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【裏から育てる】キャプテンオブ裏方U【南葛中】
[982]森崎名無しさん:2012/02/16(木) 00:43:30 ID:??? 果たして、その行方は!→ ハート8
[983]南野衿人君:2012/02/16(木) 01:17:04 ID:??? 果たして、その行方は!→ ハート8 >ダイヤ・ハート→ \パーン!/ \パンッ!/ な、なにごとッ!? 南野「…さあ、遅くなったから、そろそろ帰ろうか…」 南野が麻妃に帰宅を促し、踵を返そうとしたその時。 パンッ! パーンッ! パンパンッ! 乾いた破裂音が突如として部室に鳴り響いた。 南野「わっ!えっ!?い、一体?」 麻妃「きゃっ!な、どうし…きゃあっ!」 その音に驚く間もなく、物陰から次々と人が現れ出た。 女子マネC「麻妃、南野君、おめでとう!」 女子マネE「先輩、良かったですね!」 女子マネB「どうなるかと思ったわよ。でも、ホッとしたわ」 南野「え、ちょ、ちょっと…」 麻妃「あ、あなた達…」 口々に祝福の言葉を浴びせられ、南野と麻妃は状況を理解できずにいた。
[984]南野衿人君:2012/02/16(木) 01:18:11 ID:??? 女子マネD「ごめんなさい。実は私達、こっそり部室に潜んでいたの」 麻妃「ええっ…ど、どうして…」 女子マネB「麻妃ったら、私達に遠慮しちゃって、なかなか本音を言ってくれないんですもの。 今日、様子がおかしいから何かあると思って、様子を見させてもらっていたわ」 南野「え…それじゃあ…今のやりとり、全部…」 女子マネC「ぜ〜んぶ、聞いちゃった」 女子マネE「まあ、麻妃先輩が南野先輩のことを好きだってことは、みんな薄々勘付いていましたけどね。 でも、あれだけ麻妃先輩が熱心になっているのを見たら、気付かない方がおかしかったくらいですし」 女子マネC「でも、南野君も格好良かったわよね。あんなに熱く返事できるんですもの。 麻妃にお似合いだと思うわ」 麻妃「……」 南野「……」 南野も麻妃も顔を真っ赤にしていた。 女子マネB「勿論、ご法度のことは心配要らないわ。 そもそも、選手がプレーに集中できるように、と自粛したのが始まりだから、ね」 女子マネD「そうそう。南野君は私達の『仲間』なんだから」 女子マネE「そうですよ。南野先輩は気を遣いすぎて私達と距離を置こうとしていましたけど、 これからは遠慮はしなくても大丈夫ですよ。その方が、麻妃先輩もやりやすいですし」 麻妃「みんな…もうっ」 照れながらも、みんなの心遣いに涙を浮かべる麻妃。 それを見ながら、南野はまた一歩、マネージャーとしての道を進むことができたように感じたのだった。 ※女子マネ達の信頼度が大きく上昇しました。 ※女子マネA=麻妃の個別信頼度が立てられました(かなり高いです)。 ※相関図に変化がありました。 女子マネA=麻妃→(恋人同士)←南野 女子マネ達←(仲間!)→南野 今夜はここまで。リア銃っていいよねぇ(棒
[985]南野衿人君:2012/03/25(日) 21:11:50 ID:??? さて、また間隔があきましたが、次回もまた間隔があくことでしょう ・・・なんて予告をする必要は今更ないのですが、 >>961の選択肢Aをやっていなかったので、最後の話に続く、予告編?をどうぞ。 ――時はかなり前後するが。
[986]南野衿人君@途中送信のミス orz:2012/03/25(日) 21:25:15 ID:??? 大会が終わり、全てが日常に戻って、将来の進路を真剣に悩み始める頃。 10月2週、南野の誕生日がやって来た。 麻妃「衿人君、お誕生日おめでとう」 帰宅途中で麻妃が紙包みに入った物を差し出した。 麻妃「前からなりたいって言っていた将来の、参考になるんじゃないかと思って」 そんな彼女のプレゼントは、南野の将来を決定づける本であった。 先着1名様で 私の想い、受け止めて!→ !card から!とcardの間のスペースを削除して書き込んで下さい。 マークによって分岐します。 ダイヤ・ハート→――ピーター・ドラッカー・・・? スペード→「サッカーは共通語だ!・・・は、本当か?」 クラブ→「15歳のハローワーク」えっ? クラブA→「燃えた、打った、走った!」・・・えっ? JOKER→「幸せになろうよ」・・・・・・・・・・・・えっ? 今夜はこれだけ。
[987]森崎名無しさん:2012/03/25(日) 21:30:58 ID:??? 私の想い、受け止めて!→ クラブ5
[988]森崎名無しさん:2012/03/25(日) 23:45:21 ID:??? スレ残りすくなく圧迫なったらごめんなさい乙でした!
[989]南野衿人君:2012/05/23(水) 22:56:20 ID:??? >>988 いえいえ、とんでもない 乙感謝です >私の想い、受け止めて!→ クラブ5 >クラブ→「15歳のハローワーク」えっ? その本は、何をしろと勧めるものではなかった。 ただ、自らを評価し、何をすることが一番向いているのか、よく吟味しろ、と。 ただ、それだけのことを告げているのだった。 南野「自分が何をしたいか、何に向いているか、か…」 南野が思い浮かべたのは、自らの直前までの足取りだった。 南野「(そう、自分を象徴するクライマックスは――)」
[990]南野衿人君:2012/05/23(水) 22:57:32 ID:??? ――5年後、日本代表キャンプ地。 代表選手H「南野、ありがとうよ。シューズの微調整がピッタリ嵌まったぜ」 代表選手R「ああ、ホンマに助かるわ。水のタイミングも絶妙やったしな」 代表コーチN「南野、今日もご苦労だった。安心して合宿を進められるのも君のおかげだ」 南野「いや、そんな…俺は自分の仕事をしているだけですから」 南野は、中学を卒業すると、南葛高校に敢えて進まず、 通信制高校に通いながらサッカー協会の一員となり、卒業と同時に正式に協会に採用された。 異例ともいえるこの経歴を実現できたのは、片桐らの後押しも確かにあったが、 それ以上にJrユースでの目に見えない活躍、そして南野自身の情熱があったからだった。 南野が協会で行っているポジションは『ホペイロ』。 一般的には用具係程度の認識しかないが、 実際の仕事は選手の状態やグラウンドコンディション、天候の変化や周囲の状況など、 一種のマネージャー的な業務を担う、まさに裏方の中の裏方である。 そしてそれは、Jrユースで行ってきたことの延長線上にあるものだった。
[991]南野衿人君:2012/05/23(水) 22:58:36 ID:??? 南野「(――そう、俺の原点は、そして終点もあの言葉にあるんだ)」 南野はかつての出来事を思い出していた。 森崎(回想)『そんな中でも、俺は一人の男に感謝の意を述べたい。 その男の名は――…いや、ここでその名を挙げることは差し控えましょう。 一人だけ特別扱いするのは、誰の為にもならないでしょう。 これは、日本チーム全員の力で勝ち取った勝利なのですから!』 南野「(俺は、特別な誰かでなくてもいい。みんなの輪の中にいる一人、それが俺。 それが一番の幸せだと、俺はあの時悟ったんだ)」 特別な誰かでない分、仕事量の割に報酬が少なすぎるとの声もあるが、 南野はそれを気にすることはなかった。 南野「俺は…この仕事をさせて貰っている。それ自体が、十分な報酬ですから」
[992]南野衿人君:2012/05/23(水) 22:59:42 ID:??? 片桐(南野…お前という奴は…本当に大したものだよ) かつて南野を推挙した片桐も、そんな南野の背中を眺めながら、しみじみと振り返っていた。 片桐「(確かに、最初はお前に少なからず期待していた。 だが、お前は俺が思う以上に大きく育っている。 我々協会にとっても、選手達にとっても、もはや欠かすことのできないものとなっている。 気付いているか、南野?)」 最後の物品を倉庫に収め、両腕をぶんぶんと振り回す南野を、 沈みかけた夕陽が照らし、その影を一段と大きく見せていた。 片桐「(お前は、自分を『特別ではない何か』と言うが、誰もそんなことは思わない。 そう、判っている人間はみんな思うだろう。 お前は、まさしく 『キャプテンオブ裏方』 だ。誰もが認める、な)」 〜 Fin. 〜 ということで、真の意味での最後となりました。 皆様、またどこかいつかお会いできましたら、幸いです。
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0ch BBS 2007-01-24