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【これで安心】森崎が幻想入り 11話目【ポスト神】
[520]森崎名無しさん:2010/04/22(木) 12:35:10 ID:??? >>519 >>263みたいに内部データで何らかの違いがあると思う
[521]森崎名無しさん:2010/04/22(木) 21:05:25 ID:??? シュートの前に止めてくれる咲夜が抜ける西行寺戦どうする? ブロックが頼りにならないからガッツが足りるかどうか
[522]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/04/23(金) 23:11:45 ID:ZCNZXwlE 11〜17→森崎は効果なし。 / 中里のドリブル力+1 中里「……忍法・分身の術!」 叫びながら、中里が左右への高速フェイントを仕掛ける。目指す先は、森崎とその後ろのゴール! ……速い。たとえ動体視力が追いついたとしても、深夜故のボールの見辛さだけはどうにもならない。 だが、それでも。森崎は半ば勘だけを頼りにボールがあるはずの方向へと腕を伸ばす。 森崎「どりゃぁぁぁっ!」 バチィィィィッ!! 中里「むぅっ?!」 ボールに触れたのは左手の甲の僅かな部分、それもほんの掠めただけ。 しかし、たったそれだけでも守るべきゴールの枠からボールを逸らすには十分だった。
[523]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/04/23(金) 23:13:25 ID:ZCNZXwlE 中里「むむ……確かに上達したようでゴザルな」 中里が弾かれたボールを目で追いながら、感心した様に呻く。 森崎「幻想郷にきてからこっち、強敵との戦いの連続だからな。お前もいつまでも同じところをチンタラしてると置いてっちまうぜ?」 ぱっぱっと服についた砂を払いながら、ニヤリと笑ってみせる森崎。 中里「笑止。先程は油断故のこと。拙者が十全の状態であれば、森崎にもまだまだ遅れは取らぬでゴザルよ」 森崎「ふっ、どうかな。今の俺は相当強いぞ?」 中里「森崎らしい大言壮語でゴザルな。しかしその自信、次で確実に崩して見せるでゴザル」 森崎「やってみろ……来い!」 中里「覚悟ッ!」 ダッ! ズバァッ! ササッ! ドゴォッ!! ダダダダッ! バキィィィッ!! 月明かりと僅かな照明のみが照らすグラウンドの片隅で、二人の影が幾度となく交差する。 辺りが暗いこともあって思うようにいかない部分もあったが……それでも、二人は久しぶりの真剣勝負を思う存分に楽しんだ。 *中里のドリブルが+1されました。
[524]森崎名無しさん:2010/04/24(土) 02:11:13 ID:??? ???「森崎帰っちゃったの?(´・ω・`)」 って、妄想をしたのは俺だけで良い
[525]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/04/24(土) 21:36:34 ID:2lodiGQM 〜夕方〜 〜妖怪の山・守矢神社〜 ……これは今日の夕方、メリー家ではない何処かの話。 早苗「『止まない異変、グラウンドに吹き荒れる異常気象……主催側の策略か?』 ……って、何ですかこの記事! 主催側の策略って……これ、文さんが書いてる新聞ですよね?」 ばさり、と呼んでいた新聞を机に置いて叫んだのは、ここ守矢神社の巫女・東風谷早苗だった。 さらりとしたロングヘアーに大きなカエルのヘアピン。普段は優しげなその瞳が、今は困惑と僅かな怒りに彩られている。 神奈子「ん〜。まぁ、アイツは新聞のネタさえ確保出来ればそれで良いって言ってるような奴だし。 アイツにしたら『予想外のネタが入って来てラッキー!』程度の考えなんじゃないかい?」 諏訪子「ああ、そんなこと言ってたねー。でも、こっちもそれは承知でチームに入れてる訳だよね?」 そんな早苗の声に答えるのは、対面に座る八坂神奈子と洩矢諏訪子。 揃いの湯呑みで緑茶を飲んでいるその姿はいかにも所帯じみているが、二人ともれっきとした神である。 神奈子の方は、見事な藍色の髪を彼女の象徴でもある細い縄で結い上げている妙齢の女性。 声色は非常に落ち着いており、その仕草の端々からも彼女が思慮深い性格であることを伺うことが出来る。 一方の諏訪子はというと、ミスティアやリグルよりもさらに背丈が小さい金髪の少女。 性格も一見年相応に思えるが、時折見せる鋭い眼光は、長年の付き合いである早苗すらドキリとさせられる時がある。
[526]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/04/24(土) 21:37:34 ID:2lodiGQM 早苗「それにしたってこれは酷いですよ! あの異変と私たちが何の関係も無いこと、文さんだって知ってるはずなのに。 これじゃあまるで私たちが犯人みたいな書き方じゃないですか?!」 神奈子「大丈夫。そんな三文記事を真に受ける様な奴、少なくとも事情を知ってる奴には居やしないさ」 ここに居ない文に対して激昂する早苗を、ひらひらと手を振りながら宥める神奈子。 早苗「いえ、まぁそうでしょうけど……でも、味方のはずなのにこんな……」 言葉につまる早苗。 彼女にとっては記事の影響どうこうではなく、味方であるはずの文にこのような記事を書かれた事自体がショックだったのだが…… 諏訪子「大体、その天狗だってそんな事書いてるけど、きっと裏じゃ真犯人を探しまわってると思うよー? 新聞にしても大会にしても、私たちを犯人に仕立て上げるよりは真犯人を捕まえた方が盛り上がるに決まってるんだしさ」 早苗「むむ、むむむむ……」 神奈子「それに、怒ったところでどうなるのさ。あの天狗を解雇でもする? そうしたら椛も自動的に抜けるだろうし、攻撃は早苗一人になるよ。私たちはそれでもいいけど、早苗は辛いんじゃない?」 諏訪子「あははー、まだまだ常識に囚われてるね、早苗。ここはもう現代日本じゃないんだよ? もっと気軽に楽しまないと」 文の行動を全く気にしていない風のニ柱。 早苗は形勢不利を悟り、一旦引き下がることにした。
[527]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/04/24(土) 21:38:36 ID:2lodiGQM 早苗「(全く……ご自身達の問題なのに、なんでこう楽観的なんだろ) ……判りました、文さんの件はとりあえず黙認しておきます。試合に勝てなければ元も子も無いですしね」 諏訪子「ま、放置もまずいかもしれないけどねー。一番理想的なのは私たちの手で犯人を捕まえることだけど。 ……それで早苗、晩御飯まだー?」 最後にまとめた後、くるりと表情を変えて食事を要求する諏訪子。 その様子だけを見れば、本当にリグルやミスティアらと同じ年の頃に見えなくも無い。 早苗「今からやりますっ! ……って、薪が切れてたような。また外から取ってこないと……」 神奈子「あの無縁塚から拾ってきた電子レンジって奴はどうしたの? 確か、河童に修理してもらったんだろ?」 早苗「……よく考えたらコンセントがありませんでした。初歩的なミスです……」 諏訪子「あっはははは、相変わらずだねぇ。……そういえば戸棚に入ってたお煎餅食べちゃったけど、別に良いよね?」 早苗「またですか?! 私まだ全然食べてないのに?! 一体誰が麓まで買いに行ってると思ってるんですか!」 神奈子「そんなに怒らなくても良いんじゃない? それに、早苗ならひとっ飛びでしょう? (さっきの煎餅、早苗のだったのね……悪いことしたかしら)」
[528]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/04/24(土) 21:40:00 ID:2lodiGQM 早苗「確かに幻想郷に来てから急に飛べるようになったのは便利ですけど、そういう問題じゃないです! ……はぁ。もう良いです、とりあえず晩御飯作ってきますから……」 早苗が溜息をついて立ち上がる。 向かう先は居間を離れた台所。もちろん現代日本とは違いガスコンロはないし、さらに言うならば冷蔵庫すらない。 不便だ……と嘆息しながら調理の準備を始める彼女の視界に、うごめく黒い影が映る。 早苗「きゃ、きゃぁぁぁぁぁっ?! ゴキ……じゃない、百足?!」 諏訪子「大声出してどうしたのさ……ありゃ、本当。百足が居るね」 台所の壁を這う虫に思わず腰を抜かしてしまった早苗と、その後ろからひょいと顔を出して様子を覗き込む諏訪子。 早苗「ちょっ……諏訪子様、なんでそんなに冷静なんですか?!」 諏訪子「そりゃ山の中だから百足くらい居るでしょ。なに早苗、怖いの?」 早苗「怖いに決まってます! ……うぅ、もう日本に帰りたい……」 その場に手をつき、がくりと崩れ落ちる。 ……東風谷早苗は、なんかもう色々と限界だった。 *二十日目終了。二十一日目へ……
[529]森崎名無しさん:2010/04/24(土) 22:26:58 ID:??? 妙齢って字から連想するイメージ的には年増だけど言葉の意味は若くて旬の食べごろの年齢らしい 若くて旬の食べごろのBBA・・・非常にアリです
[530]森崎名無しさん:2010/04/24(土) 22:39:57 ID:??? おお何かここの早苗さんは常識的な苦労人だー
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0ch BBS 2007-01-24