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【正常期よ】キャプテン森崎37【永遠なれ】
[70]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/20(火) 13:37:23 ID:D5DI6Ypy 見上「…事実だ。少なくとも、私の見立てと同じだ。ただ、アメリカはメキシコ以外近距離のライバルが居ない。 つまり格下との練習試合のビデオばかりだった為、正確な実力は計れずじまいだったのだ。 試合前のミーティングでキーパーは弱いかも知れんと言う程度に触れるつもりだったのだが…」 井出「やったァ!俺の見立ては日本代表監督の物と一致したんだな!」 見上「井出。その分析、なんの情報を基に得た?」 井出「ビデオとアメリカのスポーツ雑誌を個人輸入したんだな!…高くつきました」 見上「アメリカのスポーツ雑誌だと?アメリカはサッカー不毛の地とすら言われる程 サッカーが不人気な国だ。下手すると日本以上にな。良くユースレベルの選手達の実力など分かったな」 井出「はい、サッカー専門誌と言える物は殆どありませんでした。何十冊も無駄遣いになりました…だけど かき集めた情報からこの世代のアメリカサッカーは攻撃面のタレントは揃っているけど守備面、特にキーパーには 恵まれていない事が分かったんだな!後はアメリカユースのビデオでそれを確認するだけだったんだな」 森崎「(こいつ、口で言うだけの事はあるな…なにより行動力がすげえ。変な喋り方はムカつくが)」 話が進むにつれ何時しか誰もが井出の手土産を夢中になって聞き入れていた。 当初は邪険にしていた見上もこれは認めざるを得なかったらしく、咳払いをして朗報を告げた。 見上「そこまでの情報力と行動力があるなら良いだろう。私の補佐として全日本ユースへの 参加を許そう。ただし普段は雑用がメインになるからそれを弁えておけ」 井出「はいっ!靴磨きでもグラウンド整備でもなんでもやります!」 葵「やったなタモツ!」 見上「(棚からぼた餅と言う奴だな。まさかこんな闖入者がこんな能力を背負ってやってくるとは)」
[71]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/20(火) 13:37:39 ID:D5DI6Ypy 三杉「それにしてもアメリカのビデオや雑誌を個人輸入するなんて、 どうやってやったんだい?並のコネじゃ手に入らないと思うけれど」 井出「えっ!?そ、それは〜その〜…な、馴染みの店の旦那をお札で拝み倒したんだな…」 三杉「(何故目を泳がせているんだ?)そうか。その馴染みの店とはなんだい?」 井出「………」 三杉「どうしたんだ?言って欲しいな、僕は君の売り込みを高く評価しているんだから」 井出「よ、洋モノを扱う店です…」 全日本メンバー『ズコーーーーーーッ!!』 葵「タモツ、お前なあ…」 井出「しょ、しょうがないんだな!日本であっちのビデオや書籍を手に入れる方法は限られているんだな!」 見上「今後はちゃんとサッカー協会に相談しろ。全日本ユースのスタッフがスキャンダルなど目にも当てられん」 三杉「洋モノ…?舶来品か。つまり輸入店だな。何故そんな事を隠したがる?」 全日本メンバー『ズコーーーーーーッ!!』
[72]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/20(火) 13:37:56 ID:D5DI6Ypy 森崎「三杉、お前なあ…洋モノの意味、分からないのか?」 三杉「海外、特に西洋諸国からの輸入品を指す単語だろう?それ以外に何か意味があるのか?」 森崎「…ダメだこりゃ。俺しーらねっと」 三杉「おい、どういう意味だ!僕をバカにしているのか!」 来生「いや〜三杉、その歳にもなって洋モノって何か分かってないのはちょっと…」 三杉「なっ!?(き、来生が!?来生がこの僕を哀れんでいる…だと!?ふざけるな! あの単細胞生物が分かっていてこの僕が分からない事なんて有り得るのか!?)」 次藤「み、三杉三杉。ちょっとこっちに来るばい」 全日本メンバー「プクククっ…」「だ、ダメだ、もう腹筋が…」「だっせェ!すげえだせえ!」 三杉「な、何だと言うんだ一体…」 ゴニョゴニョゴニョ… 三杉「そんな俗語知るかーーーっ!!何故素直にポルノグラフィと言わないーっ!!」 次藤「声がふとすぎじゃわりゃ!」 森崎「俺、三杉のイメージがちょっと変わった…」 全日本メンバー「うん…」「俺も…」「も、もうダメだ。ギャハハハハ!!」「は、はらいてえええ!!」 こうして少しマヌケなエピソードと共に全日本ユースに新たな人物、井出保が加わった。
[73]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/20(火) 13:38:14 ID:D5DI6Ypy 〜夜、宿舎〜 早田「げひゃひゃひゃひゃひゃ!ダメだ、何度でも笑っちまう!普段お高く留まってる 三杉のあのマヌケっぷり!顔も声もサイコーだあっはっはははっはは!!」 その日の森崎達の部屋は笑いに包まれていた。主に思い出し笑いが止まらない早田のせいで。 葵「そ、早田さ〜ん、笑いすぎですよ〜」 山森「それに三杉さんって彼女持ちでしょ?別にお子様って訳じゃないんじゃ…」 早田「いいや、今回の件で確信したぜ。あいつはAVの一つも見たことのない軟弱野郎だ! もう法的には結婚できる年齢だろうに、彼女の方もあれじゃ苦労するだろうよ」 森崎「確かに、あいつが女とよろしくやってる所なんて想像できねーな。 きっと詩集とか読み上げたり楽器演奏したりばっかりで手を出す勇気は無いんだろ」 葵「あ〜…ありそう…」 山森「今日の様子じゃどうもそれっぽいですねえ…」 森崎「(さて、ひとしきり笑った所でどうするかなっと)」 A 早田メインの話題を振る。 B 葵メインの話題を振る。 C 山森メインの話題を振る。 D 自分の話題を振る。 E 部屋を出て他の部屋に行く、もしくは適当にうろつく。 F 今夜はこのまま三杉を肴に盛り上がり続けるぜ! http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1267790375/l50にて ☆2010/4/20 14:00:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を 止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[74]創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 15:20:22 ID:DCnmW1mu 松山しか知らぬのだ 三杉の腸と 弥生の腸が固く結びついていたことを!
[75]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/20(火) 16:51:44 ID:D5DI6Ypy >F 今夜はこのまま三杉を肴に盛り上がり続けるぜ! 森崎「(監督との相談は…良いか。別にアメリカユース、それも練習試合にそこまで マジになる必要も無いし発言力は無駄遣いするもんじゃないしな)」 早田「なんにせよ三杉をからかうネタが一つ出来たのは有難いこった。うけけ」 葵「早田さんって、ひょっとして三杉さんと仲が悪いんですか?」 早田「バーカ、本当に嫌ってたらからかったりしねーよ。無論性格は嫌いなタイプだし、 選手としても実力に見合う分ピッタリまで威張ってるから気に入らねーけど嫌いじゃねーよ」 山森「それって実質的に嫌ってるんじゃ…」 森崎「早田は誰に対してもこうだからな。早田はこれでいいんだよ」 早田「おうともよ。はぁ〜しかし三杉があんなウブ野郎なのは驚いた。 女にモテる分ひっかえとっかえしてるんじゃねーかなーと思ってたんだが」 葵「あ〜、そういうタイプって居ますよね。彼女持った事無いから分かりませんけど」 A 「そう言えば俺達、全員彼女無しだな…」 B 「女といえば、お前らどんな女が好みなんだ?」 C 「モテすぎるのも考え物だぜ。ほら、ミハエルとか」 D 「三杉の彼女大変だろうなー。ねえマコっちゃん?」 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1267790375/l50にて ☆2010/4/20 18:00:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を 止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[76]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/21(水) 08:01:38 ID:++RHvKzV >B 「女といえば、お前らどんな女が好みなんだ?」 森崎は健全な男子ならほぼ誰でも乗ってくるであろう話題を仕掛けた。 最初に食いついたのは葵だった。 葵「女ですか?そりゃ〜もうボインちゃんに決まってますよ!背が低いと尚良し!」 山森「分かりやすい奴だな〜」 早田「背が低いのが良いのは自分もチビだからか?」 葵「う、い、痛い所を。早田さんこそどうなんですか?」 早田「俺が女に求める物は…ずばり、料理の上手さだな!俺より上手い奴! 俺は食い物には五月蝿いからよ、その事で喧嘩したくねえんだ」 森崎「現実的と言うか何と言うか…」 山森「それって、自分の料理の腕が上がる程候補が少なくなるって事じゃありません?」 早田「ウルセー、揚げ足取んな。所詮プロに勝てる程じゃねえからどっかしら相手が居るだろ。 で、お前はどうなんだ山森?その真面目臭さと童顔でどんな女を射止めるつもりだ?」 山森「………」 2番目に早田も勢いに乗り、男だけの空間なのを良い事に好き勝手に異性に求める条件を語る。 だが3番目に話を振られた山森は軽く呆れた顔から憂鬱な表情に変わった。
[77]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/21(水) 08:02:03 ID:++RHvKzV 森崎「山森?」 山森「…実は、高校の時一年下の杉本って言うマネージャーに交際を申し込んだ事がありまして…」 葵「おお〜やるじゃん山森くん!」 早田「バカ、表情見ろ。上手く行かなかったんだろ?」 山森「はい…中学の頃からちょっと良いなって思ってて、でもなんだか翼先輩に惚れてたみたいだから 当時は諦めて…高校の頃ならもうそろそろ吹っ切れてるかなって思って、放課後に二人きりになる 機会を作ってから付き合ってくれないかって頼んだんですけど…その反応が…」 森崎「(ん?んんん!?)」 山森「勘弁して下さいとか考え直して下さいとか許して下さいとかそんなつもりじゃなかったんですとか… 大慌てでまるで命乞いをするみたいにまくしたててきたんですよ。俺に全然弁解させてくれないし、 そのまま顔を真っ青にして全速力で逃げていったし、それ以来部活でも避けられる様になったし…」 訝しむ3人の前で山森はポツリポツリと辛い失恋の思い出を語った。 その内容は正に悲惨の一言で、葵と早田まで青ざめる程だったが、 唯一森崎だけは心当たりがあり別の理由で青ざめ始めた。 葵「う、わあああ…」 早田「そいつは…キツいな。そこまで言われる理由はあったのか?」 山森「サッパリです。それから変な噂が広まったのか、表立って避けられる様な事は無かったんですが 他の女子もちょっと良い雰囲気になりかけると慌てて離れていく事が何回も… 先輩達にも相談してみたんですが、皆首をひねるばかりで何もわからなかったんですよ」
[78]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/21(水) 08:02:16 ID:++RHvKzV 森崎「(し、塩田さん。アンタか?アンタの仕業なのか!?)」 森崎の脳裏にはとある女の記憶がよぎっていた。その名は塩田琴音。 今頃は20代前半の筈の若い女で、かつて山森会いたさに南葛中に赴き 偶然出会った森崎から山森の個人情報を得ただけでは飽き足らず わざわざヨーロッパまで全日本Jrユースではなく山森を応援しにいった困った女である。 更に森崎は知る由の無い事だが彼女は山森の近くに居たいが為に彼を追って 南葛高校に就職までしてみせ、何時も遠くから山森を見守りつつ彼に恋人が出来ない様に 睨みを利かせていた。全ては山森を自分の物にする為に。 そんな裏があるとは露とも知らない山森は自分に何か重大な性的欠陥があるのかと落ち込んでいた。 なまじ前向きで努力家な分ひねくれる事が出来ず、異性運の無さの原因を自分に求めてしまったのである。 山森「そういう訳で…ここ1年ほど好みの女とか考えた事も無いです。考えても辛くなるだけですから」 早田「そ、そうか…災難だったな」 葵「も、森崎さん!最後は森崎さんの番ですよ!」 森崎「んあ?お、俺か。俺の好みと言ったら…」 A 「女は見るだけで良いな。結婚とかは引退してから考えるぜ」 B 「やっぱナイスバディな美人じゃないとな。性格はそんなに高望みしねーよ」 C 「性格が良くないと話にならないな。性格が良ければ外見もしっかりしてるだろうし」 D 「上手いメシさえ作ってくれればそれで良いさ。他は何も求めん」 E 「何処かに居る筈の運命のお姫様さ!俺はロマンチックな大恋愛を求めるぜ!」 F 「う〜ん…ぶっちゃけ、一生一緒に過ごしたい女のタイプなんか想像できんな」 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1267790375/l50にて ☆2010/4/21 09:00:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を 止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[79]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/22(木) 00:19:44 ID:YqjeVa+l >C 「性格が良くないと話にならないな。性格が良ければ外見もしっかりしてるだろうし」 森崎「……………」 その時森崎が考えていた女は塩田琴音の事だった。当然悪いイメージしかない。 山森「森崎さん?」 森崎「ああ、やっぱり性格が良くないと話にならないな。性格が良ければ外見もしっかりしてるだろうし」 早田「森崎は外面よりも内面重視か。ハハーン、さてはお前…」 森崎「な、なんだ?」 早田「イケメンどもは性格が悪いから、女も美人は性格が悪い確率が高いって気付いたな? いやはや、流石の洞察力だぜ。何事もほどほどが一番だな」 森崎「…まあ、そんなもんだ(実際は女と関わるとロクな事が起き難いからだが)」 葵「でも性格が良い美人と性格が良いブスだったら美人の方を取るでしょー?」 森崎「そりゃ当然だ。もっともブスはその分性格も悪そうだが」 その後も彼らの夜は他愛の無い会話で費やされていった。戦士たちにも休息は必要なのである。
[80]2 ◆vD5srW.8hU :2010/04/22(木) 00:23:37 ID:YqjeVa+l 短くてすみません。今日はこれだけ。 体育会系高校生男児の夜の語らいって難しい…!
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0ch BBS 2007-01-24