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【止まらない】幻想のポイズン28【大艦巨砲主義】
[773]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/02(火) 16:41:06 ID:??? >B.「紫さん、一緒に戦おう」 全幻想郷のユニフォームを手に取る ================================================================================== 反町が手に取ったユニフォームは、赤いラインの入った御目出度い色をしたもの。 背番号19番のそれを、反町は上から羽織り大きく頷く。 その選択を見て三杉は若干残念そうにしながら肩を竦め……。 一方で紫は少々驚いた様子をしながらも、実に嬉しそうに笑みを浮かべた。 三杉「僕とも道は違えたか……残念だな、君の実力は今の全日本に必要だと思ったんだが」 反町「悪い……でも、やっぱり俺は幻想郷の皆と戦いたいんだ」 三杉「謝る事じゃないさ。 さっきも言った通り、僕が口出し出来る問題じゃないしね」 君の物語は君のものだ、と言いながら微笑を浮かべる三杉。 少なくとも、表面上は反町の選択を残念がりはしても恨んでいる様子は無く……。 反町はホッと安堵をしつつ、紫へと向き直る。 紫「ありがとう、反町君。 全幻想郷はあなたを歓迎するわ」 反町「いえ、礼を言われる事じゃないです。 よろしくお願いします」 紫「ふふ……ええ、よろしく。 でも、まだ安心はしないでね」 反町「え?」 紫「あなたは全幻想郷に選ばれるのはほぼ確定。 だけど……そこから選ばれても、レギュラー争い、そしてキャプテン争いは熾烈になるわ。 それに、あなたの味方となってくれるであろうオータムスカイズの選手が選出されるとも限らない……。 幻想郷中の名有り選手団を、25名まで絞るというのはそれだけ難しい。 これから一週間……そして、次の不夜城カップ……今まで以上によく考えて行動しなさい」
[774]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/02(火) 16:42:13 ID:??? オータムスカイズの者達を強化し、全幻想郷に選出されるよう鍛え上げるか。 それとも己を鍛え上げてレギュラー争いにも勝てるように実力を伸ばすか。 何れにせよ、次回の大会――不夜城カップに優勝する事が自分達にとって大きなプラスになる事は間違いない。 反町(大会で活躍すればするほど、代表選考に選ばれやすいって事だよな……頑張らないと!) 紫「あ、因みに反町君。 そのユニフォーム、着て貰ったのはいいけれど一応まだ仮のものだから返して頂戴ね」 反町「あ、はいすみません」 三杉(反町が全日本に戻らない、か……さて、そうすると本格的にFWをどうしたものかな。 反町が戻ってきてくれれば日向との2トップでまず堅かったんだが……) こうして反町が全幻想郷として戦うと決断をしていた頃。 一方で、未だこの霧の湖スタジアムに残り話をしている選手達も存在した。 妖怪チームの控え室前……アリスと幽香もまた、その者達の中の二人。 そして、彼女達が話し合っているものとは、反町達が話をしていた国際ジュニアユース大会にも関係をする事である。 幽香「それで……私に話って何よ?」 アリス「単刀直入に言うわ……あなたは全幻想郷でなく、私達の側について欲しいの」 アリスが言いながら取り出したのは、全日本ジュニアユースでもなく。 また、全幻想郷のものでもない黄色と白を基調としたユニフォーム。 背番号はまだ印刷されていないらしく……幽香はそれを繁々と見つめつつ、アリスへと視線を移す。 次の大会後、幻想郷の選手達を選りすぐり全幻想郷ジュニアユース(何歳だと思ってるのだと突っ込んではならない)を結成。 そして、外の世界の国際ジュニアユース大会に参加をする……という話は、既にアリスより聞かされていた幽香。 しかし、アリスはあえてそれを話した上で……全幻想郷ではなく、もう一つの組織に加入してくれと頼み込む。 アリス「あなたなら、こちらに所属してもおかしくない……いえ、所属すべき。 私はそう思うわ」 幽香「……まだ私は全幻想郷からお誘いも来てないのに、随分と気が早いのね」 アリス「まず間違いなくあなたはそちらからも誘われるでしょうしね。 そうなる前の一手よ……」 幽香「………………。 さて、ね。 ま、しばらくじっくり考えさせて頂戴よ」
[775]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/02(火) 16:43:14 ID:??? まだまだ招集されるまでに時間はあるのだし、急ぐ事は無いでしょうと笑いつつユニフォームを返す幽香。 そのまま日傘をくるくると回し、背を向けて歩き出そうとするのだが……その背中に向けて、アリスは更に口を開く。 アリス「あいつもこっちにつく事になったのよ?」 幽香「!」 アリス「私達のチームに入りなさい、幽香……。 もう一度、私達の力を見せ付けてやりましょう」 アリスの言葉を聞いた瞬間、幽香の脳裏を過ぎったのはかつての記憶……。 自身と同じ緑の髪をし、三角帽子を被った魔法使いの姿。 自身の体内に、かつてもっと激しかった"最強妖怪"の血が煮えたぎりそうになるのを感じつつ……。 幽香は、アリスの見えない位置で目を泳がせ、溢れ出る衝動を抑える為に拳を振るった。 壁がめり込んだ。 スタジアムが震えた。 アリスも思わず震えた。 幽香(魅魔が……再びフィールドに立つ、ですって?) アリス(……壊さないでよ、生き埋めなんて御免なんだから)
[776]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/02(火) 16:44:39 ID:??? グラララッ…… 反町「うわっ!? な、なんだ……?」 三杉「地震かな? それ程震度は酷くないみたいだけど……」 幽香の一撃でスタジアムが揺れ動くのを感じつつ、反町と三杉は揺れが収まるのを待ってから再び歩き出す。 紫との話し合いは、ひとまず一旦あれで終了。 三杉には改めて後日派遣選手などについて知らせをし、反町は大会後に他メンバーと共に招集した際に細かな指示を出すらしい。 反町と三杉はその話を快諾、そろそろ帰らないと外も暗くなると判断して帰ろうとスタジアムの出入り口へと向かっていた。 三杉「しかし、意外だったな……責める訳じゃないけど、まさかこっちを選ぶなんてね」 反町「そうか? 俺としては、三杉の選択の方が意外だ。 ……全日本だと、何だかギスギスしてるから伸び伸びサッカーは出来ないし」 三杉「確かに、君の性格だと全日本は居心地は悪いかもしれないね。 僕としてもあの雰囲気は御免被りたいんだが……それを差し引いても、幻想郷と戦いたかったのさ」 今の全日本じゃまず歯が立たないだろうから、一ヶ月でどれだけ伸びるかが勝負だろうけどね……と呟きつつ。 微笑を浮かべ、しかし自信を見せる三杉。 一方で反町はそんな三杉を見ながら、果たして森崎や三杉に翼……。 そして、日向のいる全日本に本当に勝てるだろうかと思いつつ頬をかく。 そうこうしている内に二人は出入り口へと到着。 そこには三杉を待つ咲夜をはじめとした紅魔館の面々、そしてオータムスカイズの一団もいたのだが……。
[777]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/02(火) 16:45:41 ID:??? 先着1名様で、 他の勢力さん→!card= !とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。 マークによって下記の表に従い分岐します。 JOKER→佐野「どうも、お久しぶりです反町さん!」 ゲェー!?幻想の軽業師、佐野だと!? ダイヤ→永遠亭ルナティックスの面々がいた! ハート→守矢フルーツズの面々がいた! スペード→特に誰もいなかった…… クラブ→ゲェー!? ね、ネオ妬ましパルパルズの面々がいるぞ!?
[778]森崎名無しさん:2010/03/02(火) 16:50:25 ID:??? 他の勢力さん→ スペード5 =
[779]森崎名無しさん:2010/03/02(火) 17:01:00 ID:??? 風見幽香が幽香に戻るとな!?
[780]森崎名無しさん:2010/03/02(火) 17:09:16 ID:??? う、う〜ん…展開としてはしっくりくるけど幽香も離脱か… >>674の気持ちがちょっとわかっちまった…
[781]森崎名無しさん:2010/03/02(火) 17:11:49 ID:??? 幽香と組みたかったから選んだというのもあるんだがね でもまだ決定したわけじゃないさ
[782]森崎名無しさん:2010/03/02(火) 17:15:13 ID:??? 前に幻想卿首脳サミットの時にアリスさんが「あっちともアポとらなきゃならないからちょっと時間くれ」って言ってたからな あっちってのは魔界のことだろう多分 あのときのJOKER判定に神綺もいたし、旧作チームは最初から作る気だったんだろうね
[783]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/02(火) 17:33:42 ID:??? >他の勢力さん→ スペード5 =特に誰もいなかった…… =============================================================================== 出入り口近辺にいたのは、紅魔館一同とオータムスカイズの一同のみ。 反町と三杉はそれぞれ苦笑しながら……今日の試合結果などの報告。 そして、労いの言葉をかけられながら一団と合流をする。 静葉「今日は残念だったわね、一樹君。 それでも全得点を挙げただけ凄いけれど……」 穣子「本当本当、あの霧雨魔理沙は無得点だったのに……」 にとり「かぱー。 魔理沙、今日はちょっと調子が悪かったのかねぇ……」 美鈴「お疲れ様でした、三杉さん!」 パチュリー「今日のプレイは15点……といったところね」 三杉「おや、少し甘いんじゃないかな? 僕は全然満足していないんだけど……」 パチュリー「今のあなたの実力ならばよくやった方よ。 客観的に見たら、0点ね」 自然と二つの集団に分かれ、和気藹々と話し合いをする両チームだが……。 そんな中、不意に咲夜が反町の肩を叩きその目の前に一枚の書類を差し出す。 反町「うぇ、こ、これは?」 咲夜「不夜城カップの参加申請書よ」 どうせ参加するのでしょう、と言いたげに視線を反町に向けつつペンも手渡す咲夜。 後で出すもここで出すも一緒、ならば後で人里の阿求邸なり紅魔館まで行って態々提出するよりも。 この場でささっと書類を書いて提出した方が楽だろう、という考えだろう。 反町(そうだな……確かに、そうした方が時間は無駄遣いせずに済むけど……)
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0ch BBS 2007-01-24