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【止まらない】幻想のポイズン28【大艦巨砲主義】
[674]森崎名無しさん:2010/03/01(月) 20:19:20 ID:??? 個人的な話だがオールスターになった結果あのやる気のかけらもない霊夢がトップ下とかに入ってもがんばれねぇ 能力とかじゃなくて情熱っていうか絆っていうの?そんな感じで やっぱあそこは静葉さんか幽香さんでないと でも全日本も嫌なんだよなー あんなギスギスしてる上にサッカーのレベルが低いとこいまさら戻りたくねーしー
[675]森崎名無しさん:2010/03/01(月) 20:22:19 ID:??? ネットの中とはいえ言葉遣いには気をつけましょう
[676]森崎名無しさん:2010/03/01(月) 20:25:20 ID:??? 佐野が幻想郷に付かなければ全日本に行ってもいいんだけどね なんというかその立ち位置をふらっと出てきて取られるのもスッキリしないというか
[677]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/01(月) 21:39:02 ID:??? 紫が言葉を発してから、しばらくは身動きが取れなかった反町と三杉。 そんな二人を見て、紫は実に愉快そうに笑みを浮かべつつその4着の服――ユニフォームをテーブルに置く。 その4着の服は、それぞれ2種類の模様、そして色をしていた。 一方は反町達にとってもそれなりに馴染みのある、白の生地に青いラインが入り。 日の丸が胸に描かれている、全日本Jrユースのユニフォーム。 そして、もう一方はその全日本のユニフォームの青い部分を赤にした何ともおめでたそうな紅白色のユニフォーム。 それぞれの背番号は、19番と14番となっている。 反町(19番……俺の背番号だ。 って、ちょっと待て。 それじゃあ、この赤い方のユニフォームは……) 三杉(全幻想郷のユニフォーム、という事かな) 紫「因みに、そちらの方の背番号はどうなるかはまだわかりませんわ。 これはあくまで仮のもの……実際にメンバーを招集してから、正式な番号を割り当てさせてもらいます」 赤いユニフォーム――全幻想郷代表のユニフォームを指差し、呟く紫。 そこで、ようやく反町と三杉も思い出したかのように口を開き……紫に対して質問をぶつける。 反町「ちょ、ちょっと待って下さい紫さん! 全幻想郷って一体……一体、どういう事なんですか!?」 三杉「もしかして、国際Jrユースに出場するという訳じゃ……」 紫「勿論、その通りよ。 そうでなきゃ、全幻想郷なんて作ろうとする訳ないじゃない」 三杉「そんな馬鹿な……どう考えても中学生には見えないのがゴロゴロいるのに……」 紫「大丈夫よ。 その辺は、この私がちょこちょこっ……と」 反町「お、女の人がサッカーをするっていうのは外の世界じゃまず無いですよ……。 そんな簡単に通る訳が……」 紫「そこも私がちょこちょこっ、と」 三杉「そもそもあれは国際大会だ。 国と認められてないチームが参戦出来るわけが……!」 紫「ちょこちょこっ」 反町「……げ、幻想郷のサッカーは外の非常識です。 あんなサッカーが外で出来る訳が……」 紫「私がルールよ」 反町・三杉「「……………………………」」
[678]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/01(月) 21:40:03 ID:??? 駄目だこいつ、何とかしないと……という視線を紫へと向ける反町と三杉。 そもそも幻想郷のサッカーは、反町の言ったように外では非常識。 まず、幻想郷の主だったサッカー選手は皆が皆、女性だという点。 そして、刃物を使ったり二人に分裂したり能力を使ったり人形を使ったり……と。 明らかにサッカーとは言えない競技になりかけている点。 何よりも幻想郷は国として世界に認められていないだろうという点を突っ込みを入れるのだが……。 紫は全てスキマパワーで何とかする、と豪語する。 三杉(非常識極まりない……) 反町(相変わらずなんだか物凄い……) 思わず頭を抱えて頭痛を押し込める三杉、ただただ呆然とする反町。 しかし、そんな二人もすぐに気を取り直し……今度は別の観点から紫に質問をする。 三杉「百歩譲って……そう、百歩譲って全幻想郷が出場できたと仮定しよう。 だが、その場合、また新しい問題が出てくる」 紫「あら、どういう点かしら?」 三杉「単純明快だよ。 幻想郷のサッカーと、僕たちの世界のサッカーのレベルの格差だ」 そう、三杉の言う通り、幻想郷と外の世界とのサッカーのレベルはまるで違う。 外の世界では天才と謳われた三杉が、この幻想郷では中堅かそこらが精々といったレベルなのだ。 これでは勝負にすらならない、と三杉は言うのだが……。 それに対しても紫は答えを用意していたのか、すぐさま返答をする。 紫「その点に関しては大丈夫。 ……主要たる国には、幻想郷から一定の選手を派遣するの」 三杉「派遣……だって?」 紫「そう……コーチ兼選手、という奴ね。 あなたには馴染みがあるかしら?」 三杉「…………………」
[679]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/01(月) 21:41:06 ID:??? 派遣をする国はイタリア、アルゼンチン、フランス、ウルグアイ、西ドイツ、そして……全日本。 それぞれの国に対し、紫は2・3名程の選手兼コーチを派遣し。 更に開催日時を一ヶ月伸ばす事により、外の世界の選手達を育て上げると説明する。 これには三杉、そして反町も空いた口が塞がらないのだが……。 紫はまるで構う様子も無く、更に続ける。 紫「確か規定によると23名が定員だった筈だけれど……こちらの方で25名まで増やさせてもらうわ。 全日本も、その人数に足りない分だけ幻想郷のメンバーを派遣させてもらうつもり」 三杉(……確か、見上監督の話ではフランスで中里が合流。 それに若林源三、岬太郎君も加入をする筈だったな。 僕を含めた全日本20名にそれら3人を加え……うん? いや、違うぞ……) 紫「因みに……貴方達以外にこの幻想郷にいる全日本Jrユースの彼については、この話はまだ話していません。 ただ、彼は……反町君と戦いたいようだから、道は別れるかもしれないわね」 反町「え? か、彼って誰です?」 三杉(そうすると、19+3の22……反町が幻想郷を選んだ場合は、21か……) 一体誰が自分と戦いたがっているのだろうと思わず頭の上に?を浮かべる反町。 一方で三杉は、これは既に決定事項……説得をしてやめろと言うことも出来ないだろうと判断し……。 冷静に、自身の置かれた状況……そして、自身が取るべき選択について考える。 しかし、反町はそんな三杉には一切構わず……更に紫に質問をぶつける。 反町「い、一体どうしてそんな……外の世界でサッカーなんてしようと思うんです? 幻想郷から外に出て、大丈夫なんですか? 平気なんですか?」 紫「確かに、それは問題よ……でも、それでも私達の目的の前では些細な事」 反町「目的?」 反町の問いに、紫はゆっくりと頷き……ややもったいぶってから、口を開く。
[680]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/01(月) 21:42:12 ID:??? 紫「反町君、あなたがこの幻想郷に来た当初……私は言ったわ。 あなたは"そこそこ"の実力を持ったサッカー選手だと」 そう、この幻想郷に来た当初……反町はあくまでも"そこそこ"の実力を持った程度のサッカー選手だった。 しかし、この2ヶ月で反町はめきめきと実力を伸ばし始め……。 今ではシュート力"だけ"ならば、幻想郷一を名乗るに恥じない選手へと成長を果たした。 紫「そう、そしてその結果、あなたの影響を受けてほぼ全ての選手は共に成長をした。 これは、今までの常識から考えれば考えられない事なのよ」 神奈子達の突破を零れ球にするのが精々とはいえ、阻む事に成功するようになった穣子。 卓抜したドリブルで、両サイドを走る静葉と橙。 早苗やさとりといった、幻想郷でも名うてのゴールキーパーから点を奪ったリグル。 永琳達の完璧なシュートを、鉄壁の防御で阻むにとりやチルノ。 更に敵チームの者達も、その影響を多分に受け成長を続けている。 その顕著な例が、今日この試合でも1アシストをし勝利に貢献したパルスィであろう。 紫「私達の目的は、幻想郷サッカーの質の向上……そして、まだ見ぬ強敵との対戦」 反町「………………」 紫「人間の成長速度というのは恐ろしいわね……。 外の世界で一ヶ月練習を続ければきっと殆どの者は私達と戦うに値するようになるでしょう。 ……私達はね、その者たちと戦いたいの」 反町「それが、幻想郷が国際ジュニアユースに出場する理由ですか?」 反町の問いかけに、こくりと頷き肯定をする紫。紫にしては、何とも裏表の無い素直で純粋な理由だが……。 それでも、反町にとっては紫の言っている言葉が本心であるような気がした。 紫「そこで、私は二人に全幻想郷に入ってもらいたいと思っている。 貴方達と一緒に戦えれば、幻想郷サッカーの質は更に向上する……成長をするわ」 三杉「なるほど……それで、その全幻想郷の選手の人数ともし全日本に帰るならその日取りは……」 紫「25名。 貴方達が入れば……23名の選手を、こちらが選出するわ。 そして、貴方達がもし帰るとすれば、帰る日は……不夜城カップが終わった、翌日」 反町(!? も、もうすぐじゃないか……!)
[681]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/01(月) 21:43:29 ID:??? 三杉「……なら、悪いけれど僕はお断りをさせてもらうよ」 反町「え!?」 紫の話を聞き、頷きつつ……しかし、三杉はきっぱりと言い切り。 テーブルに置かれた、全日本Jrユース――背番号14番のユニフォームを手に取る。 三杉「……悪いが、僕はそこまでこの幻想郷に思いいれというものはない。 それに、出来る事ならこの世界と戦ってみたいしね……」 紫「……そう、残念ね」 三杉(どうだか……この様子だと、ある程度予想はしていたみたいだけどね) 三杉に断られたというのに、まるで表情を崩さない紫。 そんな紫の様子を見て、三杉は内心で紫を厄介な相手だと判断しつつ……しかし、微笑を浮かべたままである。 そして……反町は、そんな三杉をただ呆然と見続けていた。 反町「三杉……お前は、帰るのか?」 三杉「ああ、言った通りこの世界にあまり思い入れは無い……。 それに、選択肢は二つしかないんだろう? なら、ここはこの選択をするしかないさ」 肩を竦めながら、当然だろうと言いたげに呟く三杉。 一方で、紫は顎に手を当てながら反町の様子を観察しつつ口を開く。 紫「反町君、あなたにとっては酷く難しい選択でしょうね……。 でも、あまり悲観的に考えないで頂戴」 反町「………………」 紫「どちらを選んでも、やる事は変わらない。 目指すことは、たった一つ。 ここで選択するのは、周りの状況、そして立ち位置をどうするかという事……。 何より……あなたの物語はこれで終わらない」 反町「……え?」 紫「あなたが望むのなら……全ては今生の別れでもなく、新たな発展に繋がるでしょう。 そして、それはあなたにとってもよ?」 三杉「……ああ、わかっているさ。 まだ僕は、彼女の技術を全て吸収出来ていないからね」
[682]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/01(月) 21:44:43 ID:??? 紫「反町君、あなたに問うわ……。 三杉淳君と共に全日本に帰り……幻想郷からの派遣選手3名と合流し、私達と戦うか。 それとも、全幻想郷で私達と共に全日本を始めとした強敵たちと戦うか。 どちらを選んでも、当然ながら苦難は待ち受けているわ」 反町「………………」 全日本に帰れば、再び日向達と共にサッカーをする事になる。 幻想郷に所属して戦えば、日向達を相手にサッカーをする事になる。 反町(三杉は全日本に帰る事を選んだ……紫さんは、俺に全幻想郷として戦う事を望んでいる) 紫「どちらを選んでも、悪いようにはしませんわ」 三杉「君の自由にするといい……僕も、こればかりは口出しは出来ない」 反町(きっと正解は無い……不正解も無い……。 問題は、どっちで戦うか。 どっちと戦うか。 それだけだ……なら、俺が取るべき道は……) A.「三杉、一緒に戦おう」 全日本Jrユースのユニフォームを手に取る B.「紫さん、一緒に戦おう」 全幻想郷のユニフォームを手に取る C.「だが断る。 反町一樹はどこにも所属しない!」 席を立つ D.「俺はオータムスカイズとして戦います」 席を立つ 先に「5」入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。 【今回の投票は22:30から開始して下さい。 それ以前の投票は無効となります】 A→三杉と共に全日本に帰ります。派遣メンバー3名の内2名は自由選択(一部選択不可選手有)出来ます。 B→全幻想郷として戦います。オータムスカイズメンバーが何人選ばれるかは選手達の活躍次第。 C→隼スルーします。恐らく今後幻想郷・外のサッカー界からもスルーされるでしょう。 D→オータムスカイズのメンバーも招集を受けます。 以上を考えて、ご投票下さい。 また、何か質問があれば答えられる範囲ならば答えさせていただきます。
[683]森崎名無しさん:2010/03/01(月) 22:01:43 ID:??? すみません Dがちょっとよく理解できなかったので質問させてください オータムのメンバーも招集を受けるってどういう意味なんでしょうか オータムスカイズで全チーム相手に戦えるってことですか?
[684]森崎名無しさん:2010/03/01(月) 22:04:36 ID:??? 「オータムスカイズとして大会に参加することはできますが、 メンバーも招集されて各チームや幻想連合に招集されるから、 何人と一緒に戦えるかはわかりませんよ」 という意味じゃない?
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0ch BBS 2007-01-24