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【早瀬内閣】キャプテンEDIT6【発足か】
[628]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/17(月) 23:07:20 ID:??? 〜部室〜 落田「菱野さん、お誕生日おめでとうございます! この愛の下僕・落田からのプレゼント、受け取って下さい!」 そう言い、どこからともなく大輪のバラの花束を差し出す落田。なんというか、ギャグ漫画のテンプレだった。 菱野「え、ええっと、その……あ、ありがとうございます?」 流石の菱野も、これには若干顔を引き攣らせる。 落田「バラの花言葉は愛……さあ、俺の愛を受け止めてーっ!!」 やす子「でもそれって黄バラでしょ? 花言葉が『薄れ行く愛』とか『嫉妬』とかいうプレゼント、ウチのシマじゃノーカンだから」 落田「なにィ!?」 瀬川「駄目だぜ、事前の下調べくらいはしておかなきゃ。それに、花束なんてかさばるもの、学校で渡すのはどうかと思うなー」 早瀬「……っていうか、部活の準備しろお前ら」 キャプテン・早瀬がジロリと目を光らせる。 大前「(やっぱり、部活の前とかの慌ただしい時間に渡すのは無しだよな)菱野さん」 菱野「あ、はい。なんでしょう?」 大前に声を掛けられて、いささかホッとしたように振り向く菱野。
[629]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/17(月) 23:08:30 ID:??? 大前「えっと、部活の後でちょっと時間を貰っていいかな? 少し話があるんだけど」 落田「なにィ!?」 早瀬(おっ!?) やす子(キター!?) 瀬川(うわっ、分かりやすいデバガメが二人も。っていうか、早瀬もなのか? こーいうのに興味無いと思ってたんだけど) 菱野「はい。分かりました(え、ええっと、これってまさか――)」 軽く胸を押さえながらも、平素の表情のまま応じる。 大前「あ、ああ。それじゃ、また後で(や、やばい、緊張してきた……練習中にドジったりしなきゃいいけど)」 落田「認めん! 俺は認めんぞーっ!」 宇津木「先輩、ちょっとうるさいですよ……ハァ、こんなチームでやっていけるのかな、俺」 雪村「大丈夫、すぐ慣れるよ! だって落田くんだしね!(ニコッ」 水守「うわっ!? 笑顔で酷いこと言ったよこの人!?」 そんな寸劇を挟みつつも、何とか約束を取りつけた大前だった。
[630]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/17(月) 23:09:30 ID:??? 〜練習の後〜 菱野「……それで、どの様なご用件でしょうか?」 部員の粗方が帰った後(結局、落田は早瀬と瀬川が二人がかりで引き摺っていった)、部室で二人っきりになる。 見知った顔とはいえ、男と二人きりというのは不安なのか、菱野は胸を押さえて居心地を悪そうにしているように見えた。 大前「うん……きょ、今日のこと、なんだけどさ――」 緊張で、声が上擦る。 菱野「きょ、今日が、どうかいたしましたか?」 大前の様子がよほどおかしかったのか、菱野が更にそわそわしだす。 大前「あ、ああ。菱野さんの誕生日だって聞いたから、それで、その……」 呂律が上手く回らない。頬が熱くなり、額に汗が浮かぶ。 第三者が今の自分を見たら、挙動不審の変質者か何かと思うかもしれない。 そう思うと、余計自分がみじめに感じられて言葉尻が怪しくなるが、菱野は辛抱強く耳を傾けてくれた。 菱野「……はい。確かに、今日は私の誕生日ですわ」 菱野がスカートの端をギュッと握った。 もしかしたら、迷惑がっているのだろうか。 大前(お、落ち着け俺。ちょっと鞄の中に入れてある箱を取り出して、『誕生日おめでとう』とでも言いながら差し出す。 やるのは、たったそれだけのことだ。な、なのに、なんでそれがこんなに難しいんだろう……? 菱野さんと二人っきりになったことも、一緒に何かしたことも、何度もあったはずなのに……) 長い沈黙が、二人の間に流れる。
[631]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/17(月) 23:10:33 ID:??? 菱野「あ、あの……大前さん? ひょっとして、何かご無理を為されているのでは――」 眉を撓めて、悲しそうに言う菱野。その顔を見て、大前の中で何かが弾けた。 大前(ば、馬鹿っ! 何やっているんだよ、俺は!? この状況で一番不安がっているのは誰だと思っているんだ。 急に呼びされて、訳も分からないまま二人っきりになっちゃった菱野さんの方だろ!? それをダラダラ用件を引き延ばして先送りにして――くそっ、とんだ大馬鹿じゃないか俺は!) 内心で自分を叱咤し、一度呼吸を整える。 大前「い、いや、無理なんかしてないよ。大丈夫」 菱野「そ、そうですか……」 ぎこちなくだが笑って見せた大前に、菱野も肩の力を抜いた。 ……それでようやく、大前も本題に入る覚悟を決めた。 大前「それでなんだけどさ、ちょっと、用意したものがあって……はい、これ」 ブリキ人形のようにガクガクとした動きで、鞄の中からプレゼントの箱を取り出し、 菱野「あ……」 大前「誕生日おめでとう、菱野さん」 何とか、その一言と共に差し出すことが出来た。 菱野「え、えと、その、ありがとうございます! わ、私なんかのためにこんなご用意をしてもらって。 ……こ、ここで開けてみてもよろしいでしょうか?」 大前「う、うん。お、俺もここで感想を聞かせてもらえると、嬉しい、かな……」
[632]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/17(月) 23:11:48 ID:??? プレゼントを渡すための緊張が解けた脱力と、プレゼントの感想を聞くという別の緊張が綯い交ぜになり、口がもごもごとしてしまう。 何とも、締まらない状態だった。 だが、菱野はそれを咎め立てすることなく、丁寧に包装を剥いて箱を空けた。 菱野「では、失礼しますわ。……あ。これはリボン、ですか?」 瀬川に紹介された店で手に入れた、サテン地のリボン。 大前「うん。ほ、ほら、菱野さんって凄く髪が長いからさ、こういうのって、いくらあっても困らないんじゃないかな、って思って」 我ながら空々しい照れ隠しだと思いながら、そんなことを口にする大前。 対して菱野は、贈られたリボンを胸の上でキュッと抱き、 菱野「……ありがとうございます! きっと、大事にいたしますわ!」 そんなことを、無邪気な笑顔で言うのであった。 大前(よ、良かった……ちゃんと、喜んでもらえたみたいだ) 安堵で腰が砕け、へなへなと脱力する。 菱野「お、大前さん? ど、どうしたんですの?」 大前「いや……ちゃんと受け取ってもらえて、ホッとしたらつい……俺、こういうことするの初めてだからさ。 この前のホワイトデーのお返しとかと違って、形に残るモノだし」 うっかりと、要らないことまで口にしてしまう。 菱野「そうですの。では、これはなおさら大事にしないといけませんわね。とても大切な、初めての贈り物なんですから」 心底、嬉しそうに笑う菱野。
[633]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/17(月) 23:12:49 ID:RiWVvtXw 大前「わ、笑わないでくれよ。何だか、凄く情けない気分になるから」 菱野「す、すいません……あの、ところで大前さん」 大前「? 何だい?」 菱野「このリボンなのですが、どのように使えばよろしいと思いますか? わ、私としては、出来うる限り大前さんのご希望に添いたく思うのですが。 今の髪形を飾るのに用いるべきでしょうか? それとも……いっそのこと、髪型を変えてしまいましょうか?」 大前「リボンの使い道か……俺が思うに――」 先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 A.今の髪形のまま、アクセサリーとして使って欲しい B.俺、実はポニーテール萌えなんだ C.学生らしく三つ編みとかどうだろう? D.大人っぽくアップにまとめることを提案する E.その他(自由選択です。菱野へのリクエストを併記してください)
[634]森崎名無しさん:2010/05/17(月) 23:14:01 ID:??? E 俺がポニーテールにしよう
[635]森崎名無しさん:2010/05/17(月) 23:14:53 ID:??? D ポニテ萌えとしては大変遺憾なことながら、 菱野さんには大人っぽさのほうがいいと思うんです…!(血涙
[636]森崎名無しさん:2010/05/17(月) 23:14:58 ID:R/DnWfx2 A
[637]森崎名無しさん:2010/05/17(月) 23:15:27 ID:0wq6irbw D
[638]森崎名無しさん:2010/05/17(月) 23:16:24 ID:HoqkmGxY D そしてアゲ忘れた・・あほすぎる、俺。
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0ch BBS 2007-01-24