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【覚醒祭】キャプテンEDIT4【開催!?】
[608]森崎名無しさん:2010/04/18(日) 02:43:05 ID:??? 勝利の女神の微笑み乙です!
[609]森崎名無しさん:2010/04/18(日) 02:44:05 ID:??? 乙です まあどこでも大概味方の切札はダイスかポストなんでここでダイスも予測通りでしたねw 決まって本当に良かった…
[610]森崎名無しさん:2010/04/18(日) 06:12:41 ID:??? 相棒やっぱりお前は最高だ・・・!
[611]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/18(日) 18:41:22 ID:??? >>608-609 菱野がいなかったら、本当にガッツ250無駄遣いでしたねw >>610 長池も、大前と並び立てるよう飛躍して欲しいですね。これが終わるとしばらく試合から遠ざかりますが ★大前→クリアボム 48+祈り補正(+1)+ ダイヤ4 =53★ ★清栄の7番→クリアー 34+浮き球補正(+1)+人数補正(+1)+軽傷治療済(-1)+ クラブ3 =38★吹っ飛んだ! 負傷悪化! ★清栄の8番→クリアー 34+浮き球補正(+1)+人数補正(+1)+ スペード6 =42★吹っ飛んだ! ★清栄の5番→ブロック 34+浮き球補正(+1)+人数補正(+2)+ ダイヤQ =49★吹っ飛んだ! シュート力52に減衰! ★清栄の4番→ブロック 34+浮き球補正(+1)+人数補正(+2)+ ダイヤK =50★シュート力51に減衰! ★清栄の2番→ブロック 34+浮き球補正(+1)+人数補正(+2)+ スペード9 =46★吹っ飛んだ! ★長谷部→キャッチ 34+浮き球補正(+1)+ ハート2 =37★吹っ飛んだ! 2≦ 大前のクリアボムがゴールを奪う! だが、4番が覚醒! 全能力+1&ブロックフラグ習得! ---------------------------------------------------------------------------------------- 〜数分前〜 菱野「……あ、そうですわ……ベンチに戻らないと――」 控え室の前から立ち上がり、ふらふらとしながらも自陣への道を辿る菱野。 半ばマネージャーとしての義務感で支えられた歩みは遅く、ベンチに帰り着くまでにしばらくの時間を要したのだった。 … … … 菱野「た、ただいま戻りました……」 やす子「あ、お帰りー。随分かかったね」 ベンチに戻った菱野を、飯地の能天気な声が出迎える。 声の調子から、空元気ということはまず無い。試合は悪い状況ではないということだろう。
[612]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/18(日) 18:42:39 ID:??? 渡会「結構時間を食ったみたいだけど、長池さんの怪我、そんなに悪かったのかい?」 国岡(けっ。大前贔屓の上にこれだけ足を引っ張ってくれたんだ。多少重い怪我の方が身の薬になるってもんだぜ) 菱野「い、いえ……単に私が手間取っただけですわ。それで、試合の方は――」 やす子「ふっふ〜ん♪ 菱野ちゃんは良い所に戻ってきたわね。ようやく、大前くんの見せ場が来たわよっ!」 菱野「――え?」 その言葉にフィールドへ視線を移すと、そこには、 大前「――これが俺の! 『 ク リ ア ボ ム 』だァ!!」 ドグォオオオオオン……! それは、断じてボールと人体が奏でるような音ではなかった。 遠く高く飛ぶために磨かれた足腰が生むスピードとパワー、空中で当たり負けしないために鍛えられた上体がもたらしたバネ。 それらを総動員して、ボールに叩きつけたヘディング。 こうして生みだされる破壊力は、通常のダイレクトシュートの比ではない。
[613]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/18(日) 18:43:45 ID:??? 清栄の7番「ぎゃあ!?」 清栄の8番「ぐえっ!?」 クリアーに行ったため、ボール越しに大前のヘディングを受ける形となったダブルボランチ。 当然、その二人は完全に跳ね飛ばされた。 清栄の5番「が――っ!?」 ブロックに行った一人目は、紙の様に宙を舞う。 清栄の4番「痛でっ!?(肩が! 肩がジーンって! 掠めただけなのに!)」 地面に踏ん張ることで吹き飛ばされるのを防いだ二人目。だが、球を受けた肩から走る痺れに、冷や汗を掻きながら肌を粟立たせる。 清栄の3番「い、勢いは鈍――ぐげぇ!?」 三人目。クリアーとブロックを二人ずつ挟んだ球の勢いに油断したため、緊張を緩めてしまった胸筋を穿たれてもんどり打つ。 長谷部「な、なんだよコレは!?(お、落ち着け。これはヘディングシュートだ。打ち下ろしたのなら、角度的に地面に当たる! 地面に当たって勢いが弱まれば、簡単にキャッチ出来る)」 比良山(――それでは駄目だな) ワンバウンドしたところをキャッチに行こうとする長谷部を、比良山は憐れみを込めて見つめた。 大前のクリアボムの威力。それを初めて目の当たりにしたのは、比良山なのである。 彼が知るその破壊力は、例え一度地面に当たろうとも――、 ドゴォ! 長谷部「ひっ!?(ボールの伸びが、す、鋭い! バウンドしてこれか!? だ、だが大丈夫、俺は清栄の正GK。 並居る先輩を押し退けてたこの座を勝ち取った、選ばれた選手なんだ! ワンバウンドした球くらい軽くキャッチ――)」
[614]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/18(日) 18:45:02 ID:??? ガシィ! 流石に長谷部も、並の選手ではなかった。真正面に飛んできたこともあって、ボールを両手で掴むことに成功する。 ……だがそれはあくまで、数十分の一秒ほどの一時的には……という但し書きが付くのだが、 長谷部「あ、ああ……!(――しても球の勢いが死なない!? こ、このままじゃ手から抜け――ぐへっ!?)」 長谷部の手を抜けたボールは、地面から跳ね返ったこともあって、彼の顎を強かに撃った。 そしてそのまま、ゴールネット上部へと突き刺さる。 ズバシュ! シュルシュルシュル…… 驚いたことに、そのボールはネットを下から突き上げた状態のまま、そこで回転を続けていた。 ボールが完全に力を失くし、ゴールラインの向こうに落ちたのは、それから二、三秒ほど後のことである。 観客「………………」 実況「………………」 金成「………………」 審判「………………」 菱野「………………すごい」 場内全員、しわぶきひとつなく沈黙する中で、菱野がポツリと呟いた。 それを切っ掛けとするように、止まっていた時間が動き出す。 審判が、いささか慌てたように笛を咥えた。 ピィイイイイイイイイイイイイイイ!
[615]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/18(日) 18:46:07 ID:??? 実況「ご、ご、ゴ〜〜〜〜〜〜〜ルっ!! なんということでしょう! たった一発のヘディングで、清栄守備陣が壊滅! 五人! 五人です! この一撃で、吹き飛ばされたのは五人なのです! これは本当にサッカーの試合で起こる出来ごとなのか!? 大前くんの強烈なヘディング――彼曰く『クリアボム』が堅守を誇る清栄を薙ぎ払い、値千金の先取点を決めましたァ!」 ※ 『五人吹っ飛びゴール』という常識外れのプレイを決めたため、幻想ポイントが1上がりました。 ※ ワァアアアアアアア…………!! 観客「す、すげえ! なんて言っていいか分からないけど、すげえ!」「あ、あんな技を隠してたのかよ、大前ってヤツ!」 「ふ、ふざけんな! 人を吹っ飛ばすなんて反則だろ!?」「何言ってやがる! 相手には指一本触れてねえぜ!」 鳴紋ファンの喝采と、清栄サポーターの怒号。 渦巻くような歓声の中で、大前は拳を握りしめる。 大前「……やった。決まった……! 決めたぞ、先取点っ!!」 比良山「ああ、お前が見事に決めたんだ!」 瀬川「ヒャッホォ! すげえシュートだ! ここまでのモンとは思わなかったぜ!」 早瀬「まったく、たまげた野郎だよ。お前は……なにはともあれ、よくやったァ!!」 大前「みんな……!」 チームメイトからの祝福に、思わず涙ぐんでしまう。 早瀬「泣いて喜ぶには、まだ早いぜ。これから向こうの反撃だ。これをキッチリ凌いで――また追加点だ! 頼んだぜ!」 大前「……はい゛っ!」 早瀬に肩を叩かれ、涙声のまま返事を返す大前。
[616]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/18(日) 18:47:08 ID:??? 本多「……いつの間にあんな必殺技を身に付けていたのやら。ともあれ、価値のある働きをしてくれたな」 豊原「これほどまでの逸材とは、思うだにしなかったよ」 篠田(俺がFWから外されたのも、なるべくしてなったこと、という訳か……くっ) 輝林「……彼が味方で良かった」 本条(バケモノめ。あんなお化けみたいなヘディングをぶちこまれた向こうのキーパーが哀れだぜ……) 守備陣も、称賛と畏怖を禁じえないようであった。 国岡「な、な、な、なんだよありゃあ!? なんで大前があんな大技を撃てるんだよ!? 監督っ! 鍛え方を贔屓してたんじゃないのか!?」 やす子「う〜ん、残念だけど、あれは大前くんの自前ね。私も機会があればやりたいなあ、必殺技伝授……」 渡会(もしかして、全国大会に行ったら毎試合あんなのが飛んでくるのかなー。……フィールダー転向、考えておこうかなー) 末松(……いつの間にか、FWとしてすっごく差をつけられちゃったな〜。春には俺の方がシュート力あったはずなのにな〜) 落田「……ま、まあ、大前もやるじゃん! 俺の真の実力ほどじゃあないがな!」 国岡・渡会・末松「「「それはない」」」 落田「なにィ!?」 ベンチでは、いつもの面子が漫才じみたやり取りを繰り広げる。
[617]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/18(日) 18:48:20 ID:??? そして菱野は、 菱野(大前さん……いつの間にか、すっごく強くなってたんですね。 長池さんが退場して、10人になって、私、諦めそうになってましたけど……やっぱり、大前さんは違いました。 周りの人より下手だった時も、チームのみんなからそっぽを向かれた時も、立ち直って努力し続けてこられたんですもの。 ……そして、今日、今この時も――) ぽろりと、涙が一粒零れた。 先程の黒い感情の余りに流したものとは違う、透き通った喜びの涙だった。 やす子「ね? 良い所に戻ってこれたでしょ?」 にんまりと笑う飯地。それに菱野が返すのは勿論、 菱野「――はいっ!」 心からの笑顔なのであった。 ※ 苦境の中で先取点を奪ったので、対立派閥以外、全員の好感度が上がりました ※ ※ 祈りが通じて不安を吹き飛ばしたため、菱野の好感度が凄く上がりました ※
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0ch BBS 2007-01-24