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【こちら松山】キャプテン松山21【地底に潜入した】
[902]森崎名無しさん:2010/03/27(土) 22:46:43 ID:??? 最低でもお空とお燐は欲しいなあ。こいしは微妙、トラブルメイカーだし。
[903]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/27(土) 23:11:07 ID:??? 松山の勧誘 + (グルーミングセット 3 ) + → スペード10 = 13 さとり「(強い想い……支えてるのは何なのかしら)」 → ダイヤ2 = 2 勧誘交渉の時間自体は短かった。 覚妖怪としての能力で、既に事情を汲み取っているさとりは静かに首肯することで、加入の意思を示した。 白髪と等しく、松山は頭の中が真っ白になった。 真白いキャンバスに過去の出来事が鮮やかに浮かび上がった。 守矢神社を脱退した時点では、チームを立ち上げた時点では、存在してた筈の成算が悉く喪われ……。 自分が駆逐されるべき悪貨であるかのような……失意に彩られた記憶が、松山に僅かな嗚咽をさせた。 心象を余さず読み取ったろうさとりが、静かに吐息し、両目を瞑り、言った。 さとり「……よくわかりました。松山光。 私こと妖怪さとりは、貴方を友として歓迎すると同時に、私にできる限り力になると約束しましょう」 松山は返す言葉を見出せず、束の間、ステンドグラスの天窓を見上げた。 快哉を上げた萃香に、バンと背中を叩かれたショックで視線を戻して……目が合ったさとりに静かに右手を差し出す。 松山「ありがとう……! トラウム・アドラーズに加入することで、絶対後悔させないと俺から約束する!」 さとり「ええ。微力ながら力を尽くします。貴方が『誰か』に認められたいと願い、力を尽くすのと同じ様に」 松山と紫しか知らぬことをさらりと言われ、松山は動悸を激しくさせるがすぐに落ち着いた。それにも黙って頷く。
[904]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/27(土) 23:13:27 ID:??? さとり「ではそろそろ次のお話に移りましょう。 サッカーのメンバー集めの他、この地霊殿をはじめ地底のバックアップを受けたいと……相違ないですね?」 形式上はさとりの問いかけだが、あくまで確認に過ぎない。松山の目的はとうに見透かされている。 萃香「そうだけどさ。 その言い回しだと、何か条件持ち出したいみたいだね?」 さとり「その通りですよ。 私個人は加入を約束しました。 ですが……地霊殿の妖怪達は地上に出ることすら拒まれる。能力が忌まわしいとされた妖怪ばかり。 そんな子達をお外へ連れ出すつもりなら、私も貴方を一度試さないとなりません」 松山「試す……俺を?」 意外な事の運びに、小さく問いを返すと、さとりも小さく頷いた。 さとり「地霊殿の力が欲しいなら、主である私……古明地さとりが、貴方に出すテストを乗り越えてください。 その暁には、私の責任において……地霊殿の全ての力を、松山光に無償で貸すことを約束します。 ……退いても構いませんよ。その場合には、あの子達との交渉には私は何ら関与はしませんが。 ですが言ってみればそれだけです。 テスト自体も直接的危害を及ぼすものではないと先に言っておきます」 松山「(テスト……内容は聞いても教えてくれないだろうな。 だけどそのテストをクリアすれば、さとりさんの声で地霊殿が力を貸してくれるのは大きい! どうする?)」
[905]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/27(土) 23:14:29 ID:??? どうしますか? A テストを受ける B テストは受けない C その他 *先に「4」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
[906]森崎名無しさん:2010/03/27(土) 23:14:54 ID:wvLeuhsc A
[907]森崎名無しさん:2010/03/27(土) 23:15:13 ID:LRo3KmA6 A
[908]森崎名無しさん:2010/03/27(土) 23:17:05 ID:RH/tkglk A 危害がないなら進むのみだ!
[909]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/03/27(土) 23:17:06 ID:xg2StOgQ A
[910]森崎名無しさん:2010/03/27(土) 23:30:05 ID:??? まぁ、心の試練だろうな。 過去のトラウマを見せてくるとか、心を読める能力を利用して松山自身の矛盾を突いてくる質問とか
[911]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/28(日) 00:16:56 ID:??? A テストを受ける 松山「望むところだ! そのテストに合格すれば地霊殿全体で協力してくれるんだな!?」 さとり「はい。約束します」 松山は勢い良く、さとりは柳に風と受け流して、合意する。 萃香は傍らで視線を送りながら、口を挟まなかった。 合格して得られる成果が、松山に絶対必要とわかっていて……それでも、不安な気持ちになった。 萃香「(危害はないか……だけど恐らく予想だと、さとりは光に……。 いや、ここに光を連れてきた時から、予想できてた展開だね。 ……どうか乗り越えておくれよ)」 テストまで、松山には部屋で休むよう伝えて…… 松山達を客人用の部屋に案内させる手配を終えてから…… さとりは一人、地霊殿の中庭まで出てきた。 彼女の予想通りに、一人になった途端、真横に何者かが現れた。 そちらを見ずとも誰かは承知してると、前方向を見据えたまま、さとりが喋りだす。 さとり「こいし。話は聞いてた?」 こいし「うん聞いてたよ! すっごいレアだよね。覚妖怪そのままなお姉ちゃんを勧誘するなんてさ! 心ン中何もかも丸裸にされて構わないのかな〜? 過去のトラウマとか全部!」 さとり「そう……それが問題なのよ。こいし。貴方もテストに協力してちょうだい。どうせ暇でしょ?」 こいし「暇じゃないよ〜? シロアリとかチュウレンジバチとか採集して屋敷でリリースと忙しいもの」 さとり「即刻駆除してきなさい! 大事の前に余計な仕事増やさないで……!」
[912]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/28(日) 00:19:25 ID:??? しばらくして、松山は、地霊殿の中庭に呼び出された。 庭を見渡すと、景観を崩す大きな穴が開いている。 人間が飛び込めそうな深さと広さだ。 そちらも気にはなるが、目下注視するべきは、中庭の中央に居並ぶ二人……古明地姉妹。 萃香と勇儀の姿はない。 中庭に居るのは松山とさとり、こいしの三人だけだ。 さとり「心の準備は……いいですね?」 松山「あ、ああ!」 さとり「では楽にしてください。私の目をじっと見て……」 従いさとりの瞳を見つめてると、吸い込まれそうな錯覚がし……視界を光が埋めた。 その最中に、自分の無意識領域に無邪気な誰かが忍び込んで、ドアを開けたイメージが過ぎる。 視界を遮ってた光が消え去ると……。 松山の立ってる場所は中庭ではなく、薄闇のヴェールに覆われた果ての見えない空間だった。 一体いつこんなところにやってきたのかと、驚いてキョロキョロと何かないか探す松山。 そこへ託宣のように、空間全域に響き渡る声が。
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0ch BBS 2007-01-24