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【信仰は】キャプテン霧雨45【胃の平和のために】
[531]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/23(火) 21:55:19 ID:??? ラストチャンス!→ クラブ5
[532]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/03/23(火) 23:03:09 ID:??? 大人数だもの→ クラブ4 >>誰も気にしない ―ハンブルグユースチーム ベンチ それは昨日のことであった。 森崎たち全日本の前に現れた若林 源三。彼に向かい、森崎は本当に忘れているかのように言い放ったのだ。 森崎「すまん…誰だっけ君?」 早田「知らね〜よ」 次籐「知らんとね」 山森「知りませんよ」 金木「知らないな」 立花兄弟「「同じく」」 新田「誰っスか?」 佐野「知らねっす」 柴田「初耳って奴だな!」 沢田「何か覚えがある様な…」 若島津「初対面だぞ」 反町「聞いた事も無い」 日向「知らんな」 翼「(聞こえてない)」 松山「ええと、知り合いだったっけ?」 もちろん森崎は若林のことなど忘れてはいなかったが…… しかし他のメンバーの多くが知らなかったこともあり、思い切り赤恥を晒してしまった若林。 その屈辱を晴らすべく、若林は燃えに燃えきっていた。 若林「(くそっ………森崎の野郎、俺を知らないと抜かしやがって…… 教えてやるぜ、西ドイツという環境で3年間腕を磨き続けた俺の力をな……!!)」
[533]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/03/23(火) 23:04:11 ID:??? カルツ「シュナイダーちゃん、何か様子が変じゃねぇか?」 シュナイダー「…………様子が変、とは?」 カルツ「なんだか知らねぇが、連中ちっとも慌てていないようだぜ。 東洋の島国つったって、監督からは対戦相手の事ぐらい聞いてるはずだがよ」 シュナイダー「確かに…気負いや焦り、そういうものは見えないな。 (…………そんなことより、マリーだ。見にきてくれているだろうか…? マリー………今日のお兄ちゃんの晴れ舞台、見ていてくれよ…マリー…)」 カルツ「…ワカバヤシといい、ダーメだこりゃ」 そう呟きながら、カルツは先ほどの若林の発言を思い返す。 若林「良いかお前ら、今日の試合の立ち上がりは相手にわざと攻めさせろ。シュートもフリーで撃たせるんだ」 ゴンゲルス「はァ?なんでわざわざそんな事を…」 若林「当然俺様の実力を全日本に見せつけ、正GKの座をつかむ為だ!」 インメル「(おいおい、せめて建前くらい作れよ!)」 ヤラ「(旧友の成長を確かめたいとかさァ!)」 若林「フフフ…あれから3年、サッカーの本場西ドイツに渡ったこの俺が負ける訳が無い」
[534]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/03/23(火) 23:05:22 ID:??? カルツ「(その割にしょっちゅう練習サボってたけどな)」 シュナイダー「別に構わんな…東洋のサッカー発展途上国相手に最初から本気を出すのも大人気ないだろう」 若林「(その通りなんだが、気にくわないセリフだな)」 シュナイダー「ただし最初の10分まで、もしくは得点されるまでだ。それ以上やったら流石に八百長を疑われる」 若林「フン。まあ良いだろう。10分もシュートを完封すれば十分だ」 自信満々に言い切った若林。反対意見もなく、その場では通ったのだが… 今のカルツには、迷いがあった。果たして、相手に苦もなく1点を与えていいのか。 その判断が間違っているような気がしているのだ。 カルツ「(ワシの勝負師としてのカンが、警告を発してるようじゃ……。 連中の動きには、目を離さないようにしてみるか。杞憂なら、それはそれで良しじゃ)」 シュナイダー「(マリー………)」 若林「(森崎……!今日こそ、誰が日本の正GKに相応しいのか教えてやるぜ!!)」 ハンブルグ監督「………ハンブルグの伝統を汚すな。絶対に負けは許さんぞ!」 ハンブルグメンバー「はい!」 若林「良いかお前ら、手はず通りにやれよ」 ハンブルグメンバー「(やれやれ…)」 それぞれの思いを乗せ、ハンブルグの試合前、最後のミーティングが終わった。
[535]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/03/23(火) 23:06:38 ID:??? ―全日本 ベンチ 見上「選手集合!フォーメーションとスタメンはこの図の通りだ!」 ○−○−○ 新田 日向 来生 −−−−− −−○−− 翼 ○−−−○ 岬 金木 −−○−− 松山 −−−−− −−−−− ○−○−○ 高杉 次藤 早田 −−−−− −−−−− −−○−− 森崎 森崎「(中里はどこ行っちまったんだろうな……いれば、高杉なぞ使わんものを)」 (6)柴田「ちょ、ちょっと監督ー!俺がなんでベンチなんすかぁ!?メチャ納得できないんですが!」 (7)金木「お、おい………今までのチームとは違うんだぞ、柴田!」 (6)柴田「チルノたちが見に来てたらどーすんだよ!」 見上「それは……うむ、お前はまだ調整中だからだ。(こいつの能力はドリブルだけに偏っていた… 矯正するには、時間が足りなかった。三杉もまだ、完全な調子とは言えん。これがベストメンバーだ)」
[536]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/03/23(火) 23:07:41 ID:??? 見上「ストライカーのカール・ハインツ・シュナイダーが最要注意選手だ。彼の力こそが、ハンブルグの勝利の鍵とも言える。 彼にシュートを好きに撃たせていたら勝てる物も勝てない。GKは勿論、DFも責任重大だぞ。 中盤ではCMFのヘルマン・カルツに注意しろ。小柄だが非常に巧みな戦い方をするテクニシャンだぞ。 相手の守備はGK・若林源三が中心だ。生半可なシュートでは通用しないから心してかかれ。 …………しかし、チームの力として、こちらは決して劣ってはいない」 日向「(ヨーロッパか……どの程度か、見せてもらおうじゃねぇか…)」 翼「(輝夜もひょっとしたら見に来てるかな………あぁ、早く試合が始まらないかな…)」 森崎「(ここまで言うとはな……)」 三杉「(この試合に出れないとは……心臓病が治ってから、僕は一体何をしていたんだ…!!)」 そう言って、全員を見渡す見上。 高校生との試合においても、他を寄せ付けぬ実力を見せ付けた黄金世代。 彼らの力は既に見上の予想、予定を遥かに上回っていたのだ。 見上「(翼、金木。お前等ならば、カルツと勝負してもそうそう負けはしない。 松山、森崎。お前等ならば、シュナイダーが本気にならない限りは得点されないだろう。 そして日向……お前ならば、源三からも得点を奪うのは難しくない。 こんな事を言って、舐めてかからせるわけにもいかんがな……) 合宿でやるべきことはすべてやったはずだ!さァ、思い切って行って来い!!」 全員『おう!!!』
[537]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/03/23(火) 23:09:16 ID:??? ―ハンブルグジュニアユース練習場 魔理沙「……やれやれ、国境を越える羽目になるとはな。あー、疲れた」 空「人が多いねぇ」 永琳「……ただの練習試合、ではないようね」 空の言う通り、ただの練習試合であるにも関わらず多くの観客が集まっていた。 少し離れたところには、TVの機材やらも見える。 操作している人を見るに、どうやら日本のスタッフのようだ。 来たばかりで、どう動くか迷っていると、奥からピエールが迎えに出てきた。 ピエール「この試合、日本に中継されるようだな」 魔理沙「早いな。もう来てたのか」 ピエール「ああ、約束に遅れるわけにはいかない。それに、感謝もしているんだ」 魔理沙「感謝?」 ピエール「この試合、どうやら皇帝…カール・ハインツ・シュナイダーのハンブルグでの最後の試合のようなんだ。 大会で優勝しようとするならば、超えなければならない選手…そのプレイを見れる」 聞いたことのない人名に、魔理沙を含め幻想組ほぼ全員の表情に疑問符が浮かぶ。 ピエールはその様子に驚いたような表情を見せると、周囲の観客に漏れないようにそっと耳打ちしてくる。
[538]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/03/23(火) 23:10:23 ID:??? ピエール「(……ハンブルグ…いや、西ドイツでトップクラスのストライカーだ。 その強さゆえに、皇帝と評されているほどの選手だ)」 魔理沙「(トップクラスの……ストライカー…!)」 ピエールの言葉に、黒い下着を穿いていることも忘れてフィールドに飛び出しそうになってしまう。 それを何とか押しとめ、さも平然かのように取り繕い、 ………そして、冷えた。射命丸の情報を伝えた時の言葉は何だったか。 『虐殺試合が、見れると思いますよ?』 魔理沙「(………今の日本ってのは、そこまでのバケモノなのか…!? それとも、それを上回るほどにシュナイダーが強いのか…?)」 ピエール「…………顔色がよくないな。どうかしたのか?」 魔理沙「いや、何でもないぜ………そろそろ試合が始まるのか?」 ピエール「ああ。先ほど、両チームの選手が来ていたからな。もうすぐで始まると思う」 入場には立ち会えなかったか、と残念に思うも、これから試合を見るからいいか、と切り替える。 魔理沙たちの会話に割って、輝夜が前へ歩き始める。 輝夜「そう。それじゃ、前へ向かうわよ。観戦しにきたのだからね。…永琳」 永琳「かしこまりました」
[539]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/03/23(火) 23:11:33 ID:??? 実況「さァ。全国中学生サッカー大会の中から選びぬかれた精鋭19人、 見上辰夫監督率いる全日本Jrユースチームのヨーロッパ遠征第一戦! 西ドイツNo.1Jrユースチームのハンブルグとの対戦です! このハンブルグには3年前日本から この西ドイツに留学した若林源三くんが正GKとして所属しています。 そう言った意味でもこの1戦は非常に楽しみです」 人波を潜り抜けると、もうすぐ試合開始だと、実況の大きな声が響く。 観客席のほとんどはシュナイダー個人、もしくはハンブルグを応援しているようだった。 男性1「日本なんかに負けるなよ!!!」 女性1「キャー!ピエールよピエール!こんなところで見れるなんてラッキー!!」 魔理沙「(………私も何か言ってみようかな?…む、柴田はスタメンじゃないのか……)」 A がんばれ日本ーーーっ!! 大声で日本を応援する B 頼むぜ、シュナイダーーーーっ!! 周囲に乗ってみる C 金木、光、しっかりやれよーー!! かつての友に声援を D ヒャァ!我慢できねぇ、ダブルスパークだ! ※要3票 E 無言で見守る F その他 現魔理沙ガッツ 460/940 *先に【2】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
[540]森崎名無しさん:2010/03/23(火) 23:12:54 ID:9/ytUFEc C
[541]森崎名無しさん:2010/03/23(火) 23:13:10 ID:xLI/vasQ C
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0ch BBS 2007-01-24