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【覚醒祭】キャプテンEDIT4【開催!?】
[504]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/17(土) 02:31:54 ID:??? 長池が再び地獄に落ちたところで、今回はここまでです うーん、なんというツキの無さ。そろそろクリアボムのお披露目かと思っていたのですがね…… 「苦戦はするが勝てる」と思っていた決勝戦にも暗雲が立ち込めてきた感じです まあ、「まだ慌てる時間じゃない」と思いたいですね 次回は長池の退場シーンからになります。今回も遅くまでのお付き合い、ありがとうございました >>503 気を落とさないで、次回にも奮ってご参加ください プレッシャーのかかるだろう判定を行っていただき、誠にありがとうございます
[505]森崎名無しさん:2010/04/17(土) 02:48:29 ID:??? 本日も更新お疲れ様でした。
[506]森崎名無しさん:2010/04/17(土) 10:44:30 ID:??? こうなったらジャパニーズDOGEZAでもなんでもして雪村にこの試合だけでもわだかまりを捨ててもらうしかないかな
[507]森崎名無しさん:2010/04/17(土) 16:36:54 ID:??? 光を求めたから痛いしっぺ返しきた
[508]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/17(土) 23:05:12 ID:??? >>506 もしそれでも捨てられなかったら雪村は大変でしょうね。物語的にも参加者の皆さんの感情的にも >>507 長池「ちょっと北海道に行ってくる……」 すいません、今日の投下ですが初の味方キャラのレッドカードということで、判定無しパートが長めです おまけに、某キャラの内心の黒い部分をかなり赤裸々に書きましたので、人によっては落胆・反発等があるかもしれません その点をご留意いただいて読み進めてくださると幸いです //チラシの裏// 親知らずと虫歯を併発して歯医者に行って来たのですが、昨日行った近所の一件目が割とヤブな方だったらしいので、 今日はちょっと歩いて評判の良い歯科医の方に行ってきました 一件目では「親知らずは伸びるまで待つしかない」と言われたのですが、二件目では軽い検査から速攻で抜歯 しかも麻酔の掛け方も上手く、ほとんど痛みはありませんでした いやあ、医者を選ぶのって大事なことなんですね…… //チラシの裏//
[509]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/17(土) 23:06:15 ID:??? ★知らなかったのか? (厳重注意の後は)カードからは逃げられない→ クラブ6 =★ クラブ → ……レッドカード。二人も負傷させたからね…… -------------------------------------------------------------------------------- スッ…… 審判が掲げたカードは、紛れも無い赤。退場処分を示す、レッドカードだった。 以後の長池は、試合終了までベンチにすら身を置くことが出来ず、控え室に閉じこもることを余儀なくされるのだ。 審判「二人……それが君が傷つけた人間の数だ。控え室で頭を冷やし、その重みを謹んで心に刻むこと。では、退場したまえ」 長池「そ……そんな!?」 愕然とする長池。だが、審判は固く口を引き結んで首を横に振り、抗議を受け付けようとはしなかった。 実況「ああっ!? 長池くんにレッドカードが出た模様です! 鳴紋中はこれから、10人での戦いを余儀なくされました!」 瀬川「なにィ!? 幾らなんでも重すぎるだろーが! 審判、何考えて――モガモガ!?」 早瀬「やめろ瀬川! 下手に抗議すると、お前にもカードが出るぞ!」 異議を唱えようとしたところを、早瀬に羽交い絞めにされる瀬川。 大前「な、長池さん……」 大前が長池に駆け寄った、その時、 観客「BOOOOOOOOOO!!」「引っ込め、反則野郎!」「何人怪我させる気だ、馬ー鹿っ!!」「サッカー辞めろ、屑が!」 大前「なっ――」 清栄サイドの観客から、一斉に罵声が起こった。
[510]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/17(土) 23:07:25 ID:??? 実況「場内は割れんばかりのブーイングに包まれております! 負傷者を相次いで出しての退場となれば致し方ないかもしれません!」 柿原「……向こうの応援も、良く言えたものだ。清栄側こそ、わざと相手の骨を折りに行った選手を抱えていたくせにな」 小豆沢「まったく……嫌な事件だったね」 夏の苦い経験を思い出して顔を伏せる、観客席の小豆沢。 金成「おやおや。夏の大会での立場が、逆になっちゃったかな? もっとも、アイツら程度ならいくら怪我しようとも替えが利くし……鳴紋と違って、俺らは圧勝するがねえ?」 嘲笑う金成。 菱野「あ、ああ……!」 チームの危機に、顔を青くする菱野。 そして、一気に不利になった展開に、首が冷たくなっているはずの飯地は、 やす子「菱野ちゃん菱野ちゃん。ボサっとしてないで、救急箱持ってきて。長池くん、怪我したまま戻ってくるからさ」 まったく平静に、菱野へ指示を飛ばした。 菱野「え?」 渡会「か、監督?」 国岡(この女、今がどういう状況か分かってるのか?) 危機感、というものが感じられない言葉に、指示を受けたのみならずベンチの部員たちも目を瞬く。
[511]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/17(土) 23:08:34 ID:??? 菱野「か、監督。慌てたりなさらないんですか?」 やす子「何で?」 菱野「い、今はチームがピンチなのですよ? 前半で退場者が出て、これから10人で戦わなければいけなくなって――」 やす子「ええ、大変ね。けど、それで私が慌てて、何か良いことがある?」 菱野「はあ……無い、でしょうけど」 やす子「だったら、慌てなくてもいいじゃない。……長池くん、夏をスランプで棒に振ったみたいにメンタル弱いからね。 今、ちゃんとケアしないと本格的に立ち直れなくなるわよ。裏方の私たちがしっかりしとかないと。ね?」 菱野「監督……」 そう言う飯地を、菱野は眩しそうな目で見る。 菱野(監督は……怖くはないのでしょうか? この試合に負けたら、監督は――) やす子(とはいえ、結構ピンチよね……とにかく、もう一度ボールを取り戻して先に1点を取らないと、ズルズルと負け一直線だわ。 頼みの綱は大前くんの『クリアボム』だけど、そう何度も使えないし――) 当然、飯地とて切羽詰まっている。だが、それでも彼女は冷静さを保っている必要があった。 飯地やす子は、鳴紋中サッカー部の監督である。監督が危機に選手と一緒におたおたしていては、残っている勝ち目も潰れてしまう。 大人としても指導者としても、断じて狼狽するわけにはいかなかった。 大前「長池さん、その、なんて言ったらいいか……」
[512]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/17(土) 23:09:45 ID:??? 長池「ごめん、大前……」 大前「え」 常ならば自分のことを相棒と呼んで憚らない長池。それなのに、急に名前で呼ばれて、大前は言葉に詰まってしまった。 長池「すまない、折角の大舞台でこんなことになっちまって――」 大前「な、何を言っているんですか! 俺たちは負けてません。それどころか、まだ1点も入っていないじゃないですか。 ネガティブになるには、早すぎますよ」 瀬川「そうそう! この俺もいることだし、ドーンと構えて結果を待ってな! 一時間後には特大の吉報を持っていくからよ」 長池「大前……瀬川……俺は――」 観客「何チンタラ残ってるんだ! 早く引っ込め!」「この野郎、俺たちの長池を馬鹿にする気か!?」「あぁん、やんのかコラ!」 審判「……(チラリ」 観客の罵声と、審判の視線。それが長池の言動を遮った。 長池「――スマン。後は頼んだ……」 大前「はい。任せておいてください」 実況「長池くん、観客席のどよめきを背負いながら、今退場しました。 この秋季地区大会、要所要所で活躍していただけに、この退場は惜しまれるところではあります。 しかし、前半戦で対戦相手に負傷者二名という事態とあっては、仕方の無いことではあるでしょう!」 やす子「お疲れ様。残念だったわね、長池くん」
[513]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/17(土) 23:10:48 ID:??? 長池「監督……すいません」 やす子「ま、今は何も言わなくても良いわ。怪我もしていることだし、ゆっくり休んでいてね」 菱野「控え室まで、付き添いますわ。どうぞ」 長池「……」 救急箱を手にした菱野に連れられて、長池はテクニカルエリアを後にする。 やす子「さて……ここからが正念場ね」
[514]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/17(土) 23:11:48 ID:??? 〜控え室〜 菱野「さ。お手当いたしますわ。まずはソックスをお脱ぎください」 長池「ああ……」 ほとんど為されるがままに治療を受けながら、長池は考えていた。 何故、こんなことになったのか。 自分はスランプを克服し、かつて以上の実力も身に付けたのではなかったのか。 失調の原因だった氷潤中にも、借りを返せたのではなかったのか。 それなのに何故、決勝の大舞台でこんな事態を引き起こしてしまったのか。 長池(分不相応に、光なんて求めたからなのか? ……どぉせ俺なんか――) どうせ自分なんか。あのスランプ以来、何度も口にした言葉だった。それが今、胸中に重く圧し掛かってきていた。 菱野「……いけませんわ、長池さん」 長池「え?」 菱野の言葉に、思わず顔を上げる。 菱野「今の長池さん、とてもヤケになられているお顔でしたわよ?」 長池「……分かるのか」 菱野「ええ。何だかこの世の終わりが来たみたいな表情です」 長池「……この世の終わりかどうかは分からんが、少なくとも俺は終わりだな。 大事な決勝戦だというのに、前半が始まってすぐに退場だ。……負ければ間違いなく戦犯扱い。 どの面を下げてサッカー部にいればいい?」
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0ch BBS 2007-01-24