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【再会した2人】ファイアーモリブレム15【再会できない2人】
[883]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/26(月) 20:15:18 ID:??? >>882 ここの選択はそこまで重要ではありません。多分… ========= >A名乗る 自分の名を名乗ることに一瞬臆した森崎だったが、自分の口はしっかりと動いてこう言った。 森崎「森崎有三だ。覚えておきな、ジジイ」 ガーネフ「モリサキ・ユーゾー…そうか、やはり……」 この大陸では全く聞かぬ名前。すなわち異大陸からの、それもガーネフですら干渉できない 遠くの大陸からの流れ者なのだろう。ガーネフにとっては未知の存在。 そして、未知の存在というものは自然と恐怖を呼び、それと同時に大きな興味を引き出すものである。 ガーネフ「ふふ…森崎よ。覚えておこう。そして、マルス王子に伝えておくがいい。 ファルシオンをわしの手から取り戻したくば、テーベまで取りにくるがいい」 森崎「テーベ…?」 レナ「死の砂漠と呼ばれる『マーモトード』を抜けた、幻の都。昔、祖父にそう聞いたことがあります」 ガーネフ「ふふ…再び合間見えることを楽しみにしておくとするかのう…それでは、ごきげんよう…ふぉふぉふぉ」 ブンッ…シュワワワワ… リンダ「待てっ!逃げるなガーネフゥゥゥ!!!」 ドシュゥゥ!!! 闇の中に溶けていくガーネフに向けて、リンダはすかさずオーラの魔法を放つが、 光輪はガーネフに当たることは無く、そのまま遠くの景色へと掻き消えていった。
[884]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/26(月) 20:16:36 ID:??? リンダ「くっ……お父様……ごめんなさい。せっかくの……せっかくのチャンスを……私は…!」 オーラの魔道書を抱きしめながら、涙を流してしゃがみこんでしまうリンダを見て、 ジュリアンとレナはやりきれない顔をする。そして森崎も、部隊のためとはいえリンダの希望を無視してしまったことを謝った。 森崎「すまないリンダ。どうしても、俺にはあのガーネフと戦うことが出来なかった……」 リンダ「…うん。森崎君の考えていることは分かってる。マリクの言っていた『不安』のことね」 森崎「ああ。マリクの話を聞いてから、これはちょっとおかしな話なんだけどな。 俺の頭の中に、誰かが語りかけてくるんだよ。こいつには手を出してはいけない。 仲間の命が大事なら、絶対にガーネフと戦ってはいけないって」 ジュリアン「…ど、どういうこっちゃ?それ」 レナ「高度な呪文で、魔法で遠くにいる人物に語りかけることができることができるといいますが… そんな呪文を扱える人物は限られてくるはず。もしかして……」 リンダ「ガトー様?ガーネフが言っていた対策って、まさかガトー様が森崎君に語りかけていたってことなのかしら」 森崎「な…?」 ここで、森崎の考えは一つの極論に達する。だが、これは森崎にとってどうしても認めたくないことでもある。 常に自分に正直に生き、そして結果を出してきた自分の性格では絶対に認めたくない極論。 森崎「ちょ、ちょっと待ってくれよ。それじゃあ俺は無意識のうちに、そのガトーとかって言う奴に 行動を制御されていたってことなのかよ!?」 まるで、指定された選択肢を的確に選ばされているかのように。 『第三者』の視点から、この行動の方が有利に動けるから、こうするようにと操作されているとでも言うのだろうか。 バッ!ババッ!
[885]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/26(月) 20:17:51 ID:??? ふと、誰かに監視されているかのような悪寒を感じ、森崎は辺りを見回した。 しかし、当然ながら周りの景色は限りない砂漠と、少し融け始めた雪原しかない。 森崎「……行こう。当面の危機は去った。祠に行けば何かわかるかもしれない」 リンダ「え、ええ…」 ジュリアン「(森崎が分裂症みたいにたまに訳わからん行動するのも、そのガトーとかいうやつの仕業なのか…?)」 こうして森崎たちは、ガーネフたちの襲撃を辛くも撥ね退け、東の祠へと歩みを進めた。 しばらくして、何かを奉るかのような石造りの祠が森崎たちの目の前に現れた。 特に何か仕掛けが施されているわけでもなく、数個の宝箱が丁寧に整列されているだけである。 ジュリアン「ウェンデルの爺さんの話なら、ここにある宝は全部盗ってもいいって話なんだよな」 森崎「ああ。ちゃんと確認をとっているから心配いらねぇよ」 リンダ「そうだとしても、なんだかちょっと心配ね。いきなりどこからか不気味な声が……なーんて」 森崎「こ、こら、驚かすなよ」 ジュリアン「そうだぜリンダ。いくらなんでもそんなことは……」 レナ「お゙い゙」 その瞬間、普段の天女のような彼女からは考えられないしゃがれた老人のような低音が、ジュリアンの耳を貫いた。 ジュリアン「!?…レ、レレレレレナさん?今の声、レナさんなのかァ!?」 リンダ「い…いや〜〜〜〜!!レナさんが呪われた〜〜〜!!」 森崎「お、落ち着けみみ、みんなァ!」
[886]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/26(月) 20:19:09 ID:??? 突然のレナの変貌に慌てふためく森崎隊。しかし、当の本人はまったく騒がず落ち着き払っている。 レナ「こ、こら落ち着かんか!わしはお主らに危害を及ぼすつもりは無い!ましてや呪いなぞ誰がかけるか!」 ジュリアン「こ、このォ!悪量め!レナさんの体から出て行きやがれ〜〜!!」 レナ「これ、やめんか!わしは悪霊などではない!落ち着かんかジュリアンよ!」 口調はしとやかなレナのものだったが、その耳を突くような聞き取りにくい悪声は、絶対に彼女のものとは考えられなかった。 ジュリアン「だまれ!レナさんがそんなジジイみたいな声を出すか〜〜!!」 森崎「ま、待てジュリアン!もしかして、レナさんの体を借りてガトーって奴が俺たちに話し掛けてるんじゃないのか?」 先ほどから自分の身にも起こっていた奇妙な感覚が、彼女にも起こっているのだとしたら。 森崎は、慌てるジュリアンとリンダをなだめて、老人の声を発するレナの話を聞くことにした。 レナ「まずは…名乗っておこう。わしの名はガトー。白き賢者がトー。 このシスターの体を借り、遠くの地から魔道の力でお主たちに語りかけておる」 リンダ「ガトー?すると、あなたが私の父の師であり、このカダインの街の創立者…?」 ガトー声のレナ「うむ。ガーネフに苦労しているそなたたちの姿を可哀相に思ってな。知恵を貸してやろうとしたのじゃよ」 森崎「知恵だと?」 ガトー声のレナ「うむ。わしから暗黒魔法マフーを奪い、神剣ファルシオンも手にし、 いまこのアカネイア大陸の覇権すら奪おうとしておるガーネフに対抗する手段を教えてやる」 ジュリアン「あのジジイに対抗する手段?」
[887]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/26(月) 20:20:36 ID:??? ガトー声のレナ「マフーの魔法とは、相対する者の精神に過大な負荷をかけ、動きを封じ込めてしまう暗黒魔法なのじゃ。 森崎よ。仲間の気持ちを大事に思ういお主が、なぜ頑なにリンダの希望を拒み、ガーネフと戦わなかったか分かるか?」 そこで、初めて森崎は誰かの意思により自分の気持ちを左右されていたことをはっきりと理解した。 森崎「…そうか。アンタが予めマリクに不安の前兆を教えて、俺たちが薮蛇を突付かないように誘導しようとしたんだろ。 まぁ、結果的に俺たちは危機を免れ、こうして生き長らえることが出来たわけだが」 もしも、マリクやガトーの指示を無視し、果敢にガーネフに挑んでいたらどうなっていただろうか。 攻撃を仕掛けるも行動を次から次へと封じられ、手も足も出ずに全滅させられていたのかもしれない。 森崎「誰かに線路を敷かれるのはあまり気分のいいものじゃないが…まァ、結果的には助けてもらったんだよな。一応礼だけは言っておく」 ガトー声のレナ「ふむ。まぁそんなところじゃ。お主は非常に不思議な運命の元に生まれてきておる。 その日、その時によって無数の運命の選択肢に導かれ、わしすらも予想不可能な未来へと進むお主だからこそ、 わしはこうしてガーネフを倒すための知恵を授けようと思ったのじゃ」 森崎「過程や資格なんてどうでもいい。いいからさっさとあのジジイを倒す手段を教えやがれ!」 ガトー声のレナ「…うむ。では、教えよう。グルニア地方に竜の女神が奉られているラーマン神殿というものがある。 その神殿に納められている『星のオーブ』『光のオーブ』を手に入れるのじゃ」 ジュリアン「! そのオーブの名なら聞いたことがあるぜ。サムシアンの連中も狙っていたこの大陸の至宝とも呼ばれる宝玉らしいぜ」 リンダ「その二つのオーブがあれば、ガーネフのマフーを打ち破れるのですか?」 ガトー声のレナ「その二つのオーブを揃え、わしのもとへ届けにくるがいい。 さすれば授けよう。マフーを破る唯一の魔道書… 『スターライト・エクスプロージョン』をな……」 グラッ…
[888]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/26(月) 20:21:38 ID:??? そう言い残すと、レナは体の力が抜けたようにがくりとうなだれる。 慌ててジュリアンがレナの体を受け止める。 ジュリアン「れ、レナさん!大丈夫かい?」 レナ「……え、ええ。大丈夫よジュリアン」 レナの話では、この祠に入った途端、頭の中にガトーの声が聞こえたらしい。 自分の言葉をレナの体を通して伝えて欲しいと頼まれたのだという。 リンダ「ガーネフを倒すためには…『光』と『星』のオーブを集めなくてはいけないのね」 ジュリアン「ファルシオンは取り戻せなかったが、なかなか有益な情報を掴んだんじゃねぇか森崎?」 森崎「ああ。少なくとも、手ぶらで気まずい合流にはならなそうだぜ」 圧倒的な威圧感と魔力を誇り、森崎の戦意すら瞬く間に奪い去った暗黒司祭ガーネフ。 だが、そんな森崎たちに、ガーネフの師である白の賢者ガトーが知恵を授けてくれた。 深き闇を払うには星の光を集めよ…それが、ガトーの教えであった。 森崎「(やられっぱなしじゃ気がおさまらん性質なんでな。待ってろよガーネフ。 今度あったらただじゃおかねぇぜ…!)」 リンダ「(お父様。私は見つけました。ガーネフの倒し方を。仇を討つ手段を! 見ていてください。私は必ず、お父様の無念を晴らして見せますから…!)」 ジュリアン「(星のオーブと光のオーブか。昔の盗賊仲間の話じゃ、あの神殿には 強力な盗賊避けがいくつも仕掛けられているらしいしな。へっ、腕がなるぜ!)」 レナ「(白き賢者ガトー…人間嫌いと言われるあなたが何故私たちにここまでの情報を…? グルニアにいる私のおじいちゃんなら、なにか詳しいことが分からないかしら…?)」
[889]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/26(月) 20:23:08 ID:??? こうして様々な思いを胸に、森崎たちは祠の宝箱を回収するのであった。 祠の宝の数→ !dice-1= !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ※数字の数だけ宝箱を発見できます。
[890]森崎名無しさん:2010/04/26(月) 20:23:38 ID:??? 祠の宝の数→ 3 -1= 引く前に言っておく!ごめんなさい!
[891]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/26(月) 20:28:02 ID:??? 祠の宝の数→ 3 -1=2 ※2個の宝箱を発見! 先着『2名』様で 宝箱1→ !card 宝箱2→ !card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ・ハート・スペード→魔よけ クラブ→聖水 JOKER→魔よけ×3
[892]森崎名無しさん:2010/04/26(月) 20:28:55 ID:??? 宝箱1→ スペードJ
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0ch BBS 2007-01-24