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【さとりのトラウマ】幻想のポイズン31【反町一樹】
[85]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/04/04(日) 21:13:05 ID:??? にとり「かっぱっぱ……妖精1、いよいよ明日だね」 妖精1「うん……」 にとり「起用されるかどうかは反町の采配次第だ。 だが、もし起用されなくても腐るんじゃないよ。 そして、起用をもしされたら実力を見せてやるんだ」 妖精1「……うん」 にとり「自信を持ちな、妖精1。 ……お前なら、大丈夫だ」 にとりはいよいよ試合を明日に控えたこの日、妖精1の緊張を解そうと会話を交わしていた。 妖精1の告白を受けて真実を知り、妖精1をこの一週間近くで鍛えに鍛えぬいたにとり。 そして、その厳しい練習に耐え抜いてきた妖精1。 二人の間には練習を交わす前には無かった確かなものがそこに存在をしていた。 妖精1(私はもう二度と弱音ははかない……誰が相手でも負けるもんか! あんなに練習したんだから!) 橙(次の大会では絶対に結果を出すんだ! そして、藍様達に橙は強くなったんだって所を見せるんだ!) 竹林カップではノーアシストノーゴールという不本意な結果に終わった橙。 そんな橙もまた、不夜城カップでは今度こそ活躍をしてやると功名心を燃やす。 その源となっていたのは、ひとえに橙が慕う藍と紫に認めてもらいたいという心の為。 八雲一家の、八雲藍の式として、橙は決して恥ずかしい試合は――プレイは出来ない。 このチームにいる者たちの中で唯一、一つの勢力に所属をしている橙。 彼女には他の者達にはない種類のプレッシャーを抱えているのだった。
[86]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/04/04(日) 21:14:05 ID:??? サンタナ「次の大会ではチルノ以上に活躍をしてやるわよ、ヒューイ!」 ヒューイ「うん!」 サンタナとヒューイの二人は、とにもかくにも妥当チルノを目標としていた。 前回の大会ではチルノはベストイレブンに選ばれたにも関わらず……。 サンタナとヒューイ、そして妖精1の3人は誰一人として選出されなかった。 一度紅白戦で打ち負かしているとはいえ、これでは完全に勝利をしたとは言い切れない。 必ずや公式の、表舞台で活躍をしてみせると……二人は静かに燃えていた。 静葉「やれる事は、すべてやった……」 穣子「後は、私達がどれだけ結果を残せるか……それだけよ、姉さん」 そして、秋姉妹達は二人揃ってお互いの成功を祈るよう強く握手を交わしていた。 オータムスカイズという看板を掲げる以上、秋姉妹もまた下手なプレイは出来ない。 何よりも次の大会には自分達以外の幻想郷で有名な姉妹達……。 古明地姉妹、騒霊楽団のプリズムリバー三姉妹、そして最強の呼び名が高いスカーレット姉妹が出てくる上……。 更には他の神様、鍵山雛や八坂神奈子、洩矢諏訪子も出てくるのである。 静葉「神として……」 穣子「姉妹として……絶対に、負ける訳にはいかない」 八百万の中の二でしかない、豊穣の神と紅葉の神。 しかしながら彼女達にも誇りはあり、矜持がある。 次なる大会では必ずや他の神や姉妹に負ける訳にはいかないと、二人は固く誓い合うのだった。 こうして、不夜城カップ初日――オータムスカイズの初戦の前日の夜は、更けてゆく。 六十九日目 水曜日 終了 ※早めの時間に寝たので反町のガッツが回復しました。 500/880→800/880
[87]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/04/04(日) 21:15:06 ID:??? 本日はひとまずここまで。続きは明日以降書かせていただきます。 それでは、お疲れ様でした。
[88]森崎名無しさん:2010/04/04(日) 21:26:20 ID:??? 乙でしたー!
[89]森崎名無しさん:2010/04/04(日) 21:46:41 ID:??? お疲れ様でしたー にとりとチルノはどうしようかね にとりの言ってたみたいにどっちかスタメンから外す?
[90]森崎名無しさん:2010/04/04(日) 21:50:41 ID:??? 自分はにとり外して妖精1起用でいいんじゃないかな?と思う
[91]森崎名無しさん:2010/04/04(日) 21:56:08 ID:??? チルノが2発撃たれたおしまいだから、それでいいかもね。
[92]森崎名無しさん:2010/04/04(日) 22:02:50 ID:??? 乙でした。 >>83→>86でみんな次の大会って言っているけど 今大会だと思うんだ。 地霊戦は自分はこのライバル対決に期待しています。 ・穣子(対こいし) 穣子→(絶対封殺)→こいし こいし→(うざったい)→穣子 2試合の戦績 対ドリブル 1勝2敗 対パス 3勝1敗 ・チルノ(対空) チルノ→(ライバル!)←お空 2試合の戦績 対ドリブル 1勝0敗 対シュート 2勝2敗
[93]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/04/05(月) 16:40:58 ID:??? >>92 確かに仰るとおり次の大会じゃなくて今大会でしたね…脳内補完お願いしますorz 地霊、パルパル、守矢の3チームは既に何度か戦っていますからね。 指摘のある穣子、チルノは当然ながらそれぞれこいしとお空を敵視してますし。 向こう側もかなり復讐に燃えております。
[94]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/04/05(月) 17:35:47 ID:??? 七十日目 木曜日 朝 翌日、反町は小鳥の囀りを聞きながら緩やかに起床をした。 まだ少々疲れは残っているような気もするが……それを言っても仕方が無い。 反町は肩こりを解すかのように大きく腕を回しつつ、立ち上がると顔を洗って着替えを済ませ。 そのまま居間へと向かい、既に揃っていたチーム一同と朝の挨拶を交わす。 にとり「いよいよだね、反町」 反町「ああ……さ、とにかくご飯を食べよう。 試合前に力をつけとかなきゃな!」 やはり一同も緊張をしているのか、いつもに比べて若干口数は少なかったが……。 いい意味でも悪い意味でも空気を読まない妹紅が喋り始めると、徐々にいつもの調子に戻り。 反町達は比較的いいムードで穣子の作った消化のいい朝食を平らげる。 それからしばらく食休みをした後……一同はいよいよ揃って立ち上がり、家を出て一路霧の湖スタジアムへ。 特にこれといって道中誰かに襲い掛かられるという事も無いまま、スタジアムの前まで赴くと……。 既に待ちきれない様子で観客席に向かおうとしていた観客達と鉢合わせ。 名門チームとして名を上げているオータムスカイズの面々は一瞬にして取り囲まれそうになったのだが……。
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0ch BBS 2007-01-24