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【これで安心】森崎が幻想入り 11話目【ポスト神】
[116]森崎名無しさん:2010/03/29(月) 00:05:13 ID:??? 今更刀を盗られた腹いせに斬り捨てを!?
[117]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/29(月) 02:12:46 ID:P2ZMZriU ……六花と七花がもたらした情報は、衝撃的なものだった。 森崎「馬鹿な……レミリアが」 咲夜「お嬢様が、負けたですって?」 六花「……面目次第も無いでございます」 彼女たちの話では、こうだった。 この間の練習試合と変わらないメンバーの紅魔館に対し、相手側の守矢神社はMF・東風谷早苗に始め、 DF・八坂神奈子、MF・洩矢諏訪子、さらにはMF・射命丸文とFW・犬走椛を加えた錚々たる面子。 森崎はどの選手のプレイも見たことが無かったが、 彼女たち曰く、ほぼ全員が幻想郷でも一流といって良い程の能力を持っていたらしい。 七花「……それでも、前半は上手くいっていたんです」 折り返し時点でのスコアは2-2。内訳は、紅魔館側はレミリアが2点。守矢神社側は早苗と椛が一点ずつである。 随分な乱打戦であるが、これは両チーム共に攻撃に大きく偏ったチーム故に仕方ないと言えた。むしろ良く守った方であろう。 支配率的には紅魔館が大きく押されていたらしいが、紅魔館の真価は後半にパチュリーを投入してからである。 このまま行けば勝てる。紅魔館は満を持して後半を迎え……そして、「それ」は起こった。
[118]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/29(月) 02:15:47 ID:P2ZMZriU 咲夜「どうしたっていうのよ、一体」 六花「……雨でございます」 森崎「は? 雨って……今日はこんなに快晴だろうが。雨なんか一滴も降らなかったぞ」 雨。それもただの雨ではない。彼女たちが言うには、それはスタジアムの周囲にのみ降り注いだという。 森崎「ふむ……俄には信じられんが、お前らの服が濡れてるのはそういう理由だったって訳か。 ……だが、雨が降ったからどうしたっていうんだ? 確かにプレイはしにくいが、それは相手も一緒だろう」 咲夜「森崎、お嬢様は吸血鬼なのよ。雨……つまり、流水は吸血鬼にとって天敵。 お嬢様ほどの力を持っていれば命には関わらないけれど、とても濡れながらのプレイなんて出来っこないわ」 七花「それに、パチュリー様も雨の中で走り回れるほどお体は丈夫ではありません。 結局、後半はほぼお二人抜きで戦うことになって……」 そこから先は悲惨だったという。 エース二人を無力化された紅魔館とは反対に、 守矢神社はそれまで試合から消えていたMF・洩矢諏訪子がまるで水を得た蛙のような大活躍。 結局、後半はほぼ彼女一人の独壇場となり……最終的には5-2の大差で終わったらしい。
[119]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/29(月) 02:17:15 ID:P2ZMZriU 中山「天候一つでそこまでか……反則ではないんだろうけど。 しかし、そんな卑怯な手を使う人じゃないと思ってたんだけどな……」 六花「いえ……どうも、雨自体は守矢神社側も予想外だったようでございます」 中里「……そうでゴザルな。その雨で損をしたのは、程度の差こそあれ東風殿達も同じでござろう」 ミスティア「え? どういう事?」 レティ「……守矢神社の目的は信仰を集めること。なら、今回みたいに明らかに不自然な雨…… つまり、観客に『卑怯だ』と思われるような手段を使って勝っても意味が無いのよ」 森崎「なるほど……確かに、人気が欲しいのならむしろ今回のことはマイナスになるな。もちろん負けるよりはマシだろうが。 ……だが、そうなると誰がどういう目的でそんな奇妙な雨を降らせたのかが判らんぞ。まさか自然現象じゃあるまいし」 七花「……私たちにも判りません。お嬢様は、下手人を見つけ次第八つ裂きにするって言っていましたけど」 幽香「そんな派手なことが出来る奴となると、この幻想郷でも限られてくるけど…… どうせ、誰かの恨みでも買ってたんじゃないの?」 メリー「あなたがそれを言うのかしら……?」 呆れ顔で呟くメリー。 レミリアが敗れた事情は、納得はできないが大体把握出来た。しかし……
[120]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/29(月) 02:18:18 ID:P2ZMZriU 森崎「……で、さっきの辻斬りっていうのは一体なんだったんだ?」 七花「それは……その、試合が終わった後の事なんですけど……魂魄妖夢様って、覚えてます?」 森崎「ああ……あの刀持った奴だろ? 選手としてはよく覚えてないが、この前白玉楼って所で会ったぞ」 七花「な、なんでそんな所まで行ってるんですか森崎様……? と、とにかく、その妖夢様が試合終了後、いきなりうちのベンチに現れて……」 どうやら妖夢は、あれからずっと七花との勝負……名誉返上の機会を伺っていたらしい。 もちろん、彼女とてサッカー選手。 西行寺と紅魔館が両方とも大会に出場している以上、トーナメントで当たったときに正々堂々と借りを返せばいい事である。 だが…… 中里「そこで、紅魔館のまさかの初戦敗退でゴザルか……。 正々堂々の雪辱は最早成らぬ、それならば場外にても致し方無し……と?」 七花「ええ。いきなり『勝負っ!』って刀を抜かれて……それで思わず逃げてきちゃったんです」 あれは人殺しの目だった、と七花は語る。尤も、妖精に死という概念はないのだが…… 森崎「なるほどな、事情はわかった。……だが、助けろって言うのはどういう事だ? まさか、俺にあいつとチャンバラしろなんて言わないよな?」
[121]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/29(月) 02:19:20 ID:P2ZMZriU 六花「いえ、流石にそこまでは。 ……誠に勝手でございますが、私と七花をもう一度森崎様のチームに加えていただきたいのでございます。 妖夢様が襲ってきたのは、ひとえにフィールド上での雪辱の機会が失われた故のことでございますから……」 森崎「確かにトーナメント表を見る限り、順当に勝ち上がれば西行寺とは三回戦で当たるな」 戦力の増えるのは願っても無いことである。思わず頷きかける森崎だったが…… 咲夜「待ちなさい、まさか朔夜だけにお屋敷のお仕事を任せる気?」 七花「……へ? いえ、それは……」 咲夜の思わぬ言葉に、七花が言葉を詰まらせる。 ……確かに、六花と七花がフォーレスツに加入するということはそういう事だ。 もちろん六花と七花が抜けたところで紅魔館にメイドは無数に居る。 しかし、現状ですでに精一杯な朔夜にとって、傍らで補佐をする二人……特に、家事全般が得意な七花を失うことは大きい。
[122]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/29(月) 02:20:24 ID:P2ZMZriU 咲夜「もしあなた達が森崎のチームに加わるなら、今度は私が戻らないとお屋敷が成り立たない。 ……森崎。悪いけれど、現状では私とこの子たちが一緒にチームに入ることはできないわ」 森崎「む……」 メイドコンビを加入させたからといって咲夜が離脱してしまえば、人数こそはプラスだが戦力的にはマイナスすらあり得る。 もちろん、元はと言えば咲夜は賭けの代償でここに居るのである。それを持ち出せば強引に両方を留めるのも可能であろうが……。 内心で悩む森崎。だが、咲夜の言葉はそれで終りでは無かった。 咲夜「……勿論、賭けのことは忘れてないわ。こういうのはどうかしら。 この子達を加入させるなら、私は屋敷に戻る。でも、あなたに呼び出されればいつでも復帰する。 その代わり、その時はこの子たちを屋敷へと戻すこと……どう?」 森崎「……なるほど。同時には居られないが、入れ替える分には構わないってことか。 しかし、七花達はそれでも良いのか?」 七花「はい、私たちは西行寺戦にさえ出していただければそれで……」 遠慮がちに七花が答える。 どうやら、良く考えずに急に押しかけてしまったことを反省しているらしい。 森崎「(ふむ……)」
[123]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/29(月) 02:24:21 ID:??? 今日はここまで。 改めて見直すと、今日は特別酷い文章だった……。 微妙に眠くて添削が疎かでした、目をつぶってくださると幸いです。申し訳ない。 この次はすぐ選択肢なのですが、割と重要な選択肢なので明日の夜に回します。 おざっぱには、 A メイドコンビの加入を認め、一旦屋敷に返す B メイドコンビの加入を認め、咲夜を屋敷に返す C メイドコンビの加入を認め、強引に両方残そうと試みる。 D メイドコンビの加入を認めない。 E その他。 くらいでしょうか。もしかしたら増えたり減ったりするかも知れませんが……。 それでは、また明日お会いしましょう。
[124]森崎名無しさん:2010/03/29(月) 02:25:24 ID:??? 乙でした
[125]森崎名無しさん:2010/03/29(月) 02:32:13 ID:??? ほとんど毎日更新してるんだから 文章の粗さに細かく目くじらたてるほうがどうかと思うよー
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0ch BBS 2007-01-24