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【真・東洋の】キャプテン森崎36【守護神】
[372]2 ◆vD5srW.8hU :2010/03/26(金) 19:43:25 ID:LAco4xJk ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! 放送「さあ試合開始です!オランダボールでキックオフ!彼らが使うと言う トータルフットボールなる戦術は一体どんな物なのか、そして全日本ユースはそれにどう対抗するのか?」 クライフォート「(5バックか、最善の選択をしてきたな。だがそれも無駄となる)」 バコッ! 放送「キャプテンのクライフォートくん、まずはクリスマンくんにパス。 三杉くんが向かっていましたが、いきなりのキャプテン対決は実現しない様です」 三杉「おや、意外だな。すぐに僕の自信をへし折りに来ると思ったんだが」 クライフォート「焦るな。ダンスパーティは始まったばかりさ」 放送「クリスマンくんが中心になったパスワークで徐々に攻め入るオランダ! 全日本は5バックを使っている事もあってこれをカット出来なさそうです。 ハンブルガーSV戦同様カウンターアタックを仕掛けるチャンスは巡ってくるのでしょうか?」 森崎「(今日も5バックか…実際に三杉と葵しか世界で通用するMFが居ないから しょうがないが、FWは日向抜きで立花兄弟だな…もし勝てるとしたら1−0だけだな。 まあ俺抜きで勝たれても困るが…今はそれよりも)運チャン!まだかよ!」 運転手「いや〜すまんね。なんか工事中で渋滞していて…」 その頃森崎はラジオ中継を聞きながらタクシーで国立霞ヶ丘競技場に向かっていたが、 しかし運悪く交通事情で時間通りに辿りつけずに居た。
[373]2 ◆vD5srW.8hU :2010/03/26(金) 19:43:46 ID:LAco4xJk 森崎「なんでだよ、こんな時に…あ、前空いたぞ!」 運転手「いや、空いたっつっても赤信号だから」 森崎「畜生!もうすぐそこまで見えているってのに…ええいもう良い! ここからは歩いていくから降りる!運チャンいくらだ?」 運転手「(なんて態度のデカいガキだ…)え〜、4780円だよ」 森崎「ほら、5千円札!釣りは要らないから早くドア開けてくれ! (くそっ、コルセットのせいで走れないってのに!)」 結局この後森崎は観客席にたどり着くまで約10分かかった。 早田「てやっ!」 バチィッ! スルバラン「オーケー!」 葵「このっ!」 ボコッ! カイザー「おっとっと」
[374]2 ◆vD5srW.8hU :2010/03/26(金) 19:44:05 ID:LAco4xJk 放送「全日本ユースの堅守!なんとかボールを奪い返そうと必死に守りを固め 今の所決定的なチャンスを作らせていません!しかしこぼれ球を確保する余裕まではなく、 ここまでずっとオランダユースが一方的に攻めています!」 観客「あいつらデカい口を叩くだけの実力はあるぞ!」「踏ん張れ日本!この程度はピンチじゃないぞ!」 前半の序盤は主導権を握ったオランダの攻めを全日本がじっくりと耐えると言う展開になった。 相手が間違いなく強敵でありながら全日本の逆襲が期待出来る試合の流れの観客も喜び盛んに声援を送る。 しかし全日本側のベンチは相変わらず楽観的になれず、それどころか一部の選手が早くも不安を監督に訴えかけていた。 松山「あの、監督…」 見上「なんだ?」 松山「その…何か違和感を感じませんか?この展開」 見上「…感じない事も無いが、思い当たるフシは一つではない。お前は何を感じているのだ?」 松山「ええと、なんて言ったら良いか。すみません、上手く言葉に出来ないんですが 俺はオランダユースの戦い方に何かデジャヴの様な物を感じて…それが気になって」 見上「では私がそれを言葉にしてやろう。お前が無意識に理想としていた サッカーと重なるのだろう?オランダのトータルフットボールが」 松山「えっ!?」 放送「ここで中里くんがボールを確保!ようやく反撃のチャンスがやってきました!」
[375]2 ◆vD5srW.8hU :2010/03/26(金) 19:44:34 ID:LAco4xJk 早田「よっしゃ行けェ中里!」 中山「自慢の俊足を見せてやれ!! 中里「応!」 ダダダダッ! レンセンブリンク「させん」 スルバラン「はっ!」 バチッ! 中里「くっ、ぬかった…!?」 クリスマン「ナイスだレンセン、スルバラン!」 放送「しかし中里くんレンセンブリンクくんとスルバランくんに止められた! このこぼれ球はクリスマンくんがフォロー!またしてもオランダユースの攻撃となります!」 松山「なっ…ちょっと待て!あのクリスマンって奴は逆サイドのSMFじゃなかったのか!?」 見上「そうだ。だがこの絶好のタイミングで必要な場所に居たのだ」 岬「松山。オランダは優れた個人技と組織プレイを併せ持つスタイルで有名なんだ」 松山「そ、そうなのか(なんなんだこれ…デジャヴみたいな感覚がますます強く…)」 クラマー「うむうむ、良いぞクリスマン」 三杉「(なるほど…初めて体感するが、これがトータルフットボールか)」
[376]2 ◆vD5srW.8hU :2010/03/26(金) 19:44:56 ID:LAco4xJk そして試合は動いた。早い時間帯で。 クライフォート「…そろそろやれ、イスラス!俺が許可する!」 バコッ! 放送「クライフォートくんパスを出しました。これはイスラスくんに渡り…」 若島津「(あいつは確かドリブラータイプのFWだったな。だが5バックならそう簡単には…)」 イスラス「良いだろう待ちくたびれていた所だオランダユースの切り込み隊長たる このアーロン・イスラスが先制点を獲得させてもらう勝負だ全日本ユース!」 政夫「あれ?なんだあいつ、ボールを持った途端急に早口に…」 ビュゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!! 和夫「キ…キキャーッ!?(な…なんだありゃあああ!?)」 中里「せ、拙者よりも速いだと!?」 放送「こ、これは!?イスラスくん突如凄い速さで走り出しました! 信じられないスピードであっと言う間にバイタルエリアに…」 早田「な、なんだこいつは!」 赤井「やべっ、早くチェックを…」
[377]2 ◆vD5srW.8hU :2010/03/26(金) 19:45:13 ID:LAco4xJk イスラス「遅い遅い遅すぎるもっと真面目にやれそれでもタックル自慢か!」 ビュワァッ!! 早田「な…なにィ!?」 赤井「げええっ!!」 三杉「(速いだけじゃない!上手い!あのスピードを全く落とさず高等技術を連発している!)」 放送「な、何が起きているのか!?早田くんと赤井くんが棒立ちのままで抜かれ…」 次藤「いかん!PKでもかんまん、止めるタイ!」 中山「このまま通させて堪るか!」 石崎「う、うぉおおおおっ!!」 ズザザザーッ!! イスラス「甘いぞそんな腑抜けたタックルでこの俺は止められないぞそれが何故分からん もっと速くもっと上手く守れ歯応えがなさ過ぎて逆に侮辱された気分だ!」 ヒュンッ! ヒュンッ! ヒュンッ! 若島津「な…何が…」 イスラス「誰も俺についてこれないのかフランス国際Jrユース大会を制したのは やはりマグレだったのか俺を失望させるな全日本ユースよ!」
[378]2 ◆vD5srW.8hU :2010/03/26(金) 19:45:42 ID:LAco4xJk 若島津「何が起こっているんだーーーっ!?」 バッ! ササッ! イスラス「やはりこんな物か僅かでも期待してここに来たのは間違いだった様だ!」 バサッ。 イスラスの嘆きに満ちたゴールの直後、競技場は静寂に満ちた。 ほぼ同じタイミングで昇降口を出て観客席に辿りついた森崎はとてつもなく戸惑った。 森崎「ふう、やっとついたぜ…ってなんでこんなに静かなんだ?」 ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! 森崎「えっ!?えっ!?なんだ、なんだこのホイッスル!」 放送「こ、これは…これは!?い、何時の間にかイスラスくんがゴールにボールを蹴りこんでいました! 実況の私ですら置いていかれる程のあっと言う間の展開をどう表現すれば良いか分かりません! 前半12分!オランダユースが雷撃的な先制点を奪い取りました〜〜〜!!!」 ギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! 観客「な、なんだ今の!?」「何時の間にゴールされていたんだ!」「誰か説明してくれよ!」 森崎「説明して欲しいのは俺の方だっての!なんでいきなりゴールされてんだ!」 全日本ユース 0−1 オランダユース
[379]2 ◆vD5srW.8hU :2010/03/26(金) 19:46:24 ID:LAco4xJk いったんここまで。
[380]創る名無しに見る名無し:2010/03/26(金) 21:44:58 ID:vN/74f/c アルター使い!
[381]2 ◆vD5srW.8hU :2010/03/26(金) 22:14:44 ID:LAco4xJk 森崎「えーと、あのイスラスってのがドリブルゴールを奪った…のか?ああっくそっ、大事な所を見逃しちまうなんて!」 最初の山場を見逃した事で森崎は金切り声を上げたくなる程いきり立っていた。 ここで森崎には二つ幸運な事があった。一つは周りの観客達も混乱しており 彼の存在に気付かなかった事。そしてもう一つは… シュナイダー「モリサキ…?モリサキなのか?」 森崎「えっ?…んなっ!?シュナイダーだと!」 近くに居たシュナイダーとフライハイトに発見された事である。 森崎「なんでお前が日本に居るんだよ?お前バイエルンのトップでプレイしているんじゃなかったのか?」 シュナイダー「…右足の負傷で1ヶ月程休養が必要でな。クラブの許可を取って ジャパンカップの見物に来た。急遽オランダユースとの試合が追加された時は驚いたがな」 森崎「そうか…ん、そっちのお前は?」 フライハイト「ジークムント・フライハイト、シュナイダーの同僚の東ドイツ人だ。 俺は国籍関係のゴタゴタでまだ公式試合に出られんのでここに居る。 ユーゾー・モリサキだな?シュナイダーから話は聞いている、よろしく」 Jrユース大会以来となるライバルとの再会にシュナイダーは僅かな笑みを隠さなかった。 一方フライハイトは台詞こそ友好的だったが声は淡々としており、 森崎に向けて手を伸ばし握手を求める際も表情はニコリともしていなかった。 A 「こちらこそよろしく。全日本ユースキャプテンの森崎だ」無難に応じる。 B 「おう、よろしく。それにしてもなんか暗い奴だな」フランクに応じる。 C 「なんかあんまりよろしくされたくないんじゃないのか?」握手を断る。 D 「今はそれより試合の事だ!一体何が起きたんだ!?」問い詰める。 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1267790375/l50にて ☆2010/3/26 22:30:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を 止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
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0ch BBS 2007-01-24