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【さとりのトラウマ】幻想のポイズン31【反町一樹】
[806]森崎名無しさん:2010/04/12(月) 23:42:20 ID:??? そりゃ多少はするだろうね、しかも自分は避けてこの結果だし
[807]森崎名無しさん:2010/04/13(火) 07:21:42 ID:??? ここでキックオフシュートまで失敗したらゆうかりん大激怒フラグ
[808]森崎名無しさん:2010/04/13(火) 12:31:13 ID:??? 幽香の不満忘れてた そうするとやり返しはリスクもでかいな…
[809]森崎名無しさん:2010/04/13(火) 12:36:32 ID:??? それでもやったほうがいいと思う 。どうせ後半は相手からのスタートだし 仲間の顔色伺うよりもチームの勝利が最優先だろ
[810]森崎名無しさん:2010/04/13(火) 13:21:45 ID:??? 冷静に判断してもキックオフシュートが一番確実省エネだから困るw ロング撃って味方から責められていた頃が懐かしい…
[811]森崎名無しさん:2010/04/13(火) 13:24:43 ID:??? まさかの閃光バッドエンドw
[812]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/04/13(火) 15:45:56 ID:??? >お空→ ハート9 ペタフレア 70 +(カードの数値)+(フリー補正+2)=81 >ヒューイ→ ダイヤA ブロック 41 +(カードの数値)+(人数差補正+1)+(距離補正+1)=44 >チルノ→ スペード5 顔面ダイビングアイシクル 68 +(カードの数値)+(人数差補正+1)+(距離補正+3)=77 >大妖精→ ハート4 ローリングパンチング 68 +(カードの数値)+(距離補正+4)+(ブロック補正+1)=77 >≧2→シュート成功! ボールはオータムスカイズゴールに突き刺さる ============================================================================================ お空(決めるんだ! さとり様の為に、絶対に決めるんだ!) お空の中にあったのは、ただたださとりの役に立ちたいという強い感情。 あまり頭の良くない自分を常に優しく、時に厳しく、慈しんで接してくれた大切な主人。 その主人の期待に応えたい、役に立ちたいと思うのは――ペットとして、当然の感情である。 お空「 ペ タ フ レ ア ァ ァ ァ ! ! 」 ブオォォオオッ!! ガチィィィィイイイイイッ! ドッ! ガゴォオオオオオオオオオッ!! お空「いっけェェェェェェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!」 反町(っ!? さ、さっきよりも速い!?) 自身に持てる全ての力を出し切るかのように、吼えながらシュートを放つお空。 その威力は先ほどのペタフレアよりも更に重く、速く、鋭いもの。 ボールはとても一人の少女が蹴ったものとは思えないような轟音を書き立てつつ。 一人我先にと逃げた反町の横を一瞬の内に通り過ぎた後、ブロックに辛うじて入れたヒューイを跳ね飛ばす。 反町のシュート同様、幻想郷でもほぼ最強クラスのシュート。 その破壊力は、もはや限りある選手でしか止められず――だからこそ、その中の一人。 "氷の鉄壁"――ブロック力だけならば幻想郷でもトップクラスのDF。 氷の妖精、チルノがレティの脚力を借り顔面からシュートコースへと飛び込む。
[813]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/04/13(火) 15:46:56 ID:??? チルノ「あんたみたいな馬鹿なんかにゴールを決められてたまるかァァァァッ!!」 お空「うにゅうううううううううう! あんたみたいな馬鹿に止められるもんかァァァッ!!」 前回の竹林カップでの試合、そして先ほどの勝負でもチルノはお空に対してほぼ完勝。 だからこそ、今度もまたチルノがブロックを成功させると誰もが期待をしていた……しかし。 ドガガガァァァァァアアアアッ!! ブバァッ!! チルノ「ぐぎゃああっ!?」 レティ「チルノ!?」 大妖精「チ、チルノちゃっ……あっ、あああああああああああああっ!?」 ドゴォオンッ! バキャッ! バシュウウウウウッ! お空のさとりの為に点を取るという想いが、チルノの大妖精を守るという気持ちに勝っていたのか。 お空のペタフレアがチルノの顔面にぶち当たると同時、チルノは吹き飛ばされ。 それに同様をした大妖精はくるくると回りながら悪い体勢でボールを受け止めてしまい、同じく吹き飛ぶ。 そして、そのままボールは一気にゴールネットを突き破り……。 ピピィーッ!! 前半41分。 竹林カップのネオ妬ましパルパルズ戦から延々と続いてきたオータムスカイズの無失点記録は。 地霊アンダーグラウンドの霊烏路空の渾身のシュートにより、ついに破られたのだった。 お空(さとり様……! このゴールはあなたの為のものですにゅ!) オータムスカイズ2−1地霊アンダーグラウンド
[814]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/04/13(火) 15:47:58 ID:??? ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! ジョン「ゴォォォォォルッ!! 前半41分! 前半終了間際に放った、お空選手の一か八かの超ロングシュート! 二度目のロングシュートは今度こそオータムスカイズゴールに深々と突き刺さったァァッ!! これで2−1! 地霊アンダーグラウンド、点差を1点に縮めましたァァァッ!!」 観客「うおおおおお、オータムスカイズが点取られた!?」「やっぱチルノもそこまで完璧じゃねぇか」 「これでオータムスカイズの無失点記録も破れちまったな……」「流石は地獄の人工太陽だぜ!」 お燐「やったー! お空、でかしたよ〜っ!」 勇儀「いやぁ、中々のもんだ! ここで1点差に縮められたのは大きいね!」 お空「うにゅ! さとり様〜! こいし様〜! やりました〜!」 さとり「お空……」 前半終了間際、この土壇場でようやく地霊アンダーグラウンドが1点を返したとあり。 また、長らく続いてきたオータムスカイズの無失点記録が破られたという事もあって。 観客席はどよめき、次いで得点を挙げたお空に賞賛の拍手。 お空はそれを受けて気持ち良さそうに笑みを浮かべつつ……。 しかし、すぐさま振り向いて自陣ゴールへと目を向けると、大声を上げながら手を振ってさとりに得点したとアピール。 こいし「やったわね、お姉ちゃん。 これなら、もしかしたら勝てるかもしれないわ」 さとり「……ええ。 本当、お空は頑張ってくれました」 ここで1点を返し、点差を縮めてハーフタイムを迎えられそうなのは大きい。 後半からは勇儀も恐らく本気を出し始めるであろうし、何より精神的にずっと楽である。 さとり(その為にも、確実にこの点差を守ってハーフタイムに突入しないと……その為には)
[815]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/04/13(火) 15:48:58 ID:??? こうして地霊アンダーグラウンドが息を吹き返していた一方で……。 オータムスカイズのゴール前は、非常に居た堪れないムードとなっていた。 ここまでシュートブロックをほぼ必ず成功させてきたチルノが、まさかの敗北。 その上で体力に自信の無い大妖精が吹き飛ばされてゴールされてしまったのである。 慌てて反町をはじめとした攻撃陣がゴール前へと戻るも……。 レティ「チルノ! しっかり、しっかりして!」 チルノ「…………」 大妖精「チ、チルノちゃん!」 反町(チルノ……! そうか、二度も続けてブロックに行って……その上で吹き飛ばされてるんだ……。 もう、体力がゼロどころか、限界を大きく超えてるんだ……!) そこにいたのは、瞳を閉じて横たわりながらぐったりとしているチルノ。 ボロボロになりながらも、痛む体を懸命に抑えて大妖精はチルノに呼びかけ……。 レティはチルノを優しく抱き抱えながら、意識の有無を確認。 しかし、チルノは二人の声に答える事なくただただ黙し、身動き一つ取らない。 リグル「こ、交代しないと! し、審判さーん!」 流石にこれ以上チルノを出場させることが出来ないというのは、誰の目にも明らかな事。 リグルが審判を呼び、一同が動かぬチルノを見守る中……。 不意に、反町は自分にもまた時折視線が突き刺さるのを感じる。 反町(……そうか。 俺が、逃げたから……) 反町に対し、疑うような眼差しを向ける者達の中で……。 一番強烈に睨みを利かせているのは、いつもは非常に温和な大妖精であった。
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0ch BBS 2007-01-24