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【覚醒祭】キャプテンEDIT4【開催!?】
[416]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/16(金) 00:42:17 ID:??? 長池が何の成果も得られなかった所で、今回はここまでです 練習内容選択でKを出したあたりで、力尽きてしまったのでしょうかw 大前も特訓の成果が無かったことですし、やはり二人は地獄の兄弟になる運命ですかね? 次回は秋季地区大会の、決勝戦が始まるところまで行くと思います ……清栄学園は氷潤みたいにヘタレないといいなァ では、今回も遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました
[417]森崎名無しさん:2010/04/16(金) 07:20:54 ID:??? 個人的には監督がクビになると哀しいので大いにヘタれて欲しい
[418]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/16(金) 21:49:49 ID:??? >>417 負けたら困る、楽勝過ぎても困る、作者としてはこれは一種のジレンマですね ------------------------------------------------------------------- そして夜が明け、決勝戦当日の朝が来た。 菱野「……はふぅ。昨晩は何だか興奮して、寝付けませんでしたわ。まあ、今日は早起きの必要があったので、いいんですけれども。 それにしても早く会場に着き過ぎたのでしょうか? 皆さんの姿がありませんわね……」 会場となる競技場を、一人歩く菱野。その足は自然と、今日鳴紋中が使う控え室の方に向いていた。 菱野「皆さんが気持ちよく決勝戦の大舞台を戦えるよう、前もって環境を整えておきませんとね。……あら?」 控え室の扉の前で、菱野は足を止める。 ……中から話し声が聞こえたのだった? 菱野(私が一番乗りだと思っていましたけれど、上には上がいますわね。どなたでしょうか?) 思わず、そのまま耳をそばだててしまう。 やす子「――それで、わざわざ試合の前に何のご用でしょうか?」 菱野(監督? ……どなたとお話しているのかしら) 偉そうな男の声「いやあ、我々も今日の試合が心配でしてねえ。こうして檄を入れに来たワケなのですよ」 偉そうな女性の声「何しろ、今日が、貴女が鳴紋で采配を振るう最後の日かもしれないですしね」 菱野「――え?」 ドアの向こうから聞こえてきた聞きなれない声に、菱野は思わず身を固くした。
[419]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/16(金) 21:50:52 ID:??? 偉そうな女性の声「しかし、不安でなりませんわねえ。主力選手の内、早瀬くんと瀬川くんの二人は負傷。 対する清栄は怪我人無しの上、ここまで圧倒的大差で大会を勝ち進んできています。 飯地さんも、ご自身の進退が懸かった試合がこれでは不安で堪らないのではないですか?」 やす子「いえいえ。私は選手を信じておりますので、不安はありませんね」 偉そうな男の声「はははっ、これは若い人らしい豪気なご意見だ。しかし、私の様に年を重ねるとそうも思えなくなるものでしてね。 監督と選手の技量を疑うわけではありませんが、心配でならないのですよ。 夏の県大会に続き、鳴紋が清栄に敗れるのでは? とね……」 偉そうな女性の声「もし、そのような事態になった時は……約定どおり、監督の座から退いて頂きます。 そのことについては、お覚悟されていますね?」 やす子「ええ。これだけのチームを率いておいて、県内レベルの大会で勝てないようなら、致し方ありませんね」 偉そうな男の声「はははっ。それならよろしい。では、試合の後にまたお会いしましょう」 偉そうな女性の声「まったく、相も変わらずのらくらと……この後もそんな態度でいられるかどうかが見物ですね」 菱野(! ……こっちに来る!) 慌ててドアから身を離し、廊下の角に隠れる菱野。間一髪、菱野が身を隠した直後に控え室のドアが開いた。 偉そうな男「やれやれだ。ああも暖簾に腕押しでは、檄の入れ甲斐がありませんなぁ」 偉そうな女性「ああいうのは厚顔無恥というものです。まったく、最近の若い女性は……」
[420]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/16(金) 21:51:55 ID:??? 控え室から出てきた、壮年の男と中年の女性。その顔には菱野も見覚えがあった。 菱野(あ、あれは確か、教育委員長とPTA会長。お二人とも、相当運動部の成績にご執心と聞きましたが……。 も、もしかして、今日負けたら本当に、飯地監督を解任なさるおつもりですの!?) それを理解した途端、背筋が冷たくなる。 ……これまで共に鳴紋サッカー部で過ごしてきた飯地監督。 菱野にとっては、一からサッカーの知識を教えてくれた師の様な人物でもあり、何くれと相談に乗ってくれる姉の様な存在でもあった。 よく困ったことを言い出したり、ふざけの度合いが過ぎることもあったが、そのお陰で年の離れた友人の様にも思っていた。 そんな彼女が、いなくなってしまうかもしれない。 菱野「そ、そんなことって……」 ふらりとよろめいて、壁から身を離す菱野。そのままフラフラと控え室から離れていく。 今知ったことから受けた衝撃は、菱野にとっては余りに強過ぎた。 とてもではないが、このまま控え室に入って飯地と二人きりになれる気持ちではない。 心乱されたまま渦中の人物と向き合えるほど、菱野は強くなかった。
[421]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/16(金) 21:53:08 ID:??? 〜会場の外〜 大前「……うぅん、早く着き過ぎちゃったかな。なんか余り人気が無いな」 比良山「そのようだな。しかしこんな日に、時間まで家で寛いでいるというのも性に合わん。 早く戦いたくてしょうがないよ」 大前「お? 比良山も燃えてるな? その辺りは俺も同感――」 比良山と並んで歩き会場入りしていた大前。 そこに蒼い顔をした菱野が通りがかった。 大前「――菱野さんじゃないか。随分早いな。俺たちが一番乗りだと思ってたんだけど」 菱野「……大前、さん?」 大前の声に顔を上げた菱野は、元より白い肌から更に血の気が失せて、すっかり蒼白になっていた。 比良山「む? 顔色が悪いな。……体調が良くないのか?」 大前「だ、大丈夫か!?」 思わず駆け寄ると、
[422]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/16(金) 21:54:10 ID:??? 菱野「大前さぁん!」 ギュ。 大前「へ?」 菱野が突然、泣きながら大前の胸に飛び込んできた。 菱野「ひぐっ……ぐすっ……」 比良山「お、お前たち、そのぅ、なんだ。い、いくら人の少ない時間帯とはいえ、公共の場でそのようなことは――」 目を泳がせながら、咳払いする比良山。 大前「ちょ、違、何言ってんだよ比良山! 何が違うかはわからんけど、これは違う! 菱野さんも急にどうしたんだ!?」 菱野「大変なんです。監督が、監督がぁ……」 大前「え?」 … … … しばらく後、落ち着いた菱野から事情を聞いた二人は、思わず顔を見合わせた。 大前「監督が首ィ!?」 比良山「そんな……まだ就任から一年も経っていないぞ!?」 菱野「本当に聞いたんです。さっき、控え室の方に行ったら、監督と誰かが話していて……それがPTAの会長と、市の教育委員長でした。 そして、今日の試合で清栄に負けるようなことがあったら、辞めてもらうって言っていたんです」
[423]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/16(金) 21:55:45 ID:??? 大前「そ、そんなことってあるのか!?」 比良山に問うと、嫌悪感を滲ませながら答えを返してきた。 比良山「……あり得なくはない、かな。清栄学園は金満家の私立校で、理事長は東京の方の実業家らしい。 開校までに、地元教委と相当な衝突があったと聞く。ウチのPTAも子どもの進学率などの問題で、清栄への対抗意識が強い」 大前「それがサッカーと、どう結びつくんだ?」 比良山「自分たちの敵愾心や劣等感を、俺たちサッカー部の活躍で解消していた……と考えれば、理由は察せられるだろう? なにしろ、金に物を言わせる私立の強豪を相手に、設備も大して整っていない公立のウチが勝ち越していたのだからな。 スポ根マンガでもありがちだ。……応援する側は、鳴紋中が活躍して、さぞ良い気分だっただろうよ。 悪のエリート校・清栄学園を粉砕する、清く正しい自分たちの分身・鳴紋中サッカー部。そうとでも考えていたのではないか? だがそこにきて、この前の2−5での屈辱的な敗戦だ。それで憤懣やる方なくなったのだろう」 大前「それで自分たちのプライドが傷ついたから、今度も負けたから監督を替えるって言うのかよ……。 勝手過ぎるじゃないか!」 比良山「……我が地元ながら情けないが、な。俺としても、サッカー部を応援する全ての人が、そんな考えではないことを願うよ。 更に言うなら、監督もまだ立場が弱い。前任者の産休での臨時の雇われ。目立った実績も無い若い女性。 いらんことをする連中や口から先に生まれてきたような輩が、揃って槍玉に上げるにはもってこいだ」 菱野「酷いですわ、そんな……」 比良山「ああ、まったく酷い話さ。……この試合、負けられない理由がまた増えたな」 大前「そうだな、比良山の言う通りだ――」
[424]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/16(金) 21:56:46 ID:sD2A+4X2 先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 A.「俺たちの戦いで証明してやろうぜ! 監督が俺たちにとって、最高の指導者だってな!」 B.「俺たちはこの試合、絶対に負けないと約束する。だから、菱野さんも安心してくれよな」 C.「この試合、清栄学園を凌辱するぜ!」(※ 要・4票) D.その他(自由選択です。大前に言わせたいことを併記してください)
[425]森崎名無しさん:2010/04/16(金) 21:57:28 ID:iLVndXCo A
[426]森崎名無しさん:2010/04/16(金) 21:58:03 ID:Tzqdt0pw B
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0ch BBS 2007-01-24