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【こちら松山】キャプテン松山21【地底に潜入した】
[71]森崎名無しさん:2010/03/05(金) 00:59:32 ID:jpdcR4wk A というか、ピルロさんはサッカーできるとばかり思ってて、メンバー皮算用に入れてました。 サッカーするのは別にキャプ森&東方キャラに限定しなくていいと思うのです。
[72]森崎名無しさん:2010/03/05(金) 01:00:49 ID:Fbs8rzSA A コルネットさんには是非ともなだれ攻撃ならぬ商人軍団攻撃を…
[73]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/05(金) 01:03:13 ID:??? あっと、投票はsageでも構いません。 雑談スレ思いつきでやってしまった。ごめんなさいごめんなさい。 >>71 ピルロさんはいかにもって名前ですしね。名前をゾーンのあの方にするか悩みました。 >>72 商人軍団攻撃……その中に誰かまぎれても気付かなさそうですね……
[74]森崎名無しさん:2010/03/05(金) 01:04:36 ID:??? >>72 そして転ぶ
[75]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/03/05(金) 01:08:23 ID:??? 思いつきかぁ。思いつき……まぁこんなところでどうでしょう。 Aに最初から含まれてればいいと思いつつ…… C A+テ○ーと愉快なモンスターたちもサッカーできるように
[76]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/05(金) 16:24:10 ID:??? >>74 城山スレでいつかは見たいリアクションですね >>75 ??「いやぁ分身キャラっていいでござるねぇ」 霧雨さんはテ○ー派ですか。今すぐ雑談スレの578へジャンプ! ではキャプ森&東方キャラにもサッカーができるよう進めていきます。 そしてほんと遅すぎなんですが、とんでもないミスに気が付きました。 >>16 ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低 才 松山 55 50 56 55 47 51 50 364 5/4 5 ガッツ 900/900 ↓ ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低 才 松山 56 52 57 57 50 52 51 375 5/4 5 ガッツ 900/900 先に指摘されなくてよかった。修正するまで黙ってくれてたならきっと現人神様並に心の広い方です。
[77]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/05(金) 16:25:56 ID:??? D 霊夢 幻想郷最強のサッカープレイヤーが得られる称号・スーパーシューティングプレイヤー。 ここ幻想郷でサッカーを続けるなら。どうせ目指すなら頂点というのは、男なら考えておかしくないだろう。 だから松山は最初……全ての選手を越えてNo.1になりたいから! そう言おうと口を開いた。そこで固まった。 松山「(……あれ?)」 それが本心だと思ったのに、何故か直前で声が出せなくなった。 不明瞭な変調に、内心で激しく狼狽する。 突然無音の世界に放り込まれたように、喉が機能しなくなり……空白となった一瞬、誰かの背中姿が過ぎった。 直後、松山が自然と口に出せたのは、本人にとってもそれまで意識してなかった……奥底の偽らざる本音だった。 松山「認められたいから……? 誰に……そうだ。そう……霊夢さんに認められたいから、俺は……!?」 紫が目を見開いた。松山はそれを見ながらも気付く余裕がない程、自己の真意への問いにひたすら没頭した。 だが最早口に出してしまった後。次第に困惑は「ああ、そうだったのか」とすとんと理解に落ち着く。 気持ちの始まりがいつからかは判らないが、霊夢……天才への憧れは、松山の頑張る理由そのものになっていた。 松山「(そうか……スーパーシューティングプレイヤーを目指そうなんて思ったのは……うん、気付いた。だけど)」 同時に呆れてしまう。 松山光が最強を目指す理由とは……こんなにも狭視野的な動機から生まれていたのだと。 同時に思い知らされてしまう。以前に、自分が森崎や翼と同類になったんだと考えてたことは錯覚だったんだと。 気位の高い森崎達は、何をどう間違っても、自分が誰かの背中を追って進んできた等と口が裂けても言わないだろう。 真横のライバルを蹴落とし、自分の背中にこそ、自分を除く全員がついてきて当然と豪語して憚らない……。 ここに来て、松山は、彼らと自分との致命的な差異と、遂に向き合ってしまった。 得体の知れない感情が胸中で渦を巻く。悔しさだろうか? 唇が歪み、苦しげな笑みが零れる。
[78]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/05(金) 16:27:05 ID:??? 松山「……おかしい、ですよね? こうやって必死こいて頑張ってる理由がそれだなんて」 松山は、例えそれが誤魔化しようがない自分の本心であっても、笑い飛ばすことで心の平衡を保とうとした。 気付いたばかりということもあって懐疑的に、そして自分の志の低さを自嘲する節を乗せ、紫の顔を窺うように語る。 だが。 紫「そうかしら?」 だが。 紫はそれを否定した。今度は松山が目を見開いてしまう。 紫「未だ存在しない夢とかより、存在してる誰かに認められたい。認めてくれた誰かに恥じぬ自分で在りたい。 そうやって生まれた気持ちを原動力にしてる者は、高みに立つに相応しくないと……松山君はそう思うの?」 松山「っ、それは……その!……?」 松山は、思いもよらない反応を示す八雲紫の曇りない眼を前に、瞬きし、たじろいでしまう。 大望とは隔たりがあり、かけ離れてると思うのに、松山の理由こそを肯定するみたいに続けられる紫の言葉。 少し意外に思えて、きっと紫は一笑に伏すんじゃないかと考えてたと素のまま伝えると、紫は静かに首を横に振った。 紫「それは、たった一人に認められることがどれだけ大変かを知らぬ者には、哄笑される事もあるでしょうね。 私なら、その気持ちを矮小だと笑い飛ばした者の心の在り様こそ、蔑むに値すると思いますわ」 松山「……紫さんにも、誰か、認められたいって人いるんですか?」 紫「さ、ね。憧れだったか判らないし。過ぎた過去にいたのかもしれないし。及ばぬ未来にいるのかもしれないわね。 詮索はだぁめ。女の子に秘密はつきものでしょ? 何にしても、それが松山君の偽らざる気持ちなら、今はそれでいいんじゃないかしら? お分かり?」 松山は、分かったとこくっと頷いてて。
[79]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/05(金) 16:28:06 ID:??? 松山「紫さんが俺をからかってるんだってことは分かりました」 紫「あら、ばれた?」 紫はおどけて、その時の仕草だけは少女のように可愛らしくペロッと舌を出す。 むぅと憮然となった松山の顔と雰囲気を前にしても、妙に上機嫌なスキマ妖怪はくすくすと笑って応じるだけ。 その表情、笑顔を見てる内に、自分の苛立ちが阿呆っぽく感じて……。 松山は、吐息と共に捨てて……どうしてか、いつもと違い、包み込むように優しげな紫の笑顔を不思議に見返した。 少し顔が赤くなるのを誤魔化し、支度を整えながら……背中を向けてる松山に、紫がまた唐突な内容で声を聞かせる。 紫「萃香とはまた別だけれど……」 松山「???――!?」 言葉の途中に、バッグを肩に背負った松山の足元が裂ける。 わっと驚き声を出す間もなく、肩までスキマに沈んでしまう松山のそばにしゃがみこんで…… 紫は、人差し指を寄せて、松山の長めの前髪をさらりと撫でて、ピンと弾いた。 紫「私も貴方に、 できちゃったみたい。……期待してるから、頑張ってね」 沢山の腕に絡まれたように、松山の身体が下方にひっぱられる。 もうじき頭まで沈もうというところで、妙に透き通る、唄うような紫の声が頭上から。 紫「I wish you a Merry――」 松山「? あの、何か言いました?」 紫「いえいえ。それじゃ〜ね〜。忌み嫌われた妖怪達と、鬼のご加護がありますように」 松山「(え、縁起でもねえ……とも言い切れないんだよな、俺の場合……)」 こうして松山は、自身の心の裡を理解、把握して……上でひらひら振られる手を見ながら裂け目に吸い込まれる。 幻想郷の管理者――八雲紫に見送られて。 少年は目的に向け邁進する為に、仲間を集めに地底へと赴く為に――松山光は家を後にした。
[80]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/05(金) 16:29:07 ID:??? 紫が松山(の意思を無視して)送った場所は、博麗神社の縁側の真ん前だった。 吐き出されてこれまた受け身取れず、固い地面に強かに腰を打ちつけてしまい……松山は痛みに顔をしかめて呻く。 松山「あ、ぎ、あだだだ……も、もうちょっと地面に近いところにしてくれりゃいいのに」 霊夢「私としては、その登場の仕方についてお茶の時間を割いてでも問い詰めたいんだけど?」 萃香「光……紫と会って話してたの?」 二つ声の問いかけが重なって聞こえて、顔を上げると……。 夏でも熱そうな茶が注がれた湯飲みを両手にした霊夢と、何か気掛かりな様子な萃香が縁側に座って見下ろしていた。 霊夢の黒瞳。ばっちり目が合い、紫とした会話を知ってるわけはないのだが……松山は、つい目を逸らしてしまう。 松山「あ。……」 霊夢「ん? 何その態度怪しいわね」 シャンハイ「あ、あ……あの。 魔理沙様とあの真っ黒な方は来てないんですか!?」 シャンハイが慌ててフォローを挟んでくれた。 ナイスシャンハイ! と心中でナイス笑顔でサムズアップを送り……。 なし崩しに始められたシャンハイと霊夢の会話の拡げられる最中に平静を取り戻そうとする。 が、そんな必要もなく、すぐ落ち着きを取り戻すより他なくなる。魔理沙とピルロが空路と陸路でやってきたのだ。
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0ch BBS 2007-01-24