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【こちら松山】キャプテン松山21【地底に潜入した】
[916]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/28(日) 23:07:50 ID:??? >>914 成就して然るべき恋が上手くいって、周りに冷たく扱われたりもせず真っ直ぐ成長した松山光ですね。 年齢設定は高校一年で、この外伝の松山より一つ年上です。 >>915 ありがとうございますー。 この展開になるケースは三つありました。さとりを勧誘したことで発生しました。 負けてもゲーム上では失うものはありません。 すみません。今日は(多分ですが)お休みさせてください。 この先の展開でちょっと悩んでて。 松山が主人公としては、外せない展開と考えてますが…… 私がそう考えてても、参加者さんがそうとは限らないので……お疲れ様でした。
[917]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/28(日) 23:14:44 ID:??? 藤沢関連の展開って、やはり重たくならぬよう抑えめが良いでしょうか? ご意見頂けたら助かります。
[918]森崎名無しさん:2010/03/28(日) 23:23:24 ID:??? 某スレでも似たような展開あったけどあっちとは逆の立場で、 向こう側の松山が成功者だもんなぁ〜。まぁトラウマ乗り越えるなんて 軽々しくやる話でもないしある程度は重くなってもしょうがないのでは? ただ某スレみたく向き合って乗り越えた時のカタルシスは無いとただ失うだけだと また…になるのかなぁ〜とは思いますが… 結局は松山さんが納得する方向でいいんじゃないでしょうか? 書きたくないものを無理に書いても作者読者お互いに不幸なだけですし
[919]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/28(日) 23:36:12 ID:??? >>918 ありがとうございます。 やっぱり、載せる前から悩んでちゃ駄目ですね。 カタルシスを得られるか含めて、続き書かないと始まりませんし。
[920]森崎名無しさん:2010/03/28(日) 23:39:19 ID:??? ここの松山にとって重大なトラウマなら仕方ないですよね。 ただ、そんなトラウマか?そんなに苦しむとこか?って思ってしまうと読者的に辛いかもしれません。 不幸だけど松山はヘタレではないし。
[921]森崎名無しさん:2010/03/28(日) 23:41:32 ID:??? >>918 同意。重くてもカタルシスさえあれば、と思います。 あとまあ、藤沢関係って結局どうしようもない過去の話で、かつ本編で行われたことなので、 このスレで松山がどれだけ過去のことをほじくり返されて苦しんでのたうちまわっても、 住人的にはあまり「重い」とは感じないのでは、と思います。 もちろん、それによって過去のことを知った幻想郷の面々が失望して離れていったり、 したり顔で云々説教をしてきたりしたら、また違うでしょうけど。 でもまあ、それも結局は松山さんのかきたいものを書くしかないのでは、と思うのも>>918と同じく。
[922]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/28(日) 23:44:58 ID:??? 光もない世界。そこに二人の光が立って、真っ向から視線を合わせていた。 何もかもぼやけた薄闇の中で、ハチマキをした松山光の周囲だけが眩しく輝いている。 松山「お前が……まつやま……ひかる?」 想起松山「そうだ。 俺が北海の荒鷲こと松山光だ!!」 "松山光"は堂々として、再度名乗る。 両の目に、昏い影など見当たらず、自分を信じ仲間を信じぬいた男特有の、強い意志の炎が燃え盛っている。 それでいて、雪国富良野から吹く爽やかな風を相手の心の裡にまで送り込むような。 さとり『わかりますか? 目の前の彼が何者か……』 声が脳に直接届いた。 闇に覆われた松山は、自身の体を目では認識できない。感じられるのは目の前の"松山光"と、さとりの声だけ。 訂正。さとりと違う、無邪気で溌剌とした声が木霊した。 こいし『えっへへ驚いた〜? すごいでしょ。 私が無意識から引っ張り上げて、お姉ちゃんが記憶から容にした、貴方が理想と考えてた自分自身だよ』 松山「(理想の……俺……?)」 さとり『こいし……。はぁ。 まぁ概ねその通りです。そして……』 想起松山の姿が透明に透き通り消えた。真っ暗に戻る。 息も吐かせず松山の正面の空間に、大型スクリーンサイズで映像が投影され、浮かび上がる。 真っ先に目に飛び込んだのは、忘れもしない全国中学生サッカー大会の順決勝戦。その試合後の一幕。
[923]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/28(日) 23:47:02 ID:??? 想起松山『ごめんな勝てなかったよ』 想起松山『!! こ、これは!!』 想起松山『こんなところにこんな小さく、しかも目立たないように白い布に白い糸で……』 場面が切り替わった。新東京国際空港。 マネージャー。忘れもしない藤沢美子に手当てを受けながら、感極まった藤沢を抱きしめるのはやはり"松山光" 想起松山『元気で行ってこいよな』 想起松山『むこう行ったら手紙くれよ。俺も返事書くからさ』 想起松山『それからこのハチマキ。お前との記念に大事にとっとくよ。ありがとう』 松山「やめろ……」 映像から嫌というほど解る。 松山光と藤沢美子。 二人の心が固い絆で結ばれたというのが。 こんなものは知らない。松山が通ってきた過去ではない。 なのに見てると、胸に大きな穴が開けられたような……突然襲いかかった喪失感に両目を剥いて叫んだ。 松山「やめろ!!!!」 感情を抑えきれず叫ぶと、映像がブツンと切れる。 またさとりの声が聴こえた。
[924]森崎名無しさん:2010/03/28(日) 23:48:58 ID:??? 涙のエアポート・・・ ここでは涙してるのは松山本人・・・・
[925]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/28(日) 23:50:10 ID:??? さとり『わかりますか? 現在の貴方が何を欠いて、何を過去に置き去りにしてきたのか。 喪ったものが辛くて、惜しくて、傷と渇きを癒そうにも周囲は冷たく、やがて最大のトラウマとなった。 解消するか抑え込まない限り……貴方がここから先の未来で何を得ても、きっと……代替にしかなりません』 藤沢美子。 何ら偽りもきかない精神世界で、ふらの中でマネージャーをしてた藤沢美子のことを思い出した松山。 思い出したというよりは、無意識に沈めていたのだろう。彼女への想いと、悔いと、トラウマが空間に曝け出される。 松山が鈍感故に……一緒に過ごした時には気付くことはなかったが、藤沢美子のことを憎からず想っていた。 が、彼女は失意と共に渡米し……もう一人のマネージャーには最低と罵られるなど、不可解な事態が起こる。 刺繍付のハチマキの存在に気付き、謝ろうにも本人は居ない。 遠いアメリカに中学生が足を伸ばす事はできない。 苦楽を共にした筈なチームメイト達の反応も淡白で、気付けば孤立し、残り僅かながら辛い中学時代がスタートした。 謝罪できず、心がぶ厚い雲に覆われての学校での日々を過ごしてる内、やがて藤沢とハチマキは心理的外傷となった。 松山「ふ、藤沢ぁ……うう、ぅ……!」 松山の後悔と哀哭が静寂を引き裂く。 さっきの映像は、さとりが言う渇きを潤す為、松山が日々の中で無意識に"こうあればいい"と願った願望の鏡像。 光が差し込み、その鏡像が、ハチマキをした"松山光"が再び現れた。 溢れ出ていた涙を、こいつだけには見せたくないと、松山は袖で乱暴に擦って拭い、腫れて赤くなった眼を向けた。 さとりが一度声に詰まったようだが、声音は変わらず平坦で静かだった。
[926]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/28(日) 23:51:32 ID:??? さとり『私からのテストは、貴方が自分で思い描いた鏡像と勝負し、勝つこと。 忌み嫌われた妖怪達を率いる貴方にも、その鏡像とトラウマを克服できると、私達に見せてください』 こいし『私は……いいよ。そんな勝負する必要ないよ。そんなに辛いんなら、目を瞑っちゃえ。 他人との繋がりなんて断っちゃえば楽になるよ! ね、そうしよ?』 こいしがいつもと少し違う、怯えと戸惑いが見え隠れするような声で、勧めてくる。 松山は、長く全身の息を吐き出すかのようにして……ゆっくりかぶりを振った。 トラウム・アドラーズのキャプテンとして、ここで折れる訳にいかないと。 自分に言い聞かせて。 松山「……勝負の、内容は?」 さとり『1vs1の三本勝負。 先に二本取った方の勝ちです。 公平を期す為、貴方が指定できるのは一本目のみ。二本目は鏡像の"松山光"が。最後の一本は私が決めます。 ……最初の勝負を決めてもらいましょう』 松山「わかった……一本目は……」 ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低 才 松山 57 53 59 58 51 52 52 382 5/4 5 ガッツ 900/900 ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低 才 想起松山 54 52 52 54 52 53 53 370 2/2 0 ガッツ 900/900
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0ch BBS 2007-01-24