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【敗北と】小田Jr.の野望13【再生】
[279]小田ジュニアの野望:2010/05/22(土) 22:36:02 ID:cQVqfBbQ 秋津姫「…それは我も同意見じゃ。きゃつは最悪の存在ではあるが同時に最大の守護者。神とか そういうものを超越したいわば運命という名の禍福じゃ。世界に共通する要素の概念たる我とは 根本から異なる。それゆえに我にすらどうする事も出来ん」 えりる「はい。ですのでドロッセルマイヤーさんは恐らく本当ならばあれから直接介入する事は 絶対になく、せいぜい並行世界のご主人様のサポートをこっそりするくらいだったでしょう」 小「サポート?邪魔じゃなくて?」 えりる「ここが一番誤解しないでほしいところですが、ドロッセルマイヤーさんにとって一つ一つの 世界は近すぎずとおすぎず、程よく離れている事が望ましいのです。しかし、この世界には私、えりる という存在が介入されたことにより、間違いなく遠く離れた存在になってしまっています。えりる という存在にパラレルはなく、どの世界の終末においてもえりるちゃんは存在しません。故に この世界は特異になり他の世界とは別の系統樹を作ろうとしています。そのことは世界の本を 持つ秋津姫様ならば気づいていると思います」 秋津姫「………」
[280]小田ジュニアの野望:2010/05/22(土) 22:37:49 ID:cQVqfBbQ えりる「えりるちゃんのはじめてのお仕事というのはこの世界に介入するものの取捨選択です。 しかし、人間というものに興味をもちすぎたえりるちゃんはその仕事を放棄してしまい、全ての 存在を肯定するように動き始めてしまいました。…もちろん当時のえりるちゃんは 無自覚だったのですが…」 小(…そういえば先週マリーさんがえりるがこの世界に呼んだ張本人だと言っていたし、ドラミの 存在やピー助の存在もえりる絡みだよな。…そういうことなのか?) えりる「そうしてこの世界には本来必要ないと思われる雪使い…つまり神の登場により この世界のバランスそのものが大きく崩れたのです」 小「ちょいとまて!シュガーが神?あれは単なる雪使いという種族の妖精なんじゃないのか?」 えりる「違います。シュガーちゃんは雪を司る神です。そして、その季節使いの力の一部を受け継いだ ティル様もまた神にいたる階段の一歩手前まで来ています。その証明に…春菜姫様」
[281]小田ジュニアの野望:2010/05/22(土) 22:38:50 ID:cQVqfBbQ 春菜姫「…わかったわよ。…ティル!」 ティル「はい、わかりました」 春菜姫とティルはお互いに目配せする。 そして、ジュニアの目の前で信じられない事がおこる。まるでそれはお互いとお互いの間に 何の障害もないように重なり合い…ほんの一瞬光ったかと思うと… ひゃん… 蝶春菜姫「私は雨と海の化身。天地(あまつち)のに恵みを与えるもっとも新しき神。新しき理(ことわり) とともにうまれしもの」 そこにいたのは蝶の翅を背中に携えた美しく新しい姫だった。 えりる「新しい神の存在により、世界の理そのものが崩れ、更に新しい神が生まれてしまいました。」 小「ちょいとまて、これって俺の蝶化と一緒じゃないのか?」
[282]小田ジュニアの野望:2010/05/22(土) 22:41:45 ID:cQVqfBbQ えりる「いいえ。根本からことなります。神というものは、信仰心により力を得ることはあっても 成長はしません。例外的なのは人間の概念が混じっている春菜姫さまだけですが、それでも存在 そのものは単一です。現に昔ティルさまと契約した時…まだ、本当に普通に力を与えていただけの時に は変化は衣服など概観だけでしたが、今は姿そのものが大きく変わってしまっています。」 ジュニアは思い出す。そういえば今でこそ銀髪白肌に慣れているのだが、確かにティルとの契約のときは 着物の外観がアレンジされていただけなのだ。もしシュガーと同様ならば金髪に輝いていたとしても おかしくはない。 そして実際に、目の前の超春菜姫は黄金の御髪をもち、ジュニアの蝶化は ジュニアの外見は全く変わっていないのだ。 小「……く、そういうことか…考えてみればティルは現世に現れるには力の供給、もしくは 触媒が必要だったのに、シュガーはなんの力の供給がなくとも動き回れるんだった。今まで 春菜姫と契約してたから忘れていたけど…確かに、シュガーが存在概念についての消失に ついて語った事はないんだ。」 えりる「はい。つまりドロッセルマイヤーさんが私と共にシュガーちゃんを消したのは、一つ、私が ドロッセルマイヤーさんの命令を聞かなくなった不良品だから。そしてもう一つが新しい神の 存在により世界のコトワリが崩れるのを防ぐためだったのです」
[283]小田ジュニアの野望:2010/05/22(土) 22:42:45 ID:cQVqfBbQ 小「……わかった。百歩譲ってドロッセルマイヤーは今回の虫食いには関係ない事は認める。そして ティルもシュガーも神の一歩手前の状態ということも。」 苦虫を潰したようにうめくジュニア。まさか、ドロッセルマイヤーが本当にこの世界を守護するために えりるとシュガーを消したのだと認めたくはなかったのだが… 小「だが、ドロッセルマイヤーの一件の前のシュガーとの契約では姿はそこまで変わっていなかったのは?」 えりる「それは単純に力を一方的に与え、春菜姫様はシュガー様とは異なるシュガーという眷属を つくろうし、力そのものは取り込もうとしなかったからです。」 小「…つまり、俺は本当の意味で、今までもドロッセルマイヤーの手のひらで踊ってたんだな。 ははは…馬鹿みたいだ。まさかこの世界の守護者からこの世界を守ろうとしていたなんて…」 えりる「………」 秋津姫「それは違うぞ。ドロッセルマイヤーは間違いなくこの世界に悲劇を生み出す存在だ。この世界を 守るのは運命というものではなく、その中に住む生きとし生けるものだ。お前のした事は間違いなく正しい」
[284]小田ジュニアの野望:2010/05/22(土) 22:43:51 ID:cQVqfBbQ ドラコ「ああ、私もそう思う。といってもさっきから言ってることはちんぷんかんぷんだけどな」 セリリ「ドラコ。ここはわかったふりをしておいたほうがいいですよ」 小「…ここまで出わかった事は虫食いはドロッセルマイヤーの罠ではない。シュガーという異質な存在 によりこの世界はまた新しい局面に立たされようとしている。そして虫食いは…あれ?まだ その辺の話はまだだけど…」 ジュニアは辺りを見回す。 えりる「はい。まだ時間があるので話すことは出来ます。しかし、これ以上話すと他の事を する時間がなくなりますが…どうします?」 どうしますか? A.まだ話の途中だし最後まで聞く。 B.秋津姫に手っ取り早く強くなる方法がないか聞く。 C.秋津姫の言う場所に訓練に連れて行ってもらう。 D.ドラコに基礎能力を上げてもらう。 E.セリリに魔法抵抗力を上げてもらう。 F.蝶春菜姫に力を上げる方法はないか聞く。 H.その他 先にID表示で『2』票入ったものを選択します。
[285]森崎名無しさん:2010/05/22(土) 22:46:21 ID:PlwYQ4Lo A 真実を知りたい こんなイベント的なネタバレじゃなくて、今までの伏線から住人の力でここに辿り着けば爽快だったろうな
[286]森崎名無しさん:2010/05/22(土) 23:05:29 ID:NN9Hlal+ A >>285 ぶっちゃけこれでもまだ俺は意味わからんし、難しいと思う。 とりあえずこの台詞を ドロッセルなんたら「おのれシュガー!貴様のせいで小田jrの世界は破壊されてしまった!」
[287]小田ジュニア:2010/05/22(土) 23:27:45 ID:cQVqfBbQ >>285 何度かミスリードしてますからね。もしかしたらシュガーが神さまと同じ存在だと見破る人は出てくるかも しれないな、とも思っていましたが、同時にドロッセルマイヤーの真意に気づく人は絶対にいないだろうな と思ってました。(推理力云々ではなく、中の人が徹底的に悪人として書いていたので) >>286 結構簡単ですよ。この世界は量子力学の概念により世界は収束しない重ね合わせの世界が存在する。 (中の人はこれを世界の揺らぎと表現しています。まぁそれ以前にこの大前提を書いたのは 相当前なので誰も覚えていないでしょうが…) その重ね合わせの世界からの来訪者を取捨選択する役目がえりるだったのです。で、本来は弾かれる べき存在であるシュガー(この世界でいう神と同じ存在)がえりるの職務放棄により生まれてしまう。 ドロッセルマイヤーはこの世界がこれ以上おかしな方向に行かないように、シュガーとついでに 壊れてしまったえりるを回収する。それに気づいたジュニアは秋津姫の助力と、ドロッセルマイヤーの 根負け(?)により2人を返してしまう。 で、ドロッセルマイヤーはこれ以上この世界が独立しないように今のジュニアの世界に比較的近い 世界にえりると同様の介入をしている。 という事まで判明されました。 因みにディケイドのおっさんの台詞はどこかに潜ませたかったと中の人も思っていましたw
[288]小田ジュニアの野望:2010/05/23(日) 00:49:09 ID:KP+hKsSQ A.まだ話の途中だし最後まで聞く。 小「ここまで聞いたんだ。折角だから今日聞けることは全部聞いちゃうか…」 そう思ったジュニアはえりるに続きを話すように促す。 えりる「では続けます。その前に…ご主人様はドロッセルマイヤーさんから白紙のカードを2枚 貰いましたよね?」 小「ん?あ、ああ。そういえば『なんでも願いがかなう』っていわれたな」 そういいながらバッグから2枚のカードを取り出す。 えりる「では、そのカードの正体を考えた事がありますか?」 小「???いや、いわゆるドラゴ○ボールみたいなもんだろ?」 えりる「残念ですが違います。そのカードはこことは異なる世界という本の紙片です。『虫食い』により 破り千切られたものの怨嗟によって構成されてます」
[289]小田ジュニアの野望:2010/05/23(日) 00:50:12 ID:KP+hKsSQ 小「ブォ!!そ、そんなものだったのか?」 えりる「はい。なのでそれは異なる世界の概念の一部です。白紙であるのはそこに虫食いを倒すための 情報を書いてもらうため。そのためなら世界の欠片はそれこそ全ての力を使って叶えてくれるでしょう。 しかし、虫食いというのはそういう存在を糧に成長するのも事実。もしそのカードを使用するときは 御注意ください。願いをかなえる代わりにその効果が不十分だった場合、逆に虫食いに力を与えて しまう可能性があります。」 小「そ、そうか…」 ジュニアは僅かにこのカードが恐ろしいもののように感じ、素早くバッグの奥に隠す。 えりる「では虫食いとはなんなのか?それはえりるちゃんのデータ外の何かである。という事しか わかりません。恐らくドロッセルマイヤーさんにもわかっていないでしょう。ただ力を求めすぎた 世界の主人公であるという事は間違いないと思いますが…」 小「それで、この世界を救う方法というのは?」
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0ch BBS 2007-01-24