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【再会した2人】ファイアーモリブレム15【再会できない2人】
[925]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/26(月) 23:36:42 ID:??? ロディ「この方が、僕たちに力を貸してくれたんです。ね、チェイニーさん?」 チェイニー「おう。俺が毎晩ドルーアの兵に化けて見回りしてやったんだ。感謝して欲しいね〜」 ジェイク「チェイニー…?ドルーア兵に化けて見回りって…いったいどういうことだ?」 アベル「ドルーアの兵士に変装でもしたのか?しかし…」 アベルはチェイニーをまじまじと見るが、まるで女性のような細身の体つきだ。 これでは屈強な兵士に変装しようとしてもすぐに見破られてしまうだろう。 ジョルジュ「その体格では信じられんな。いくら衣装を用意しても、商人ならまだしも 兵士特有のがっしりとした体格だけはどうやっても真似できまい」 一度変装の経験の有るジョルジュも口を挟む。それに対してチェイニーは指を振りながら否定する。 チェイニー「ちっちっち。口で言っても分かりにくいから、実際に見せてやろうかね?」 ロディ「そうですね。僕が言うのもなんですけど、一度見たら、そりゃもう…驚きで腰を抜かしちゃいますよ?」 ドーガ「(一体どんな変装術をもっているんだ?まさか間接を外して体格を広く見せるなんて無茶苦茶なことは…)」 チェイニー「う〜ん、そうだな。じゃあ、俺より一回りも二回りもでかい、アンタで試してみるか?」 ドーガ「!?」 思案を巡らしていた最中に、自分に変装するといわれて面食らうドーガ。 そして、アベルをはじめ、誰もがそんなことは絶対に無理だと笑う。 だが、実際に変装するチェイニーと、彼の実態を把握しているロディだけは、不敵な笑みを漂わせていた。 チェイニー「ブレるといけないから、ちょっと動かないでおくれよ」
[926]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/26(月) 23:37:45 ID:??? ドーガ「な、なんだ?いったい何を…」 しばらくドーガの体の大きさを把握するために、鎧をぺたぺたと触っていたチェイニーが、深呼吸して構える。 チェイニー「そんじゃ…いくぜっ!へ〜〜〜〜〜〜〜んしん!!」 チェイニーはそう叫ぶと、両腕を大きな輪を描くようにゆっくりと回す。 そして、ぐるりと一周した後、ビシィッ!と右斜め上に斬るように振り上げた。 カッ!ビカビカビカビカビカ…ボゥゥゥン!! アベル「なにィ!」 ジョルジュ「なにぃ!」 ジェイク「なにィ!」 ドーガ「あ…ああ…あう…」 数秒の眩い発光の中から現れたのは…チェイニーではなく、ドーガだった。 正確にはチェイニーが変装、いや『変身』したドーガが光の中から現れたのである。 ドーガ「お…俺が…俺がもう一人…い……る…?」 チェイニードーガ「お…俺が…俺がもう一人…い……る…?」 ドーガ「い、一体な、何が起こっているんだ!」 チェイニードーガ「い、一体な、何が起こっているんだ!」
[927]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/26(月) 23:39:02 ID:??? ドーガ「俺の言葉を真似するな!」 チェイニードーガ「俺の言葉を真似するな!」 ドーガ「…………」 チェイニードーガ「…………」 まるでドーガが鏡に話し掛けているように、ドーガの台詞を一字一句復唱するドーガ姿のチェイニー。 そのあまりにも奇想天外な光景に、誰もが絶句してしまった。 アベル「……な、なるほど……し、信じられんが…これほどの変装術なら納得だ」 ジョルジュ「俺は…夢でも見ているのか?(ギュウッ)……い、痛い…ゆ、夢じゃない……」 ジェイク「こ、こいつはすげぇカラクリだぜ!一発明家として、技術者魂が燃え上がってきたぜ! き、君!ぜひとも俺の研究グループに加入してくれないかい!?」 チェイニー「おっと、研究なんちゃらとやらには入ってはやれんが…こうしてドルーアの悪党どもから助けてくれた恩は返したい。 俺の『変身能力』は色々と役に立つはずだぜ?というわけで、宜しく頼むぜ!」 こうしてチェイニーは半ば強引に、恩を返すという名義でアベルたちの部隊に合流した。 ロディ「僕は、他の牢にいるセシルとルークを探してきます!アベルさんたちはこのまま 離宮を一気に制圧してしまってください!」 アベル「ああ。ロディ、この戦いが終わったら特別に稽古をつけてやる。皆を無事に助け出して来い!」 ロディ「はい!任せてください!あ、そうだ。どうかこれをお持ちください」 アベル「これは…?」
[928]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/26(月) 23:40:31 ID:??? ロディ「ドルーアの兵士たちが落としていったものです。後々何かの役に立つかと思ってこうして取っておきました」 ロディがアベルに手渡したドルーアの兵士が落とした道具。それは… ============== ロディからの贈り物→ !card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ・ハート→騎士勲章 スペード→ナイトキラー クラブ→キラーランス JOKER→上記全て ============== 今日はここまで。次回はマルス率いる本隊が、重大な二択を迫られます。 人気投票開催中です。ついに後半戦に突入!このまま森崎が主人公としてトップを死守できるか? 同時開催の幻想のポイズンさんの投票もどうかよろしくお願いしますね〜! ファイアーモリブレム http://capmori.net/vote/vote2i/bbs.cgi 幻想のポイズン http://capmori.net/vote/vote2j/bbs.cgi
[929]キャプテン井沢α ◆Uh398zNy5g :2010/04/26(月) 23:41:05 ID:??? ロディからの贈り物→ スペード7
[930]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/27(火) 20:35:31 ID:??? ロディからの贈り物→ スペード7 >スペード→ナイトキラー ロディから手渡されたのはソシアルナイトやパラディンに絶大な威力を誇るナイトキラーだった。 ロディ「ドルーア兵が使っていたものらしいんですけど、未熟な僕じゃまだ使いこなせなくて…では!」 ロディはアベルにナイトキラーを渡すと、別の牢に仲間を探しに駆けていった。 アベル「といっても…俺にはもう銀の剣があるからな…おい、ドーガ!」 ドーガ「ん?なんだアベル」 アベル「こいつはお前が使ってくれ。お前なら、俺より有用に使ってくれるだろ」 ドーガ「へへ、助かるぜ。いつまでも鋼の槍だけじゃ心もとなかったんだ」 アベル「…いずれ、グルニア黒騎士団との全面対決があるだろう。 そのカギを握るのはドーガ、お前になりそうだぜ?」 ドーガ「せめてそのときまでには、俺もジェネラルと呼ばれるほどの名声を手に入れていたいな」 アベル「なぁに、今度俺から森崎にお前を活躍させるようにと推薦してやるよ。 俺の言うことならあいつも早々無視できないはずだ。 やっぱり同僚のお前とも、こうして肩を並べて戦っていきたいからな」 ドーガ「アベル…すまんな。恩に着る」 アベル「ふっ、俺はもう十分すぎるほどの名声を得たからな。お前にもお裾分けしてやろうと思っただけさ」 ドーガ「はは…相変わらず口が減らない奴だぜ」
[931]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/27(火) 20:36:40 ID:??? アベル「…アリティア騎士団で生き残ったのはジェイガン隊長を除けば俺とお前だけだ。 ドーガ、死ぬなよ。最後までマルス様をお助けできるのは、俺たち以外にいないんだからな」 ドーガ「ああ。分かっているさ」 ジェイク「おーい!いつまで駄弁ってるんだ。置いてくぜ!」 アベル「ん、すまん。よし、行こうかドーガ。このまま離宮を制圧だ!」 ドーガ「おう!」 ※ドーガがナイトキラー(威力5 命中5 重さ4 レベル4 騎士特効)を入手しました! ※アベルとドーガに相互支援(1)が発生しました! アベルたちがチェイニーを助け、離宮を攻略していたその頃。 本隊を指揮していたマルスたちは、順調に進軍を続けてアリティアの中心街へとたどり着いていた。 一旦馬を休めて、マルスはジェイガンを引き連れて、戦火に巻き込まれたアリティアの警備へとまわっていた。 ジェイガン「マルス様、お懐かしゅうございますなぁ…」 マルス「うん。ドルーア帝国に占領されて2年…あの日、ドルーアの兵士たちがアリティアを攻めてきた日。 僕たちだけが姉上の助けでタリスへ逃れることが出来たんだよね」 ジェイガン「エリス様はマルス様の身代わりとなり、ドルーア帝国に囚われてしまわれました… 今は一体どこにおられるのやら…このジェイガンの力不足の所為でございます」 マルス「ジェイガンは悪くない。…僕が弱かったからだ。僕が弱かったから…姉上は奪われ、父上も母上も失った。 だけど今は違う。沢山の仲間たちに支えられながら、僕はこうしてアカネイア軍を率いて凱旋し、 戦えるだけの力を身につけた。もう負けない。負けたくない。負けるわけにはいかない。 必ず姉上を奴らの手から取り戻す。我が祖国アリティアの自由と平和のために!」 ジェイガン「はい!このジェイガン、たとえ身が砕けようともマルス様の本懐を成し遂げましょうぞ!」
[932]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/27(火) 20:38:19 ID:??? しばらく巡回を続けるうちに、空から辺りを散策していたシーダがマルスに声をかける。 シーダ「マルス様!向こうにまだ解放していない村が見えます!」 マルス「分かった!ジェイガン。ここは頼む。僕はシーダと一緒に向こうの村を解放してくるよ」 ジェイガン「はい。お気をつけて」 マルスはシーダのペガサスに乗り、中心街から北方に位置する村へと向かっていた。 既に周辺のドルーア兵はナバールやバヌトゥが蹴散らしてしまい、今は静かな空気だけが佇んでいた。 マルスは前で少し緊張しながら手綱を握るシーダに、静かに語りかける。 マルス「シーダ。君がここまで一緒に来てくれて、本当に感謝しているんだ」 シーダ「え?」 いきなり声をかけられ、思わずバランスを崩しそうになるが、そこはもう既に熟練の天馬騎士。 軽やかに空を翼で切ると、すぐに空中で素早く水平を保つ。 マルス「タリスから発つとき、僕は君のことが心配で君にタリスに残るようにと言ったの、覚えてる?」 シーダ「はい、覚えています。森崎君の提案で、サッカーの試合の結果で決めようと躍起になっていましたね」 マルス「あの時は、お互いのことを分かっているようで、全然分かり合っていなかったよね。 今思えばおかしい話だよ。ハハッ、シーダの最後のシュート…今でも鮮明に思い出すよ」 タリスカップ試合終了間際。シーダの放ったオーバーヘッドキックはゴードンの頭にさくれつし、 結局反則を取られてシーダたちは試合に負けてしまった。 だが、既にタリス王モスティンの計らいで、シーダの同行を許可していたので、 今こうしてシーダはマルスと共にアリティアの空を羽ばたいているのである。
[933]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/27(火) 20:39:42 ID:??? シーダ「あ…あれは…その…あのときは私もルールとかあんまり知らなかっただけです! そんな意地悪言うマルス様は嫌いです!もう!」 羞恥に顔を染めて、プイッとそっぽを向くシーダを見て、思わずマルスから笑みがこぼれた。 マルス「ははは…ごめんごめん。でもさ」 シーダ「え?」 マルス「だから本当に感謝してるんだ。君が一緒に来てくれたことに。今こうして、側にいてくれることに」 シーダ「はい。マルス様がタリスに落ち延びてきたあの日から…私は、いつかマルス様の力になりたいと願っていました。 天馬騎士として腕を磨き、剣や槍の稽古も…オグマやアリティアの騎士達から受けていたんですよ? おかげで、こうしてマルス様の側で、しっかりと戦えることができるわけで」 自慢げに力こぶを作るシーダに、マルスは頭の後ろを掻きながら、もごもごと話す。 マルス「その、さ」 シーダ「はい?」 マルス「戦いのとき、だけじゃなくてさ」 シーダ「はい」 マルス「………その、ね」 シーダ「はい」 マルスの返答を、首を後ろに向けて素直に待つシーダ。マルスとの顔の距離は、ほとんど無い。
[934]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/27(火) 20:41:17 ID:??? マルス「………」 シーダ「………」 アリティアの澄み切った空気が、ヒュウと音を立てて二人の間を駆け抜けていく。そして… 二人の青空→ !card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ・ハート→マルスがシーダの肩を掴み… スペード→そのとき東の村から助けを呼ぶ声が! クラブ→そのとき西の村から助けを呼ぶ声が! JOKER→そのとき両方の村から助けを呼ぶ声が!
[935]森崎名無しさん:2010/04/27(火) 20:42:26 ID:??? 二人の青空→ スペード3 サムソン!
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0ch BBS 2007-01-24