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【嫌われ者達の】キャプテン松山22【ララバイ】
[283]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/04/08(木) 22:57:50 ID:??? 当然の疑念。 だがこいし自身は、このソックスこそが松山の安全を保障する事に、一片たりとも疑いすら持たない顔で。 こいし「これをね。お姉ちゃんが履いてって、灼熱地獄跡に入ったらすぐ脱いで放るの。 お姉ちゃんのペットみんな一目散に集まってきて、そーぜつなバトルロワイヤル開幕になると思うよ!」 松山、さとり「――――――――は?」 一瞬、松山とさとりの両方が全ての動きを停止した。 こいし「効果は抜群だと思うよ。みんな挙って群がるから エンカウント率0になるんじゃない?」 松山「え、ええええっ!!?」 さとり「やめ――!? それ私に何か大切なモノを投げ捨てろと言ってるのと同じよこいしちゃん!?」 松山も驚き、唖然としたが。 より苛烈に反応したのは当のさとり本人。 血の繋がった妹の発想が余りに衝撃的だったのか、稀有な取り乱し方で、さとりはこいしに半ば縋るみたいにして。 もしかして私に恨みでもあるの!? とか、お姉ちゃんに悪いところあったら治すから! まるで園児みたいに見える。 そうして混乱真っ最中な感のある姉に対し、こいしは肉親への親愛を覗かせる表情ながらクールに後の言葉を続けた。 こいし「まぁまぁお姉ちゃん。私の案採用するかどうか、まずあっちに聞いてみてからでいいんじゃない〜?」 松山「(そこで俺に選択権を投げるか!? この子悪魔か!? ど、どどどどうする? さとりさん何か氷柱みたいな目でこっち見てるぞ!? いやでも安全と天秤なら……)」
[284]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/04/08(木) 22:58:56 ID:??? どうしますか? A さとりの目が怖いがその作戦で行こう B さとりの無言の重圧に屈するわけではないが止めとこう C その他 *先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
[285]森崎名無しさん:2010/04/08(木) 23:01:00 ID:rRZ0lgVU B
[286]森崎名無しさん:2010/04/08(木) 23:01:23 ID:jlJSBxoM A
[287]森崎名無しさん:2010/04/08(木) 23:02:06 ID:QtI40Gdw C こいしのでは効果がないのか言ってみる
[288]森崎名無しさん:2010/04/08(木) 23:03:17 ID:B4VqeO+M C こいしのでは効果がないのか言ってみる 人をのろわば・・
[289]森崎名無しさん:2010/04/08(木) 23:03:48 ID:6+gJFm5k C むしろ俺にさとりさんの生ソックス下さい
[290]森崎名無しさん:2010/04/08(木) 23:04:32 ID:GRYLwg2w B
[291]森崎名無しさん:2010/04/08(木) 23:17:06 ID:qxEVRYE6 B
[292]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/04/09(金) 00:23:22 ID:??? B さとりの無言の重圧に屈するわけではないが止めとこう 松山が、内心で葛藤する時間に比例して、冷え込んでいくさとりの三つの眼。 それは、灼熱地獄跡で焼け死ぬ可能性以前に、ここで凍死してしまうとの危惧すら絵空事に思えない程だ。 松山「(いやいや……まぁ。安全が保障されるにせよ、その類の手段に頼るのは人としてどうかと。 モラルは大切ということだうんうん)」 さとり「(はぁぁ〜〜〜〜……)」 固唾を飲んで松山の決定を待ってたさとりがその心を読んで……大きく安堵の息を吐く。 そのまま、こいしの持つルーズソックスから手を離して、脱力したようにぺたんと倉庫の床にへたり込んだ。 松山はその様子に慌てかけるが、先にこいしに、はっきり自分の口でその案に乗るのを固辞すると伝えた。 こいし「つまんないの。たまにはお姉ちゃん達のペット達にも思う存分暴れさせればいいのに」 松山「(なんていうか……物騒な思考だよなぁ。そもそもの善悪基準に囚われず、何も考えてないというか)」 こいし「ま〜いいや。とにかくこれ持っていけば? 確率は落ちるけど一匹は騙せるかもしれないよ」
[293]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/04/09(金) 00:24:25 ID:??? 有無を言わさず、松山の手にルーズソックスを持たせて、こいしは出かけてくるねと言って風のように出ていった。 さとりがやっと心の平静を取り戻して、老成漂わせる溜め息を零しながら立ち上がった。 さとり「ありがとうございます松山さん……ちょっと恩ができましたね」 松山「ああ、いや。……と、これどうしようか?」 ルーズソックスの扱いに困り訊くと、さとりは答えず、むすっと口を閉ざしてふるふると首を横に振った。 これ以上拘うのを厭うみたいに不満そうにしながらも、松山に一任するつもりのようだ。 ぷりぷりと、ほっぺたを膨らませて、さとりはツカツカと足早に倉庫の出口へ向かう。そうしながら。 さとり「全くもうっ……あの子の思いつきにはいっつも振り回されてばかりです」 松山「(なんていうか……漠然と思ってたけどさとりさんて保母さんみたいだよな……)」 三つの持込品を選んだ松山も、これ以上居ても仕方がないのでさとりの後を追う。 そのまま玄関から中庭へ出て……二人は、問題の、底へと続く穴の前に立った。 松山は魔法の法衣を着込み、左手に盾を持って、懸命に緊張を飲み込んで……さとりに続いて身を躍らせる。 松山「(焼け焦げそうな暑さなんて流石に体験したことないが……。 それを越えた先、一体何が待ってるんだろう?)」
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0ch BBS 2007-01-24