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【これで安心】森崎が幻想入り 11話目【ポスト神】
[973]森崎名無しさん:2010/05/16(日) 13:29:12 ID:2PFEXIs+ B
[974]森崎名無しさん:2010/05/16(日) 13:33:57 ID:??? 司書さん(or担当の先生)はおらんのか?
[975]森崎名無しさん:2010/05/16(日) 13:57:02 ID:y3PByPLg Dそれでも図書室で食事をする
[976]森崎名無しさん:2010/05/16(日) 13:58:03 ID:y3PByPLg 1票だったorz
[977]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/05/17(月) 14:20:17 ID:WmR9b2zA B 「これは別に良いんだ。どうせ午後からは暇だし、後でゆっくり食べるさ」 今は図書室(パチュリー)に用がある。 パチュリー「はぁ……そうですか。それではご自由にどうぞ」 そういって、パチュリーは再び本に目を落とそうとして……森崎の視線が自分から離れていないことに気づいた。 パチュリー「……気になるのですけれど」 森崎「ん? いや、どんな本を読んでるんだろう、とかな」 パチュリー「意外ですね。本に興味が?」 森崎「本というよりはお前にだな。 授業で関わる機会は殆ど無いし、今のうちに色々知っておこうと思ってな。……ああ、迷惑か?」 パチュリー「ん、別に迷惑では……ゴホッ。……勿論、図書室では静粛に、という観点から見れば迷惑ですけど」 そう言って、パチュリーが周囲を見渡す。 昼休みが始まってまだ間もないということもあってか、周囲に人は殆ど居ない。無人と言っても良かった。 パチュリー「ケホッ。……人と長時間会話するのは苦手なので……それでも宜しければ」 軽く咳き込み、頬を赤らめながら言う。
[978]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/05/17(月) 14:21:27 ID:WmR9b2zA 森崎「(ふむ。断られるかと思ったが、どうやら嫌われては無いみたいだな……さて)」 A 「それで、今は一体何を読んでるんだ?」 本の内容を聞く B 「担任からは病弱ってだけしか聞いてないが、具体的に何の病気なんだ?」 病気のことを聞く C 「ここにはパチュリー一人だけなのか? 他の図書委員や司書さんは?」 図書室の事を聞く D その他。何かあればどうぞ。 *先に一票入った選択肢で進行します。
[979]森崎名無しさん:2010/05/17(月) 14:26:34 ID:CwMqojqs A
[980]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/05/17(月) 22:57:41 ID:WmR9b2zA A 「それで、今は一体何を読んでるんだ?」 本の内容を聞く パチュリー「見ますか? 先生にはあまり面白くない本だと思いますけど」 そう言って、パチュリーは開いていたページをついと森崎に見えるように横へ向けた。 まず目に飛び込んできたのは、ずらりと並んだアルファベット。並びからして英語ではない。恐らくはドイツ語だろう。 そして次に目につくのは、タコとも肉塊ともつかぬグロテスクな……生理的嫌悪感すら抱かせる生物の挿絵。 どうやら、びっしりと書かれたアルファベットはこの挿絵の生物の事をずらずらと説明しているらしい。ということは、図鑑か何かだろうか。 森崎「……なんだこりゃ?」 パチュリー「ガントレイの水棲生物です。ケホッ……簡潔に説明すれば、怪物の図鑑ですね」 森崎「(怪物って……ゲームとかに出てくるモンスターと比べても相当グロいぞこれ) ……ふぅん、オカルトってヤツか。パチュリーはそういうの信じてるのか?」
[981]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/05/17(月) 22:58:45 ID:WmR9b2zA パチュリー「……先生は、やはり信じないと?」 森崎「そりゃな。結局本や映画の中にしか出てこない訳だし。自分が目の当たりにしたってんなら話は別だが」 森崎の回答に、パチュリーは「それは残念」と呟いてから再びページに目を落とす。 ……が、次の瞬間。まるで思い出したかのように…… パチュリー「……それなら、案外森崎先生がオカルトを信じる日は遠くないかもしれませんね」 森崎「は? どういう事だ?」 パチュリー「私が言わなくても、その内判ると思いますよ。……そうですね、早ければ今日の放課後にでも」 意味ありげに微笑むパチュリー。 今の森崎には、そんな彼女の言葉にただ首を傾げる事しかできなかった。
[982]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/05/18(火) 00:42:15 ID:HzutRiT6 ……… …… … 図書室でパチュリーと別れた後。 森崎は保体科の研究室で昼食を採ってからグラウンドを横切って校門へと向かっていた。 どうやら、この幻想入り女学院に編入を希望している生徒が今日下見に来るらしいのだ。 森崎がそれを知らされたのはつい10分前。昼食を採っていた森崎の前に現れた校長が一方的に告げていったのだ。 森崎「(全く……人使い荒いんだよなぁ、あのババァは)」 愚痴りつつ、森崎は歩く。 何故彼が出迎え役に抜擢されたのかは、彼自身よく判っていない。校長曰く「先方の希望だから」との事らしいが…… 森崎「(心当たりが全く無いんだよな。というか、そもそも三年のこの時期に編入ってどういう事だよ……ん?)」 段々と校門が大きくなっていくにつれ、森崎は門の下に一人の少女が立っているのに気がついた。 髪こそ彼の妹と同じ空色だが、その少女から受ける印象は妹からのものとは180度違った。 鋭利な……まるで刃物のような赤い瞳に、不敵に釣り上がった唇。容貌にはやや幼さを残すものの、目鼻立ちは恐ろしい程に整っている。 そして、彼女の容姿と同じくらいに目を惹くのはその服装だった。 ゴシック調の薄紅色のドレスに、それと全く同じ色の日傘。 帽子から爪先まで赤一色に染め上げられたその服装は、常人が着れば失笑ものであろうが、 彼女が着ると、まるで中世の王女を彷彿とさせるような不思議な気品すら感じさせられた。
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0ch BBS 2007-01-24