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【力と】小田Jr.の野望12【仲間を求めて】
[248]小田ジュニアの野望:2010/04/26(月) 23:12:54 ID:tFf7nyDE 戸田「う〜ん。私のお父さんは『自分達が自立するには最適だった』って笑ってたよ?村川君の お父さんが研究者になったのも監督との遊びがきっかけだっていってたし」 本多「で、今の監督はどこか飄々としてるんだよな。ほんとにやる気あるのかってくらいに」 太原「おお〜い!井戸端会議は、この試合に勝ってからしてくれよ。残り時間はまだまだたくさん あるんだぞ〜!」 来生「っと、そうだった。それじゃいっちょ修哲さんの攻撃をふせぎますか」 強い決意をした修哲に対してNIKEのメンバーはどこかおきらくな状態で後半6分、試合は再開される。 〜〜〜 実況「それでは選手達が各陣内に戻ったところで早速修哲のキックオフです!ボールは またもやFWの2人ではなく、5年でI番をつけている修哲の女神井沢さん。今回は サイドアタックではなく、中央から突破するつもりなのでしょうか!?」 井沢「大野君、フォローよろしく!」 大野「了解、お姫様」
[249]小田ジュニアの野望:2010/04/26(月) 23:13:54 ID:tFf7nyDE 井沢「それじゃ修哲の本当の恐ろしさをNIKEに見せ付けるわよ!みんな!!私に続いてきて!!!」 修哲一同「おおお〜〜!!!」 その掛け声と共に…キーパー城島以外の10人が一気に動き出す! 実況「こ、これは!修哲小一気に攻勢に出ます!全員攻撃だ!しかも前半開始に見せた『ハーフケージ』 の動きよりも早い!」 井沢「大野君!こちらに穴はある?」 大野「松岡のテンポが二拍遅い。でもエリアの確保に問題ありまないよ!」 井沢「よし!」 走りながら最終確認を行う井沢。今回の作戦には大野の領域を視認するという天才的な能力の 補佐が必要であり、彼のその能力と、井沢の天才的なゲームメイク術がかみ合う事で チームスキル『アクティブケージ』は完成する。それは去年南葛SCをたった数分で壊滅状態にまで 追い込んだ『超鳥かご』のこの世代での完成形である。
[250]小田ジュニアの野望:2010/04/26(月) 23:14:56 ID:tFf7nyDE 来生「何を考えているかわからんが、今更慌てても意味はないぜ!」 戸田「いくよ!」 ザシュウウウ!!! 情報としては知っていたが、奪ってしまえば関係ないとばかりにダブルタックルでボールを奪いに来る 来生とちび師匠。しかし。 井沢「あなたたち程度は私の敵じゃない!」 トン! 実況「これは!ボールをタックル直前で挟み込んでそのままジャンプする井沢さんの得意技 クリップジャンプ炸裂!まずは何も無かったかのように切り抜ける!」 来生「くっそ!ボールさえこっちのものだったら!」 井沢「よし!松本くん!」 ぽ〜ん! 実況「ここで井沢さんボールを軽く蹴りだすとまるでくる事がわかっていたかのように松本君が ワントラップ。そしてドリブルは続行される!」
[251]小田ジュニアの野望:2010/04/26(月) 23:16:42 ID:tFf7nyDE 本多「このタイミングでパス!?」 村川「あくまで俺へのパスカットコースは潰しにかかるのか!!」 松本「大正解!」 シュ…シュン!! 実況「こ、これは!またもや松本君の素早いフェイント!NIKEの中盤に仕事をさせるつもりはないのか!?」 松本「へっへん!これなら…とっと!」 バシュン!! 太原「お前達の素早い動きは読んでいる!」 実況「これはNIKEの太原君の指示で動いた大久保君が完全に不意を付いた! 村川君を抜いた瞬間の隙を突くタックルで松本君のボールを転がすが…」 タン! 松岡「おっと。まだまだ!」
[252]小田ジュニアの野望:2010/04/26(月) 23:17:46 ID:tFf7nyDE しかし、そのボールがラインを超えるより早くボランチが定位置の松岡が素早くカバーする。 太原「なにぃ!」 実況「これは松岡君いつの間にかベストポジションに回り込んでいた!ボールは引き続き修哲のものだ!」 松岡「残り4人!」 ばしゅ! 松岡は自分でボールを持ち続けることを良しとせず逆方向の大野へサイドチェンジを行う! 実況「はやいはやい!修哲ドリブルと素早いパスワークでNIKEの中盤を圧倒!こうなるともう残りは DFと守護神白鳥君に任せるしかない!」 大野(よっと。いやぁよくもここまで綺麗にコントロールするもんだよ。うちの姫さんは…これで 5年だってんだから、来年はどうなっている事やら…) そんな事を思いながらラインを疾走する大野。
[253]小田ジュニアの野望:2010/04/26(月) 23:18:47 ID:tFf7nyDE 朝比奈「だけど、ここまでだ!」 太原「囲んでしまえば!」 服部「忍!」 大野「…こういうのをカモ葱っていうのかな!?ちがうか!」 パン! 実況「おおっと!3人がかりで囲まれてはさしもの大野君も突破は難しいか!ボールは大きく後方… いや!センターラインを大きく越えた位置にいた二宮君が待ち構えている!」 来生「ふざけるな!こんな曲芸まがいの技なんて!」 二宮「これが曲芸に見えてる時点で貴様の負けだ!」 実況「来生君ボールをカットできない!二宮君ボールをダイレクトで前線に返す!その先で 待ち構えているのは井沢さん!流れるような動きでNIKEを翻弄する!」 バシ!
[254]小田ジュニアの野望:2010/04/26(月) 23:19:48 ID:tFf7nyDE 実況「さあこれで眼前にいるのは松平君とキーパー白鳥君のみ!そしてクロスボールを待ち構えているのは 山口君と長瀬君!修哲一点リードされて時間はまだ10分もたっていない!逆襲するタイミングとしては 完璧だ!さぁ、前半得点を決める決定的チャンスを作ったトライプリズムを再び放つのか!それとも 最大のストライカー長瀬君に渡すのか!?」 井沢「これでまず同点!!」 パシュン!! 実況「これは!長瀬君への低いボール!松平君必至に食い下がるが、白鳥君は山口君の動きにも 注力しないといけないためこのボールには飛び込めない!!」 長瀬「もらったーーーーーー!!!!」 松平「俺にだって意地がある!」 白鳥(集中!!!) 長瀬は一瞬ゴールに背中を向けると全身のばねを使って空中で縦回転に半捻りを加えつつボールを 蹴り込む!! バキューーーーーンンンンンン!!
[255]小田ジュニアの野望:2010/04/26(月) 23:20:50 ID:tFf7nyDE 実況「これは!長瀬君の必殺技!ムーンサルトローキック!!!ボールは井沢さんのクロスボールの 勢いを上乗せさせ白鳥君の守るゴール隅へと向かう!!!」 松平「ぶは!!」 白鳥「我が刃は月をも斬る!!!」 シュパン! 一刀!!!! 白鳥「………っく!無念!」 ダン!!! 実況「き、決まった〜〜〜!!後半13分!!ついにチームNIKEの牙城を正面突破で崩しました!! 白鳥君の一刀がボールを刻もうとしましたが、ボールの勢いは止まらずグローブごと弾けとんだ!!! これは白鳥君がキーパーとして劣るのではなく!長瀬君の必殺技の威力が圧倒的過ぎるのです!!!」
[256]小田ジュニアの野望:2010/04/26(月) 23:21:51 ID:tFf7nyDE 正美「後半一点奪われてからの修哲の動き…もしこの動きを常にされるのであればNIKEに 勝ち目はありませんね。前半アレだけの動きをしていた白鳥君がなす術もなく得点されていますし、 何より、太原君がゲームメイカーとして完全に機能を封じられています。常にフリーの場所に 人員を割くという意味では前半に見せた『ハーフケージ』と変わりませんが、接触プレーを 極端に嫌うハーフケージとは異なり接触によるこぼれ玉、セカンドボールへの対応力が 小学生のそれを明らかに超えてます。これは…対策を考えないと一方的な展開も考えられます」 どちらかといえばNIKEを応援していた山森正美は僅かに苦悶の表情を見せる。もちろん自分が フィールドにいるのであればそれなりの対応策…たとえばスモールパッケージで相手以上の プレスをかけ、セカンドボールの支配率をイーブン以上に持っていく。もしくはマンツーマンに あえて穴を開けボールをそこに誘導させ一気に取りに向かうという戦術が考えられる。 しかしその両方ともリスクが大きく、もしそれを抜けられたときには逆転される事を覚悟しなければ ならない。 〜〜〜
[257]小田ジュニアの野望:2010/04/26(月) 23:22:56 ID:tFf7nyDE 〜〜〜 瀬名(…でも、アレだけのプレイヤーの動きを1人で把握するなんてとてもできるとは思えない。 きっとどこかに穴があるはず) 観客席に座っていた今川瀬名は可愛らしい筆跡で書かれたノートをもう一度確認する。 瀬名(中心人物が井沢さんなのは間違いない。あのえーこちゃんの姪っ子さんだもの。それだけの 行動が出来て当然なのは間違いない。でも、それじゃ去年と同じワンプレーで体力、精神力の疲労が ピークになるはず。でも、今見る限りまだ十分に動ける行動力が残っている。…という事は!) 〜〜〜
[258]小田ジュニアの野望:2010/04/26(月) 23:23:56 ID:tFf7nyDE 〜〜〜 城山(キーポイントは修哲の大野という人物だな、間違いない。井沢ちゃんの指示は実のところ あの大野が半分以上受け持っていて、井沢ちゃんはそれをトレースしてる。なるほど、分担作業で 精神疲労を抑えているのか。こいつは一本取られた。鳥かごの効果と、ふらののなだれ攻撃を 重ね合わせた『攻撃的トータルフットボール』といったところかな。 現代っ子は恐ろしい作戦を考え付くね。俺も年を取るわけだ) ???「監督。何か思いついたのなら太原先輩に何か助言したらどうですか?」 城山「大丈夫大丈夫。俺が気づいたくらいだから太原も気づいているさ。後はそれをどう料理するか。 タダでさえ5年生の女の子で体力は男子に勝てるほどはないはず。答えの半分くらいはもう見つけてるだろう」 ???「そんなものなんですか?」 城山「そんなものさ。ま、いつまでも頼られても困るしね。ここは太原のお手並み拝見と行こうか」 気楽にベンチにいる小学4年の控え選手に話しかける城山。 幾多もの経験を経て手に入れた余裕というものだろうか? 〜〜〜
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0ch BBS 2007-01-24