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【早瀬内閣】キャプテンEDIT6【発足か】
[474]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/14(金) 22:49:20 ID:??? 国岡「言われるまでもねェ……くそっ、これで勝ったと思うなよっ!」 大前「これが勝ちじゃなきゃ、何が勝ちなんだ……」 呆れながら、離れていく国岡を見送った。 DFっぽい一年生「あ、ありがとうございます、大前さん」 大前「ははっ、気にするなよ。俺はただちょっと、チームメイトとドリブルの練習をしただけだしな。 ……ところで君、名前は?」 DFっぽい一年生「あ、はい。今年からこの学校でお世話になる、水守と言います。小学校時代はDFをしていました!」 大前「水守、か。これからよろしくな」 水守「こちらこそ、よろしくお願いします!」 グッと握手を交わす二人。 大前(一年生DFの水守、か。流石に上の学年には敵わなかったみたいだけど、腕は悪くなさそうだな。 性格も素直な感じだし、これから仲良く出来れば言うこと無しだ。ちょっと気が弱いのが玉に傷っぽいけど) 水守(大前さんって、逞しくって頼りがいがあって、素敵な先輩だなァ……こんな人と同じチームに入れて、良かった) ※ 一年生に有望なDF・水守が加入しました ※ ※ 水守の好感度が上がりました ※
[475]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/14(金) 22:50:43 ID:??? 大前「ところで水守。お前たち一年生には、他にどんな選手がいるんだ?」 水守「はい。まず目を引くのは、やっぱり全国出場の経験のある宇津木でしょうね。 どちらかというとゲームメイカー型のMFで、ミドルシュートの方はそんなに怖くありませんが、それ以外の分野は抜きんでていますよ」 大前「なるほど、自信家なだけはあるってことか。秋の地区大会にはレギュラー入りしていそうだな」 水守「それと、FWの墨田なんかが有望なんじゃないでしょうか? 彼、僕と同じチームの点取り屋だったんです。 ほら、あそこで落田先輩とやり合っている子です」 水守が指差す先にいた小柄な少年。彼は、やっきになってドリブルで落田を抜きに掛かっていた。 墨田「くそっ! 中々抜けねェ!」 落田「ハッハァ! 俺もかつては県内十指の腕前と言われた男だ。そう簡単にはやらせんよっ!」 墨田「舐めるなっ! アンタが県内十指なら、俺は五本の指に入るとまで言われた男なんだァ!」 ズザァ!! シュンっ! 落田「な、なにィ!?」 しばらく泥臭い対戦を繰り広げていた二人だが、やがて墨田が落田の隙を突いて抜け出した。 大前「あ、落田が抜かれた」 水守「ね? 結構すごいでしょ?」 大前「あ、ああ。(相手が落田だとはいえ)年上相手にも引けを取らないとはな。良いセンスのドリブルだと思うよ。 それで、点取り屋ってことは、シュートも同じくらい出来るのか?」
[476]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/14(金) 22:51:51 ID:??? 水守「勿論です。それと、あそこ。ほら、本多さんとやり合っているヤツです」 本多「……くっ、これで何度目だ? いい加減諦めたらどうだ!」 しつこそうな一年生「まだですよっ! この粘りが俺の信条でしてねっ!」 何度負けようとも本多に突っかけ、根競べに持ちこんでいく一年生。その闘志は、大前をして頭が下がるほどのものだった。 大前「うわっ、本多が汗みずくになってる。テクニックはないけれど、凄い食い下がり方だ……アイツは?」 水守「元清栄小等部の浅村です」 大前「ええっ!? 清栄から鳴紋に鞍替えしたってのか?」 水守「……ボランチをやっていたんですが、技量不足ってことで学費免除の特待生になれなかったらしいんです。 それで、中学からは公立の鳴紋に進んだとか。お高いですからね、あそこは。けど、ハードワークに一番必要な根性は、見ての通りです」 大前「なるほど。本多や氷潤の六波羅さんは守備能力でボランチやってるから、ああいうダイナモ型のボランチはちょっと新鮮だな」 うんうんと肯いて、感心の意を表す大前。 水守「他に目立つ選手は――ああ、宇津木と同じチームのキーパー、園村ですね! アイツは凄いですよ。 去年の小学生の大会じゃ、ウチの墨田と清栄の菅原以外にはゴールを割らせなかった程です。 全国でも二回戦負けでしたけど、勝ち上がった一回戦は零封だったとか――」
[477]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/14(金) 22:52:56 ID:??? ザシュ! 比良山「ふむ。今日も調子は良いようだ」 園村「なにィ!? 俺が一歩も動けなかっただと!?」 大前「…………今、比良山に決められたヤツのことか?」 水守「あ、あははは……ま、まあ比良山さんはココのレギュラーのFWですから――」 ザシュ! 瀬川「ヒャッホー! シュートでゴールするのも、意外と気ン持ちいいーっ♪」 園村「なにィ!? 俺が一歩も(ry」 大前「お、おい。シュートが苦手な瀬川さんにも決められているぞ?」 水守「さ、三年生が相手ですからね。まだ中学のレベルにはキツいんじゃないかなー……」 ガシィ! 園村「そう何度も抜かれてたまるかーっ!」 落田「なにィ!? 俺のシュートが止められた!?」 大前「お。流石に落田は止めるか」 水守「ね? 悪いキーパーという訳ではないでしょう?」 大前「確かに……身体が出来あがってくれば、結構良いキーパーになれそうだ」
[478]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/14(金) 22:54:36 ID:??? 水守「今日ここにきているので、僕が知っているのはこれで全部ですね」 大前「あれ? あと一人いなかったか?」 水守「……うーん。確かにそうですけど、ちょっと記憶に無い人ですね。小学校時代に当たったこともありませんし……」 若尾(最後の一人)(…………な、なんだよ。ちょっと県内で強いチームにいたからって、偉そうにしちゃってさ。 俺みたいな、万年一回戦負けチーム出身者はご存じありませんってか? 見ていろよ、中学では俺の実力を見せてやるんだからな!) 大前(な、何だか凄くマイナスのオーラを感じるぞ……) 技量的には平凡に見えるが、内側から醸し出す負の雰囲気に、大前は若干引くものを感じた。 水守「……どうです? 僕たちの世代は」 大前「ああ、みんな有望そうだな。少なくとも、入りたてだった頃の俺よりは上手そうだ」 水守「またまたご冗談を。大前さん、去年は大活躍だったじゃないですか」 大前「いや、ホントだって」 苦笑しながら、自分の入部したての頃を顧みる。 得意分野のせりあいと、ちょっとは強めなシュートだけが辛うじて落田を上回っていて、後は凡庸そのものだった。 おそらく、水守と同じ世代に生まれていたら、先程から何度もゴールを割っている園村にも止められていただろう。 テクニックが無く清栄から戦力外通告を受けたという浅村も、昔の大前よりは上手く見える。 それを早瀬に面倒を見られ、飯地にしごかれ、長池や比良山と共に腕を磨きながら、レギュラーの座を掴んだのだった。
[479]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/14(金) 22:56:15 ID:??? 大前(ホント、我ながらよくここまで来れたもんだな……中学初出場の練習試合じゃ、あんな大ポカとかカマしちゃったし) 恥ずかしくなってきて、堪らず頭を掻いた。 大前「まあ、アレだ。最初は練習がキツかったりするかもしれないけど、諦めなかったら秋には俺くらいにはなれるってことだな。 水守は見た感じセンスがありそうだし、頑張れば凄い選手になれるさ。正式な入部、待ってるぜ?」 水守「……はいっ!」 声変わり前の甲高い声で返事を寄越す水守。 大前「よし、良い返事だ。……さて、俺もそろそろ練習再開しないとな。また早瀬さんにどやされそうだ。じゃあな!」 言い置いて、部員たちの輪の中に戻る大前。 大前(最近はこの県もレベルが上がっているから、夏までには厳しいかもしれないけれど、秋の大会には良い選手になってそうだな。 俺も、これからは自分の上達だけでなく、チームのためにもちゃんと後輩の面倒も見なくちゃな……)
[480]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/14(金) 22:57:15 ID:??? 一方、その頃。 乱入するほど元気のある新一年生という格好の特訓対象がありながらも、今回は騒ぎ出さなかった飯地。 彼女が黙っていたのは、何も考えがあってのことではない。単純に、その場に居合わせなかっただけである。 飯地はちょうどその時、部室で菱野と話し合っていたのだった。 菱野「新しいマネージャー、ですか?」 やす子「うん。新一年生も入ってくることだし、折角だからマネージャーも補充しようと思ってね。 あ、別にあなたが力不足とかそういうわけじゃないのよ。むしろ、一人でよくこのチームを切り盛りしてると思う。 けど菱野ちゃん、最近は練習データの分析とか、新しい仕事も増えているじゃない? 下手したら手が足りなくなるかもしれないからね」 菱野「そういう理由でしたら、私に否やはありませんわ。ただ、後輩を指導できるかどうかは、少し不安ですけれど――」 やす子「ま、その辺はなるようになるわよ。 最初の一月かそこらは、指導に時間を取られて手間取るかもしれないけれど、後はぐっと楽になると思うわ」 菱野「はい。承知しました」 行儀よく頭を下げて、提案を受け入れる菱野。それを見て、飯地もニンマリと笑う。 やす子「さっすがー、菱野ちゃんは話が分かる! それじゃ、布告用のポスターは出来てるから、これを掲示板に張ってきてね」 菱野「わかりました。……って、監督? 流石にこのポスターは、ちょっと……」 受け取ったポスターを広げ、呆れた顔をする菱野。 ……マネージャー募集用ポスターの中央を飾るのは飯地の水着姿。 それも、いつぞやの合宿で披露した、際どいスリングショットを身にまとった姿だった。 ちなみに、キャッチコピーは『美女よ来たれ!』であった。
[481]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/14(金) 22:58:59 ID:90EOV6UQ 菱野「これは公序良俗に反すると言いますか、中学校で張るには躊躇われると言いますか……」 やす子「むむむ。じゃあ、去年の合宿の時に隠し撮りした、菱野ちゃんの水着姿を使用したバージョンを――」 菱野「きゃーっ!?」 飯地の広げた二枚目のポスターを、悲鳴を上げて身体ごと覆い隠す菱野。 ポスターに写っている去年の夏に菱野が着た水着は、露骨ないやらしさこそないが、中学生が着るには露出が高目な代物だった。 おそらく、飯地がアレしか用意していなかったからこそ着れたものだろう。 菱野「駄目です! とにかく水着はいけません! もういいです、ポスターは私が作りますからっ!」 やす子「えー? ケチー?」 菱野「ケチで結構ですわっ! ……もうっ。結局、私の仕事は増えるんじゃないですか……」 痛むこめかみを揉みながら、さっそくポスターの製作に掛かる菱野。 彼女が作ったポスターの効果は―― 先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。 ★やす子『美女よ来たれ!』→ !card=★ カードの絵柄で結果が変化します ダイヤ・ハート → 新マネージャー登場! カードの数字に容姿が比例します スペード・クラブ → 今年は新マネージャーは現れなかった! JOKER・ダイヤのK → 菱野「募集に応じる方がいらっしゃいませんでしたので、妹を連れて参りましたわ」 なにィ!?
[482]森崎名無しさん:2010/05/14(金) 22:59:18 ID:??? ★やす子『美女よ来たれ!』→ クラブJ =★
[483]森崎名無しさん:2010/05/14(金) 22:59:22 ID:??? ★やす子『美女よ来たれ!』→ ダイヤ7 =★
[484]森崎名無しさん:2010/05/14(金) 23:06:07 ID:??? すまん、本多。元はお前で考えてたんだけど、ドラマチック度がイマイチで…w
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0ch BBS 2007-01-24