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【敗北と】小田Jr.の野望13【再生】
[920]森崎名無しさん:2010/05/31(月) 17:33:44 ID:??? A
[921]小田ジュニアの野望:2010/05/31(月) 17:48:38 ID:VNwcR2UU A.明日も探しに行くだろうしキープ! 小「これもキープしとくか…」 ティル「はい。コクの実は硬い殻に囲まれており基本的に賞味期限はないのでそれもよろしいかと おもいます」 ぴこーん! コクの実を2個手に入れました。 〜〜〜 小「やっとで最後のものだな。」 ティル「はい。フェンリルが仕留めた野うさぎですね。」 小「…うさぎさんには悪いけど、俺達が生きていくためだ。許せ」 ティル「私たちに捌き系のスキルがはないので肉と皮にわけることは出来ません。なので売価が 少し落ちてしまいますね」
[922]小田ジュニアの野望:2010/05/31(月) 17:49:40 ID:VNwcR2UU 小「えりるがいたら余裕で捌くんだろうけど」 ティル「えりる様は家事万能ですからね」 どうしますか? A.売る!(銅貨6枚) B.宿屋にお土産! C.その他 先に1票入ったものを選択します。
[923]森崎名無しさん:2010/05/31(月) 17:50:14 ID:??? B
[924]小田ジュニアの野望:2010/05/31(月) 19:04:06 ID:VNwcR2UU B.宿屋にお土産! 小「よし!それじゃ今夜はこれをお土産にもっていこう!」 アラウネの欠片と蟻殻を売りに行き、その帰りどうするべきか悩んでいたジュニアは結局そう結論づける。 ティル「普段より2時間短い探索で、全て売れば銀貨4枚以上の大黒字でしたね。結果的には 銀貨1枚ですが」 小「その分いろいろ手に入ったし、悪くない成果だな。」 〜〜〜 小「マスター!今日もお土産です!」 ジュニア達は他の冒険者よりも帰ってくるのが早い。それはこの街での通行書を持っていないこと、 更に逢魔時を過ぎた時刻からこの街は闇に支配され、とても小学生とまだどう見ても未成年でしか ない美少女が歩くには危険すぎるゆえであり、今日も、完全に太陽が沈みきる前には宿に戻っている。 …とはいっても既に一階の酒場は盛り上がっており、一体いつ働きに行っているんだと疑問に 思うことも多いのだが…
[925]小田ジュニアの野望:2010/05/31(月) 19:05:50 ID:VNwcR2UU マスター「子供がそんなに気を使わなくてもいいんだが…ありがとう」 そうは言いながらもやはり嬉しそうな品の良いマスター。 小「という事で今日はこんなものをもって着ました。」 流石にカウンターに乗せるのが気が引けたジュニアは、カウンター隣の厨房の近くで獲物を見せる。 マスター「へぇ。野うさぎ…しかもほぼ無傷で仕留めて…やるね。」 そういいながらうさぎを受け取るマスター。しかし、その重量に僅かに違和感を感じたのか、首元を まさぐる。 マスター「う〜ん惜しい。これはまだ血抜きをしてないね。…リズ!おいで」 ほんの僅か顔に陰りを持たせたマスターは厨房で晩御飯に精魂使っている少女?を呼び出す。 リズ「はいはい〜ただいま〜」 そういいながら体につけられた真っ白いエプロンで濡れた掌を乾かしながらやってくる。
[926]小田ジュニアの野望:2010/05/31(月) 19:07:14 ID:VNwcR2UU マスター「タケシに血抜きの方法教えてあげてくれないか?」 そういいながら野うさぎを見せるマスター。 リズ「わ〜これは凄いですねぇ!血抜きしてないなら今日はうさぎの血のワインシチューに しちゃいましょう!」 小「血抜き…って、動物でも必要なのか…」 マスター「まあ、大抵の冒険者が始めに痛い目にあうところだよ。ある意味運が良かったとおもうよ」 最後の詰めが甘かったジュニアを慰めるように話しかける。 リズ「それではまずたらいをもって裏庭にいきましょうか?」 そういいながらジュニアを勝手口から連れ出すリズ。背の丈はジュニアと変わらないのに、なんとなく 心強く感じるのは料理に関する絶対の自信なのだろうか? 〜〜〜
[927]小田ジュニアの野望:2010/05/31(月) 19:08:20 ID:VNwcR2UU リズ「うさぎさんの血抜きは簡単ですよ。これはうまく仕留めたみたいなんで内出血とかありませんし、 ヒョイ!」 そういいながら足を持って逆さづりにされたうさぎに、目にも見えないスピードで手にしたナイフを疾らせる! シュパーン!! まるでなんの抵抗もなかったかのようにうさぎの首筋からだらだらと流れてくる変色しきった赤黒い血。 ホロケウが窒息させて殺したため、チアノーゼを起こして死んでいったのだろう。 リズ「……う〜ん。少し筋肉が硬直してるので流れが悪いですね。本当ならもっと豪快に流れ出すのですが」 手馴れたものなのか、桶に流れ落ちる血の量に満足せずにもう一ヶ所足の付け根に傷をつける。 小(え、えぐい…) それでもこれからの冒険には必須であろう事を知っているジュニアは目をそらせる事が出来ない。
[928]小田ジュニアの野望:2010/05/31(月) 19:09:23 ID:VNwcR2UU リズ「……うん。これくらいでしょうか。後は本格的に捌いていきますが… 最初はちょっと、きついですよ。見ます?…私、最初自分で捌いた時涙で前が見れない状態でした」 今でこそなんともないゆえの言葉なのだろう。 小「…いや、遠慮しとく。見たらしばらく肉が食えなくなりそうだし…」 リズ「そうですね。でも、次のお土産は血抜きしておけばもっと喜ばれますよ。肉に血の味が残らないので 煮込み以外の料理にも使いやすくなりますし」 小「へぇ…そういう意味ではためになるな」 リズ「はい。因みにこのうさぎさんはもう少し寝かせて料理するので、数日後のお料理を楽しみに していてくださいね?」 にっこり微笑むリズだったが、片手には逆さ吊りの野うさぎ。チャーミングではあったがそれが逆に どうにも恐ろしいものだった。
[929]小田ジュニアの野望:2010/05/31(月) 19:10:23 ID:VNwcR2UU 小「…わかった。あ、そうだ。そういえば使わないくず肉とか廃肉ってない?良かったら明日の 弁当と一緒に分けて欲しいんだけど?」 リズ「いいですよ。その方にはうさぎ肉ありがとうございましたといっておいてくださいね?」 恐らく首筋の牙の後を見たのだろう。何も言わずとも承知していたリズは聞き返す事無く 二つ返事で了解してくれるのだった。 〜〜〜 マスター「タケシ。血抜きの方法教えてもらったか?」 小「ま、まぁ。それにしても…結構きついものですね」 マスター「ははは、みんなは最初そこから出発するのさ。最初にモンスターを倒した時、最初に ヒューマノイドタイプを倒した時、そして最初に人間を殺した時…葛藤はそれぞれだけど 平気でいる人間なんてそうはいない。タケシもそうだろう?」 小「おれはまだ、あんまりそういう経験はないので…」
[930]小田ジュニアの野望:2010/05/31(月) 19:11:39 ID:VNwcR2UU ジュニアが始め殺したものはなんだっただろうか。はじめの冒険で倒したスライムやぷにぷに? いや、あれはそもそも生きているという事がどういうことかよくわからない状態での戦闘だ。 それ以降もこうもりや野犬などと戦っているが、それらの命まで奪った記憶はない。 となると自らの意思で倒したのはマンイーターか今回の蟻ということになるが…両方とも いまいち生きているものの魂を滅したという感覚はない。あの時ホロケウを殺していれば 今のマスターの言葉の意味がわかったのだろうか? 〜〜〜〜 小「それでマスター。この辺に魔法の靴を直してもらえるところありませんか?」 マスター「ん?魔法の靴かい?それなら…」 さらさらと羽ペンを走らせるマスター。どうやら簡単な地図を書いているようだ。 マスター「はい。今日のうさぎのお礼だ。ここに行けば大抵のものは修理してもらえる。」 それに書かれていたのは魔法ギルド、鍛冶ギルド、服飾ギルドの3箇所だった。
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0ch BBS 2007-01-24