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【ガッツは】ファイアーモリブレム14【寝て増やせ】
[196]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/18(木) 22:45:13 ID:??? 松山「馬鹿な!?抑えられた!?」 日向「無駄だ!このシュートは森崎ごとき軽く吹き飛ばすぞ!」 森崎「(な、なんて威力だ…!おれの全体重でも抑えきれない……だ、駄目だ……押し込まれる……?)」 ズッ… 森崎「(くそっ!しっかりしろ森崎有三!今まで俺は何をしてきたんだ?この世界でサッカーを広めるためだけじゃないだろ?)」 ズズッ… 森崎「(一流のサッカー選手になるため…?心技体ともに成長させるため……?)」 ズズズッ… 森崎「(そうだ。確かに俺は誰の思惑かは分からないが俺は成長した。日本では知ることの無かった本当の意味でのチームワーク。 互いを心から信頼することで生まれる絆の力。俺はその大きなかけがえの無い力をこの世界で知ることができた。 でも、それは多くの犠牲のもとにたってあるものなんだ…)」 ズズズズッ… 森崎「(サジ…ダロス…お前たちとのタリスカップ……負けちまったけど楽しかったんだぜ。 俺の指導でめきめきサッカーの技術を学んでいく姿は見ていて興奮したものだ)」 ズズズズズッ… 森崎「(ハーディンさん…オレルアン隊のみんな…ごめん。 俺がもっと皆のことを考えて行動できていたら…きっと今でも一緒にサッカーできてたんだよな)」 ズズズズズズッ…
[197]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/18(木) 22:46:47 ID:??? 森崎「(リカード、ロジャー、シーザさん、ラディ…みんなと一緒にこのフィールドに立ってみたかった。 みんながどんなプレイをするのか、考えるだけでも楽しかった)」 ズズズズズズズッ… 森崎「(カイン…ゴードン……右も左も分からない俺がいきなり副官になって驚かせちまっただろうな。 失ってみて気づくんだよな。俺は、お前たちともうサッカーができないって知って本気で悲しんだんだぜ)」 ズズズズズズズズッ… モロドフ「だ、だめじゃ…もうあと数センチでゴールに押し込まれてしまう……」 レナ「神よ……森崎君にどうか、慈悲を…!」 目の前の絶望的な状況にただただ神に祈るしかなかった。だが、ゴールされてしまうのももはや時間の問題であった。 だが。そのときレナの隣で同じように祈っていたマリアの瞳に奇妙な光景が写る。 マリア「(え…?誰だろう。森崎さんの後ろに誰か立ってる……?)」 マリアはその男のことを知らない。左頬に大きな十字傷を持つ。金髪の大柄な男のことを。 森崎「(オグマ……俺、お前がいなくなって、心にぽっかりと穴が空いたようだったよ。 今までずっと隣で一緒に闘ってくれてたお前のこと、そう簡単に忘れることなんてできなかった)」 ズズズズズズズズズッ… 森崎「(皆との出会いと別れが…俺をここまで強くしてくれた。でも……)」 グンッ 森崎「(今の俺じゃ…勝てない。今の弱い俺では、日向にも…松山にも…勝てないんだ……!)」
[198]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/18(木) 22:52:29 ID:??? 腕の筋肉の疲労がじわじわと体全体へと広がってゆく。 もうこのシュートを押さえ込む余力が森崎の体には一滴も残っていなかった。 楽になりたいと、脳が命令を出す。森崎の体がゆっくりと傾き、ゴールの中へと向かってゆく。 ガシィッ! 『お前が弱くて勝てないのなら、俺が支えてやる』 森崎「!?」 誰かが、傾く森崎の体を押し戻した。 『お前がこの世界で学んだことだろ?王子に、姫に。そして……』 『『『『『俺たちにな!!!』』』』』 森崎は不思議な感覚に包まれる。何か大きな力に背中を支えられている気がするのだ。 自分の後ろは新しく張り替えられたゴールネットのはずなのに。 森崎「………え?う、嘘だろ?ま、まさか…この声…」 『お前が王子に言ったこと。ソレは、お前自信にも当てはめても良いんだ』 『だから独りにならないで。君だって誰かをもっと頼ったって良いんだよ』 『お前が誰かを支えてきたように。今度は皆がお前を支えてくれるはずだ』 『もっと心を開いて。皆の思いを受け入れて。今のお前にはその資格が十分にある』 『お前が俺達のことをどう思っているかなんて知らないさ。でも、俺たちは…』 『『『『『今のお前に感謝している』』』』』 森崎「ぐ………うあああああああああっ!!!!」 ガ ゴ ギ ィ ッ ! ! ! ! !
[199]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/18(木) 22:54:06 ID:??? 森崎は背中に酷く思い衝撃を受け、我に返る。腕の中には摩擦で黒ずんだボール。 そしてじんじんと痛みを訴える背中には野太いゴールポスト。 森崎「あ……れ?俺をずっと支えてたのってもしかして…これ?」 アンナ「と……止めたァァァァァ!!魔法で分裂したかのような凶悪なシュートを 森崎君がゴールポストを利用した懸命なセービングでナイスセービング! 先ほどは得点を許しはしましたが、やはりこの少年は頼りになります!」 ワアアアァァァァァァアアアアアァァァァアアアアッ!! 観客「すげぇぇぇぇぇ!!俺、絶対にはいると思ってたのに!」 観客「馬鹿言ってんじゃねぇよ。森崎だぜ?俺は絶対止めると信じてた!」 観客「森崎君〜〜〜!私のハートもそのままキャッチして〜〜!!」 観客「モリサキ!モリサキ!モリサキ!わぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 森崎「と……止め、たのか……は、はは…俺が、あのシュートを…止めたんだ…!」 ※森崎 現ガッツ 250/520→30/520 ※森崎のガッツが40を切りました。必殺技が使用不可になり全判定に-15されます。 倒れながらも、ゴールポストを背にボールを掴んだ森崎を見て、日向も松山も動けずにいた。 もちろん集中して放つツインシュートによる疲労のせいでもあるが、それ以上の理由があった。 日向「(あ、ありえない……何故だ。何故お前はこうも俺の前に立ちふさがる… 諦めて跪いていれば楽になれるものを。生意気な奴め………っ!!)」 松山「(森崎。お前は俺の成長を喜んでくれた。俺もだ。お前の成長…セービング技術だけじゃない。 仲間を信頼するお前のキャプテンシー。今のお前が率いる全日本ユースで俺は戦ってみたい…!)」 両極端の賞賛。だが、共に森崎のセービングに驚いていることには変わりなかった。
[200]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/18(木) 22:56:03 ID:??? ウェンデル「も、森崎殿!しっかりなされよ!」 カシム「森崎君!大丈夫?点は入ってないよ?」 森崎を心配して、サイドバックの二人が駆け寄る。森崎も体を覆う疲労感と必死に戦いながらゆっくりと体を起こす。 森崎「お、おう…一応まだ生きてるぜ。体はバラバラになりそうだけどな」 カシム「ええぇぇぇぇぇ!?そ、それかなりやばいんじゃないの!?」 森崎「…俺はキャプテンとして最後まで戦いつづける。これだけは譲れねぇ。 さて……試合終了まであと12分か……」 今の体の状態ではせいぜいボールに向けて掌を広げるくらいが精一杯だ。 こんな状況で誰かにシュートを撃たれたらたまったものでは無い。 そんなことを踏まえて、森崎はカシムにこれからの戦術を伝える。 =========================== ☆どうしますか? Aマルスを中心に前線でボールをまわして時間を稼ぎ、試合終了間際に勝ち越しを狙う Bアベルを中心に中盤でボールをまわして時間を稼ぎ、試合終了間際に勝ち越しを狙う Cだれか代わりのキーパーを用意するために、相手の陣地深くに大きくクリアーさせる D自分は一旦眠って体力を回復させる。後のことは頼んだぜ…Zzz 2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません ============================== 今日はここまで。まさかのJOKERにビックリwでも止められてよかった〜
[201]森崎名無しさん:2010/03/18(木) 22:57:04 ID:bh8D5emM A
[202]森崎名無しさん:2010/03/18(木) 22:58:44 ID:J1oLfZBA A 奇跡の連続燃えた…乙でした!
[203]森崎名無しさん:2010/03/18(木) 22:58:46 ID:yKd809BM C
[204]森崎名無しさん:2010/03/18(木) 23:30:24 ID:??? 凄いクライマックスでした…最終回かと思ったw 乙でした〜!
[205]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/19(金) 13:20:41 ID:??? >>202 けっこう勢いだけで書いちゃってますので見返すと意味不明なシーンが多かったりで… 燃える展開って難しい。もっとツバダンさんみたいな熱い展開が書けるようになりたい! >>204 最終回…ですか。一体いつのことになるのやらw一応予定としての 全行程の1/4辺りまではたどり着いたと思います。この試合が終わったら 話の節目ということで、人気投票も考えています。けどこのスレ人数がとんでもなく多いんだよなぁ…w ================================ >Aマルスを中心に前線でボールをまわして時間を稼ぎ、試合終了間際に勝ち越しを狙う 森崎は前線のマルスを中心にボールをまわして時間を稼ぐよう指示を出した。 もう森崎にはゴールを守りきる力は残っていない。ならば、相手の攻撃回数を限りなくゼロにするしかないのだ。 森崎「終了間際に勝ち越せたなら儲けもの。最悪同点でも延長戦前のハーフタイムで少しは体力も回復できる」 いざとなったら虎の子の特効薬もある。とにかく相手に攻撃権が移らないことを最優先にするしかないのだ。 森崎「(だが…前線でのボール回しには一つだけ欠点がある)」 中盤でのボール回しは万が一こぼれ球にされた場合でも味方がフォローにいける可能性が高い。 しかし、前線では相手のチェックも早く、厳しくなりがちだ。もしもこぼれ球にされてしまったら その瞬間、相手に攻撃権が移ってしまうかもしれないのだ。 森崎「(最悪の場合…俺もオーバーラップしてプレスを仕掛ける。 たとえ体力が無くても…今のお前らよりかはマシなデイフェンスができそうだしな)」 相手にシュートを撃たれた瞬間、おそらく負けが確定する。 そんな展開が来ることにならぬよう、森崎はマルスに全てを託してロングキックでボールを送った。 森崎「マルスーーーーーーッ!!」
[206]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/19(金) 13:22:58 ID:??? マルス「森崎!」 森崎「あと10分…死んでもボールを相手に渡すなァ!」 グアアアアッ…ボゴォッ! マルス「(森崎は文字通り命を賭けてゴールを死守した。今度は…僕の番だ!)」 マルスはボールの軌道をいち早く察知し、落下地点へと急ぐ。 だが、それを阻止せんとシュートの反動で動けなくなっている日向と松山の代わりに ビクトリーノとダ・シルバが競り合いに向かう。 マルス「(敵は二人!?一人でも厳しい相手だというのに……)」 劣勢の状況に顔を歪ませるマルスだったが、すぐにその表情は希望へと変わる。 シーダ「私は…私はいつまでもマルス様のお側に!」 ナバール「………助勢する」 マルス「シーダ!ナバール!」 こぼれ球のフォローが難しいことに開き直り、人数を使って確実にボールを確保しに行く。 族に言う『ワーワーサッカー』の形なのだが、キックオフ直後ということもあって ヒューガーのメンバーもまだ低位置からほとんど動けずにいたのである。 ビクトリーノ「ちぃっ!人数差では不利だが、身体能力でカバーしてみせる!」 ダ・シルバ「精一杯……やるしかない!」 バッ!ダッ!ザッ!シュッ!
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0ch BBS 2007-01-24