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【敗北と】小田Jr.の野望13【再生】
[76]小田ジュニアの野望:2010/05/20(木) 00:04:27 ID:VcF0icrw 小「そういえば霊魂だなんてなんだか物騒な名前なんだけど…人の魂とかそんなのじゃないよな?」 マリーが消えたことで怖くて聞けなかった質問をルネにぶつけてみるジュニア。 ルネ「ん?ああ、違うよ。世界霊魂というのは万物の力の源なの。物が物として存在するための力。 錬金術の最大の秘法、賢者の石にも必要な超レアアイテムなんだよ」 小「…そんな大変なものがなんで1000円で買えるんだ?」 ルネ「今の話よく聞いた?万物の源という事は万物は世界霊魂なのよ。つまりその辺の雑草だろうが 虫だろうが世界霊魂で出来てるのよ。ただ抽出法がとても難しいし、型を抜くのは危険だから そんじょそこらの人間に出来る芸当じゃないはずなんだけどね」 まるで自分のことのように自慢げに胸を張り話すルネ。 マリー「こら、ルネ。あんまり変な事をいわないの。世界霊魂は唯一の存在で同時に命の源のようなもの なのよ。人間が人間で、虫が虫で、命が命である所以。これがなければ小田君と塵の固まりに差はないし、 神だってこれの塊なのよ。」
[77]小田ジュニアの野望:2010/05/20(木) 00:05:29 ID:VcF0icrw 小「ぜんぜんわからん。」 マリー「そりゃそうよ。今の科学とはまったく別の可能性によって作られた理(ことわり)だもの。 錬金術をたしなむものしか理解はしにくいと思うわよ」 小「そういえば昔見たアニメにゴーストがあるかないかが人間と機械の差だって聞いたけど そういうものなのか?」 マリー「う〜ん…惜しい!この概念では僅かでも価値のあるものには全て世界霊魂で出来ているのだから 小田君の台詞から聞くにそれは『幽子』という概念よ。ま、気になったなら今度きちんと話してあげる。」 そういいながら袋を二重三重にくるんだものを渡してくれる。 小(それじゃ早速呼び出して渡そうかな?) A.春菜姫を召還する (ガッツ100消費。このガッツの消費に意味があるかどうかはこれからのイベントによります) B.何かの役立つかもしれないし、渡すのは来週以降でも別にいいかな。 先にID表示で『2』票入ったものを選択します。
[78]森崎名無しさん:2010/05/20(木) 00:06:07 ID:upJtuxfY A おいでませ〜
[79]森崎名無しさん:2010/05/20(木) 00:50:42 ID:ub46b/bE A
[80]小田ジュニアの野望:2010/05/20(木) 01:44:45 ID:VcF0icrw A.春菜姫を召還する (ガッツ100消費。このガッツの消費に意味があるかどうかはこれからのイベントによります) 小(渡すのはいつでもいいという事は今日でもいいということだよな。何かの間違いで袋が 破れたら困るし…) ジュニアはそう思いながら春菜姫を呼び出すことを決める。 小「ひとふたみよいつむななやここのたり いでませ春菜姫!」 ぽん! いつものように現れる春菜姫。 ルネ「あ、春菜姫様だ!わーい!春菜姫〜〜!!!」 物の怪の類にとっては格が上なのに能力は身近という二律背反な彼女はどういうわけか妖精の類に 好かれており、ルネは春菜姫を見たとたんカウンターを飛び越え抱きついてくる。
[81]小田ジュニアの野望:2010/05/20(木) 01:46:16 ID:VcF0icrw 春菜姫「あ〜姿が大きくなったのに、前々とかわらない態度、なんて不埒な!…なんてね。元気してた?」 ルネ「うん!マリーはいい奴だ。」 春菜姫「それはよかった。っと、それよりお父さんどうしたの?」 明らかに自分より年上の背格好をした春菜姫に顔をぐぐっと近づけられるジュニア。 普段は見慣れているとはいえ、今の春菜姫はジュニアにとっては美しいおねいさんであり、そんなに顔を 近づけられるとどうしても視線をそらさせてしまう。 春菜姫「???へんなお父さん」 小「そ、それよりもだ。…ほら、前ここに来たとき、これ貰って喜んでいただろ。今回は身銭きって 買ったんだから少しぐらい感謝しろよ」 そんな子供の悪態をつきながら先ほどマルローネから貰った世界霊魂を渡すジュニア。そして それをにやにやとカウンター越しに見つめるマリーと、春菜姫の足元で何事かと見上げるブラウニー。
[82]小田ジュニアの野望:2010/05/20(木) 01:47:54 ID:VcF0icrw 春菜姫「………わぁ!!!いいの!?こんなに貴重なもの!!!」 ジュニアが差し出したものがなんなのかに気づいた春菜姫は、その名の通り春の菜の花のようにまぶしく 微笑む。普段の姿がまるで雪女のようだと評するほど冷たく白い彼女なだけに、この変化にジュニアは 心臓の動悸を抑えるのに必至になってしまう。 小(…俺は何を考えているんだ?いくらありえない美しさだといっても相手は神さま…というより 娘だぞ。落ち着け!俺!!) 一応この一年間父親として過ごしてきたのだ。姿が大きくなったから感情が変わりましただなんて まるで、姿形で人を評しているようでフェミニストである彼はそれを認めるわけにはいかない。 春菜姫「それじゃ、さっそく取り込んでもいい?お父さん?」 まるで借りてきた猫のように甘えた声でジュニアの脳髄をしびれさせる春菜姫。 小「も、もちろんだ。その為によんだんだし、さっさと吸収しないと逃げちゃうかも知らないぞ?」 ジュニアは出来るだけ平静にそう答える。
[83]小田ジュニアの野望:2010/05/20(木) 01:48:56 ID:VcF0icrw 春菜姫「わかった。それじゃさっそく…」 ぱさり… 厳重に封をされた…よく見ると何かの印らしきものが刻まれており、物質的にではなく霊的にも 封印されていたのかもしれないその見えざる物質を取り出す春菜姫。 そしてその物質に白魚のような指先を絡めると んちゅ… ジュニアの異界のものを見極める特殊能力ですらなにも見ることが出来ない何かをまるで水飴を 嘗めるかのように口元に運ぶ春菜姫。紅を差しているわけでもなきのに真紅に輝く唇と、真白なる 指先が重なる様は、どことなく見てはいけないものを見ているようでジュニアはなんだか罪悪感に さいなまれる。 春菜姫「………」 まるで何かの味がするのを確かめるように口元の指先を離す事無く目を瞑り集中する。
[84]小田ジュニアの野望:2010/05/20(木) 01:49:58 ID:VcF0icrw ルネ「ねぇ。おいしいの?」 世界霊魂という純粋な力の固まりそのものを吸収することが出来ない下位の存在であるルネはどことなく うらやましそうに、大きくなった春菜姫の腰帯をクイクイっと引っ張る。 春菜姫「うん。おいしい…おとうさんの味がする」 力の吸収が終わったのか春菜姫は先ほどより更に大人っぽくなり優しくルネのふわふわな髪をなでてやる。 ルネ「????」 春菜姫「うん。おいしい…」 その愉悦の残り香を楽しむように夢心地に語る春菜姫。 小「……で、その神さまレベルは上がったのか?」 こういうときはもう少し気の聞いた言葉を紡ぎたいジュニアだったが、残念ながらそこまでの人生経験は なく、とりあえずもっとも妥当だと思われる言葉で確認する。
[85]小田ジュニアの野望:2010/05/20(木) 01:50:59 ID:VcF0icrw 春菜姫「…ごめんなさい。今回はレベルが上がるほどの経験を得られなかったわ。この前の世界霊魂で 一度あがって、それからまたすぐにレベルが上がっちゃったから余剰経験が0の状態だったからね。 でも、今回のこれで半分近くの経験は溜まったから次のレベルになるのも時間の問題だと思う。」 性格もより大人らしくなったのか、以前の直情的な性格は身を潜め、どことなく柔和な優しい… そしてどこか余所余所しい、いや神々しい表情になる。 小「そうか。」 ジュニアは春菜姫がどこか遠くに行きそうな予感…否、そういう不吉な予感を吹き飛ばすように かぶりをふりながら短くぶっきらぼうに返答する。 春菜姫「でも嬉しかった。ちゃんと私のこと考えてくれてたんだね」 自分より小さくなってしまった父を両手で抱擁する娘。肌は冷たく、着物で春菜姫の感覚も よくわからなかったのだが、その柔らかさ、優しさは着物ごしでも伝わってき、ジュニアは おもわず… 小「!当たり前だ。それより、年頃の若い娘が簡単に抱きつくな。勘違いするだろ!」 と天邪鬼な行動ですっかり美しくなった春菜姫を引き剥がすのだった。 ぴこーん! 春菜姫の神さま経験がぐぐぐっとあがりました! 春菜姫の友好値が+1されました。 現在13 この平日ターンは春菜姫もついてきます。
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0ch BBS 2007-01-24