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【敗北と】小田Jr.の野望13【再生】
[639]森崎名無しさん:2010/05/28(金) 01:19:02 ID:O1MCGdB+ F
[640]小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 02:34:32 ID:sBT0Ekbg F.そういえば職人街に行ったんだよな。グリーニのところへ。 小「さて、それじゃちょいとグリーニのところにでも行くか。そういえばお礼もしなかったしな。」 あまり深い意味はないのだが、その辺を漫然と歩くだけでは特に収穫がないと判断したジュニアは グリーニの別れ際の言葉を思い出し職人街へと足を向ける。 〜〜〜 小「…どうでもいいけど結構この世界って人間が多くないか?」 ティル「???」 小「いや、だって、魔法屋の婆さんとか宿屋のマスターとか人間だろ?」 ティル「…いえ。彼らは妖精ですよ?」 小「へ?だって、背中に羽根はえてなかったぞ?」
[641]小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 02:35:57 ID:sBT0Ekbg ティル「確かに彼らに羽根ははえていませんが彼らの祖はダーナ神族という神の末裔ですから… 羽根ははえていません。そもそも私とは根本から異なる存在です。」 小「なんだ…そうなんだ?」 ティル「はい。私はティターニア様やオベロン様の支配する『真夏の夜』の世界の住人です。昔も いいましたが妖精と一口に言ってもブラウニーのルネのようなもの、雪使いのシュガーのようなもの… といっても彼女が違う事は先日判明しましたが…他にも様々な種類がいます。広義でよければ エルフもドワーフもノームもドリアードもスピリッツも全部纏めて妖精です。」 小「へぇ…あれ?それじゃ、この世界じゃ俺のこの瞳の効果が現れない?」 ジュニアはドロッセルマイヤーから貰った異物を発見する瞳の力をかざしてみる。 小「あ、普通すぎて気づかなかったけど…ティルにも反応してない…どういうことだ?」 ティル「それはたぶんですけど能力が『異物を発見する力』だからだとおもいます。きっと 鏡で自分の姿を見れば反応しますよ?」
[642]小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 02:36:59 ID:sBT0Ekbg 小「つまりこの世界では俺の方が異物なのか…」 なんとなく疎外感にさいなまれるジュニア。しかし、それから数分間意識的に瞳の力を使い続けていると 極稀にだが確かに人間のようなものを発見し安心するのだった。 〜〜〜 そんなこんなではづきの時計で12時を過ぎた頃、ようやくグリーニのいる鍛冶屋を見つける。 小「彫金師と言ってたのにここは鍛冶屋だよな?」 ティル「弟子…という話ですから、グリーニは関係ないのでは?」 そんな会話をしながら中へと入っていくと… グリーニ「わりいな、お客さん。今日は店じ…なんだ。お前らもう来たのか?」 目をやられないように分厚いゴーグルをつけていたグリーニがジュニアを発見するとゴーグルと グローブをはずしながらカウンターの方へとやってくる。
[643]小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 02:38:22 ID:sBT0Ekbg グリーニ「おい!ラシェン!ちょいと早いが昼休みだ!ちょっと出かけてくるぜ!」 グリーニは親方の貫禄なのか、先ほどまで一緒に鉄の棒を叩いていた弟子?にそう声をかけると 返事も待たずにジュニアを連れ出し、近くの定食屋へと誘う。 グリーニ「で、なんのようだ?昼飯をタカリにきただけか?」 ドワーフ特有のその赤ら顔でエールを一気に飲み干し、彼はいい気分になっているようだ。 小「仕事中だろ?いきなりアルコールなんていいの?」 グリーニ「な〜に構わんさ。逆に少しくらい血にアルコールが入ってた方が作品に味が出るってもんだ」 小「そ、そうなのか?」 最低でもマリーさんやルネが錬金中に酒を飲んでいるところを見たことのないジュニアは 半信半疑に答える。
[644]小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 02:39:54 ID:sBT0Ekbg グリーニ「まぁな。俺は彫金師だ。今回の指導もああいう一見大雑把な中に細かい技術があることを 教え込みにきてるんだけどな」 先ほどの灼熱色に輝く鉄の棒をひたすらに叩く作業にこそその奥義があるのだと熱く語るグリーニ。 小(………) どんな話をしますか? A.マレーネ・ウォルフについて詳しく聞く。 B.星読みの塔の詳しい場所を聞く。 C.人間界に来てマリーさんの手伝いをしてもらえないかスカウトする。 D.鍛冶の奥義書みたいなものはないのか聞いてみる。 E.お金が足りないので2ユーロコインも換金する。 F.ここでの主な生活の仕方(金の稼ぎ方)を聞く。 G.鍛冶のアルバイトが出来ないか聞く。 先に1票入ったものを選択します。 ※最大3回話せます。状況により途中で打ち切られることもあります
[645]森崎名無しさん:2010/05/28(金) 02:49:25 ID:O1MCGdB+ F
[646]小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 11:20:58 ID:sBT0Ekbg F.ここでの主な生活の仕方(金の稼ぎ方)を聞く。 小「それでここでの生活なんですけど…」 ジュニアは熱心に語るグリーニの言葉を切りが良さそうなところで遮る。 グリーニ「を!?…お前帰るんじゃないのか?星見の塔へなら俺の渡した銀貨で十分到達可能 だぞ?俺はてっきり別れをいいに来たんだと…」 まるで冷水をかけられたようにどんぐりまなこをしぱたかせるひげもじゃ。 小「いやぁ。ちょっと珍しいところに来たんで買い物したら…ね…」 ぽりぽりと頭を掻いてごまかすジュニア。 グリーニ「それにしては何ももってないようだし…もしかしてボッタくられたか?なんなら口利きしても…」 小「いや、買ったのはこれなんだ…」 そういいながら体が羽根のように軽くなったウイングシューズを見せる。
[647]小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 11:23:37 ID:sBT0Ekbg グリーニ「……ああ、そりゃ結構な値段がするもんだからな。それなら仕方ないか…」 永続魔法がかかっているのものでは壊れやすいためなのか、かなり安い部類に入るものとはいえ 普通に鍛冶をしては決して作る事の出来ない魔法のアイテムである。その分値段が張るのは 当たり前でありそういう意味でのプロでもあるグリーニも納得顔である。 小「それでしばらく居続けることになるかもしれないから、ここで金を稼ぐ方法を教えてもらおうと 思ってね」 自分はサッカー選手でありこの買い物に対して大正解であったと信じるジュニアは特に悪びれる 事もなくなはす。 グリーニ「そうだなぁ…手っ取り早く金を稼ぐならギルドに入って地味に依頼をこなす事だが… ギルドに入る手付金なんて持ってるはずないし…宝飾や鍛冶ギルドなら俺からの口添えで 報酬天引き方式で入れないこともないが…鋼の精錬とか…出来るわけないか。…となると、」
[648]小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 11:25:47 ID:sBT0Ekbg 基本的に人がいいのか、どうやら困っている人を放っておくことが出来ない性格らしいグリーには う〜ん…と首を捻り… グリーニ「ま、一番いい方法は『狩り』だな。たとえば昨日の狼。あいつらを倒してその屍を ギルドに持っていけばそれなりの金になる。牙も皮も服飾ギルドではいくらあっても困る モノじゃないしな。お前さんに捌く技術があれば皮をはいで牙を抜いて肉を自分の飯にして 皮を『ニカワ』でなめして毛皮にすればギルドでももっと色をつけて買い取ってくれるだろうよ。 ま、ガキにそこまでしろとはいわん。金になるかわからんが『採取』という手もある。どこかで 薬草になる草や鬘を採取すれば魔法屋でそこそこの金で買い取ってくれるはずだ。珍しい食材 とかもたまに手に入るからそういう時は料理屋や、自分の贔屓にしている宿に渡してもいい。 宿に渡せばただで泊めてくれるかもしれないしな。あと、これはシロウトには一番難しいが 採掘…石切り作業というのもあるぞ。ここでは良質の石が取れる場所が何箇所かある。この地では 石は建物や家具の一部だからな。重いし重労働だし石切りに失敗したら目も当てられなくなるが 成功した時の報酬はかなりのものだ。なにより狩りや採取と違って命の危険が少ない。人が多いから 滅多にモンスターも現れないしな。他にも伐採とかもあるにはあるが、…あの森には厄介な 奴が居るから命が欲しけりゃ森には近づかない事だ」
[649]小田ジュニアの野望:2010/05/28(金) 11:26:48 ID:sBT0Ekbg 小「あの森の厄介なもの?」 グリーニ「ああ。基本的に向こうも不干渉を決め込んでるから、森で焚き火をしたり木を切ろうと しない限り害はないがな。どうも俺らは奴らが生理的に気に食わん」 小「へぇ…。ありがとう。つまり、狩り、採取、採掘がいいんだな?」 グリーニ「まあな。本当はもっと手っ取り早く金に困らなくなる方法もあるんだが…まだガキには早い。」 このドワーフの瞳が一瞬ティルの方を覗き込んだのは気のせいなのだろうか? グリーニ「え〜と…そういえば名前知らなかったな?お前さんたち」 小「ん?あれリャハーンから聞かなかった?俺は猛。こっちはティル。新ためてよろしく」 グリーニ「ああそうか、覚えておくよ。それはそうと…俺からも変なこと聞いていいか?そこの妖精… ほとんど成長していない中級妖精なんて珍しいんだが…なにか思うところがあるのか?」
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0ch BBS 2007-01-24