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【カノーバの】キャプテン霧雨50【目覚め】
[315]森崎名無しさん:2010/05/15(土) 22:16:25 ID:??? 諏訪子のパス練習→ クラブ9
[316]森崎名無しさん:2010/05/15(土) 22:31:13 ID:??? ファンの人には悪いけど、このスレの早苗さんは好きになる理由がないなあ やることなすこと邪魔ばかりだし
[317]森崎名無しさん:2010/05/15(土) 22:35:14 ID:??? まぁ落ち着け。 過去の所業はあれだが、これからどうするかが大事と思うぜ そりゃネオ金木降臨の試合の時吐いた暴言とか、厄憑かせで散々足引っ張ったのは忘れられんが
[318]森崎名無しさん:2010/05/15(土) 22:35:52 ID:??? 刺客かぁ 正直ホームタウン〜なんて 審判の家族を人質にとっちまえば終わりだと思ってたから真剣に考えてなかったわ
[319]森崎名無しさん:2010/05/15(土) 22:46:13 ID:??? 過去の所業じゃなくて、またなにかしそうだし マイナススキル持ってるんだっけ?
[320]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/05/16(日) 00:14:31 ID:??? 何か無駄に長くなっちゃったー(・3・) >>317 暴言はともあれ、実は厄憑かせは2回しか発動してません >>318 ひっでぇwSポイントがモリモリ上がりますねw >>319 少なくとも最大の問題である方は今回のイベントで消失です
[321]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/05/16(日) 00:15:31 ID:??? 早苗の執念→ ダイヤQ 諏訪子の動き→ ハート3 >>合計15 オフェンス+1 早苗の妄執→ スペード10 諏訪子の指示→ クラブ6 >>合計16 ディフェンス+1 早苗のパス練習→ ダイヤ3 諏訪子のパス練習→ クラブ9 >>諏訪子パス値+1 >>【???】消滅イベント発生 そして始まった深夜の練習。結果から先に言えば、諏訪子は早苗の力にはなれなかった。 今までの屈辱をバネにした早苗のプレイは、鬼気迫るものがあったのだ。 守備の指示においても、早苗のドリブルやシュートを止める段になっても。 その気魄に圧倒され、何も出来ないでいた。 早苗「……ッ!!!」 諏訪子「うわぁぁっ!?」 バギィィッ!! 凄まじいドリブルに諏訪子は吹き飛ばされ、早苗は無言でボールを足で止める。 振り返った彼女の表情には、静かな怒りが刻まれていた。 早苗「……どうして。どうして、本気で来ないんですか」 諏訪子「げほっ…本気だよ……早苗が上手くなっただけ…」
[322]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/05/16(日) 00:16:31 ID:??? 正直な感想を諏訪子は述べるが、早苗の耳に既にその言葉は入らない。 俯いてブツブツと小さく何かを呟いていたかと思うと、幽鬼のようにふらりと頭を上げる。 早苗「あぁ………そうですか。ハンデがないと本気を出せないということであれば…!」 諏訪子「えっ…?」 滾る黒い心のまま、焦燥に駆られた早苗は、普段であれば絶対に取らない行動に出た。 即ち、諏訪子に向けて厄を憑かせた。 そして、間を置かずもう一度ドリブルをしようと足を動かし― ――バシィッ!! 早苗「…………ぐぅっ!?」 諏訪子「……早苗。…何なの、この力は」 早苗の頬が諏訪子の掌によって、乾いた音と共に強くはたかれていた。 いつものほややんとした諏訪子のそれとは、かけ離れた、鋭く、厳しい表情。 諏訪子「これでも、祟り神をコントロールしてた身だからね。言わなくたってわかるよ。 これが何なのかは…ね。……でも、なんでそれを早苗がこんな使い方してるの?」 早苗は答えない。いや、答えられなかった。 叩かれたことで冷えた頭が、自分の今しようとしたこと、やったことを認識し始めたのだ。
[323]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/05/16(日) 00:17:32 ID:??? 早苗「……………(私…は……)」 諏訪子「(…………正直、後悔してくれてるみたいでホッとしてる。 まだ、私のことは………大事に思ってくれてるかもって、そう…思えたから) ……聞くよ。この力は…どういう風に使ってたの。正直に答えて」 有無を言わせぬ神の威厳を持って、早苗に向けて静かに言葉を紡ぐ。 早苗は素直に、諏訪子の言葉に答える。 今の行動こそ自身のルールを逸脱した行為だと思っていたが、その他に関しては何ら思うことはなかったのだ。 早苗「私の活躍の邪魔になりそうな方々に、厄を。 とは言っても、私が使ったのは2回。最初にこの世界に出た時に、永遠亭の姫に。 2回目は……つい数日前の紅白戦にあの尼に」 諏訪子「(2回、か……多いと見るか、少ないと見るか…難しいところだけど…)」 確かに数十日の期間内で2回ならば、それは少ないと言えるが… しかし、それは起用された回数や試合に出た回数が少ないからこそのものではないか。 早苗の様子に、諏訪子はそう断じざるを得なかった。 諏訪子「……どうしてさ。強くなるために努力してるんでしょ? なのにどうしてそういう手を使うの?」 さっきの早苗の本気さ、懸命さを見ただけに、諏訪子は悲しかった。 それでも威厳も表情の厳しさも崩さない。
[324]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/05/16(日) 00:18:34 ID:??? 早苗「別に、使いたくて使っているワケではありません。 今の実力では、活躍の邪魔になるであろうから使ってるんです。 超えれば………這い上がって、連中を超えれば…使うつもりなんて、ないですよ」 実力以上に自分を見せたい。それは、別に早苗に限ったことではない。 だが、そのために他のがんばっている選手の足を引っ張るのは言語道断だ。 諏訪子は拳骨を作り、力を込めて早苗の脳天に向けて躊躇いなく振り下ろした。 ゴヅッ!! 早苗「あぐっ!」 諏訪子「……はぁーあ、呆れた。あの時の霊夢もバカだったけど、早苗も大バカだよ。 …言っておくよ。そんな真似をしなくたって、早苗は活躍できる実力がある。 むしろ、そんな気持ちで…上のヤツは無理矢理引きずり降ろすなんて気持ちでいたから… ずっとベンチやその外に押しやられてたんじゃないの?」 早苗「そ、そんなはずは……起用されない理由など、実力が足りないからに決まって…!」 諏訪子「じゃあ、何であの天狗は決勝戦まで起用されなかったのさ。 どうしてパチュリーは準決勝や決勝でベンチ入りしなかったの?」 早苗「…………………!」 諏訪子「(あの2人の場合はまた別の理由だと思うけど…)やっぱり、問題があるから…でしょ。 私は気付かなかったし、早苗も自覚してなかったかもしれないけど、そういう匂いってのがあったんだと思う。 別に仲良しチームってわけじゃないんだし、霊夢を嫌っても…まぁそれは早苗自身の問題だけどさ」
[325]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/05/16(日) 00:19:51 ID:??? 本当はどうにかなって欲しいんだけどな、と心の中だけで呟く諏訪子。 その頃には、早苗の纏っていた厄は既に消え去っていた。 そのことにホッとしつつ、諏訪子は言葉を続ける。 諏訪子「…でも、霊夢と勝負をするならそんなズルしたら絶対にダメ。 少なくとも、霊夢は自分の実力だけで戦ってる。だから、そんな手を使ってた時点で… 今までの早苗はボロ負け。不戦勝もいいとこだよ」 早苗「………なら、どうしたら勝てるって言うんですか」 諏訪子「自分の実力だけで……その力を捨てて、戦うこと。少なくとも私は、そうでなきゃ勝負にすらなってないと思うよ。 それで………本当の勝負になった時…早苗なら勝てる。私はそう思ってる」 こんな言葉で早苗は黒い力を捨ててくれるだろうか。 ………諏訪子の知る早苗なら、捨ててくれるはずだ。 だけれども…そうでないとしたら。その時は、保護者として自分がどうにかせねばなるまい。 気付いてしまった以上、見なかったことにする事はできない。 果たして早苗は、晴れやか…とは言えない半信半疑の表情ながらも…諏訪子の言葉を受け入れた。 仏の諏訪子、その寛容すぎる精神が早苗の荒くれた心を癒した瞬間であった。 早苗「…………わかりました。…諏訪子様を信じます。この力……使わないつもりですが… 封じれるのならば、封じていただけますか?」 諏訪子「………うん。ところで、霊夢はまだ嫌い?」 早苗「嫌いです。私の活躍の邪魔な連中ばかりでウザいったらないです。 ………だからこそ、今度は純粋な私の力で…叩き潰します」 諏訪子「(あー、やっぱそこはそれなんだ…)」
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0ch BBS 2007-01-24