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【現実への帰還】キャプテン岩見10【新たなる闘い】
[256]キャプテン岩見:2010/04/01(木) 02:24:33 ID:6mh9w0S2 何故このような姿になったのか。 それは3月にまで時は遡る。 松山「はぁ…ようやく卒業式か…」 松山は藤沢へしでかしてしまった行為から女子には白い眼で見られた。 その視線に耐え、ようやく卒業、新たな門出を迎えるはずだった。 廊下を歩く松山。すると教室から話声が聞こえる。 声の主はふらの中サッカー部で松山とプレイしてた選手たちだった。 若松「全国大会とか行けなくてもよかったよな。どうせ通用してたのキャプテンだけだったし」 松田「キャプテンのワンマンチームだったもんな。俺早く受験勉強したかったのに」 佐瀬「俺なんて志望高落ちたぜ?親からは詰られるし…やってられないさ…」 彼らの話を廊下で聞いていた松山は酷くショックを受けていた。 松山(みんなで楽しくサッカーをやってたと思ってたのに………… まさか俺の独りよがりだったなんて・・) 松山はその場には立ち止まっては居られず外に向かっていった。 人がいないところで泣きたかったからだ
[257]キャプテン岩見:2010/04/01(木) 02:31:19 ID:6mh9w0S2 小田「キャプテン!!こんなところにいたんですか」 松山を見かけた小田が近づいてくる 松山「どうしたんだ?」 松山は早く一人になりたかった。 小田「留学したマネージャーの藤沢さんと付き合うことになったから報告に来たんですよ それじゃ失礼します」 小田は元気に去って行った 松山(…どうしてなんだ…俺が…いったい何をしたんだ… ただサッカーがしたかっただけなのに…) 一度狂った歯車は止められない。負の連鎖を背負った松山には厄がついてるかのように不幸に落ちて行った 一人になった松山は声を出さず静かに泣いてた。 するとか細い少女の声が松山には聞こえた ???(生きたい…もっと生きたいよ…)
[258]キャプテン岩見:2010/04/01(木) 02:37:34 ID:6mh9w0S2 松山は声が聞こえる方に向かっていった。 するとすでに息絶えかかる少女がいた。 ???(無理して生きながらえてるけど…それも限界… つばさちゃん…ごめんね…) 松山「おい、しっかりするんだ!!」 松山は少女に駆け寄る。 少女はすでに危篤状態だった。彼女はもともとはリベルスという金属であり人間ですらなかった。 リベルスには死があり、彼女もあと少しで死が待っていた。 生き残ってもモルモットとしての生活が待つ彼女。 松山「絶対救ってやるからな!!」 松山は医者に向かおうとする。しかしそこにある女性が現れた 神奈子「その娘を助けたいのなら医者じゃ無理よ。 私ならできるわ」
[259]キャプテン岩見:2010/04/01(木) 02:45:05 ID:6mh9w0S2 神奈子は言った。私ならできると。 松山「なら助けてくれよ…見ず知らずだけどかわいそうじゃないか…」 松山は必死に懇願する。 神奈子「彼女を治すには…あなたにはある覚悟をしていただかなければなりません。 その覚悟とはあなたが彼女と融合して一人の人間になること。彼女を元にした身体でね 記憶は2人のものが引き継がれますが、あなたの肉体はなくなる。 どうしますか?」 神奈子は松山に非情な宣告をする。 この少女を助けたいならこの少女と一つになり、松山光としての肉体を失うということ。 その覚悟があるのかと神奈子は問う。 松山「(このままなら何も変わらない…少女が死に、無力を嘆くだけだ… 後悔するなら悔いのないように行動したい。)わかった。それで助かるんなら俺はどうなってもいいさ」 松山は神奈子に決意を示す。 この少女を救ってくれと。
[260]キャプテン岩見:2010/04/01(木) 02:51:28 ID:6mh9w0S2 神奈子「わかったわ。あなたも良いわね?」 神奈子は少女に尋ねる。 少女は首を縦に振り承諾を示す 神奈子はその返事を受け取ると、力を集中させる。 すると一瞬強い光が少女と松山を包み込む。 光が消えると松山が消えていて少女だけになっていた。 しかし少女の身体は死に絶えそうな身体からちゃんとした人間の身体になっていた 神奈子「成功ね…」 神奈子は少女の様子を見守る。 松山は少女と融合し彼女の記憶を受け継いだ。 彼女の名は椎名ヒカル。 椎名つばさという双子の姉がいるということになっている。 本来はリベルスという金属だったのだがつばさと出会うことにより身体を持った。 基本的に椎名つばさと同じ知識を持っているというわけなのだ
[261]キャプテン岩見:2010/04/01(木) 03:01:59 ID:6mh9w0S2 つばさ「ヒカルちゃん…どこにいるの?」 宇宙から来たマギュアという敵との最後の戦いで勝利したあとヒカルの姿が見えなくなっていた つばさはヒカルを探しに歩いていた ヒカル「(あの娘がつばさちゃんか…これからは俺…いや私が椎名ヒカルなんだ… 彼女を助けてあげなきゃな)つばさちゃん、ごめんごめん!!心配かけちゃったね」 ヒカルはつばさの方に向かっていく。身体は快調だった。 つばさ「ヒカルちゃん…心配したんだからね。」 ヒカル「ごめんね。でもこれで終わりか〜」 つばさとヒカルが合流すると、何やら変な格好をした男が現れた。 ??「これで俺達の仕事は…終わったな…さあヒカル。つばさにお別れを言うんだ。 おまえは俺達と一緒に来なきゃいけない。そう約束したはずだろ?」 男は突如現れて別れを告げろと言いだす。 そこで神奈子が口を挟む。 神奈子「異星人…まさか存在していたとはね。悪いけどその娘はすでに人間なんだよ。 だから連れて帰らせるわけにはいかないね」
[262]キャプテン岩見:2010/04/01(木) 03:33:44 ID:6mh9w0S2 ??「何者だ?」 男は神奈子に向かって言う 神奈子「八坂神奈子。地球の神様の1柱だよ。 君たちは兵器で地球を汚染させた。彼女を見逃してくれたらその罪に問わないでおくよ。」 神奈子は男と交渉に入る ??「仕方ない…責任は私が取ろう…つばさたちを巻き込んでしまったのは私だ… ヒカル、つばさと仲良く暮らせよ。」 男は帰る準備があるからと言って帰って行った 神奈子「私の仕事もここまでのようだね。失礼させてもらうよ」 神奈子も家へと帰ろうとしていた つばさ、ヒカル「ありがとうございました。」 神奈子「私という神様がいたことを忘れないでくれれば、それだけでありがたいよ。 じゃあね」 神奈子はすっと消えていった
[263]キャプテン岩見:2010/04/01(木) 03:39:52 ID:6mh9w0S2 北海道に平和が戻り、つばさとヒカルにも平和が訪れた。 しかし彼女たちは父親が南葛市でパン屋を開くということで北海道を離れなければいけなかった ヒカル(故郷よ…さらば…) ヒカルも長年暮らしてきていた北海道の大地を離れ、かつてのライバル森崎と翼たちがいた南葛小に転校することとなった 4月から5年生となり、今にいたるまでヒカルはつばさにサッカーを教え込み、ある程度上達してきたので 本格的にクラブチームに入ることにしたのだ。 選んだのは南葛SC。かつてのライバルが所属していたチームだった 本日入団しチームに加わる予定だ
[264]キャプテン岩見:2010/04/01(木) 03:45:33 ID:6mh9w0S2 つばさ「大丈夫かな…」 つばさは心配そうな表情でヒカルの腕を掴む。 ヒカル「私がいるし、大丈夫だよ。つばさちゃんだって上手くなったじゃない。 勇気を出せば、大丈夫だよ」 ヒカルはつばさを勇気づける。 ヒカル「入団希望なんですけど、どうすればいいのかな?」 じっとしてても何も始まらないのでヒカルは知り合いの正美に話しかける 正美「もうすぐ城山監督が来ると思うから待ってれば良いと思うよ」 風佳「つばさちゃんたちもサッカーやるんだね!!」 風佳たちも会話に混ざり、一層にぎやかになっていく すると城山監督らしき男が現れた
[265]キャプテン岩見:2010/04/01(木) 03:56:51 ID:6mh9w0S2 城山「おー。みんな揃ってるな」 SC『サーッ!』 SCの選手たちは元気よく返事を返す 島崎「監督。入団希望者です」 城山「んじゃこの紙に名前とか住所とか書いてな」 城山がつばさとヒカルにリュックから所定の用紙を取り出し先の丸まった鉛筆と一緒に渡す。 つばさとヒカルは受け取ると少女らしい文字で書き込んでいく 城山「えーっと。南葛小の5年の椎名つばさに椎名ヒカルと。 すると双子ってことだな」 ヒカル「そうだよ。これからよろしくお願いします(近くで見ると森崎そっくりだな。)」 つばさ「よろしくお願いします」 城山「おう、よろしくな。(女子も増えたことだしここいらでミニゲームでもやるか) 本日は軽く準備運動をした後ミニゲームをするぞ。女子チームにあと2人加えて 女子チームと男子チームに分かれて実力を見ていくことにしよう」 城山の指示でSCの選手たちは一斉に動き始める つばさとヒカルは女子の輪に入って行った。 南葛小の知り合いもいるのですんなりと打ち解けることができた
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0ch BBS 2007-01-24