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【こちら松山】キャプテン松山21【地底に潜入した】
[963]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/29(月) 23:01:37 ID:??? 想起松山の選択 → クラブ8 クラブ→ 想起松山「富良野で培った、俺の粘りあるキープ力を見せてやる!」 想起松山は、チップキックの要領でボールを軽く上げ……松山と自分との中間地点まで運んだ。 ボールを挟んで向かい合う形で、想起松山が質問してきた。 想起松山「俺と同じシュート習得を目指したってことは、お前ポジションは中盤下がり目かDFじゃないのか?」 松山「ああ、そうだよ。俺はボランチだ」 想起松山「そうか。お互い得意なポジションが同じなら、次の勝負はボールキープ勝負しかないな!」 納得顔で、想起松山は次の1vs1の勝負を、中盤でのボールの奪い合いに定めた。 MF全般に言えるが、中盤で守備するボランチには、相手からボールを奪い、またすぐ奪われないキープ力が大事になる 想起松山が、負けてる状況でこの選択を取ったのには、当然理由がある。 全国大会で……ユース大会で……全日本と南米の天才児を相手にボールを奪わせずにチャンスメイクした自負がある。 想起松山。自分自身でありながら、かけ離れて剥離した存在。松山には彼の自信の出所は解らない。 松山「(負けない……負けられない! 負けたくないんだ!! 今まで沢山負けてきた……。翼にも森崎にも日向にも若島津にも! だけど、こいつに負けたら俺は……松山光と胸を張って名乗れなくなってしまう……そんな気がする)」 センターサークルに移動し、松山がボールを持ち……決して奪わせんと気迫の篭った表情で向かってくる。 彼の背後には、または彼の進む先には、信頼するチームメイトがいてくれるのだといわんばかりの力強いドリブル。 想起松山の雄姿。それはチームメイト達との相互の強い信頼と……。 ふらの大応援団のエールと……藤沢の祈りに支えられてるのだと、他ならぬ松山だからこそ判った。 想起松山「さぁ行くぞ! 例え1vs1でも俺にはふらののみんなが居る! このボール誰にも決して奪わせんぞ!!!」 藤沢「松山君! 負けないで……!」 松山「負けてたまるか……例え独りでも! 負ける――――ものかァ!!!!!!!!!」
[964]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/29(月) 23:02:38 ID:??? 先着2名様で 想起松山の気質→ !card 想起松山→ !card ドリブル 54 +(カードの数値)= 松山の気質→ !card 松山→ !card タックル 58 +(カードの数値)= MAX【攻撃側】−MAX【守備側】 ≧2→ 想起松山「ボールの奪い合いなら俺は誰にも負けん!」 =1、0、−1→ボールはこぼれ球に。引き分け。 ≦−2→ 松山「見えたぞ……ここだ!!」 *想起松山のマークがダイヤかハートの場合、【ヒールリフト】が発動し補正+4されます。 *松山のマークがダイヤかハートの場合、【鉄砲水タックル】が発動し補正+3されます。 *松山の気質と想起松山の気質で、数値が高いほうに+2の補正がかけられます。
[965]森崎名無しさん:2010/03/29(月) 23:03:10 ID:??? 想起松山の気質→ スペードA 想起松山→ スペード3 ドリブル 54 +(カードの数値)=
[966]森崎名無しさん:2010/03/29(月) 23:03:39 ID:??? 松山の気質→ スペード10 松山→ ハートQ タックル 58 +(カードの数値)=
[967]森崎名無しさん:2010/03/29(月) 23:05:30 ID:??? 大差で勝ちやがった
[968]森崎名無しさん:2010/03/29(月) 23:06:08 ID:??? ここではがっちり勝負強かったな、厄山……。 イーグルショット・ブロック勝負でもこの引きならたぶん勝ってるし。 あとはこの引きがVS鬼さんズ相手にも続くことを祈るのみだ。
[969]森崎名無しさん:2010/03/29(月) 23:06:53 ID:??? 気迫が違うな
[970]森崎名無しさん:2010/03/29(月) 23:19:11 ID:??? これで二本先取で勝ちか さとりんの力を借りれそうで一安心だぜ
[971]森崎名無しさん:2010/03/29(月) 23:20:24 ID:??? 理想を超えたことで確かな高みへと上ったな。
[972]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/30(火) 00:14:06 ID:??? 想起松山の気質→ スペードA 想起松山→ スペード3 ドリブル 54 +(カードの数値)= 57 松山の気質→ スペード10 松山→ ハートQ タックル 58 + (鉄砲水タックル+3) + (気質+2) +(カードの数値)= 75 ≦−2→ 松山「見えたぞ……ここだ!!」 雪崩を体現する荒々しい想起松山のドリブル。 松山は、一心不乱に彼の隙を探した。 グラウンド中央で激しくボールを奪い合う両者。 膠着状態が続く中で、ギンと松山の眼光が鋭さを増した。 テクニックで自分が劣ると見抜き、強引に体を入れて突破にかかってきた。 松山は飛ばされた。抜かれたと相手に誤認させた。反転し……足を入れて、ボールを弾いた。 自分でも信じ難い程迅い反応速度で、無心の内に続く動作でマイボールにする。 松山「はぁっ、はぁっ……!」 勝った。勝てた。その言葉だけが頭ン中をグルグル駆け巡り、酸欠に陥ったかのように口をパクパクさせる。 勝負の高揚すら感じぬ程、無我の中で決まった勝敗に……松山は今はただ断続的に荒い呼吸音を奏でるだけ。 そこで……吹っ飛ばされて……雪の積もったに構わずグラウンドの地面に座り込んだ想起松山の静かな呟きが届いた。 想起松山『負けちまった、な』 顔を上げて視線を向けると……負けながらも晴れ晴れとした表情な想起松山の傍に、彼を気遣う藤沢美子がいた。 心から彼を慕う――かつては、自分自身に向けられてた眼差しが、こんなにも近くにあるのに、今は掛け絵の中の様。 気付けばまた喪失感が忍び寄ってきた。が、おどけたみたいな自分自身の口調が先に割り込んだ。
[973]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/30(火) 00:15:14 ID:??? 想起松山『何、勝っといてしょぼくれた顔してるんだ?』 松山「え……? お、お前!? 体が……?」 気付くと、想起松山の体が、実像を無くし解れはじめていた。 藤沢もだ。 存在感がどんどん希薄になり……松山はいてもたってもいられず彼らの元へ駆け寄る。 想起松山『ごめんな藤沢。応援してくれたのにまた負けちまった』 藤沢『ううん。 松山君がんばったから。それに貴方も……』 松山「あ、ぁ……待ってくれ! お前! それに――藤沢! 俺は……!!」 解ってはいる。 この藤沢は本人ではなく、松山が無意識に用意した都合の良い幻。 それでも謝罪をと、必死に言葉を内面で組み立てようとするが、壊れたテープレコーダーのように歯が軋むだけ。 やがて彼らは……消えた。精神世界での役割を終えて速やかに退場した。 また……謝れなかったと痛恨の思いが埋め尽くす。が、全て消えた筈なのに、目の先に何か布みたいな物が過ぎった。
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0ch BBS 2007-01-24