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【楽しい?】幻想のポイズン29【サッカー】
[692]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/14(日) 20:31:09 ID:??? >C.明日の朝誰かを誘って練習(ガッツ回復大・朝の練習でガッツ減少) ========================================================================== 反町(そうだな、明日も誰かを誘って練習しよう。 でも、誰を誘おうかな……) A.静葉 B.穣子 C.橙 D.リグル E.大妖精 F.チルノ G.メディスン H.幽香 I.レティ J.リリーW K.リリーB L.サンタナ M.ヒューイ 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[693]森崎名無しさん:2010/03/14(日) 20:32:38 ID:4C/K6Xdg F 体力あるのはこの辺かな?
[694]森崎名無しさん:2010/03/14(日) 20:34:06 ID:sAa5z0UM F
[695]森崎名無しさん:2010/03/14(日) 20:34:13 ID:14RI/DBc M もうすぐお別れだしね/・・
[696]森崎名無しさん:2010/03/14(日) 20:35:28 ID:S9DMQ8VI C ドリブル上げたいな
[697]森崎名無しさん:2010/03/14(日) 20:36:02 ID:NDcDlWCc F
[698]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/14(日) 22:08:11 ID:??? >F.チルノ ================================================================== 反町(そうだな……チルノを誘ってみるか) 体力に自信の無い者を誘っては明日の練習に支障が出るかもしれない。 そう判断した反町は、スタミナが人一倍あるチルノを誘おうと思いチルノの部屋へと向かう。 ドアをノックしてからチルノを呼び出すと、チルノは一体何の用だと何故かふんぞり返りながら姿を見せ……。 簡潔に、明日の早朝に一緒に練習がしたいと言うと一瞬きょとんと目を丸くするも。 すぐさま、「あたいのちからがひつよーなよーね」とよくわからない言葉を吐き承諾。 断られるかもしれないと思っていたが、思っていた程嫌われていたようではないようで。 反町はほっと一息吐きつつ、自室へと戻り明日の練習に備え早々に布団に入る。 反町(さて、明日も練習だ……しっかり頑張って大会に備えないと) 瞳を閉じて、他のチームもまた練習をしているのだろうかと思いを馳せる反町。 全幻想郷として戦うと決めた以上は、次の大会――不夜城カップでの戦績が全幻想郷での反町。 ひいてはオータムスカイズの面々の立ち位置などを左右する筈。 初戦で敗退しては当然ながらその程度の実力しかないのだろうと思われるだろうし。 逆に、並み居る強豪を退けて優勝をすればオータムスカイズからも多くのメンバーが招集され。 その中でも大きな顔が出来るに違いない。 反町(他のチームに負けない為にも、練習に励まないとな!)
[699]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/14(日) 22:09:12 ID:??? こうして反町が布団の中に入っていた頃、余所のチームの者達もまた激しい練習をしていた。 まずは地底に住まう妖怪達を中心としたチーム――地霊アンダーグラウンドの面々。 再三に渡ってオータムスカイズに敗北を喫し、もはや強豪とは認知されなくなってしまったチーム。 しかしながら、彼女達は決して諦めず。 過去の栄光を取り戻す為に、とオータムスカイズと同等――或いはそれ以上に練習に励んでいた。 コオオオオオオオオオオオオオオオオッ!! お空「うにゅううううううう! さとり様、いきますよォッ!!」 さとり「来なさい、お空ッ!!」 その中でもリベンジに闘志を燃やしていたのは、キャプテンである古明地さとり。 かつては八雲紫、伊吹萃香と共に幻想郷三大キーパーと呼ばれていた彼女だが……。 反町にはいとも容易くゴールを何度も許してしまい。 もはやザルキーパーとも思われかねない程にまで地位を落としてしまっていた。 さとり(確かに今の私のさとりセービングですら……反町さんのただのヘディングをも止められないかもしれない。 そんな屈辱を……そう何度も何度も、繰り返してたまるものですかっ!!) 一対一、PK……そしてPA内からのシュートには絶対の自信を持つさとり。 だが、そんなさとりの自信やプライドというものを反町は木っ端微塵に粉砕していた。 以前のオールスター戦で最後に打ちはなった反町のヘディングも、辛うじて止められた範囲。 PA内からの、ただのシュートを完全にキャッチできなかったという事実はさとりにとってはあまりにもショックだったのである。 さとり「はぁッ!!」 バババババッ! バチィィッ!!
[700]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/14(日) 22:10:12 ID:??? お空の蹴ったシュートに向け、両腕を突き出しながらセービングを試みるさとり。まだまだ完全に防げるとは言えないものの……。 3回に1回程度は、お空の全力のシュートもはじけるようにはなってきた。 零れたボールをさとりは倒れこみ見ながら、小さく息を吐く。 さとり(しかし……これでもまだまだ、反町さんのシュートには遠く及ばない……。 ……アーマータイガー君がいたとしても、簡単に入れられてしまいそうですね。 一体どうすれば……) アーマータイガー「どうしたんッスかね、さとり様」 お燐「やっぱりさとり様は凄いにゃ! お空のシュートを止めちゃった!」 こいし(つっても、今のお姉ちゃんじゃあの人間のシュートを5回に1回止められるかどうかってトコだよねー) 陰鬱な表情で地面に膝をつきぶつぶつ呟くさとりを見つつ。 アーマータイガーは首をかしげ、お燐はただただ感嘆の息を吐き、こいしは肩を竦めてどうしたものかと同じく溜息を吐く。 雛もまた、それを遠目で観察をしながら顔を俯かせるのだが……。 勇儀「なんだいなんだい、陰気臭いねぇ。 これじゃあ酒も不味くなるってもんだよ」 そんなとき、不意に口を開いたのは真っ赤な杯を傾け顔を赤らめながらもボールを蹴りぬいていた勇儀である。 以前の竹林カップの試合を見て、オータムスカイズと戦いたいと望み……。 地霊アンダーグラウンドに加入をした、絶対的な力を持つ種――鬼の四天王の一人、力の勇儀。 勇儀「点を奪い合うのがサッカーなんだ、いつまでも無失点なキーパーがいるもんかい。 そんなので一々塞ぎこんでちゃ話にならないね」 さとり「……厳しいですね、勇儀」 勇儀「お前さんが悲観的過ぎるんだよ。 要するに勝てばいいんだろう勝てば? 1点取られようが10点取られようが。 2点返し11点返しすりゃいいだけの話さ」 一選手が負けようがどうしようが、チームが勝てばそれで好し。 何とも短絡的で安直な勇儀の言葉は地底の練習場に響き渡り……。 一同が勇儀を見つめる中、勇儀はニイと笑みを浮かべると杯を高々と掲げて宣言をするのだった。 勇儀「幻想郷最強のFWはレミリアでも魔理沙でも、ましてやあの坊主でも無いよ。 この四天王が一人――力の星熊勇儀さ」
[701]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/14(日) 22:11:17 ID:??? 一方、その勇儀がかつていたという妖怪の山――。 にとり達が住んでいる中腹より更に昇った場所にある守矢神社近くのコートでは。 守矢フルーツズの面々が練習を繰り返していた。 竹林カップでは3−0という大差で破られ、地霊アンダーグラウンドと同じく強豪から落ちてしまったチーム。 しかし、彼女達もまたそれでも自分達を応援してくれる信者達。 何よりも自分達の為にもと、次こそは大会に優勝する為に決して腐る事なく練習をする。 神奈子「いくよ、早苗っ!」 早苗「はいっ、いつでもどうぞ神奈子様ッ!!」 神奈子「うおおおおおおおおおおおおっ! オンバシラァァァァァッ!!」 バゴゴォォォォォッ!! 早苗「……ハァァァッ!!」 ババッ!! 神奈子の放った強烈なロングシュート――エクスパンデット・オンバシラ。 オータムスカイズ戦ではDFに止められたものの、その威力は並大抵ではなく。 並のキーパーならば止められるものではないのだが……。 早苗はそのシュートに対して、完璧なまでに反応を見せ両手を使ってガッチリキャッチ。 だが、これで終わりではない。 諏訪子「まだまだぁ! いくよ、早苗ッ!!」 早苗「ッ! ハァァァァッ!!」 倒れこむ早苗に対し、今度は横から入り込んできた諏訪子が名無し河童からセンタリングを受け。 高い打点からのヘディングシュートを打ち込む。 これには流石の早苗も反応出来ないかと思われたが……。
[702]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/14(日) 22:12:18 ID:??? シュビィィィ〜ンッ!! ババッ! 早苗「ゴールは絶対……許しませんッッ!!」 諏訪子「おお!?」 振り向きざま、地面を強く蹴って背面飛びをするような体勢を取りつつ。 高々と手を大きく伸ばして諏訪子の放ったシュートをワンハンドキャッチ。 そのまま地面に降り立つと、周囲からは一斉に拍手と歓声が巻き起こる。 河童A「おおっ、すげぇ! なんつー反射神経だ!」 河童B「流石は俺達の早苗さんだぜ!」 早苗(出来た……! これが私の新必殺技……みらくるセービング・改!) 消費する体力はそのままに、反射神経を更に研ぎ澄ます事に成功した早苗。 歓声を聞きながら、小さくガッツポーズを取り喜びを露にするのだが……。 萃香「ほへー、中々やるもんだね、守矢の」 早苗「えっ!?」 不意に聞こえてきた声に、咄嗟に周囲に目を向ける早苗。 すると、コートの入り口付近……金網の上に、小さな鬼と絶壁の天人。 更にはその付き添いの羽衣を羽織った女性に、何やら頬を引きつらせた様子の烏天狗の姿がある。 一体何事かと早苗が目を丸くする中……小さな鬼――萃香はパチパチと拍手をしつつ。 そのまま金網の上から飛び降りるとくるくると回ってから着地をし、再び口を開く。 萃香「反射神経だきゃ中々のもんだね。 もしかしたら私以上かも? うん、大したもんだ」 早苗「なっ、なんですか萃香さん……あの、それにどうしてあの方達まで?」 萃香「んにゃ〜、実はちょっと頼みがあってねぇ……」
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0ch BBS 2007-01-24