いだ。 森崎「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」 マルス「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」 森崎「……まさか、王子とコンビ技を開発できるとは思ってなかったぜ」 マルス「どうしてだい?森崎」 森崎「……俺さ、実は初対面の頃、王子のこと気に入らない生意気な奴だなって思ってた。 俺がこの世で一番大嫌いな奴に雰囲気が似てるんだよ。鼻についてしょうがなかったぜ」 マルス「ははは、酷い言われようだね。ちょっとショックだよ」 森崎「弱いくせに先頭に立ちたがるし、奇麗事ばかり抜かしやがる。 けど、けどな。そんな奇麗事の理想を、お前は次々と叶えてきやがった」 マルス「君をはじめ、色んな人たちに支えられて、だけどね」 森崎「それでいいんだ。お前と俺の大嫌いな奴との一番の違いがそこなんだ。 お前は弱くて良いんだ。俺が、お前の仲間たちが支えてやればいい。 ……なんだろうな、こんな気持ち……あのときの俺じゃ考えることはできなかったな」 常に自分が先頭に立って戦ってきた。並み居るライバルたちを蹴落とし、意地でも先頭に、中心に立ちつづけようとした。 けれど、このアカネイア大陸で仲間たちと戦いを繰り返す中でそんな孤独だった考えは変わってきた。 甘っちょろい言葉だと思っていた。誰かが誰かを思う気持ち。その気持ちの強さが様々な繋がりと絆を紡ぎだした。 たった8人から始まった長い長い戦いの道は大きく広がっていき、そしてとうとうパレス解放というところまでたどり着いた。 森崎「変なこだわりだったんだよな。この広い戦場の中で…俺は主役にはなれなかった。 だけど、その結果に後悔はしていない。俺が自分で選んだ道なんだから。 リセットしてやり直そうだなんて、絶対に思ったりしない」
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0ch BBS 2007-01-24